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本編第一章

【作者もすっかり忘れている登場人物整理】

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登場人物の細かな設定を忘れてしまいそうなので、整理したものを置いておきます。読み飛ばしても本編に影響はありません。

【ダスティン男爵家】火の精霊の加護
アンジェリカ・コーンウィル・ダスティン(6歳)
 主人公。赤みの強いストロベリーブロンドの髪に金色の瞳。超絶美少女。前世はNGO職員としてアフリカの村で働いていた31歳の日本人。村が武装勢力に襲われ死亡するが、妹がハマっていた乙女ゲームのヒロインに転生する。妹から聞いたうろ覚えなゲームの知識と前世の職能を生かして、貧乏男爵家を立て直す決意をする。

バーナード・ダスティン(43歳)
 アンジェリカの父。ダスティン男爵家当主。3人の姉はすでに嫁いでいる。貧乏男爵家を切り盛りする立場。頭がすこーし薄くなりはじめ、お腹もすこーし出始めている、人の良い中年男性。金色の瞳が唯一アンジェリカと似ている。

カトレア・ダスティン(43歳)
 ウォーレス子爵家の傍流出身。栗色の髪に茶色の瞳。バーナードとは王立学院で同級生であり、その縁で結婚するが子どもには恵まれなかった。愛人の子どもであるアンジェリカと、兄ケビンの子どもたちを愛している。

ハンナ・コーンウィル(享年31歳)
 アンジェリカの実母。父親は騎士爵を賜っていた。バーナードの愛人となりアンジェリカを産むが、虐待を行うなど育児放棄。お酒の過剰摂取で無くなり、現在はダスティン領の共同墓地で眠っている。


【ダスティン男爵家使用人および関係者】
ロイ(43歳)
 執事兼秘書。仕事ができる人。

ルビィ(56歳)
 メイド長。カトレアが結婚する際に実家からついてきた。アンジェリカの実母であるハンナのことを毛嫌いしており、アンジェリカにも冷たい。

マリサ(44歳)
 キッチンメイド。アンジェリカのよき協力者。

ルシアン(20歳)
 通いのメイドその1。アッシュバーン領にお嫁に行き、ポテトお料理教室の講師をしている。5人兄弟の長女。

ミリー(16歳)
 通いのメイドその2。マリサの姪。赤毛のおさげがトレードマーク。

サリー(35歳)
 ダスティン領の領民。シングルマザー。半年の契約でアッシュバーン領のポテトお料理教室を手伝っている。明るく陽気なムードメーカー。花が好き。

ケイティ(16歳)
 サリーの娘。引っ込み思案な大人しい性格。母とともにお料理教室を手伝っている。料理の才能があり、新しいレシピを考えるのが好き。

ダニエル(20歳)
 ルシアンの夫。坑夫だが現在怪我で療養中のため、暫定的にポテトお料理教室を手伝っている。

マロニー(18歳)
 ルシアンの弟。

リズ(8歳)
 ルシアンの妹。


【カトレアの家族】水の精霊の加護
ケビン・ウォーレス(45歳)
 カトレアの兄。ウォーレス子爵家の傍流であり、自身は貴族として王立学院を卒業したが、現在は家具職人として自立した生活を送っている。妻に先立たれた。

スノウ・ウォーレス(5歳、12月で6歳になる)
 ケビンの息子でカトレアの甥。アンジェリカとは血の繋がらない従兄弟の関係。はじめこそアンジェリカにつっかかるが、よき理解者として成長。ちなみに乙女ゲーム内ではヒロインを助けるモブ役だった。中世的な顔立ちで母親似。アンジェリカと同い年。

フローラ・ウォーレス(3歳)
 スノウの妹。アンジェリカによく懐いている。父親似。アンジェリカの3つ下。

グスト・ウォーレス(73歳)
 本作には登場していないが、カトレアの父。かつては王立芸術院でピアノ教師をしていた。


【アッシュバーン辺境伯家】地の精霊の加護
伯爵老(63歳)
 前アッシュバーン辺境伯爵。現在は次男に家督を譲り、東の砦で生活している。妻が病に伏せっている。ダスティン男爵と昵懇。現役の騎士でもあり、精悍な顔つきと引き締まった肉体を維持している。アンジェリカのよき理解者。

アレクセイ・アッシュバーン(33歳)
 現アッシュバーン辺境伯爵。数百名の自前騎士を抱える。

パトリシア・アッシュバーン(31歳)
 辺境伯爵夫人。着せ替えが大好き。

ミシェル・アッシュバーン(9歳)
 辺境伯爵家の長男。亜麻色の長髪に空色の瞳。母親似。現在はカイルハート王子の側近候補として、親元を離れ王都の伯父の家で暮らしている。常に冷静沈着で、カイルハート王子のストッパー。苦労性のお兄ちゃん。アンジェリカの3つ上。

ギルフォード・アッシュバーン(6歳)
 辺境伯爵家の次男。くすんだ短い金髪に空色の瞳。祖父似。祖父のような騎士を目指して驀進中。アンジェリカからは「脳筋食欲魔神」という渾名をつけられるほど、訓練と食べることが大好き。明るくあっけらかんとした性格。アンジェリカと同い年。

ロイド・アッシュバーン(36歳)
 伯爵老の長男で、現当主の兄。王立騎士団の副団長。現在親元を離れているミシェルの面倒を見ている。


【セレスティア王家】火地風水すべての加護
ヘンドリック・アイゼンベルク・セレスティア(31歳)
 国王陛下。金髪に碧の瞳。

ヴィオレッタ・セレスティア(27歳)
 王妃陛下。隣国トゥキルスから和睦の証として18のときに嫁いできた。黒髪に赤い瞳。

カイルハート・アイゼンベルク・セレスティア(6歳、12月で7歳になる)
 両陛下の一人息子。金髪に碧の瞳。陛下にそっくり。素直で愛らしい天使のような子どもだが無鉄砲ないたずらも好き。アンジェリカの1つ上。


【マクスウェル侯爵家】風の精霊の加護
ミーシャ・マクスウェル(35歳)
 マクスウェル侯爵家当主であり、王国の宰相でもある。黒髪にアイスブルーの瞳。

ノーラ・マクスウェル(33歳)
 マクスウェル侯爵夫人。

エリオット・マクスウェル(7歳)
 侯爵家長男。父親譲りの黒髪とアイスブルーの瞳。神童と名高い。アンジェリカの1つ上

ステファニー・マクスウェル(2歳)
 侯爵家長女。アンジェリカの4つ下。


【ハイネル公爵家】地の精霊の加護
ソラス・ハイネル(30歳)
 ハイネル公爵家当主。

エルシア・ハイネル(30歳)
 ハイネル公爵家夫人。

エヴァンジェリン・ハイネル(6歳)
 ハイネル公爵家長女。プラチナブロンドに銀の瞳。美人で才媛との呼び名が高く将来を嘱望されている。アンジェリカと同い年。

ステファン・ハイネル(2歳)
 ハイネル公爵家長男。(貴族名鑑閲覧時にはまだ生まれていなかった)。アンジェリカの4つ下。


◯精霊について
 この地を守護する存在。火・地・風・水の4種類がある。王家はすべての精霊の加護を受け、貴族はいずれかの加護を受ける。王家や貴族の次期当主を決めるのは、その土地の精霊の権限。精霊の託宣を受けた者が当主となり、その土地に住まわなければならないという縛りがある。それに逆らった場合、土地は精霊の加護を失い、人が住まうことができないほど荒れ果て、一族や民人も被害を被る。
◯聖霊石について
 精霊が与えてくれる恩恵。石として領土内に転がっている。それを王都にある精霊庁に持ち込み、研磨することで精霊の加護を生活に役立てることができる。流通もすべて精霊庁が管理しており、不当な転売などが行われれば厳重に罰せられる。

◯火の精霊石:木片や布とこすり合わせることで簡単に火が興せる。また火力をあげるときにも使われる。冷たい水に入れるとお湯になる。
◯水の精霊石:汚れた衣服や傷などにこすりつけると浄化の作用が働き、服が綺麗になったり傷が癒えたりする。また不浄な水の中や海水などに入れると真水に変化する。
◯地の精霊石:土に埋めると土壌が豊かになり、豊作となる。また建築材や鋳物に混ぜるとより強固になるなどの作用がある
◯風の精霊石:未登場のため今は割愛




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