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最愛の人の目の前で ★
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「すごいね、ブランシュ。兄さんの指をもう三本も飲み込んで。これなら僕と交わっても痛みなんて感じないかな」
感心したようにつぶやきながら、ジスランは握りしめていたブランシュの手を自らの下半身へと導く。いつの間にか服を脱いでいた彼は、そそり立つ自らの昂りをブランシュの手に握らせた。
「ブランシュが可愛く乱れる姿を見ていただけで、こんなになっちゃった。これから、これできみの奥をたくさん突いてあげるからね」
「は……っぁ、熱い……これ、欲し……早、く」
「うん、素直におねだりできて偉いね。すごく物欲しそうな顔してて、本当可愛い」
揶揄うように笑いながら、ジスランはブランシュに深く口づけた。絡められる舌が心地よくて、ブランシュは夢中で彼とのキスに溺れる。身体の中に埋め込まれたままの指をきゅうっと締めつけたせいか、アルマンが小さく息を吐くのが聞こえた。
「これだけ蕩けたらもう大丈夫だね。ありがとう、兄さん。もういいよ、離れてくれる?」
どこか冷たく響いたジスランの声と共に、ブランシュの中からアルマンの指が引き抜かれる。
その刺激にも身体を震わせながら、閉じていた目を開けると、アルマンと目が合った。
「……っ」
どこまでも冷たい青に、浅ましく物欲しげな顔をしたブランシュが映っている。
蕩けた目をしてだらしなく口を開き、舌をのぞかせて。
彼の瞳に自分はそう見えているのだと自覚して、ブランシュは一瞬理性を取り戻した。
「ぁ……わたし、違……、ぃや、……嫌……っ!」
「だめだなぁ、ブランシュ。せっかく可愛く蕩けていたのに、正気に戻ったりしないで。ほら、気持ちがいいことだけ考えていようね」
「……っあ、ぅ」
ジスランに胸の先を摘まれて、ブランシュの思考は再び快楽に塗り替えられていく。柔らかな感触を楽しむように、ジスランはブランシュの乳房を両手で揉みしだいた。
しばらくしてブランシュが再び喘ぎ声以外を漏らさなくなったのを確認したあと、ジスランはゆっくりとブランシュの身体を横たえた。
「すごい、とろとろに蕩けて、美味しそうだ」
小さく笑ったジスランが、とめどなく蜜を垂らす熟れた秘部に顔を寄せた。そのことに羞恥を覚える間もなく、彼の舌が深く差し入れられてブランシュは高い声をあげた。指とはまた違った刺激に、身体が勝手に震える。
こんなところを舐められるなんてと信じられない気持ちと、激しい快楽の狭間で、ブランシュは身体をよじって悶える。
「や……ぁだめ、そこ……嫌、……っもっと」
抵抗しなければと思うのに、気づけばもっと欲しいとねだってしまう。秘部に触れる指が、舌が、吐息が、ブランシュの頭の中を白く染め上げていく。
「ふぁ、だめ、イっ……」
ブランシュの絶頂が近づいているのを感じ取ったのか、ジスランはまるで焦らすかのように離れていく。
「……ぁ、なんで……」
あと少しで手に入れられた絶頂を取りあげられて、ブランシュは思わず物足りなさに身体を震わせ、息を漏らした。
「ごめんね、ブランシュ。本当はいつまででも舐めていたいくらいだけど、今夜の目的はきみを抱くことだからね。また今度、じっくりと可愛がってあげるよ」
指先にまみれた蜜を舐め取るようにしながら、ジスランが笑う。そして、物欲しそうに蜜を垂らす秘部に今度は彼自身の昂りを押し当てた。
「兄さん、ちゃんと見ててね。僕が聖女ブランシュを抱くところ」
寝台のそばに立つアルマンに振り返って笑いかけたあと、ジスランはブランシュの身体にぐっと腰を押しつける。
その瞬間ブランシュの頭の中で白い光が弾ける。息もできないほどの強烈な快楽に、背中を大きく反らして悲鳴のような声をあげた。
「……っあ、あぁぁっ」
「やっぱりちょっと……キツい、ね。でも痛みはなさそうだね。すごく中がうねってるけど、もしかして今のでイっちゃったかな?」
「ぁ、ん、気持ち、いぃ……」
「ふ……さすがだね。僕に抱かれて気持ち良くなってくれて嬉しいよ、ブランシュ」
笑いながら、ジスランが何度も腰を打ちつける。身体の奥底まで彼のもので埋められるのはたまらなく気持ち良くて、唇からは嬌声が止まることなくこぼれ落ちていく。
「すごい締めつけ。離さないって言ってくれてるみたいだね。可愛いなぁ」
「あぅ、もっと……奥、突いて……っ」
「そんな可愛いおねだりもできるなんて。初めてとは思えない乱れっぷり、最高だ」
「っ、ぁん、そこ、すきぃ……」
「奥を突かれるのが好きなんだね、ブランシュ。吸いつくみたいで、僕もたまらなく気持ちいいよ」
ジスランは笑いながら何度もブランシュの身体を突き上げる。恍惚とした表情でブランシュを褒めながら、時折彼はアルマンの方に視線を向けた。兄がしっかりとこの行為を見ているかを確認するように。
黙って寝台の上の二人を見つめるアルマンは、何も感じていないかのように表情を崩さない。
だが、微かに頬が赤くなっているし、きっちりと着込んだ服の下で彼自身が昂っていることを、ジスランは知っている。
感心したようにつぶやきながら、ジスランは握りしめていたブランシュの手を自らの下半身へと導く。いつの間にか服を脱いでいた彼は、そそり立つ自らの昂りをブランシュの手に握らせた。
「ブランシュが可愛く乱れる姿を見ていただけで、こんなになっちゃった。これから、これできみの奥をたくさん突いてあげるからね」
「は……っぁ、熱い……これ、欲し……早、く」
「うん、素直におねだりできて偉いね。すごく物欲しそうな顔してて、本当可愛い」
揶揄うように笑いながら、ジスランはブランシュに深く口づけた。絡められる舌が心地よくて、ブランシュは夢中で彼とのキスに溺れる。身体の中に埋め込まれたままの指をきゅうっと締めつけたせいか、アルマンが小さく息を吐くのが聞こえた。
「これだけ蕩けたらもう大丈夫だね。ありがとう、兄さん。もういいよ、離れてくれる?」
どこか冷たく響いたジスランの声と共に、ブランシュの中からアルマンの指が引き抜かれる。
その刺激にも身体を震わせながら、閉じていた目を開けると、アルマンと目が合った。
「……っ」
どこまでも冷たい青に、浅ましく物欲しげな顔をしたブランシュが映っている。
蕩けた目をしてだらしなく口を開き、舌をのぞかせて。
彼の瞳に自分はそう見えているのだと自覚して、ブランシュは一瞬理性を取り戻した。
「ぁ……わたし、違……、ぃや、……嫌……っ!」
「だめだなぁ、ブランシュ。せっかく可愛く蕩けていたのに、正気に戻ったりしないで。ほら、気持ちがいいことだけ考えていようね」
「……っあ、ぅ」
ジスランに胸の先を摘まれて、ブランシュの思考は再び快楽に塗り替えられていく。柔らかな感触を楽しむように、ジスランはブランシュの乳房を両手で揉みしだいた。
しばらくしてブランシュが再び喘ぎ声以外を漏らさなくなったのを確認したあと、ジスランはゆっくりとブランシュの身体を横たえた。
「すごい、とろとろに蕩けて、美味しそうだ」
小さく笑ったジスランが、とめどなく蜜を垂らす熟れた秘部に顔を寄せた。そのことに羞恥を覚える間もなく、彼の舌が深く差し入れられてブランシュは高い声をあげた。指とはまた違った刺激に、身体が勝手に震える。
こんなところを舐められるなんてと信じられない気持ちと、激しい快楽の狭間で、ブランシュは身体をよじって悶える。
「や……ぁだめ、そこ……嫌、……っもっと」
抵抗しなければと思うのに、気づけばもっと欲しいとねだってしまう。秘部に触れる指が、舌が、吐息が、ブランシュの頭の中を白く染め上げていく。
「ふぁ、だめ、イっ……」
ブランシュの絶頂が近づいているのを感じ取ったのか、ジスランはまるで焦らすかのように離れていく。
「……ぁ、なんで……」
あと少しで手に入れられた絶頂を取りあげられて、ブランシュは思わず物足りなさに身体を震わせ、息を漏らした。
「ごめんね、ブランシュ。本当はいつまででも舐めていたいくらいだけど、今夜の目的はきみを抱くことだからね。また今度、じっくりと可愛がってあげるよ」
指先にまみれた蜜を舐め取るようにしながら、ジスランが笑う。そして、物欲しそうに蜜を垂らす秘部に今度は彼自身の昂りを押し当てた。
「兄さん、ちゃんと見ててね。僕が聖女ブランシュを抱くところ」
寝台のそばに立つアルマンに振り返って笑いかけたあと、ジスランはブランシュの身体にぐっと腰を押しつける。
その瞬間ブランシュの頭の中で白い光が弾ける。息もできないほどの強烈な快楽に、背中を大きく反らして悲鳴のような声をあげた。
「……っあ、あぁぁっ」
「やっぱりちょっと……キツい、ね。でも痛みはなさそうだね。すごく中がうねってるけど、もしかして今のでイっちゃったかな?」
「ぁ、ん、気持ち、いぃ……」
「ふ……さすがだね。僕に抱かれて気持ち良くなってくれて嬉しいよ、ブランシュ」
笑いながら、ジスランが何度も腰を打ちつける。身体の奥底まで彼のもので埋められるのはたまらなく気持ち良くて、唇からは嬌声が止まることなくこぼれ落ちていく。
「すごい締めつけ。離さないって言ってくれてるみたいだね。可愛いなぁ」
「あぅ、もっと……奥、突いて……っ」
「そんな可愛いおねだりもできるなんて。初めてとは思えない乱れっぷり、最高だ」
「っ、ぁん、そこ、すきぃ……」
「奥を突かれるのが好きなんだね、ブランシュ。吸いつくみたいで、僕もたまらなく気持ちいいよ」
ジスランは笑いながら何度もブランシュの身体を突き上げる。恍惚とした表情でブランシュを褒めながら、時折彼はアルマンの方に視線を向けた。兄がしっかりとこの行為を見ているかを確認するように。
黙って寝台の上の二人を見つめるアルマンは、何も感じていないかのように表情を崩さない。
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