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カウントダウンと祈りの矢
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「くっくっくっ……」
「シャンイレールッ、今度はなにを」
「邪恐竜……知っているか」
「邪恐竜って、やめてよっ!」
「ゲホッ……邪恐竜ってネモネアの言っていたやつか」
「いま5つの国に魔界へ繋がる穴を用意した。ただその穴に待ち構えているのは……邪恐竜、そして邪恐獣だ」
邪恐獣、邪恐竜と並ぶ皮や肉を失った代わりに殺す食べるといった言葉しか頭に残さなかった邪悪で呪われた化け物。
「あと10分で……5つの国に邪恐竜と邪恐獣が町の者共を一人残らず貪るだろう」
「あっ……あっ……」
これまで助けてくれた旅をして出会った皆が邪恐竜達の餌になってしまう。頭の中は食い千切られる人々のイメージで埋め尽くされていく。
「うおぉっ……ぐあっ!」
「動くな人間、じっとしていろ、くっくっくっ」
「うぐっ」
「貴様もだ、そこで待っているがいい」
上空から再び魔法の鞭であたいとモントの首を絞める。エメールもデニルエールに妨げられて、このままじゃ、まずい。
「ネモネアと、その仲間が……あたしはどうすればいいの……」
悩むクレマだった。
邪恐竜開放まであと9……。
――ラングネスには大きな女神の石像がある。その石像に、はしごで弓を構える女神の左手に向かっていたシスター・ヴィゴーレ。
その石像を囲むように円陣を組むシスターたちは皆なにかを唱え始めて、シスター・ヴィゴーレが女神の右手に立つ。
「……女神フラデーア様、この世界ツオーゴとそこに住む全ての人々を救うため、私たちシスターは『聖書 禁の章』を解除するため十字架のペンダントを、外しますっ」
それはシスターたちにとってけっして封印を解除し唱えてはならない魔法。しかしそのルールは、人の心に住む悪の心で使うのを禁止するためであり、この力は世界の危機に解除するのを許されるルール。
だけど今だかつて、それを実行したシスターはいなかった……。
「どうかこのツオーゴに、希望を……」
「――なんだ」
崩壊したシスター・カルタ教会近くで魔王シャンイレールと戦かうあたいたちも、北の方から遠くでも見える白い光はラングネスの城下町を包むほど大きな光。
「あの、光……うくっ、ラングネス?」
首を絞めるてもあたいには感じる。あれは邪悪を許さない聖なる光だと。
「あれはまさか……しかし誰が……」
「知ってるようですね、デルニエール」
「……あれはラングネスのシスター共の唯一の女神の魔法……だがその封印を解除しようと決断した奴がいたというのか」
シスター・ファスに化けていたデルニエールはその全てを知ってるようだけど、いったい誰が。
「この感じ……ヴィゴーレ、なの?」
光はさらに強さを増した……。
「感じる、感じるわ。大きなみんなの想いと祈り……そしてもう1つ……この南側に大きな闇の力……そこに、ネ、ネモネアッ!」
あたいが感じるように、ヴィゴーレもこのとき感じた。
「……ネモネア、いま悪魔と戦ってるのはあなたなのね……愛する人はどうしたのよ、勇者みたいなことしちゃって……本当に純情なんだから」
光の柱に包まれたラングネスで弓を引く構えをするヴィゴーレは、
「いま助けるわ……受けてみなさいっ、あたしたちラングネスのシスターズと皆の、祈りの一矢っ、
ドゥマ・エスポワァァァールッ!」
閃光の矢を放った……邪恐竜解放まで8分。
――巨大な閃光の矢は海が飛沫をするほどの速さで鳥も避ける隙もなく命中するも邪念のないものはダメージを受けない。魔物や魔獣は別で近づくと一撃で塵となる。
「な、何あれっ!」
「ほう、あれがドゥマ・エスポワールか……」
「シャンイレール様に目掛けているのか」
「デルニエールッ……なにっ?」
光に目を向けた隙を突こうとしたエメールだったが、止めた。
「ぐあっ、シャン……イレール、様っ!」
「シャンイレールさまが……うそ……」
仲間であるはずのデルニエールの首を魔法の鞭で締めて自分のもとに引き寄せたシャンイレール。クレマは驚きのあまり両手で口をふさぐ。
「奴は……まさかっ!」
モントが感づいた時、巨大な閃光はシャンイレールに命中した。
強烈な閃光は魔王をのみこんで通り過ぎたけど、煙が薄くなるとすぐシャンイレールの足が見えて、奴はやっぱり生きていた。けど、
「かっ……かっ……シャ……レール……さ、ま」
モント、エメール、そしてクレマは絶句していた。シャンイレールは左手で掴まえたデルニエールにドゥマ・エスポワールの盾にしてその全てを受けさせたんだ。
「シャンイレール、デルニエールはあなたが信頼した部下ではなかったのですか」
「ああ、信頼した部下だが何がおかしい。むしろ私の盾になれたのだ光栄だろ」
情一つないのか、身代わりにしたデルニエールを迷いなく投げ捨てた。さらにシャンイレールは魔法で焼き尽くす。
「ハッハッハッ、さらに私の魔法をくわえてやろうではないか、ハッハッハッ」
「最低な奴だ、あたしはこんなムカついた気持ちは初めてだよ」
「では次は、いま私を侮辱した人間の女か……下級魔族が、いない……」
モントとエメールはニヤリとする。そう、あたいはドゥマ・エスポワールをシャンイレールが受けている隙に教会の崖下に向かっていたんだ。
