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第一章: セカンドライフ始め!
第四話
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「入隊したら先ずはコーヘン様にご挨拶をしないとな」
急すぎる気もするが、順序としては間違ってないな。でも、この世界の国王に会うとか緊張するな。どんな人、いや、どんな天使なんだろう。
「そう言えば、天使って翼がないんだな」
そう言うと、アルバッドは少し驚いた顔をした。何か変なことを言っただろうか。
「敬語で話さないでもいいと言ったが、全く遠慮がない奴だな」
少し寂しそうに髭面の大男が言った。アンタが言ったんだろう、敬語で話さないで良いって!
「話を戻すが、私たち天使に翼などないぞ。もっと言えば、飛ぶことも出来ない!」
「なんか残念な天使だな」
「そんなことはない。エレメントで翼を作って飛ぼうと思えば飛べるぞ」
ああ、そうか。そう考えたらエレメントで何でも作れるんだな。すごい便利な能力だ。
「着いたぞ。言っておくが、コーヘン様には敬語を使うように!」
そんなん言われなくても分かってるわ。俺も35才なんだぞ。
両開きの扉を開いた先の部屋には、赤色のカーペットが敷かれていて、その奥には王座があった。
その椅子には、うん?
コイツが王様なのか?ずいぶんと若い見た目をしてるな。
すると、アルバッドとイリスが跪いた。俺もやった方がいいのだろうか?
「顔を上げてよ、アルバッド、イリス」
跪こうと思ったら顔を上げろと来た。
「この子が凄い子かい?」
何だ。この世界の偉いやつは皆んな軽い感じなのか?
「はい、そうですコーヘン様」
クイっとメガネを上げながらイリスが言った。
「見ただけで分かるよ。正にノースエンドの救世主だね」
そう言われると嫌な気はしなかったが、それよりこの国王の光エレメントの割合が気になった。
「自己紹介をするんだ、ハジメ」
アルバッドが肘で俺のの脇腹を突いてきた。
「ええ、カンダ・ハジメです。よろしくお願いします」
「うん、よろしくね、ハジメ君。分からないことがあったら、何でも聞いてね」
何て気さくな王様なんだろう。軽いと言ったのは撤回だ。
「さて、君のエレメントは凄まじい。でもそれを活用出来なければ意味がない。ということで、これからトレーニングを受けてもらう。そしたら君も晴れて軍の一員だ。しかも最上の位に入ってもらうよ」
俺自身はえーってなっていたが、王様含め、アルバッドとイリスは妥当だと言わんばかりの表情をしていた。
「じゃあ、また後で話そう。アルバッド、イリス頼んだよ」
『はい』と二人揃って言うと、コーヘンはどこかへと行ってしまった。
「さあ、行くぞハジメ」
再び歩き始めた。次はどこに行くのだろうか。
「気になったんだが、皆んな何才なんだ?」
「私もイリスも天使だから年齢は数えてないな。人間も寿命は取らないが、人間らしいからと言う理由で年齢を数えるヤツもいるが。ちなみにコーヘン様とカオスは神に創られた最初の天使と言われている」
だから王様なのか。それにしても凄い年なんだな王様は。神がいつから居たのかは知らないが。
「どこまで行くんだ、ハジメ。ここだぞ、ここ」
どうやら考え事をしていたら通り過ぎてしまったらしい。後ろからアルバッドとイリスが俺の方を見ていた。
「ここでやるのか?」
芝生が敷かれている庭じゃないか。
「ここは軍の中庭です。広くて訓練には最適かと」
ボソッとイリスが呟いた。
「先ずは基本からだ。さっきも言ったが、エレメントとは思い出や幸福度によって変わる。だから簡単に言えば、自分自身エレメントの中身を覚えてるはずなんだ。というわけで最初のトレーニングはイメージトレーニングだ。自分の中で思い出に残ってることをイメージするんだ」
一番思い出に残ってることか......
小さい頃、家族と一緒に遊園地に行ったこととかかな。そう言えば、父さんと母さん元気にしてるかな。俺が死んでどう思ってるんだろう。しかも恥ずかしい死に方だし。
俺は親不孝者だったな......
ビシッ!
背中に急に痛みが走った。
「闇のエレメントが増えるようなことは考えないで下さい」
そう言うイリスは鞭を手に持っていた。
流石ドS女だ。
俺のエレメントに変化でもあったんだろう。
自分には見えないが。
それにしても昔のことを思い出すとノスタルジックになるのは普通だと思うが、そうならないで昔の記憶を呼び覚ますのは案外難しいもんだな。
じゃあ、家族以外との思い出の方が良さそうだな。
彼女との思い出でも、と思ったが、よく考えてみると俺にそんな青春っぽい思い出はなかった。それを思い出しただけでも闇のエレメントが増えそうだ。
そうだ、他人を含めた思い出じゃなくても良いんだ。
俺は、金曜の仕事帰りにコンビニで酒とつまみを買って、一人で宅飲みしてたのを思い出した。
「その調子だ。それを自分の身体で感じたら、今度はその思い出が身体中を巡り流れているイメージをするんだ。血液のようにな」
天使も血が出るのだろうか。
また変な疑問が浮かんでしまった。
言われた通りにイメージをしたが、実際にアルバッドたちが求めてるように出来てるかは分からない。
「そしたら、身体中を巡ってるエレメントを手に集中させるんだ」
また器用なことを注文してくるなコイツは。
でも幸い、俺は器用な方だ。さくらんぼの茎も口の中で結べるほど器用なんだ。このくらい簡単だろ。
俺は目を閉じ、宅飲みのイメージを最大限にした。何の酒を飲んでいたか、何を食べていたの。そしてそれが身体を巡っている。感じるぞ。宅飲みの記憶を身体中で感じているぞ。
そしてそれを手に集中させる!
うん?手にエレメントが集中されたのは感じたけど、数秒たたない間にその感覚が無くなってしまった。どういうことだ?失敗したんだろうか。
俺は閉じてた目を開けた。
「なんてことだ......!」
何かやらかしてしまったか。
しかし、アルバッドとイリスの視線は俺には向いていなかった。
二人の視線は俺の下にあった、カルパスと缶ビールに向けられていた。
「なんと!教えてもないクラフティングまでやってのけるとは」
おいおい、俺が宅飲みで飲んでた缶ビールとつまみのカルパスじゃねえか。俺がたった今作ったのか?
天使たちは興味津々と言った様子で、カルパスを食べ始めた。
「おーこれが宅飲みってヤツか」
「結構美味しいですね」
「それを食べたら、俺の思い出が分かるのか?」
「その通りだ。エレメントで作られた物にはその者の思い出が詰まっているからな。君も食べた方がいい。これを作ったことでエレメントを失ったのだからな」
エレメントを使って何かを作ると、その分のエレメントを失うのか。
「俺はどれだけエレメントを失ったんだ?」
「大体10%くらいですね」
イリスの言葉を聞いて、耳を疑った。もう最強のエレメント使いじゃないんじゃないか?
「そうだな。ハジメはまだ慣れてないからな。クラフティングの燃費が少し悪いな。この程度の物にはそこまでエレメントを消費する必要はない」
「どうやったら消費を抑えられるんだ?」
「それは練習あるのみ、としか言えないな。なあに、大丈夫だ。エレメントの回復は、方法さえ覚えれば簡単さ。とう言うより覚えて貰わないと困る。このままエレメントだけを消費したら君はサウスエンド送りになるからな」
一回ノースエンドに入っても、闇のエレメントの量の方が増えてしまったらサウスエンドに送られるのか。
って重要なことをサラッと言ったな、このオッサン。
「エレメントの回復方法は至ってシンプルだ。一つはさっきみたいにエレメントで作った物を食べる。これが一番手っ取り早い方法だ。後で町に出てごらん。食べ物がたくさん売ってるだろう」
「でも他者の思い出を食べても大丈夫なのか?」
「さっきも言ったが、食べ物を作るのにそんなにエレメントは消費しない。それに食べ物に対する思い出なんて、「美味しい」とか「不味い」とかの味覚に関する思い出がほとんどだから、人の思い出にはあまり干渉しないさ。君のエレメントが特別なだけだ」
そうだったのか。なら少し安心だな
「もう一つの方法は瞑想だ。これは瞑想して、自分の中の思い出を増幅させてエレメントを増やす方法だ。どっちか言うと玄人向けの回復方法だな」
確かに。でもこれを覚えたらいつでも、どこでもエレメント回復が出来るのか。便利かもしれない。
「良し、じゃあそれを何回か繰り返そう」
そう言われ、俺は同じことを繰り返した。
何回もカルパスと缶ビールを作って、それを食った。
急すぎる気もするが、順序としては間違ってないな。でも、この世界の国王に会うとか緊張するな。どんな人、いや、どんな天使なんだろう。
「そう言えば、天使って翼がないんだな」
そう言うと、アルバッドは少し驚いた顔をした。何か変なことを言っただろうか。
「敬語で話さないでもいいと言ったが、全く遠慮がない奴だな」
少し寂しそうに髭面の大男が言った。アンタが言ったんだろう、敬語で話さないで良いって!
