35 / 52
起
30 フアン
しおりを挟む
翌日、放課後 セトは胸騒ぎがしてAriz本部室に急いで寄ってきた。
「どうした、今日は休養日だぞ」
「アゲハさん!エムは何処に?」
「彼奴はもう知らん。管理局に乗り込んだとさ。向こうの警備がどれほど厳重か釘を刺してやったのにあのバカは…」
眼鏡を拭いている。
「僕も行きます!」
拳を上げて意志表明する。アゲハはため息をつき、
「セト、お前までバカが移ったか?失敗のリスクが高すぎる。LIBERATORは俺達の活動を許さないだろうな」
「それじゃあエムをこのまま行かせたら…」
セトの顔に少しずつ戦慄が歩き始めた。胸が騒ついた。
「ああ、真っ先に捕まってテクノロジアの肥やしになるな」
「なのにこのまま放っておくと言うのですか??」
セトは僅かに声を荒げた。
「少しは反省して慎重に思考することを覚えるだろう」
アゲハの発言にひどく驚き、顔をしかめた。この人はこんなにも薄情だっただろうか。
「肥やしにされたら遅いじゃないですか!僕は行きますよ!アゲハさんがどう言おうとも!」
「…勝手にしろ」
白衣のポケットに手を突っ込み、冷めた目つきでセトを一瞥する。
「可能なら政府の心臓を破壊します。無理そうならエムを連れ出して真っ先に逃げます!」
「…」
アゲハばなにも言わず後ろ姿を見せていた。巨大な窓の外を眺めている。
ーガチャガチャー
ー バタン ー
ラボの部屋から道具が弄られる音がしたと思ったら、すぐに本部室の扉からセトが出て行った。
「何故そんなに純情になれる?…利用されて最も損するのはお前らなんだぞ…」
誰もいない部屋でアゲハ呟き、荒々しく椅子に座り込む。
*
カルティベーションエリアで鮮度をなくし始めた植物に治癒をかけるセリアの手はふと止まる。ついてきていたラミィという兎のような生き物も止まり首をかしげる。
「なんか、胸ザワザワする~」
*
「胸騒ぎかな?」
η区の鉄砲屋で店番しているユウの、ゲーム機のボタンを触る指に汗が滲む。
*
「なんなのでしょう?」
住宅エリアにあるひっそりとした家でメリルもぬいぐるみを縫う手を震わせていた。
セリア、ユウ、メリルは胸に手を当てた。
*
ー フォーン ー
リニアモーターカーで海を繋ぐ巨大なブリッジを渡り、テクノロジアの中心メトロポリス、γ区に向かう。
所々錆びた鉛色のまだらな地が広がっていた。
遠くの方に、視界に収まりきらない巨大な建物の影が見え、それを無数の摩天楼が囲っている。
進めば進むほど見えてくるビルは増え、高くなり、すっかり大都会の景色になった。
「ここが、γ区。SOG管理局がある所」
β区の駅よりも遥かに広く、生活感を漂わせないこの駅を出ると、左右上下高層ビルに囲まれていた。
自分の上を車が走っており、さらに上を飛行船が、自分の下を人が、さらに下をモノレールが動いていた。
炭酸飲料の立体映像が音を立てながら容器から吹き上げている。
あちらはモデルの女性が次々に衣装を変えながら歩く立体映像。
呆気に取られていると人にぶつかりそうになる。
人は忙しそうにズカズカと目的地を目指し、まるでγ区では1.5倍の速さで時間が流れているようだった。
「おっといけない、エムを見つけないと」
心臓を何かが強く握ったり引っ張ったりしてくるような不快感。
管理局に向かえば向かうほど強くなってくる胸騒ぎ。
「やっぱりこの建物が」
様々な方向を行くエスカレーターに乗った先に、摩天楼に囲まれていたあの巨大な建物があった。
斜めに沿った白い円錐の形に青いガラスの球体が付いている。
その形状は利便性を超え、一種の芸術作品を思わせる。
設計者にどうしてこんな形にしたのか伺ってみたい。
「…上手く引っ掛けられるかな?」
放射状の道の先の入り口を中型二機、小型三機、RICHTOR(リヒター)四人が見張っていた。
「これを使おう」
ラボから取ってきた手のひらサイズのアヒル型のロボを三機取り出して見張りの方へ放った。
《ガガガ ガガガ》
「なんだあれは?」
アヒルの嘴からBB弾程の球がドローンを当てて
《対象の攻撃を探知。撃破します》
ドローンがアヒルに気を取られている内に靴のフリクションフリーを起動し、真っ先に入り口まで滑っていく。
「おい待て!侵入者か!?」
「何?」
それに気づいたリヒターに追いかけられる。
「ならこれで!」
入り口の所に球を数個投げそこから粘液が溢れて四方八方のバリケードになる。
「ぬはぁ!こんなものがあったなんて!」
「動けぬ!」
アゲハの開発した道具達。
お蔵入りの予定だったらしいが、大活躍してくれた。
中に進み、管理局の模型を目にする。
「まずはリヒターに変装しないとね。武装室は此処か」
エレベーターで地下に向かい、軍服、マスク、武器を補充する。
*
「ほーう。侵入?もしやこの小娘の仲間か?」
【幹部の黒】が大の字で、強力な磁気によって拘束されている赤髪の少女の顎を掴む。
「ちょっ離せ!てめえみたいな変態オヤジに触られたまるかよ!」
「はーん可愛げがないなヘプターナよ。折角の容貌も性格で台無しだ」
幹部が頰を握ってくるのを首で振り払い
「てめえらみたいな野郎は最後は負けるって決まってんだよ!」
「はっ!管理局に入る前に真っ先に捕まった小娘がよく言うわ!」
「ちげえ!調子悪かったんだよ!本当なら見張りなんて倒せたのに」
「我々が怖いのだね。自分に素直になりなさい。エム」
「そ、そんなもんか!アタシは強いんだぞ!」
「見栄をはるか。君は身動きが出来ない。そんな中で我々に何されるか分からぬまま好き放題されるのだ。拷問、調教、人体実験。怖いだろう?想像しただけで今夜のオカズになるなあ!」
幹部はエムのワイシャツの中に腕を入れ、腹を撫でた後、胸を掴む。
「うぐっ、てめぇ止めろ!何しやがる!」
「なんと!これほど小ぶりだったとは!この程度ならミルクも出まい!異能力者の娘の体液はどんな味がするのか試してみたかったのだが。仕方あるまい、他のヘプターナの乳を絞る日を待つとするか」
エムは幹部の黒の発言に類を見ない寒気を覚えた。
「てめぇ…いいかげんに!アタシの異能力で…あぁん!」
「これまた驚きだ!ちゃんと女の子らしい声が出せるじゃないか。これは没落アレイザー君も科学ばかり君も知らない発見をした。ほれ、異能力を発現するんじゃなかったのか?乳を弄られて力が出せんのか??んー??」
声を弾ませる幹部の黒。こんな人がこの国(テクノロジア)を統治していると民衆が知ったらどうおもうだろう。
「おぃ…?他のソフィキエータの女にもこんなこと…あぁ!…してたら許さ…あぁん!」
未知の混乱と恐怖がエムを襲う。何故こんなことをされるのか理解が追いつかなかったが、好ましい状況ではないことだけ、その身をもって確信した。
「ふはっはっは。楽しいオモチャだなあ」
*
「胸騒ぎが激しくなった。エム大丈夫かな?それと、他のリヒターにバレたらどうしようっていう緊張感もあって心臓爆発しそうだ」
兵士に変装して、フラフラと歩いているとエレベーターから他のリヒター達が出てきた。
「侵入者はどんな奴かは分からん。出来る限り武器を持っていけ」
「しかし火力が高いのを持っていくと、管理局に傷がつくぞ」
「部外者を追っ払うためだ。犠牲はつきものだろ」
「おう、お前、仕事が早いな。もう武装したんか」
リヒター達はセトを疑うことなくすれ違っていった。
「びっくりした」
エレベーターに乗っていると45階でリヒター達が乗ってきた。
