64 / 67
64 妖精姫は、獣人王子のつがいになる ★
しおりを挟む
「……っ、カミル、さま……、もうむり……っ」
涙まじりの声で懇願すると、ルフィナの秘部に顔を埋めていたカミルがゆっくりと顔を上げた。手の甲で唇を拭う仕草が色っぽくて素敵だが、彼の口元を濡らしたその原因が何なのかを考えると恥ずかしくてたまらない。
「だめだ、ルフィナ。まだ三回しかイってないだろう」
「も……充分……っ」
「そんなこと言わずに、ほら」
「っあ、あぁぁっ」
力の抜けたルフィナの身体を優しく抱き寄せたカミルが、今度は指先で花芽を弾く。直前まで高められていた身体は、その刺激だけであっという間に達してしまった。
がくがくと身体を震わせるルフィナの頭をなだめるように撫で、カミルは今度は指を秘部に沈めていく。すでに蕩けきったそこは、彼の指を歓迎するように飲み込んで締めつけた。
「すごい締めつけだ。そんなに欲しい?」
「お願……、もう……」
「可愛いおねだりだが、これは悪戯なルフィナへのおしおきでもあるからなぁ。あと二回はイっておこうか。ほら、ここもルフィナは好きだろう?」
確かめるように顔をのぞき込みながら、カミルが中に埋めた指をくいっと曲げる。敏感な部分を指先が掠め、ルフィナの腰が跳ねた。
「や、もうだめ……っあ、ぅ」
「だめ? じゃあやめようか?」
意地悪な口調で笑ったカミルが今度は指を引き抜こうとする。あと少しで絶頂を迎えられそうだった身体は、物足りなさにひくひくと震えた。
「ルフィナの身体は、もっと欲しいって言ってるけどな。俺の指を引き止めるように締めつけてくる。どうする? ルフィナ。指でもう一度イく? それとも、他のものが欲しいかな」
「……っあ、欲し、……カミルさまが、欲しいの……お願い、早くきて」
返事を催促するように指を微かに抜き差しされて、ルフィナの瞳からは涙がこぼれ落ちる。それをカミルの唇が受け止め、彼は蕩けそうなほどの笑みを浮かべた。
「本当に。俺のつがいは可愛すぎるな」
その言葉と同時に深く貫かれて、ルフィナは声もなく達した。もう数えきれないほどに抱かれた身体は、かつては狭くて入らなかったことが嘘のように蕩けてカミルを最奥まで受け入れる。身体の奥底まで隙間なく彼のもので埋められるのは、ルフィナにとってこの上なく幸せな時だ。
「ふ、ぁ……深、い」
更に強い繋がりを求めて、ルフィナはカミルの背に手を回す。しっかりと抱きつけば、更に密着が深まった。
「最高に……、気持ちいい、な」
はぁっと息を吐いてカミルが笑う。同じ気持ちだとうなずいて笑い返すルフィナに、彼はそっと触れるだけのキスをした。
「絶対にきみを手放す気はないけれど、ルフィナもどうか俺から離れないで。ずっとそばにいて、俺だけを見ていて」
「もちろんです。カミル様と離れるなんて、考えられない。もしも離れていこうとしたら、私はどこまでだって追いかけますからね。絶対に逃がしませんよ」
「そうだった、きみはそういう人だった」
くすくすと肩を震わせたカミルが、再びルフィナの唇にキスを落とす。
「愛してる、俺のつがい。俺だけの強くて可愛い妖精姫」
「私も愛してる。強くてかっこよくて、それからちょっぴり可愛い私のつがい」
一度目を合わせて微笑み合った二人は、お互いの首にそっと唇を寄せた。そして深く身体を繋げたまま、愛を込めて首筋に噛みついた。
涙まじりの声で懇願すると、ルフィナの秘部に顔を埋めていたカミルがゆっくりと顔を上げた。手の甲で唇を拭う仕草が色っぽくて素敵だが、彼の口元を濡らしたその原因が何なのかを考えると恥ずかしくてたまらない。
「だめだ、ルフィナ。まだ三回しかイってないだろう」
「も……充分……っ」
「そんなこと言わずに、ほら」
「っあ、あぁぁっ」
力の抜けたルフィナの身体を優しく抱き寄せたカミルが、今度は指先で花芽を弾く。直前まで高められていた身体は、その刺激だけであっという間に達してしまった。
がくがくと身体を震わせるルフィナの頭をなだめるように撫で、カミルは今度は指を秘部に沈めていく。すでに蕩けきったそこは、彼の指を歓迎するように飲み込んで締めつけた。
「すごい締めつけだ。そんなに欲しい?」
「お願……、もう……」
「可愛いおねだりだが、これは悪戯なルフィナへのおしおきでもあるからなぁ。あと二回はイっておこうか。ほら、ここもルフィナは好きだろう?」
確かめるように顔をのぞき込みながら、カミルが中に埋めた指をくいっと曲げる。敏感な部分を指先が掠め、ルフィナの腰が跳ねた。
「や、もうだめ……っあ、ぅ」
「だめ? じゃあやめようか?」
意地悪な口調で笑ったカミルが今度は指を引き抜こうとする。あと少しで絶頂を迎えられそうだった身体は、物足りなさにひくひくと震えた。
「ルフィナの身体は、もっと欲しいって言ってるけどな。俺の指を引き止めるように締めつけてくる。どうする? ルフィナ。指でもう一度イく? それとも、他のものが欲しいかな」
「……っあ、欲し、……カミルさまが、欲しいの……お願い、早くきて」
返事を催促するように指を微かに抜き差しされて、ルフィナの瞳からは涙がこぼれ落ちる。それをカミルの唇が受け止め、彼は蕩けそうなほどの笑みを浮かべた。
「本当に。俺のつがいは可愛すぎるな」
その言葉と同時に深く貫かれて、ルフィナは声もなく達した。もう数えきれないほどに抱かれた身体は、かつては狭くて入らなかったことが嘘のように蕩けてカミルを最奥まで受け入れる。身体の奥底まで隙間なく彼のもので埋められるのは、ルフィナにとってこの上なく幸せな時だ。
「ふ、ぁ……深、い」
更に強い繋がりを求めて、ルフィナはカミルの背に手を回す。しっかりと抱きつけば、更に密着が深まった。
「最高に……、気持ちいい、な」
はぁっと息を吐いてカミルが笑う。同じ気持ちだとうなずいて笑い返すルフィナに、彼はそっと触れるだけのキスをした。
「絶対にきみを手放す気はないけれど、ルフィナもどうか俺から離れないで。ずっとそばにいて、俺だけを見ていて」
「もちろんです。カミル様と離れるなんて、考えられない。もしも離れていこうとしたら、私はどこまでだって追いかけますからね。絶対に逃がしませんよ」
「そうだった、きみはそういう人だった」
くすくすと肩を震わせたカミルが、再びルフィナの唇にキスを落とす。
「愛してる、俺のつがい。俺だけの強くて可愛い妖精姫」
「私も愛してる。強くてかっこよくて、それからちょっぴり可愛い私のつがい」
一度目を合わせて微笑み合った二人は、お互いの首にそっと唇を寄せた。そして深く身体を繋げたまま、愛を込めて首筋に噛みついた。
93
お気に入りに追加
385
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
平凡令嬢の婚活事情〜あの人だけは、絶対ナイから!〜
本見りん
恋愛
「……だから、ミランダは無理だって!!」
王立学園に通う、ミランダ シュミット伯爵令嬢17歳。
偶然通りかかった学園の裏庭でミランダ本人がここにいるとも知らず噂しているのはこの学園の貴族令息たち。
……彼らは、決して『高嶺の花ミランダ』として噂している訳ではない。
それは、ミランダが『平凡令嬢』だから。
いつからか『平凡令嬢』と噂されるようになっていたミランダ。『絶賛婚約者募集中』の彼女にはかなり不利な状況。
チラリと向こうを見てみれば、1人の女子生徒に3人の男子学生が。あちらも良くない噂の方々。
……ミランダは、『あの人達だけはナイ!』と思っていだのだが……。
3万字少しの短編です。『完結保証』『ハッピーエンド』です!
【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる