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26 カツヤク
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「そういえば頭を狙うのがコツだったね」
ー ダン ー
ドローンの頭部をヒットする。頭部はでろんっと後ろに垂れ下がる。
「まだやられてないみたいだ」
セトもブラスターで連撃。
「コイツ攻撃を跳ね返すのか!」
頭部が元の位置に起き上がる。
巨大な刃を避けながらドローンを殴ろうとする。
「くはぁ!!」
刃がエムを振り飛ばす。
「エムちゃん今治癒するから」
「く、プロテクターの防御力は貧弱の様だな。伸縮性、機動力には長けているが。他の物質と融合させる必要があるな」
「まだ平気だぜ!痛え、痛えけどまだアタシはいける!治癒はもっとボロボロになってからでも…ぐはぁっ!」
「ダメだよ!エムちゃん無理しちゃ!」
エムにヒーリング
「硬いねーこのロボ。おっとセリアそっちに来ているよー気をつけて」
ユウがリロードをし始める。
「ほんと??これでどうかしら!」
セリアの背の後ろに岩山が出現する。
「属性能力も練習したんだー。使えば使うほど顕現出来るみたい!」
ー ガン ガガン ガガ ー
「セリア、エムの回復は完了か?岩山は足止めになるがドローンの剛腕だと長くは持たない。そろそろそこから離れた方が良い」
「アタシはもう平気だ!ありがとなセリア、そこから離れてろ!コイツが岩砕いた瞬間アタシがぶん殴ってやる!」
ガントレットとアイアンキッカーのパワーをMAXにし、属性【火】を顕現させる。
ー ドガーン ー
「燃え潰れてやがれぇ!!」
ドローンが岩を砕いた瞬間、エムが勢いよく炎に包まれた右腕を突きだす。
ー ガチャンガチャ ー
ドローンの胴体にヒビが入ったが、後ずさりしただけであった。
「なんだよコイツタフ過ぎるだろ!!」
ー スカーン ー
「今度は負けねえぞ!」
刃の腕の横斬りを上にかわす。
「くらえくらえくらえー!!」
ドローンの肩の上に乗り頭部を何度もパンチする。
「セトくーん。ロボがエムに気を取られている間にボクらは無防備な背中を狙おー」
「オーケー」
「私も戦わなくちゃ」
針がアームに変形する槍をセリアが振り上げる。
「恐ろしいです…どうして皆さんはそんなに勇気があるのですか?メリルには震えることしか…」
「まぁ、無理もないな。むしろ戦えている此奴らの方が普通ではないな。しかしだメリル。お前にも活躍はしてもらいたい」
メリルのインカムにアゲハの声が聞こえる。
「活躍ですぅ?」
「ああ。極力お前が怖がらなくて済むミッションを
考え中だ」
「メリルにも出来ますでしょうか?」
「此奴らだって最初は何も出来なかったんだ。恐怖に震え、勇気があってもドローン一体にも及ばなくて…それが今では立派な戦士だ。メリル、お前もAriz、いや、世界が誇る英雄になれる」
「…!!アゲハ…しゃん」
メリルは目を見開いた。こんな頼りない自分を必要としてくれてる?
「本部室を掃除してくれたり、お菓子をくれたりも凄く助かる。だがお前は部室だけではなく戦場でも活躍出来るんだ」
「メリル…怖いですけど…頑張ってみます…!」
ー ボン ガッシャン ー
「右腕一本!もらったぜ!!」
ドローンの片方の右腕をバラバラに砕く。
「こんなのどお??」
ドローンの周囲に岩山を出現させる。
《対象を識別中》
ドローンはあたかもどの岩山から破壊するか迷っているようだった。
「私が貫いてあげる!」
セリアがドローンの上に飛び乗る。
「凄いジャンプ力だ」
「プロテクターの機能だな。ハイウェイエリアの宙に浮いていたドローンの仕組みを応用した。地を滑ったり飛び跳ねたり出来る」
「はあ!!」
ドローンの顔を上下真っ二つに割り、そのまま胴体も引き裂く。
ー ガチャンガチャン ー
ドローンが2つに割かれて倒れたと思ったら、それぞれが立ち上がり始める。
「分離して動くというのか」
「小さくなっただけだ!問題ないぜ!」
二機のチーフドローンはセリアに腕を振ろうとする
「ひゃ、待って、左右から、やんっ」
セリアが腕で頭を覆い、しゃがんだ時だった。
ー バゴーン ー
ー ボブグシャーン ー
「ボクはこっちの相手するよーエムはそっちおねしゃーす」
「あいよー!!」
「怖かったぁ、ありがとう」
ドローンの片割れはエムの方へ、もう一方はユウの方へとゆっくり進んでいく。
「確か手下共はまだ残っていたな。セト、メリルと残党処理に向かってくれ」
「了解。メリル、一緒に行こう」
「残りの部屋も確認を頼む」
「がんばりますぅ」
ー ダキュン ダキュン ダキュン ー
「だんだん強度が弱まってきてるねー」
弾を受け止め続けていた刃の腕が傷んで、パーツが外れていく。細い関節がむき出しになってきていた
「腕一本だけだろ?ヨ・ユ・ウだってーの!」
蹴りで腕のパーツがいくつか吹っ飛ぶ。
「えい!やっ!こっち向いたぁ」
セリアがユウの側のドローンの胴体に槍を差し込むと、ドローンは頭と腕を180度回転した。
「岩で守っちゃいます!」
ー ガッ ガッ ガッ ー
「その腕じゃあ岩砕けないだろうねー背中は貰ったのさー」
二丁の拳銃で撃つ。
*
「こんな所にもドローンが…」
ー ヴォキューン ー
「うぅ、やっぱり恐怖なのです…セトさん、ごめんなさいぃ…」
メリルがセトの腕に両腕でしがみついてくる。
「怖いよね、ドローンって。生き物的暖かさが無くて、冷たく容赦なく襲ってくる。僕も最近になってやっと慣れてきたんだ」
「セトさんも怖かったんですぅ?」
「怖かった、というより今でも怖いなぁ。心臓バクバクだし冷や汗も酷くて」
「こめんなしゃい、メリルはもっと怖がりで弱虫で…だからからかわれちゃうのです」
「からかわれちゃうって…おっまたドローン!」
*
「ふぅ、流石に疲れてきたぜ」
「体力も回復させるね~」
「おぅ!その治癒能力万能だな!元気出てきたぜ」
「もうすぐなのさ」
そう思った矢先
ー キュイーン ガガガ ー
ドローン同士が互いに引き寄せ合い連結する。
「また合体しただと」
「それでもボロボロだし崩せるのさ」
ところがドローンは、バラバラになった部品を拾い集める様に繋ぎ合わせ、最初の姿ほど綺麗では無いが、元の大きなドローンに戻る。
「しゃらくせえ!!」
エムのガントレットから炎が吹き上げる。
「うわ、ファイヤーロボだー」
攻撃のつもりがかえってドローンを強化してしまった。4つの腕が火の刃となり、リーチも長くなる。
「属性を吸収したというのか」
「奪われた火はアタシが奪い返す」
「待ってエムちゃん!あれは危ないよ!」
「アタシは火に強い!そして【バリア】を顕現出来るんだぜ!」
オレンジのドームで身を守りながらドローンに近づいて行く。
*
「この部屋で最後だね。ん?」
「何か装置がありますね」
「恐らくそれはチーフドローンを操っている脳みそだ。その装置さえ破壊してしまえば奴は機能停止する」
「なるほど、じゃあさっそく」
「セトさん、危ないです!」
ー シュン ー
「メリル、やはりお前もソフィキエータのようだ」
「ふぇ?メリルがですか?」
「君の【超高速移動】であのドローンの奇襲から救ってくれたんだね。ありがとう、メリルのおかげでもっと長く生きれそうだよ」
装置の前には蜘蛛型のドローンが居た。
ー ヴォキューン ヴォキューン ー
ブラスターの光線を察知した蜘蛛型は飛び上がり天井をかける。
「絶対に倒すよ!」
ー ボフン ー
見事命中して床に倒れる。
「今だ!メリル!」
「は、はいぃ!」
超高速で蜘蛛の元に向かい、折り畳みナイフを腹部に刺し込む。そして超高速で蜘蛛型から離れる。
「やったあ!ナイス一撃だよ!メリル!」
「本当ですかぁ??」
「さあ二人とも奴にとどめをさせ」
「うん!」
「はぃ!」
*
ー ドゥーーン ー
チーフドローンから炎が消え、パーツがボロボロと落ちて、そのまま床に倒れる。
「くたばった?のか?」
「ああ、皆よくやった。それぞれ素晴らしい活躍を見せてくれた。最後にチーフのパーツだけ採取してくれないか」
ー ダン ー
ドローンの頭部をヒットする。頭部はでろんっと後ろに垂れ下がる。
「まだやられてないみたいだ」
セトもブラスターで連撃。
「コイツ攻撃を跳ね返すのか!」
頭部が元の位置に起き上がる。
巨大な刃を避けながらドローンを殴ろうとする。
「くはぁ!!」
刃がエムを振り飛ばす。
「エムちゃん今治癒するから」
「く、プロテクターの防御力は貧弱の様だな。伸縮性、機動力には長けているが。他の物質と融合させる必要があるな」
「まだ平気だぜ!痛え、痛えけどまだアタシはいける!治癒はもっとボロボロになってからでも…ぐはぁっ!」
「ダメだよ!エムちゃん無理しちゃ!」
エムにヒーリング
「硬いねーこのロボ。おっとセリアそっちに来ているよー気をつけて」
ユウがリロードをし始める。
「ほんと??これでどうかしら!」
セリアの背の後ろに岩山が出現する。
「属性能力も練習したんだー。使えば使うほど顕現出来るみたい!」
ー ガン ガガン ガガ ー
「セリア、エムの回復は完了か?岩山は足止めになるがドローンの剛腕だと長くは持たない。そろそろそこから離れた方が良い」
「アタシはもう平気だ!ありがとなセリア、そこから離れてろ!コイツが岩砕いた瞬間アタシがぶん殴ってやる!」
ガントレットとアイアンキッカーのパワーをMAXにし、属性【火】を顕現させる。
ー ドガーン ー
「燃え潰れてやがれぇ!!」
ドローンが岩を砕いた瞬間、エムが勢いよく炎に包まれた右腕を突きだす。
ー ガチャンガチャ ー
ドローンの胴体にヒビが入ったが、後ずさりしただけであった。
「なんだよコイツタフ過ぎるだろ!!」
ー スカーン ー
「今度は負けねえぞ!」
刃の腕の横斬りを上にかわす。
「くらえくらえくらえー!!」
ドローンの肩の上に乗り頭部を何度もパンチする。
「セトくーん。ロボがエムに気を取られている間にボクらは無防備な背中を狙おー」
「オーケー」
「私も戦わなくちゃ」
針がアームに変形する槍をセリアが振り上げる。
「恐ろしいです…どうして皆さんはそんなに勇気があるのですか?メリルには震えることしか…」
「まぁ、無理もないな。むしろ戦えている此奴らの方が普通ではないな。しかしだメリル。お前にも活躍はしてもらいたい」
メリルのインカムにアゲハの声が聞こえる。
「活躍ですぅ?」
「ああ。極力お前が怖がらなくて済むミッションを
考え中だ」
「メリルにも出来ますでしょうか?」
「此奴らだって最初は何も出来なかったんだ。恐怖に震え、勇気があってもドローン一体にも及ばなくて…それが今では立派な戦士だ。メリル、お前もAriz、いや、世界が誇る英雄になれる」
「…!!アゲハ…しゃん」
メリルは目を見開いた。こんな頼りない自分を必要としてくれてる?
「本部室を掃除してくれたり、お菓子をくれたりも凄く助かる。だがお前は部室だけではなく戦場でも活躍出来るんだ」
「メリル…怖いですけど…頑張ってみます…!」
ー ボン ガッシャン ー
「右腕一本!もらったぜ!!」
ドローンの片方の右腕をバラバラに砕く。
「こんなのどお??」
ドローンの周囲に岩山を出現させる。
《対象を識別中》
ドローンはあたかもどの岩山から破壊するか迷っているようだった。
「私が貫いてあげる!」
セリアがドローンの上に飛び乗る。
「凄いジャンプ力だ」
「プロテクターの機能だな。ハイウェイエリアの宙に浮いていたドローンの仕組みを応用した。地を滑ったり飛び跳ねたり出来る」
「はあ!!」
ドローンの顔を上下真っ二つに割り、そのまま胴体も引き裂く。
ー ガチャンガチャン ー
ドローンが2つに割かれて倒れたと思ったら、それぞれが立ち上がり始める。
「分離して動くというのか」
「小さくなっただけだ!問題ないぜ!」
二機のチーフドローンはセリアに腕を振ろうとする
「ひゃ、待って、左右から、やんっ」
セリアが腕で頭を覆い、しゃがんだ時だった。
ー バゴーン ー
ー ボブグシャーン ー
「ボクはこっちの相手するよーエムはそっちおねしゃーす」
「あいよー!!」
「怖かったぁ、ありがとう」
ドローンの片割れはエムの方へ、もう一方はユウの方へとゆっくり進んでいく。
「確か手下共はまだ残っていたな。セト、メリルと残党処理に向かってくれ」
「了解。メリル、一緒に行こう」
「残りの部屋も確認を頼む」
「がんばりますぅ」
ー ダキュン ダキュン ダキュン ー
「だんだん強度が弱まってきてるねー」
弾を受け止め続けていた刃の腕が傷んで、パーツが外れていく。細い関節がむき出しになってきていた
「腕一本だけだろ?ヨ・ユ・ウだってーの!」
蹴りで腕のパーツがいくつか吹っ飛ぶ。
「えい!やっ!こっち向いたぁ」
セリアがユウの側のドローンの胴体に槍を差し込むと、ドローンは頭と腕を180度回転した。
「岩で守っちゃいます!」
ー ガッ ガッ ガッ ー
「その腕じゃあ岩砕けないだろうねー背中は貰ったのさー」
二丁の拳銃で撃つ。
*
「こんな所にもドローンが…」
ー ヴォキューン ー
「うぅ、やっぱり恐怖なのです…セトさん、ごめんなさいぃ…」
メリルがセトの腕に両腕でしがみついてくる。
「怖いよね、ドローンって。生き物的暖かさが無くて、冷たく容赦なく襲ってくる。僕も最近になってやっと慣れてきたんだ」
「セトさんも怖かったんですぅ?」
「怖かった、というより今でも怖いなぁ。心臓バクバクだし冷や汗も酷くて」
「こめんなしゃい、メリルはもっと怖がりで弱虫で…だからからかわれちゃうのです」
「からかわれちゃうって…おっまたドローン!」
*
「ふぅ、流石に疲れてきたぜ」
「体力も回復させるね~」
「おぅ!その治癒能力万能だな!元気出てきたぜ」
「もうすぐなのさ」
そう思った矢先
ー キュイーン ガガガ ー
ドローン同士が互いに引き寄せ合い連結する。
「また合体しただと」
「それでもボロボロだし崩せるのさ」
ところがドローンは、バラバラになった部品を拾い集める様に繋ぎ合わせ、最初の姿ほど綺麗では無いが、元の大きなドローンに戻る。
「しゃらくせえ!!」
エムのガントレットから炎が吹き上げる。
「うわ、ファイヤーロボだー」
攻撃のつもりがかえってドローンを強化してしまった。4つの腕が火の刃となり、リーチも長くなる。
「属性を吸収したというのか」
「奪われた火はアタシが奪い返す」
「待ってエムちゃん!あれは危ないよ!」
「アタシは火に強い!そして【バリア】を顕現出来るんだぜ!」
オレンジのドームで身を守りながらドローンに近づいて行く。
*
「この部屋で最後だね。ん?」
「何か装置がありますね」
「恐らくそれはチーフドローンを操っている脳みそだ。その装置さえ破壊してしまえば奴は機能停止する」
「なるほど、じゃあさっそく」
「セトさん、危ないです!」
ー シュン ー
「メリル、やはりお前もソフィキエータのようだ」
「ふぇ?メリルがですか?」
「君の【超高速移動】であのドローンの奇襲から救ってくれたんだね。ありがとう、メリルのおかげでもっと長く生きれそうだよ」
装置の前には蜘蛛型のドローンが居た。
ー ヴォキューン ヴォキューン ー
ブラスターの光線を察知した蜘蛛型は飛び上がり天井をかける。
「絶対に倒すよ!」
ー ボフン ー
見事命中して床に倒れる。
「今だ!メリル!」
「は、はいぃ!」
超高速で蜘蛛の元に向かい、折り畳みナイフを腹部に刺し込む。そして超高速で蜘蛛型から離れる。
「やったあ!ナイス一撃だよ!メリル!」
「本当ですかぁ??」
「さあ二人とも奴にとどめをさせ」
「うん!」
「はぃ!」
*
ー ドゥーーン ー
チーフドローンから炎が消え、パーツがボロボロと落ちて、そのまま床に倒れる。
「くたばった?のか?」
「ああ、皆よくやった。それぞれ素晴らしい活躍を見せてくれた。最後にチーフのパーツだけ採取してくれないか」
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