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【外伝】
ライガーと麗しの剣士 6
しおりを挟む「元の世界に戻れる」
その事実が分かった時、シンは不思議と喜びを感じなかった……
――二十代の頃に戻るなら、あの男とまた出逢うのか……
シンを裏切った恋人とは五年のつき合いだった。
五年もの間、恋人がどんな気持ちで傍らにいたのかは知る由もないが、出逢いからやり直すのだとしたら、さぞ相手の態度が白々しく感じられることだろう……
シンは酷い目にあったと思うだけで、恨んではいなかった。騙されたのは自分が未熟であっただけだし、裏切られたと嘆くほど、相手に執着していなかったのかもしれない。
ただ一つはっきりしている事は、シンはその恋を最後に人を愛せなくなったという事実だけで、それは人生をやり直せたとしてもシンの中から消え去る事はない、苦い記憶だ。
「師匠?」
「サミアン? もう授業は終わったのか?」
サミアンが家庭教師の授業を受けている間、シンは部屋の窓から外を眺めていた。
物思いに耽っている間に授業を終え、教師も退出していたらしい。
「ごめんなさい、僕が我が儘言ったから……」
サミアンは耳をペタリとへたらせ、視線を落とした。シンの憂鬱の原因が自分のせいだと思っていたのなら、授業中も気が気じゃなかっただろう……
「お前のせいじゃない。戻れると分かっても『戻りたい』と思わない事に戸惑っているだけだ」
「では、この世界に残りたいと思っておられるのですか?」
サミアンはペタリとしていた耳をピコッと立たせると、キラキラした眼差しでシンを見つめた。
「……そういう事に……なるか」
つまりはそういう事だ。シンは自分が思っている以上に、この世界が気に入っているらしい。
確かに可愛い子供達に囲まれて、手応えのある相手と剣を交える日々は充実していた。
――だが、男らしい身体を失い、ヒートなんて煩わしいものまであるんだぞ!……しかもネコだ!!
シンはバリタチだった自分がそんなトンデモ設定をすんなり受け入れている事を自覚し驚愕した。
自分でも驚くほど自然に受け入れている原因は、やはりあの男の存在だろう。
転生前の男らしい体であったとしても、決して敵わないと思わせる絶対的オスの風格で、いかにも自分の欲を満たすような口ぶりでシンを抱く。
だが実は、薬の後遺症で苦しむ母のようにシンが抑制剤を過剰摂取しないよう、さりげなく気遣ってくれていることも知っている。
最初はシンを伴侶にすると言っていたが、それも責任を取ろうと思っただけで望んだわけではないのだろう。シンが拒否すると、それ以降は何も言わなくなった。
――あいつホントは俺を抱きたいワケじゃないんだろうな……
自然と現状を受け入れられるのは、自分をネコにした男が、シンの男としてのプライドを最大限に尊重してくれているからだ。
気がついたらグランドルの手のひらで転がされてるような気がして、軽い敗北感を感じる……
ホウッと溜め息をつくと、サミアンがまた不安そうに眉尻を下げ、シンを見つめた。
「プッ、お前は本当に可愛いなぁ。表情がコロコロ変わるから、見ていて飽きない」
深刻な表情だったシンが思わず噴き出すと、サミアンは眉をハの字にしたまま不思議そうに首を傾げた。
シンを気遣う優しいサミアンだが、寧ろ大きすぎる力を持った彼の方が、小さな胸を痛めているに違いない。クリスの事もある。
「大丈夫だ、俺はあっちに戻らないし、クリスだってお前たちを置いて居なくならない」
「……でも」
「俺もクリスもこの世界で生きる覚悟はできている。だが、能力の件をクリスに伝えるには、お前にも覚悟が必要だ」
「はい」
「なに、ゆっくり考えればいい。俺とクリスは十五年も時を遡っているんだ。こっちに来てから七年近く経っているが、あと八年は猶予があるって事だ。もっと気楽に考えろ」
「はい……有難うございます」
シンの言葉でホッと表情を緩ませるサミアンの健気さが愛おしくて、そっと抱き寄せる。
恋愛といった意味では人を愛することが出来ないシンだが、この世界には既に護るべき大切な存在があることを、改めて感じた。