「アヴエロ頼むっ、竜魔法ッ!」
……邪恐竜解放まであと、7。
「シャンイレールッ、今度はなにを」
「邪恐竜……知っているか」
「邪恐竜って、やめてよっ!」
「ゲホッ……邪恐竜ってネモネアの言っていたやつか」
「いま5つの国に魔界へ繋がる穴を用意した。ただその穴に待ち構えているのは……邪恐竜、そして邪恐獣だ」
邪恐獣、邪恐竜と並ぶ皮や肉を失った代わりに殺す食べるといった言葉しか頭に残さなかった邪悪で呪われた化け物。
「あと10分で……5つの国に邪恐竜と邪恐獣が町の者共を一人残らず貪るだろう」
「あっ……あっ……」
これまで助けてくれた旅をして出会った皆が邪恐竜達の餌になってしまう。頭の中は食い千切られる人々のイメージで埋め尽くされていく。
「うおぉっ……ぐあっ!」
「動くな人間、じっとしていろ、くっくっくっ」
「うぐっ」
「貴様もだ、そこで待っているがいい」
上空から再び魔法の鞭であたいとモントの首を絞める。エメールもデニルエールに妨げられて、このままじゃ、まずい。
「ネモネアと、その仲間が……あたしはどうすればいいの……」
悩むクレマだった。
邪恐竜開放まであと9……。
――ラングネスには大きな女神の石像がある。その石像に、はしごで弓を構える女神の左手に向かっていたシスター・ヴィゴーレ。
その石像を囲むように円陣を組むシスターたちは皆なにかを唱え始めて、シスター・ヴィゴーレが女神の右手に立つ。
「……女神フラデーア様、この世界ツオーゴとそこに住む全ての人々を救うため、私たちシスターは『聖書 禁の章』を解除するため十字架のペンダントを、外しますっ」
それはシスターたちにとってけっして封印を解除し唱えてはならない魔法。しかしそのルールは、人の心に住む悪の心で使うのを禁止するためであり、この力は世界の危機に解除するのを許されるルール。
だけど今だかつて、それを実行したシスターはいなかった……。
「どうかこのツオーゴに、希望を……」
「――なんだ」
崩壊したシスター・カルタ教会近くで魔王シャンイレールと戦かうあたいたちも、北の方から遠くでも見える白い光はラングネスの城下町を包むほど大きな光。
「あの、光……うくっ、ラングネス?」
首を絞めるてもあたいには感じる。あれは邪悪を許さない聖なる光だと。
「あれはまさか……しかし誰が……」
「知ってるようですね、デルニエール」
「……あれはラングネスのシスター共の唯一の女神の魔法……だがその封印を解除しようと決断した奴がいたというのか」
シスター・ファスに化けていたデルニエールはその全てを知ってるようだけど、いったい誰が。
「この感じ……ヴィゴーレ、なの?」
光はさらに強さを増した……。
「感じる、感じるわ。大きなみんなの想いと祈り……そしてもう1つ……この南側に大きな闇の力……そこに、ネ、ネモネアッ!」
あたいが感じるように、ヴィゴーレもこのとき感じた。
「……ネモネア、いま悪魔と戦ってるのはあなたなのね……愛する人はどうしたのよ、勇者みたいなことしちゃって……本当に純情なんだから」
光の柱に包まれたラングネスで弓を引く構えをするヴィゴーレは、
「いま助けるわ……受けてみなさいっ、あたしたちラングネスのシスターズと皆の、祈りの一矢っ、
ドゥマ・エスポワァァァールッ!」
閃光の矢を放った……邪恐竜解放まで8分。
――巨大な閃光の矢は海が飛沫をするほどの速さで鳥も避ける隙もなく命中するも邪念のないものはダメージを受けない。魔物や魔獣は別で近づくと一撃で塵となる。
「な、何あれっ!」
「ほう、あれがドゥマ・エスポワールか……」
「シャンイレール様に目掛けているのか」
「デルニエールッ……なにっ?」
光に目を向けた隙を突こうとしたエメールだったが、止めた。
「ぐあっ、シャン……イレール、様っ!」
「シャンイレールさまが……うそ……」
仲間であるはずのデルニエールの首を魔法の鞭で締めて自分のもとに引き寄せたシャンイレール。クレマは驚きのあまり両手で口をふさぐ。
「奴は……まさかっ!」
モントが感づいた時、巨大な閃光はシャンイレールに命中した。
強烈な閃光は魔王をのみこんで通り過ぎたけど、煙が薄くなるとすぐシャンイレールの足が見えて、奴はやっぱり生きていた。けど、
「かっ……かっ……シャ……レール……さ、ま」
モント、エメール、そしてクレマは絶句していた。シャンイレールは左手で掴まえたデルニエールにドゥマ・エスポワールの盾にしてその全てを受けさせたんだ。
「シャンイレール、デルニエールはあなたが信頼した部下ではなかったのですか」
「ああ、信頼した部下だが何がおかしい。むしろ私の盾になれたのだ光栄だろ」
情一つないのか、身代わりにしたデルニエールを迷いなく投げ捨てた。さらにシャンイレールは魔法で焼き尽くす。
「ハッハッハッ、さらに私の魔法をくわえてやろうではないか、ハッハッハッ」
「最低な奴だ、あたしはこんなムカついた気持ちは初めてだよ」
「では次は、いま私を侮辱した人間の女か……下級魔族が、いない……」
モントとエメールはニヤリとする。そう、あたいはドゥマ・エスポワールをシャンイレールが受けている隙に教会の崖下に向かっていたんだ。
「アヴエロ頼むっ、竜魔法ッ!」
……邪恐竜解放まであと、7。
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