「話を戻すが、私たち天使に翼などないぞ。もっと言えば、飛ぶことも出来ない!」
「なんか残念な天使だな」
「そんなことはない。エレメントで翼を作って飛ぼうと思えば飛べるぞ」
ああ、そうか。そう考えたらエレメントで何でも作れるんだな。すごい便利な能力だ。
「着いたぞ。言っておくが、コーヘン様には敬語を使うように!」
そんなん言われなくても分かってるわ。俺も35才なんだぞ。
両開きの扉を開いた先の部屋には、赤色のカーペットが敷かれていて、その奥には王座があった。
その椅子には、うん?
コイツが王様なのか?ずいぶんと若い見た目をしてるな。
すると、アルバッドとイリスが跪いた。俺もやった方がいいのだろうか?
「顔を上げてよ、アルバッド、イリス」
跪こうと思ったら顔を上げろと来た。
「この子が凄い子かい?」
何だ。この世界の偉いやつは皆んな軽い感じなのか?
「はい、そうですコーヘン様」
クイっとメガネを上げながらイリスが言った。
「見ただけで分かるよ。正にノースエンドの救世主だね」
そう言われると嫌な気はしなかったが、それよりこの国王の光エレメントの割合が気になった。
「自己紹介をするんだ、ハジメ」
アルバッドが肘で俺のの脇腹を突いてきた。
「ええ、カンダ・ハジメです。よろしくお願いします」
「うん、よろしくね、ハジメ君。分からないことがあったら、何でも聞いてね」
何て気さくな王様なんだろう。軽いと言ったのは撤回だ。
「さて、君のエレメントは凄まじい。でもそれを活用出来なければ意味がない。ということで、これからトレーニングを受けてもらう。そしたら君も晴れて軍の一員だ。しかも最上の位に入ってもらうよ」
俺自身はえーってなっていたが、王様含め、アルバッドとイリスは妥当だと言わんばかりの表情をしていた。
「じゃあ、また後で話そう。アルバッド、イリス頼んだよ」
『はい』と二人揃って言うと、コーヘンはどこかへと行ってしまった。
「さあ、行くぞハジメ」
再び歩き始めた。次はどこに行くのだろうか。
「気になったんだが、皆んな何才なんだ?」
「私もイリスも天使だから年齢は数えてないな。人間も寿命は取らないが、人間らしいからと言う理由で年齢を数えるヤツもいるが。ちなみにコーヘン様とカオスは神に創られた最初の天使と言われている」
だから王様なのか。それにしても凄い年なんだな王様は。神がいつから居たのかは知らないが。
「どこまで行くんだ、ハジメ。ここだぞ、ここ」
どうやら考え事をしていたら通り過ぎてしまったらしい。後ろからアルバッドとイリスが俺の方を見ていた。
「ここでやるのか?」
芝生が敷かれている庭じゃないか。
「ここは軍の中庭です。広くて訓練には最適かと」
ボソッとイリスが呟いた。
「先ずは基本からだ。さっきも言ったが、エレメントとは思い出や幸福度によって変わる。だから簡単に言えば、自分自身エレメントの中身を覚えてるはずなんだ。というわけで最初のトレーニングはイメージトレーニングだ。自分の中で思い出に残ってることをイメージするんだ」
一番思い出に残ってることか......
小さい頃、家族と一緒に遊園地に行ったこととかかな。そう言えば、父さんと母さん元気にしてるかな。俺が死んでどう思ってるんだろう。しかも恥ずかしい死に方だし。
俺は親不孝者だったな......
ビシッ!
背中に急に痛みが走った。
「闇のエレメントが増えるようなことは考えないで下さい」
そう言うイリスは鞭を手に持っていた。
流石ドS女だ。
俺のエレメントに変化でもあったんだろう。
自分には見えないが。
それにしても昔のことを思い出すとノスタルジックになるのは普通だと思うが、そうならないで昔の記憶を呼び覚ますのは案外難しいもんだな。
じゃあ、家族以外との思い出の方が良さそうだな。
彼女との思い出でも、と思ったが、よく考えてみると俺にそんな青春っぽい思い出はなかった。それを思い出しただけでも闇のエレメントが増えそうだ。
そうだ、他人を含めた思い出じゃなくても良いんだ。
俺は、金曜の仕事帰りにコンビニで酒とつまみを買って、一人で宅飲みしてたのを思い出した。
「その調子だ。それを自分の身体で感じたら、今度はその思い出が身体中を巡り流れているイメージをするんだ。血液のようにな」
天使も血が出るのだろうか。
また変な疑問が浮かんでしまった。
言われた通りにイメージをしたが、実際にアルバッドたちが求めてるように出来てるかは分からない。
「そしたら、身体中を巡ってるエレメントを手に集中させるんだ」
また器用なことを注文してくるなコイツは。
でも幸い、俺は器用な方だ。さくらんぼの茎も口の中で結べるほど器用なんだ。このくらい簡単だろ。
俺は目を閉じ、宅飲みのイメージを最大限にした。何の酒を飲んでいたか、何を食べていたの。そしてそれが身体を巡っている。感じるぞ。宅飲みの記憶を身体中で感じているぞ。
そしてそれを手に集中させる!
うん?手にエレメントが集中されたのは感じたけど、数秒たたない間にその感覚が無くなってしまった。どういうことだ?失敗したんだろうか。
俺は閉じてた目を開けた。
「なんてことだ......!」
何かやらかしてしまったか。
しかし、アルバッドとイリスの視線は俺には向いていなかった。
二人の視線は俺の下にあった、カルパスと缶ビールに向けられていた。
「なんと!教えてもないクラフティングまでやってのけるとは」
おいおい、俺が宅飲みで飲んでた缶ビールとつまみのカルパスじゃねえか。俺がたった今作ったのか?
天使たちは興味津々と言った様子で、カルパスを食べ始めた。
「おーこれが宅飲みってヤツか」
「結構美味しいですね」
「それを食べたら、俺の思い出が分かるのか?」
「その通りだ。エレメントで作られた物にはその者の思い出が詰まっているからな。君も食べた方がいい。これを作ったことでエレメントを失ったのだからな」
エレメントを使って何かを作ると、その分のエレメントを失うのか。
「俺はどれだけエレメントを失ったんだ?」
「大体10%くらいですね」
イリスの言葉を聞いて、耳を疑った。もう最強のエレメント使いじゃないんじゃないか?
「そうだな。ハジメはまだ慣れてないからな。クラフティングの燃費が少し悪いな。この程度の物にはそこまでエレメントを消費する必要はない」
「どうやったら消費を抑えられるんだ?」
「それは練習あるのみ、としか言えないな。なあに、大丈夫だ。エレメントの回復は、方法さえ覚えれば簡単さ。とう言うより覚えて貰わないと困る。このままエレメントだけを消費したら君はサウスエンド送りになるからな」
一回ノースエンドに入っても、闇のエレメントの量の方が増えてしまったらサウスエンドに送られるのか。
って重要なことをサラッと言ったな、このオッサン。
「エレメントの回復方法は至ってシンプルだ。一つはさっきみたいにエレメントで作った物を食べる。これが一番手っ取り早い方法だ。後で町に出てごらん。食べ物がたくさん売ってるだろう」
「でも他者の思い出を食べても大丈夫なのか?」
「さっきも言ったが、食べ物を作るのにそんなにエレメントは消費しない。それに食べ物に対する思い出なんて、「美味しい」とか「不味い」とかの味覚に関する思い出がほとんどだから、人の思い出にはあまり干渉しないさ。君のエレメントが特別なだけだ」
そうだったのか。なら少し安心だな
「もう一つの方法は瞑想だ。これは瞑想して、自分の中の思い出を増幅させてエレメントを増やす方法だ。どっちか言うと玄人向けの回復方法だな」
確かに。でもこれを覚えたらいつでも、どこでもエレメント回復が出来るのか。便利かもしれない。
「良し、じゃあそれを何回か繰り返そう」
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