「クリスには及ばないと思うが、俺もお前を可愛いと思っている。子供を持った事はないが、きっとこんな感じなんだろう。……お前はもっと、周りの大人に甘えていいんだ」
「ふふっ、師匠はきっといいお母さんになりますね。僕、師匠に赤ちゃんが生まれたら、自分の兄弟だと思ってお世話します!」
「へっ? 赤ちゃん?」
サミアンはニコニコしながら「うんうん」と頷いた。
――まいったな、子供産む気は無いんだけど……
「……ご結婚はされないのですか?」
「……えっ?」
あまりの唐突さに、シンは目を見開き固まった。
「僕は実の母を無くした時、一人ぼっちになりました。まだ小さかったけど、人化出来なくなる程寂しかった記憶は残っています。……でもお父様とお母様が僕を家族にしてくれて、ノインも生まれて……」
サミアンは何かを見透かすように、大きなライトブルーの瞳でシンを見つめた。
「……家族がいなくて、寂しくはありませんか?」
「……っ」
シンは何かを言いかけて、言葉を失った……
サミアンの言葉はシンが自覚していた以上に、胸の奥底に突き刺さった。
シンは両親を早くに亡くした上、同性愛者だったこともあり、転生前から『家族』と云うものとは縁が薄かった。
だが、憧れなかったかといえば嘘になる。
五年付き合った男とも、末長く愛を育みたいと思っていた。少なくともシンの方は……
言葉を詰まらせたシンの代わりに、サミアンが口を開いた。
「師匠はいつも、お母様と僕達の幸せばかり考えてくれますが、僕達は師匠の幸せを願ってます。お母様は特に……」
シンは以前グランドルに言われた言葉をふと思い出した。
――「自分の生きる理由を他人任せにするな」
それを言われた時は「事情も知らず勝手なことを言うな」と逆上したが、今なら理解できる。
シンがクリスに引け目を感じているように、クリスもまたシンに罪悪感を抱いたままなのだ。
おそらくシンが自分自身の幸せを見つけるまで……
かといってすぐに変わる事はできない。
だがシンは、自分もそろそろ考えを改めるべきだと思った。
――サミアンがこんなに大人になったのに、師匠の俺が立ち止まっているわけにはいかないよな……
この世界に暮らして七年、シンは自分にも転換期がきたことを感じていた……
* * *
ラピヤの城には広大な庭園があり、昼時には城で働く様々な種族の人達が休憩していている。クリスと子供達はこの時間帯に時々庭園を訪れ、人々と交流を深めるのが習慣となっていた。
泉の一件からは一年半が経った。
サミアンはまだ、クリスに特殊能力について話していないようだが、少しは心に余裕ができたようで、元気に暮らしている。
春からは狼族の街にある全寮制の学校に入学が決まり、今まで以上に勉学に励んでいた。
庭園の散歩にはシンも同行するが、兵士に剣道を教えているので、個別に話しかけられる事も多い。
だが、その日声をかけてきたのは、太い声の兵士ではなく意外な人物だった。
「シンさん、お久し振りです!」
聞き慣れない高めの声に顔を向けると、獅子のアルファらしき男と、同じ獅子のオメガらしき男が、庭園のベンチでランチを食べているところだった。
「あれ? もしかしてアンジェロ?」
「ふふ、もしかしなくてもアンジェロです」
アンジェロはグランドルのハーレムにいる可愛らしいオメガの男だ。
ラミールに会う為、獅子族の城を訪れた際に、何度か顔を合わせたことがある。
アンジェロは膝に載せたランチボックスをベンチに置いて、笑顔でシンの方にやって来た。
「どうした? なぜラピヤに?」
「今はラピヤに住んでます。夫が城勤めなので……」
そう言いながらアンジェロは、ベンチのアルファを愛おしそうに見つめた。
「夫!? グランドルのハーレムを出て結婚したのか?」
「ええ、僕で最後でしたが、グランドル様がよい相手を見つけて、送り出してくれました」
――どういう事だろう。グランドルのハーレムには五人程いた筈だが……
「……最後って、いつの話?」
「もう一年以上前になります。グランドル様は長いこと新しい人を入れていませんでしたから……」
――一年以上?何にも言っていなかったが、見栄を張っているのか?
