日陰の下で笑う透明なへレニウム
そこには一つの咲ききれていない歪な形をした花がある。
群青な大空の下静かにそして呑気に陽気に暮らす翔。そんな彼はある日友人を庇い事故に巻き込まれて命を落としてしまった。
目を開けるとそこには元いた世界とはかけ離れた風景が広がる場所‥異世界である。
彼はこの世界でも誰にも見られずいや、見られるはずのない場所で嘘をつき花を咲かす。
これはお花しの種となる物語。
始まりの書
※縦書きで読んで頂ければ幸いです。
プロローグが長い為、辛い方は一章からご高覧下さいませ。
プロローグ お花しの種
1章
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