26 / 38
好きな人(光)
しおりを挟む
好きな人に愛されるって凄く特別なことだ。好きな人ではない人に襲われることが多かったから全ての好意から逃げていたけれど、今は隼人さんからの好意を受け取れている事実にひたすら幸せを感じる。愛されてるっていいな。
恋は思い込みだ、とどっかで聞いたことがあって、思い込みを正してしまえば、恋はおわってしまうのか、とショックを受けたのだが、これがただの思い込みであってほしくない。
隼人さんとどうにかなりたい、と思ったときに、男なら隼人さんを抱きたいと思うかと思ったんだけど。僕が思ったのは、抱きたいではなくて、求められたい、だった。あと普通に僕に対して勃ってくれたのが、嬉しくて、泣きそうだった。僕はそれだけで、隼人さんが欲しくて欲しくてたまらなくなって、襲ってしまった。
隼人さんも、上手く逃げるのが下手だから、すぐ僕に捕まってしまう。若干わざとなんじゃないかと思っている。逃げ方が小学生みたいなの。隠れてるつもりだけど、あんなに大きな体なんだから、隠れないでしょう。
僕は隼人さんにいかされながら、ムードも何もないけどたくさん話してしまう。どうにかこっちを見てほしくて、ねだってしまう。喘ぐばかりじゃなくて、隼人さんの名前を呼んで、好きってたくさん言って話してる。今考えるとうるさいな。話しすぎて嫌がられていたら嫌だな。
隼人さんは反対に、必死って感じだ。いつも汗をたくさんかいて、熱っぽい目で僕を見て、優しいキス をしてくれて、光って名前を呼んでくれる。僕がずっとキスをねだるから、いつでもキスが長い。
隼人さんに少し触れられたぐらいで、すぐに発情したみたいになるのをどうにかしたい。どうしてこんなふうに、我慢が効かない体になってしまったのか。
もうずっと繋がっていたい、と思うと、また腰がやられるまでしてしまうからダメだ。あんまり休んでばかりはいられない。最近、隼人さんもちゃんと授業に出てるみたい。サボってばかりだと、留年してしまうと焦っている。留年したらしたでいつも一緒に居られるならそれでも良い気はするけど、それは嫌みたいだ。
隼人さんはサボらなければ、実は頭が良い。大学に行く気はないらしい。料亭で働くのが夢らしい。板前になりたいって言ってた。段々、卒業して離れてしまうみたいで寂しい。
でも、その将来に僕がいそうな感じで話をしてくれるから、純粋に嬉しい。ちゃんと考えてくれるのが、嬉しい。
たとえこの関係が、隼人さんの一時の気の迷いでも思い込みでも、僕は恨まないよ。寂しくて死にたくはなるかもしれないけど、恨まない。約束するよ。
恋は思い込みだ、とどっかで聞いたことがあって、思い込みを正してしまえば、恋はおわってしまうのか、とショックを受けたのだが、これがただの思い込みであってほしくない。
隼人さんとどうにかなりたい、と思ったときに、男なら隼人さんを抱きたいと思うかと思ったんだけど。僕が思ったのは、抱きたいではなくて、求められたい、だった。あと普通に僕に対して勃ってくれたのが、嬉しくて、泣きそうだった。僕はそれだけで、隼人さんが欲しくて欲しくてたまらなくなって、襲ってしまった。
隼人さんも、上手く逃げるのが下手だから、すぐ僕に捕まってしまう。若干わざとなんじゃないかと思っている。逃げ方が小学生みたいなの。隠れてるつもりだけど、あんなに大きな体なんだから、隠れないでしょう。
僕は隼人さんにいかされながら、ムードも何もないけどたくさん話してしまう。どうにかこっちを見てほしくて、ねだってしまう。喘ぐばかりじゃなくて、隼人さんの名前を呼んで、好きってたくさん言って話してる。今考えるとうるさいな。話しすぎて嫌がられていたら嫌だな。
隼人さんは反対に、必死って感じだ。いつも汗をたくさんかいて、熱っぽい目で僕を見て、優しいキス をしてくれて、光って名前を呼んでくれる。僕がずっとキスをねだるから、いつでもキスが長い。
隼人さんに少し触れられたぐらいで、すぐに発情したみたいになるのをどうにかしたい。どうしてこんなふうに、我慢が効かない体になってしまったのか。
もうずっと繋がっていたい、と思うと、また腰がやられるまでしてしまうからダメだ。あんまり休んでばかりはいられない。最近、隼人さんもちゃんと授業に出てるみたい。サボってばかりだと、留年してしまうと焦っている。留年したらしたでいつも一緒に居られるならそれでも良い気はするけど、それは嫌みたいだ。
隼人さんはサボらなければ、実は頭が良い。大学に行く気はないらしい。料亭で働くのが夢らしい。板前になりたいって言ってた。段々、卒業して離れてしまうみたいで寂しい。
でも、その将来に僕がいそうな感じで話をしてくれるから、純粋に嬉しい。ちゃんと考えてくれるのが、嬉しい。
たとえこの関係が、隼人さんの一時の気の迷いでも思い込みでも、僕は恨まないよ。寂しくて死にたくはなるかもしれないけど、恨まない。約束するよ。
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


変態高校生♂〜俺、親友やめます!〜
ゆきみまんじゅう
BL
学校中の男子たちから、俺、狙われちゃいます!?
※この小説は『変態村♂〜俺、やられます!〜』の続編です。
いろいろあって、何とか村から脱出できた翔馬。
しかしまだ問題が残っていた。
その問題を解決しようとした結果、学校中の男子たちに身体を狙われてしまう事に。
果たして翔馬は、無事、平穏を取り戻せるのか?
また、恋の行方は如何に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる