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そろそろ *妄想
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▶︎サシャ目線
サシャとしてはこのくらいが可愛いかな、と思うのだが、さっきまでが酷かったから、確かに少し物足りない。
でも、これを売るとしたら、もうすこし種類をたくさん用意しないといけない。
軽めと重め。とりあえず、不敬を覚悟でやるのだから、悔いのないようにしよう。
でもデヴィンは、軽めを考えるのが、苦手なのかもしれないわ。だから、こちらも考えて、彼の負担を減らせばいいのよね。
うーん、こういうのはどうかしら。
*
アルノルトは、王太子だから、いつも忙しく、最近は睡眠もあまり取れていない。ノアは、それがすごく心配だった。
倒れてしまったらどうしよう。
ふと、安眠に効果のあるハーブティーがあることを知り、取り寄せる。
2人で、お茶を飲むときに勧めたら、すぐに寝息をたてはじめた。体を少し動かして、自分の膝に頭をおく。目が覚めるまで、子守唄を歌う。
時間はそんなに経っていなかったが、すっきりしたようで、目覚めたアルノルトに深くキスをされる。
*
はぁ、私の妄想ではこれぐらいで、恥ずかしいわ。私もまだまだね。
この話をデヴィンにすると、
「いいわね。こういう舞台裏みたいなの。よくわかるわ。
この日はよく寝たから、一晩中、ノア様を鳴かせるってことでしょ!」
と、満面の笑みで言われた。
いや、そう言う風にとるのね。
この話は、キス以外は体験を基にしてるから汚して欲しくなかったのだけど、仕方ないわね。
一晩中って何するのかしら。
ノアは泣くではなくて、鳴く、なのね。
あっ、でもアルノルト様は絶倫設定だったわね。
さすがに、各方面から怒られる気がするわ。見せる人を厳選しなくちゃ。
「ところで、第一王子と第三王子は、接点あるのかしら?」
「ごめんなさい、わからないの。ノアを通じてしか知らないから。」
「そうよね。あ、ノア様を取り合うとかどうかしら?可愛らしくない?実際にありそうよね?」
いや、実際にはないでしょう。
「また激しいの想像してるでしょ?」
「もちろんよ!」
はぁ、私も軽めを考えなきゃ。
サシャとしてはこのくらいが可愛いかな、と思うのだが、さっきまでが酷かったから、確かに少し物足りない。
でも、これを売るとしたら、もうすこし種類をたくさん用意しないといけない。
軽めと重め。とりあえず、不敬を覚悟でやるのだから、悔いのないようにしよう。
でもデヴィンは、軽めを考えるのが、苦手なのかもしれないわ。だから、こちらも考えて、彼の負担を減らせばいいのよね。
うーん、こういうのはどうかしら。
*
アルノルトは、王太子だから、いつも忙しく、最近は睡眠もあまり取れていない。ノアは、それがすごく心配だった。
倒れてしまったらどうしよう。
ふと、安眠に効果のあるハーブティーがあることを知り、取り寄せる。
2人で、お茶を飲むときに勧めたら、すぐに寝息をたてはじめた。体を少し動かして、自分の膝に頭をおく。目が覚めるまで、子守唄を歌う。
時間はそんなに経っていなかったが、すっきりしたようで、目覚めたアルノルトに深くキスをされる。
*
はぁ、私の妄想ではこれぐらいで、恥ずかしいわ。私もまだまだね。
この話をデヴィンにすると、
「いいわね。こういう舞台裏みたいなの。よくわかるわ。
この日はよく寝たから、一晩中、ノア様を鳴かせるってことでしょ!」
と、満面の笑みで言われた。
いや、そう言う風にとるのね。
この話は、キス以外は体験を基にしてるから汚して欲しくなかったのだけど、仕方ないわね。
一晩中って何するのかしら。
ノアは泣くではなくて、鳴く、なのね。
あっ、でもアルノルト様は絶倫設定だったわね。
さすがに、各方面から怒られる気がするわ。見せる人を厳選しなくちゃ。
「ところで、第一王子と第三王子は、接点あるのかしら?」
「ごめんなさい、わからないの。ノアを通じてしか知らないから。」
「そうよね。あ、ノア様を取り合うとかどうかしら?可愛らしくない?実際にありそうよね?」
いや、実際にはないでしょう。
「また激しいの想像してるでしょ?」
「もちろんよ!」
はぁ、私も軽めを考えなきゃ。
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