【R18】恋に臆病な第三王子は、天真爛漫な真珠の姫に翻弄される

夕月

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6 ミレイニアへ

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 ミレイニア王国は、アウローズから見て東にある大きな国だ。島国であるアウローズと違い、豊かな広い国土を持つ。四季のはっきりした気候のおかげか農業が盛んな、大らかな国だ。

「ウィルもアーネスト様も、ミレイニアは久しぶりですか?」
 そうたずねたのは、ウェステリアの第二王子であるローレンスだ。ウィリアムの友人でもある彼は、優秀な魔導師だ。海碧鉱石の加工技術をウェステリアが提供してくれている関係で、彼もミレイニアから招待を受けているらしい。
 どのみちアウローズからミレイニアに行くには、間にあるウェステリアを通っていく必要があるので、それならばと一緒に行くことになったのだ。ウェステリアからミレイニアまでは、転移陣で連れて行ってくれるというのだから、移動時間も短縮になるありがたい申し出だった。

「そうだね、10年ほど前に一度うかがって以来、かな。一番上の兄は、何度か訪問しているはずだけど」
 ローレンスの言葉にウィリアムが答える。アーネストは、家族以外の相手とは必要以上に言葉を交わさない。
「そうなんだ。僕も結構久しぶりなんだけどね」
 そう言いながら、ローレンスが足元の魔法陣に魔力を注いでいく。
「ウィルも一緒に魔力を注いでくれる?」
 その言葉にうなずいて、ウィリアムは目の前の魔法陣に魔力を注いだ。ローレンスはウェステリアの筆頭魔導師に次ぐ実力の持ち主で、ウィリアムの助けを必要とするはずはないのだが、きっとウィリアムの顔をたててくれたのだろう。
 魔法陣が大きく広がってウィリアムたちを包み込む。一瞬視界が白く染まったと思った次の瞬間には、目の前の景色は一変していた。



「ようこそお越しくださいました」
 出迎えてくれたのは、王太子のエドリックだった。彼とは、前回の訪問時に会った記憶がある。記憶の中の幼さの残る少年の面影はなく、今や立派な青年となったエドリックを、ウィリアムは大きくなって……と半ば感慨深い思いで見つめる。実際のところ、ウィリアムと年はそう変わらないのだけれど。

「ウィリアム殿下には、妹が大変お世話になりました。とても良くしていただいたと聞きました」
 そう言って笑みを浮かべるエドリックの視線は、どこか冷めていてウィリアムを値踏みするように見つめている。どうやら、妹姫を溺愛しているという噂は事実のようだ。彼女に近づく男は、全て敵認定ということか。
 だから、ウィリアムはにこやかに笑みを深める。アマリアーナへの気持ちなど、欠片も気取らせないように。
「ウェステリアで何度かお話させていただきましたが、とても聡明な方ですね、アマリアーナ姫は」
「お褒めにあずかり光栄です。年の離れた妹のせいか、つい甘やかしてしまうのです。殿下にも、色々とご迷惑をおかけしたようで」
 色々と、の部分でちらりとこちらを見る視線からするに、アマリアーナのやらかしは筒抜けらしい。クリスティーナはミレイニア国王の妹なのだから、当たり前かもしれないが。
「気になさらないでください。私も若かりし頃は色々とやらかしたくちです」
 自分で言いながら、ウィリアムは内心で苦笑する。そう、もう自分はそんなに若くない。アマリアーナには、きっと同年代の男が相応しい。
 ミレイニアとしては、ウィリアムと親しくなったアマリアーナとの関係をもとに、海碧鉱石の輸入の話を持ってくるかもしれない。アマリアーナと過ごす時間も増えそうだ。ウィリアムは、目的を失わないように心の中で気合を入れる。一番は国の利益だ。私情を挟んではならない。



「ウィリアム様、ようこそミレイニアへ」
 歓迎の昼食会の席で、アマリアーナがやってきた。偶然なのか、今日も淡い緑色のドレスだ。彼女によく似合っているし、好きな色なのかもしれない。
「しばらくぶりですね、アマリアーナ姫。また会えて嬉しいです」
 ウィリアムは、アマリアーナのほっそりとした手を取って、そっと口づける。事前に心の準備をしておいたので、挙動不審にはなっていないはずだ。

「ウィリアム殿下、どうぞこちらに」
 アマリアーナとの挨拶もそこそこに、ウィリアムを席に案内したのは、ミレイニア第二王子のジェスティだった。さりげなくウィリアムとアマリアーナの間に入って距離を取っている。こちらの兄君も、ウィリアムに対して分かりやすく警戒心を露わにしていて、ここまであからさまだと、逆に微笑ましい。
 もっとも、ウィリアムのこの気持ちが彼らにバレるようなことがあればと考えると、恐ろしいけれど。でも、このくらい緊張感があった方がやりやすいかもしれない。油断すると、ついアマリアーナの方を見たくなってしまうから。


 結局、昼食会の席ではウィリアムとアマリアーナは離れた席だったので、最初の挨拶以外は言葉を交わすことなく終わった。2人の王子も、アマリアーナが絡まなければウィリアムに対しても友好的で、特に国王とエドリック王子は魔導師の資格を持つことから、ウィリアムとも会話が弾んだ。

「おや、ウィリアム様。そちらのカフスボタンは、もしや」
「えぇ、翠石を加工したものです。こちらで採れる翠石は、質が高く美しいですね」
 国王がウィリアムの手元を見て眉を上げる。ウィリアムは笑顔を浮かべてカフスボタンに触れた。
 ミレイニアで採れる魔石である翠石は、新緑を思わせる透き通る緑が美しい。ウィリアムの魔力を纏って淡く輝く翠石を見て、国王は嬉しそうに目を細めた。意志の強そうな赤い瞳が、柔らかくなる。
「よくご存知でしたね。我が国で採れる翠石は質は良いのですが、市場に出回る数が少ないのですよ」
「えぇ、ですがこの鮮やかな色合いは、ミレイニア産のものならではでしょう。どうしても欲しくて、方々探し回ったものです」
「気に入っていただけて光栄です。魔力の色とも合って、よくお似合いですよ」
「ありがとうございます」
 国王が本心からそう言ってくれていることが分かり、ウィリアムは笑みを浮かべた。ミレイニアを訪問するにあたって、急いで作らせたカフスボタンは、うまく国王の心をつかんでくれたらしい。もっとも、ウィリアム自身もこの色鮮やかな魔石がとても気に入っているのだけれど。

「ありがとうございます。ところで、こちらの鉱石酒が噂に聞く『月の雫』ですか」
 ウィリアムは、ほのかに光を放つ金色の液体の入ったグラスを持ち上げた。とろりとした甘い香りのそれは、ミレイニアの特産である鉱石酒の中でも最近特に人気のある銘柄だ。淡い黄色の鉱石を炭酸水に沈めると、泡と共に溶けた鉱石が、グラスの中に月の色を浮かべる。夜空に浮かぶ月と同じ色をしたこれは、確かに『月の雫』の名にふさわしい。

「そうです。その色を出すのに苦労したのですよ」
 向かいに座るジェスティが、嬉しそうに反応する。事前に調べた情報では、彼がこの『月の雫』の開発に大きく関わっていたはずだ。
「確かに。香りや味もさることながら、この色が美しいですね。まさに月を溶かし込んだような。ジェスティ殿下がこちらの開発を主導されたたとか」
「えぇ、そうなんです。幼い頃、妹に月が欲しいとねだられて、その願いを叶えてやろうと開発に携わってみたら、思いの外のめり込んでしまいまして」
 幼いアマリアーナにねだられて、月そのものを溶かし込んだような鉱石酒を作り上げるとは。ジェスティのアマリアーナに対する想いを目の当たりにして、ウィリアムは目を細めた。
「そのような秘話があったのですね。兄君が願いを叶えてくれて、さぞかしアマリアーナ姫はお喜びだったでしょう」
「そうですね。成人の祝いに贈りたくて、間に合わせようと必死に努力したのですよ」
 にこにこと嬉しそうにそう話すジェスティの表情は、アマリアーナへの愛情にあふれている。これだけ愛されて育ったから、彼女はあんなに天真爛漫なのだろう。

「成人の祝いなら、私もアウローズ産の真珠のネックレスを贈ったのですよ」
 エドリックも、少し食い気味にアピールしてくるのがおかしくて、ウィリアムは小さく笑った。

 海に囲まれた島国であるアウローズは、質の良い真珠が採れることでも知られている。ウィリアム自身はあまり真珠を身につけることはないけれど、王妃である母親が、そちら方面の事業を手がけている。微かに赤みがかった真珠は、花びらのように美しいと評判なのだ。真珠によく似た髪色を持つアマリアーナに、きっとよく似合うだろう。
「姫の成人の祝いの品に、我が国の真珠を選んでいただき光栄ですね」
「妹もとても喜んでいましたよ。結婚式には必ずそのネックレスをつけると約束までしてくれて。……あ、いや、まだ結婚は早いと思うのですけれどね」
 優しい兄の表情だったエドリックは、慌てたように結婚はまだ早いと繰り返す。
「私には兄しかいないので分からないのですが、あれほど美しい妹君がいたら、お二方も色々と心配でしょうねぇ」
 そう、彼らより年上のウィリアムを警戒するほどなのだ。彼女に悪い虫がつかないよう見守るのは大変だろう。
「そうですね、父と私たちが認める男にしか妹はやらないと決めているのです」
 鼻息荒くうなずく2人の兄に、ウィリアムはくすくすと笑う。ちゃっかり国王も同意するような表情なのがおかしい。
「お二方のような素敵な兄君が側にいるのだから、姫の理想は高そうですね」
 笑ってそう言いながら、ウィリアムはアマリアーナがいつの日か結ばれる相手が、少しだけ気の毒になった。この厳重な包囲網をかいくぐってアマリアーナに近づくのは、並大抵のことではなさそうだ。



 昼食会のあとは、早速国王との会談だ。
 海碧鉱石に関する説明をウィリアムとローレンスが行い、先日ウェステリアでもお披露目した通信用の魔道具の実演もしてみせる。国王も強く興味を惹かれたようで、輸出に関する話し合いはスムーズにいきそうだ。
 詳しい話し合いはアーネストの方が前に出ることになった。普段、兄弟の前以外では基本的に寡黙なアーネストだが、仕事の場では別人のように饒舌になる。ミレイニア側の担当者と議論を交わしながら、次々と輸出に関する条件を取り決めていく。夕方にもならないうちに、大まかな条件が整ったようだ。


「いつ見ても、アーネスト様はすごいねぇ。普段と別人のようだ」
 ローレンスが感心したようにため息をついた。
 会談を終えて一休みしようということで、ローレンスが滞在している部屋に招いてくれたのだ。アーネストは、まだ少し書類仕事があるからと、文官らと共に残ったが。
「兄上は、私以上にオンオフがはっきりしているから」
 紅茶を飲みながらウィリアムが苦笑する。ウィリアムも公務の時とそれ以外とで見た目を変えているけれど、アーネストは人格まで変わったかのように見えるので、我が兄ながらいつも驚かされる。
「ウィルも、別人かと思うくらい化けるけどね。普段のウィルと同一人物とは思えない」
 そう言って笑うローレンスは、いつ見てもキラキラとしたいわゆる『王子様』を地でいく存在だ。公務の時も、こうしてくつろいでいる時も、いつだって一分の隙もないほどに完璧だ。

「私は見た目を変えることで、オンオフのスイッチを入れるようにしてるから。ローレンスこそ、きみはいつ見ても完璧な王子で、感心させられるよ」
 ウィリアムの言葉に、ローレンスはにこりと笑みを浮かべた。そして優雅な仕草でカップを置くと、うしろに控える女性を振り返った。
「だって、僕はいつだってクロエの一番の王子様でいたいからね」
 ぱちりとウインクをするその仕草すら、嫌味なく似合っている。ローレンスは自らの秘書であるクロエを、それこそ片時も離さないほどに溺愛している。彼女を側から離さないのには別の理由もあるのだが、ローレンスはそれを理由に常にクロエと一緒にいることができるので幸せなのだという。
 クロエは頬を染めると、うつむいた。それをローレンスは愛おしそうに見つめている。ウィリアムがローレンスと出会った頃からずっとこうなので、もはや見慣れた光景だ。何年たっても変わらない2人だとは思うけれど。

「それはそうと、交渉はうまくいきそうだね?」
「うん、ミレイニア側はもう少し輸入量を確保したいみたいだし、そのあたりは兄上が父に任されているから、もう少し詳しい話を詰める必要がありそうだけど」
「まぁ今回はあまり揉める話でもないから、気楽だね」
「そうだね。ローレンスもはるばる悪かったね。私としては来てもらって助かるけど」
「構わないよ。ミレイニアが海碧鉱石を輸入するならば、ウェステリアにも必ず加工技術に関する問い合わせがあるだろうしね。アウローズが輸出の量を多くしようと少なくしようと、我が国はそれに合わせて動くだけだから」
 それに、とつぶやいて、ローレンスは立ち上がるとクロエの手を取った。
「……クロエとお出かけなんて、なかなかないからね。感謝してるんだよ」
「あ、そう」
 べたべたに甘い空気に、ウィリアムは思わず苦笑した。





 部屋に戻ると、部屋付きの侍女が王妃からの言伝を持ってきた。晩餐の前に会いたい旨が書かれており、庭園にて待っているのでいつでも良いので来て欲しいとなっている。
 王妃がウィリアムに会いたがる理由はよく分からないが、思い当たることといえばアマリアーナのことか。ウェステリアでのことを聞きたいのかもしれない。
 ローレンスの部屋に寄り道していたので、かなり長時間待たせているかもしれない。ウィリアムは急いで身だしなみを整えると、庭園へと向かうことにした。
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