「この階にはいなかった。もっと下か?」
他のリヒターに合わせていたらエムの所に辿り着けない。降りようとすると
「どうした?」
後ろから声かけられ
「…ちょっとお手洗いに」
普段より低い声を出して答えた。
「あそう。早めにな」
なんとかその場を切り抜けた。
「それにしても、こんなに階とか部屋が多くて何に使うんだろう」
覗いてみれば、空きの部屋もある。
「向こうから何か音がする」
その部屋にはずらっとコンピューターが並んでおり、電子機器や印刷機などの音がしていた。
暗い部屋を青白い画面が照らしている。
「なんだろうこれ?町が破壊されてる?」
荒れ果てた町の中に数人の人影が見えた。
《ψ(プサイ)区荒廃(強)負傷者(多)行方不明者(多)
ソフィマフィア【地獄絵図】アレイザー【鬼】による大規模な損害略奪》
「やっぱりソフィキエータにも悪い人はいるんだ。しかもアレイザーが僕以外にもいたなんて」
他の資料をタップする。
「う、うそでしょ」
《ヘプターナ【闇】捕獲。【クイーン計画】始動》
長い薄紫の髪の少女が裸で台の上に乗せられていた。身長体重など細かい情報が記載されている。
「クイーン計画って?というかこの子は何処に」
「おいアンタ!そこで何やってる!!」
PCルームにリヒターが一人入ってきた。
「……」
黙って硬直している。
「聞いてるんだシカトするぬわっなんだこれは!?」
地面にあった球を踏み、そこから伸びるゴムが絡みつき、倒れこみ、他の球からも絡みつき身動き出来なくなる。
「こうゆうこともあろうかと罠をかけておいたのさ。悪く思わないでね。今日捕まった女の子の居場所を教えて欲しい」
「誰がおしえるか!!」
「あんまりこうゆう手段は好きではないけど…これで答える気になるかな?」
セトは相手のマスクを外し、ブラスターを突きつける。
「わかったわかった!教えるから!勘弁してくれ」
「どうした、今日は休養日だぞ」
「アゲハさん!エムは何処に?」
「彼奴はもう知らん。管理局に乗り込んだとさ。向こうの警備がどれほど厳重か釘を刺してやったのにあのバカは…」
眼鏡を拭いている。
「僕も行きます!」
拳を上げて意志表明する。アゲハはため息をつき、
「セト、お前までバカが移ったか?失敗のリスクが高すぎる。LIBERATORは俺達の活動を許さないだろうな」
「それじゃあエムをこのまま行かせたら…」
セトの顔に少しずつ戦慄が歩き始めた。胸が騒ついた。
「ああ、真っ先に捕まってテクノロジアの肥やしになるな」
「なのにこのまま放っておくと言うのですか??」
セトは僅かに声を荒げた。
「少しは反省して慎重に思考することを覚えるだろう」
アゲハの発言にひどく驚き、顔をしかめた。この人はこんなにも薄情だっただろうか。
「肥やしにされたら遅いじゃないですか!僕は行きますよ!アゲハさんがどう言おうとも!」
「…勝手にしろ」
白衣のポケットに手を突っ込み、冷めた目つきでセトを一瞥する。
「可能なら政府の心臓を破壊します。無理そうならエムを連れ出して真っ先に逃げます!」
「…」
アゲハばなにも言わず後ろ姿を見せていた。巨大な窓の外を眺めている。
ーガチャガチャー
ー バタン ー
ラボの部屋から道具が弄られる音がしたと思ったら、すぐに本部室の扉からセトが出て行った。
「何故そんなに純情になれる?…利用されて最も損するのはお前らなんだぞ…」
誰もいない部屋でアゲハ呟き、荒々しく椅子に座り込む。
*
カルティベーションエリアで鮮度をなくし始めた植物に治癒をかけるセリアの手はふと止まる。ついてきていたラミィという兎のような生き物も止まり首をかしげる。
「なんか、胸ザワザワする~」
*
「胸騒ぎかな?」
η区の鉄砲屋で店番しているユウの、ゲーム機のボタンを触る指に汗が滲む。
*
「なんなのでしょう?」
住宅エリアにあるひっそりとした家でメリルもぬいぐるみを縫う手を震わせていた。
セリア、ユウ、メリルは胸に手を当てた。
*
ー フォーン ー
リニアモーターカーで海を繋ぐ巨大なブリッジを渡り、テクノロジアの中心メトロポリス、γ区に向かう。
所々錆びた鉛色のまだらな地が広がっていた。
遠くの方に、視界に収まりきらない巨大な建物の影が見え、それを無数の摩天楼が囲っている。
進めば進むほど見えてくるビルは増え、高くなり、すっかり大都会の景色になった。
「ここが、γ区。SOG管理局がある所」
β区の駅よりも遥かに広く、生活感を漂わせないこの駅を出ると、左右上下高層ビルに囲まれていた。
自分の上を車が走っており、さらに上を飛行船が、自分の下を人が、さらに下をモノレールが動いていた。
炭酸飲料の立体映像が音を立てながら容器から吹き上げている。
あちらはモデルの女性が次々に衣装を変えながら歩く立体映像。
呆気に取られていると人にぶつかりそうになる。
人は忙しそうにズカズカと目的地を目指し、まるでγ区では1.5倍の速さで時間が流れているようだった。
「おっといけない、エムを見つけないと」
心臓を何かが強く握ったり引っ張ったりしてくるような不快感。
管理局に向かえば向かうほど強くなってくる胸騒ぎ。
「やっぱりこの建物が」
様々な方向を行くエスカレーターに乗った先に、摩天楼に囲まれていたあの巨大な建物があった。
斜めに沿った白い円錐の形に青いガラスの球体が付いている。
その形状は利便性を超え、一種の芸術作品を思わせる。
設計者にどうしてこんな形にしたのか伺ってみたい。
「…上手く引っ掛けられるかな?」
放射状の道の先の入り口を中型二機、小型三機、RICHTOR(リヒター)四人が見張っていた。
「これを使おう」
ラボから取ってきた手のひらサイズのアヒル型のロボを三機取り出して見張りの方へ放った。
《ガガガ ガガガ》
「なんだあれは?」
アヒルの嘴からBB弾程の球がドローンを当てて
《対象の攻撃を探知。撃破します》
ドローンがアヒルに気を取られている内に靴のフリクションフリーを起動し、真っ先に入り口まで滑っていく。
「おい待て!侵入者か!?」
「何?」
それに気づいたリヒターに追いかけられる。
「ならこれで!」
入り口の所に球を数個投げそこから粘液が溢れて四方八方のバリケードになる。
「ぬはぁ!こんなものがあったなんて!」
「動けぬ!」
アゲハの開発した道具達。
お蔵入りの予定だったらしいが、大活躍してくれた。
中に進み、管理局の模型を目にする。
「まずはリヒターに変装しないとね。武装室は此処か」
エレベーターで地下に向かい、軍服、マスク、武器を補充する。
*
「ほーう。侵入?もしやこの小娘の仲間か?」
【幹部の黒】が大の字で、強力な磁気によって拘束されている赤髪の少女の顎を掴む。
「ちょっ離せ!てめえみたいな変態オヤジに触られたまるかよ!」
「はーん可愛げがないなヘプターナよ。折角の容貌も性格で台無しだ」
幹部が頰を握ってくるのを首で振り払い
「てめえらみたいな野郎は最後は負けるって決まってんだよ!」
「はっ!管理局に入る前に真っ先に捕まった小娘がよく言うわ!」
「ちげえ!調子悪かったんだよ!本当なら見張りなんて倒せたのに」
「我々が怖いのだね。自分に素直になりなさい。エム」
「そ、そんなもんか!アタシは強いんだぞ!」
「見栄をはるか。君は身動きが出来ない。そんな中で我々に何されるか分からぬまま好き放題されるのだ。拷問、調教、人体実験。怖いだろう?想像しただけで今夜のオカズになるなあ!」
幹部はエムのワイシャツの中に腕を入れ、腹を撫でた後、胸を掴む。