「グランドル様は、オメガが子供を産めるうちに、嫁ぎ先を見つけてくださるんです。自分には孕ませる事が出来ないからと……」
「えぇ?随分勝手だな?それまではセックスの相手をさせているんだろ?」
「そんなっ!違います。皆、過去に嫌な目にあって不特定多数との性交を望まないオメガ達です。グランドル様は、嫁ぎ先が見つかるまでヒート中の相手をして下さっただけで、ハーレムに居た者は皆、グランドル様に感謝しています」
――ボランティアか!? そうか俺のヒートまで世話してる男だもんな。
ハーレムを持たない獅子は蔑まれると訊いている……
混血のグランドルは尚のこと、大きなハーレムで実力を誇示する必要があるはずなのに、事実は噂と異なるようだ。
「手当たり次第ハーレムに勧誘しているのかと思った……」
シンが率直な印象を述べると、アンジェロは面白そうにクスクス笑った。これに関しては否定しないらしい。
「本気で誘っているのは、本命だけみたいですけど、お相手はだいぶ鈍い方のようですね」
「へぇ、本命がいるのか。相手が鈍いんじゃなくて、脈なしなんじゃないか?」
「………いえ、鈍いです。かなり!」
アンジェロが何故か真顔でそう言い切るので、シンは納得して頷くしかなかった。
「……そうか。気づくといいな、そのニブチン」
「えっ? ええ……」
アンジェロは「本当に……」といった様子で、深い溜め息をついた。
こんなに心配されているとはグランドルは幸せ者だ。
それにしてもグランドルに本命がいたとは驚きだ。それが本当なら今後も自分の相手をさせていていいのだろうか?
――あいつは俺と違い、人を愛せるんだな……
ヒート中のセックス以外では友人として接しているグランドルの知らない顔を見たような気がして、むず痒くなった。
勝手に同類だと思っていたが違ったようだ。
そして自分が失ってしまった気持ちをグランドルが誰かに向けている事に、焦りに似た複雑な感情がこみ上げ、胸にチクッと痛みを感じた……
――もうすぐヒートなのに、要らん事訊いちゃったな……
ヒートまでは一ヶ月程あるが、次はおそらく薬で抑えられないだろう。過剰摂取は内臓への負担が大きく、命を縮めることになる。
本命がいてハーレムを解散したグランドルに甘えるのは気が引けるが、今回無理矢理薬で抑えても、ヒートがなくなるわけではない。
――他のアルファ見つけるか。
だが、ショボイアルファなら返り討ちにしてしまいそうだ……
転生前の身体であっても敵わないくらいじゃないと、男の沽券に関わる気がする。
シンは改めてグランドルという存在の有り難みを思い知った。
* * *
「ま、参りましたっ!」
シンの切先が男の喉元でピタリと止まると、男の蟀谷に一筋の汗が流れた。
身体を動かしたからではなく、命の危険を感じて冷汗を流したのだろう。
「まだまだだな、ドレン。お前は力に頼り過ぎだ。ガレニアの剣術は力の強い獣人向けの物だが、無駄が多くて俺の様な力の弱い者でも簡単に間合いに入れる。剣道を極めたいなら力に頼るな」
シンは居合の血振りと呼ばれる動作で、クルッと剣を振ってから腰の鞘に納めた。
剣道だけでなく居合道も学んでいたシンの一連の動作は、洗練されていて、その場にいた兵士たちは、皆見惚れた。
先程まで冷汗を流していた白熊の獣人ドレンまでもが、溜め息をついた。
真剣を鞘に納め緊張が緩んだシンは、突如眩暈に襲われ眉間を押さえた。
「シン殿、どうかされましたか?」
「あ、いや、ちょっと眩暈がしただけで、部屋で休めば大丈夫だ。すまないが、今日はここ迄にさせてもらう」
「それは構いませんが、部屋まで送らせて下さい。東宮までは人通りが少なく、途中で倒れたら大変です」
「要らぬ世話だ」と思ったシンだが、実際に途中で倒れる可能性もある。それ程、体調に異変を感じていた。
――ヒートまではまだ日がある。それにこれはヒートじゃない。まさか薬の副作用か?
兎に角ヒートでなければ、アルファと一緒でも大丈夫だろう。万が一の為に速効性の強力な抑制剤も持ち歩いている。シンは頷き、ドレンに支えられて自室に向かった。
「さぁシン殿、早く横になって下さい」
「あぁすまない。もう大丈夫だ。戻ってくれ……っ」
「危ない!ふらついているではありませんか!」
――おかしい……身体が熱くなってきた……まさかっ
「うっ、シン殿これは……」
ドレンはシンの身体を乱暴に引き寄せ、首筋に鼻を押し付けた。
「やめろ!早く部屋から出ていけ」
「……私はずっとあなたの事を慕っておりました。あなたが決して隙を見せないから、今まで我慢しておりましたが……」
シンのフェロモンに呼応したドレンのフェロモンがブワッっと一瞬で部屋を満たした。
最悪なことに相性はいいらしい。
だがなぜか、シンの心がそれを拒絶する……
――違う、これじゃない……この匂いじゃ……
朦朧とする意識の中、シンはポケットから筒型の注射器を取り出した。押し付けると針が出て、速効性の抑制剤を投与できる仕組だ。
だが、右腕を骨が砕けそうな程の強い力で掴まれ、無情にも手のひらから注射器が滑り落ちる。
「ぐあぁぁ……」
――なんて力だ!理性を失った獣人はこれ程までに……
ドレンはシンの胸ぐらを掴むと、一気に服を引き抜いた。シンの服は上着もシャツも獣人用の既製品だ。獣化の為の継ぎ目が裂け、難なく素肌が晒される。
そのまま寝台に押し倒され、ドレンの巨体にのし掛かられると、完全に動きが封じられた。
「くくっ、すげぇいい匂いだ。ずっとこうしたかった」
ドレンは息を荒くして、シンの胸元をペロッと舐めた。
フェロモンがこれだけ呼応しているにも関わらず、嫌悪感がこみ上げる。
絶体絶命の状況になんとか正気を保とうとするが、ドレンの放出するフェロモン量が多すぎる。
――グランドル……
なぜかここに居ない男のことを考える。グランドルの時はこんな嫌悪感は感じなかった。
――だが、グランドルには他に愛する者がいて、甘えるのはもう止めようと考えていたじゃないか……
脳天に冷水を浴びせられたように、急速に冷静な思考が戻ってくる。
――そうだ、俺は最初から他のアルファを探す予定だった筈だ。
自分自身の幸せを見つけるのだと、考えを改め、模索した。
理性を失っていないドレンは決して悪い人物ではないし、グランドル以外のアルファなら妊娠の可能性もある。
――白熊の赤ちゃんか……可愛いだろうな……だけど……
「離せっ!!」
どうしても、心がドレンを拒んだ。
「ふっ、口で何と言おうと、身体は拒んでいないじゃないか?」
下履きも剥ぎ取られると勃起したペニスからは蜜が溢れ、その奥の蕾も潤んでいることが分かった。
オメガの身体とは不便なものだ。いくら心が拒んでも、フェロモンを嗅げば発情を抑えられない。
――そして、俺にはアルファをはね除ける力もない……
蕾にドレンのペニスを押し当てられ
諦め掛けた瞬間、けたたましくドアをノックする音が響いた。
ドンドンッ!!
「シン!! 中にいるのかっ!!」
――グランドル!?
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