「うぐっ、てめぇ止めろ!何しやがる!」
「なんと!これほど小ぶりだったとは!この程度ならミルクも出まい!異能力者の娘の体液はどんな味がするのか試してみたかったのだが。仕方あるまい、他のヘプターナの乳を絞る日を待つとするか」
エムは幹部の黒の発言に類を見ない寒気を覚えた。
「てめぇ…いいかげんに!アタシの異能力で…あぁん!」
「これまた驚きだ!ちゃんと女の子らしい声が出せるじゃないか。これは没落アレイザー君も科学ばかり君も知らない発見をした。ほれ、異能力を発現するんじゃなかったのか?乳を弄られて力が出せんのか??んー??」
声を弾ませる幹部の黒。こんな人がこの国(テクノロジア)を統治していると民衆が知ったらどうおもうだろう。
「おぃ…?他のソフィキエータの女にもこんなこと…あぁ!…してたら許さ…あぁん!」
未知の混乱と恐怖がエムを襲う。何故こんなことをされるのか理解が追いつかなかったが、好ましい状況ではないことだけ、その身をもって確信した。
「ふはっはっは。楽しいオモチャだなあ」
*
「胸騒ぎが激しくなった。エム大丈夫かな?それと、他のリヒターにバレたらどうしようっていう緊張感もあって心臓爆発しそうだ」
兵士に変装して、フラフラと歩いているとエレベーターから他のリヒター達が出てきた。
「侵入者はどんな奴かは分からん。出来る限り武器を持っていけ」
「しかし火力が高いのを持っていくと、管理局に傷がつくぞ」
「部外者を追っ払うためだ。犠牲はつきものだろ」
「おう、お前、仕事が早いな。もう武装したんか」
リヒター達はセトを疑うことなくすれ違っていった。
「びっくりした」
エレベーターに乗っていると45階でリヒター達が乗ってきた。
「この階にはいなかった。もっと下か?」
他のリヒターに合わせていたらエムの所に辿り着けない。降りようとすると
「どうした?」
後ろから声かけられ
「…ちょっとお手洗いに」
普段より低い声を出して答えた。
「あそう。早めにな」
なんとかその場を切り抜けた。
「それにしても、こんなに階とか部屋が多くて何に使うんだろう」
覗いてみれば、空きの部屋もある。
「向こうから何か音がする」
その部屋にはずらっとコンピューターが並んでおり、電子機器や印刷機などの音がしていた。
暗い部屋を青白い画面が照らしている。
「なんだろうこれ?町が破壊されてる?」
荒れ果てた町の中に数人の人影が見えた。
《ψ(プサイ)区荒廃(強)負傷者(多)行方不明者(多)
ソフィマフィア【地獄絵図】アレイザー【鬼】による大規模な損害略奪》
「やっぱりソフィキエータにも悪い人はいるんだ。しかもアレイザーが僕以外にもいたなんて」
他の資料をタップする。
「う、うそでしょ」
《ヘプターナ【闇】捕獲。【クイーン計画】始動》
長い薄紫の髪の少女が裸で台の上に乗せられていた。身長体重など細かい情報が記載されている。
「クイーン計画って?というかこの子は何処に」
「おいアンタ!そこで何やってる!!」
PCルームにリヒターが一人入ってきた。
「……」
黙って硬直している。
「聞いてるんだシカトするぬわっなんだこれは!?」
地面にあった球を踏み、そこから伸びるゴムが絡みつき、倒れこみ、他の球からも絡みつき身動き出来なくなる。
「こうゆうこともあろうかと罠をかけておいたのさ。悪く思わないでね。今日捕まった女の子の居場所を教えて欲しい」
「誰がおしえるか!!」
「あんまりこうゆう手段は好きではないけど…これで答える気になるかな?」
セトは相手のマスクを外し、ブラスターを突きつける。
「わかったわかった!教えるから!勘弁してくれ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる