36 / 70
真実の表側
35 事件発生
しおりを挟む
────ズズズズズ…………。
何かを引きちぎる様な音と共に、真っ暗な闇の中から最後に姿を現したのは、今まで見たことがないくらい美しい青年だった。
闇を祓うイメージを与える、混じり色が一切ない真っ白な髪に、白い肌。
凹凸のはっきりした顔立ちに、高く通った鼻筋、ぱっちりした目には長いまつ毛がバッサリ生えている。
顔立ちだけ見れば、脆弱なスーパー美青年のイメージが湧くのかもしれないが、ところがどっこい。
身長はかなり高く、2m近くあるかもしれない。
しかもヒョロッとしてなくて、見事な金細工が施された軍服の様な服の下には、しっかりとした分厚い筋肉がついている様に見えた。
正面で殴り合いの喧嘩をすれば一発KO……いや、息を掛けられただけで即死するかも!
そんな恐怖を抱く程、立派な体格をしている。
また、その全てが青年を酷く神聖なモノに見せ、人々が思い描く完璧な存在……要は ” 神 ” を連想させる存在に見えた。
「 …………。 」
言葉もなくその美しい存在に圧倒されていると、周りに並ぶ騎士たちが、笑顔のまま涙をダラダラと流し始めた。
「 我らが神、神王様!!
此度も、こんな汚れた存在である我らに生きる事を許して下さる!! 」
「 それに感謝し、感謝の心を神王に捧げよ! 」
そう言い放った瞬間、人々は我先にとステージに向かい、長い長い列を作る。
えっ!!並ぶの!?
慌てて俺も人の流れに乗って並び、最後尾に近い位置に並ぶと、更に小さくなってしまったステージを見て、目を細めた。
「 な、なるほど……。
一人一人前もって集めたあの金の山から自分の金をとって、直接渡すんだ。
受け取る神王様も楽じゃねぇな。
一体何人いるんだよ……。 」
ズラッ~と並ぶ人々の多さにため息をついたが、神王様は立ち続ける俺達と違い、やたら豪勢な黄金の椅子に座って興味なさそうに跪く人々を見下ろしている。
いや、興味ないなら周りの騎士たちにお金集めされて帰ればいいじゃ~ん。
当分回って来ないだろう順番に、先程の緊張は鳴りを潜め、俺はボンヤリと周囲を見回したのだが……とんでもない人物達を見つけてしまい、ギョッ!と目を見張る。
俺よりだいぶ前の方にいる冒険者らしい格好をしている男たち。
なんと以前、” 神王は人形なのでは? ” と言い放ち、更に壊してやろうと企んでいた奴らだった。
「 うわっ!アイツら前に見た嫌な奴らじゃねぇか!
……マジでやるつもりか? 」
神王を実際に見た今、アレは絶対にヤバいヤツだと分かったため、やめた方が良いと思ったが……何もしてない現時点でそれを言うわけにもいかず、大きく肩を竦める。
正直、こいつらが失敗して死んじまっても自業自得。
あれから少しだけギルドの方で奴らの話を聞いたが、まだ冒頭なのにお腹一杯という程のクズ野郎共だった。
こういう奴らの面倒くささと、イカれっぷりは死ななきゃ治らない事を知っているので、口は出さないつもりだ。
ま、せいぜい頑張れよ~。
へっ!と鼻で笑いながら、心の中で中指を立てておいた。
そうして何時間か過ぎていき、だいぶ神王様が近づいた時────せっかくだからと、その美しい顔をマジマジと観察してみる。
その顔は見れば見るほど美しく、しかし表情が一つも変わらぬ無表情で、人形……と言う表現は確かにピッタリだと思った。
なんだか凍っているみたいだ……。
その美しさも相まってまるで氷の王子様というイメージが湧いたが、瞳の色だけは燃えるような赤色をしている事に気づく。
瞳は赤色なのか……。
その瞳がサンを思い出させてくれて、ジワッとした暖かい気持ちに浸っていると────とうとう事件は起こった。
────────バキッ!!!
突然ステージの前で大きな破壊音がし、ハッ!!としてそちらを見れば、先程の冒険者二人の前にある、献上金が積まれていた祭壇が砕け散っているのが見える。
祭壇を壊したのか?!
冷静に状況判断すると、やはりその通りだった様で、そいつらはピュ~♬と口笛を吹きながら大笑いし始めた。
「 あ~らら!すみませ~ん。
ちょっ~と手が滑って壊れちゃいましたぁ~。
どうかお許し下さい、神王様♡ 」
ザッ!と青ざめる周りの人たちは、直ぐにその男たちから離れるため、こっちに向かって逃げてくる。
俺はそんな奴らを避けながら、ステージの上へ視線を向けると、騎士たちは憤慨した様子で睨みつけ、今にも殺しにかかりそうだったが……神王の命令がなければ動くつもりがない様だ。
休めの体勢のまま動かない。
それを見て、冒険者二人は更に笑い、神王に向かって指を指した。
「 それさぁ~。本当は人間じゃねぇんだろ?
どうせ上の奴らが俺達から金を奪おうとして作った人形なんじゃね~の~?
────ふざけんなよ?
バカみたいなホラ話を俺達にして、ずっと人類を支配し続けるつもりかよ。
そんなの今日で終わりだわ。ばぁぁぁぁ~かっ! 」
「 ────なっ!!なんと無礼な……っ!!
神王様に今直ぐ土下座しなさいっ!!いえ、直ぐに自害し首を捧げよ!!
この大罪人めっ!!! 」
神官が大激怒し弾劾したが、男たちはどこ吹く風。
それどころか剣まで抜いたため、そこら中から悲鳴が上がった。
「 お前らだって、こんなクソみたいな茶番劇、いつまで続くんだって思ってんだろう?
これは上の奴らが金を独占しようと企んでいるだけだ。
そのせいで大事な大事な家族や恋人を失った奴らだっているだろうに、何黙ってんだよ。
だからお前らは全員底辺なんだっつーの!
一生俺達のためにせいぜい利用される便利な道具でいろよ、チキン野郎ども♡ 」
煽る様な言葉に、人々の何人かの気配が変わり、それに俺は焦る。
何かを引きちぎる様な音と共に、真っ暗な闇の中から最後に姿を現したのは、今まで見たことがないくらい美しい青年だった。
闇を祓うイメージを与える、混じり色が一切ない真っ白な髪に、白い肌。
凹凸のはっきりした顔立ちに、高く通った鼻筋、ぱっちりした目には長いまつ毛がバッサリ生えている。
顔立ちだけ見れば、脆弱なスーパー美青年のイメージが湧くのかもしれないが、ところがどっこい。
身長はかなり高く、2m近くあるかもしれない。
しかもヒョロッとしてなくて、見事な金細工が施された軍服の様な服の下には、しっかりとした分厚い筋肉がついている様に見えた。
正面で殴り合いの喧嘩をすれば一発KO……いや、息を掛けられただけで即死するかも!
そんな恐怖を抱く程、立派な体格をしている。
また、その全てが青年を酷く神聖なモノに見せ、人々が思い描く完璧な存在……要は ” 神 ” を連想させる存在に見えた。
「 …………。 」
言葉もなくその美しい存在に圧倒されていると、周りに並ぶ騎士たちが、笑顔のまま涙をダラダラと流し始めた。
「 我らが神、神王様!!
此度も、こんな汚れた存在である我らに生きる事を許して下さる!! 」
「 それに感謝し、感謝の心を神王に捧げよ! 」
そう言い放った瞬間、人々は我先にとステージに向かい、長い長い列を作る。
えっ!!並ぶの!?
慌てて俺も人の流れに乗って並び、最後尾に近い位置に並ぶと、更に小さくなってしまったステージを見て、目を細めた。
「 な、なるほど……。
一人一人前もって集めたあの金の山から自分の金をとって、直接渡すんだ。
受け取る神王様も楽じゃねぇな。
一体何人いるんだよ……。 」
ズラッ~と並ぶ人々の多さにため息をついたが、神王様は立ち続ける俺達と違い、やたら豪勢な黄金の椅子に座って興味なさそうに跪く人々を見下ろしている。
いや、興味ないなら周りの騎士たちにお金集めされて帰ればいいじゃ~ん。
当分回って来ないだろう順番に、先程の緊張は鳴りを潜め、俺はボンヤリと周囲を見回したのだが……とんでもない人物達を見つけてしまい、ギョッ!と目を見張る。
俺よりだいぶ前の方にいる冒険者らしい格好をしている男たち。
なんと以前、” 神王は人形なのでは? ” と言い放ち、更に壊してやろうと企んでいた奴らだった。
「 うわっ!アイツら前に見た嫌な奴らじゃねぇか!
……マジでやるつもりか? 」
神王を実際に見た今、アレは絶対にヤバいヤツだと分かったため、やめた方が良いと思ったが……何もしてない現時点でそれを言うわけにもいかず、大きく肩を竦める。
正直、こいつらが失敗して死んじまっても自業自得。
あれから少しだけギルドの方で奴らの話を聞いたが、まだ冒頭なのにお腹一杯という程のクズ野郎共だった。
こういう奴らの面倒くささと、イカれっぷりは死ななきゃ治らない事を知っているので、口は出さないつもりだ。
ま、せいぜい頑張れよ~。
へっ!と鼻で笑いながら、心の中で中指を立てておいた。
そうして何時間か過ぎていき、だいぶ神王様が近づいた時────せっかくだからと、その美しい顔をマジマジと観察してみる。
その顔は見れば見るほど美しく、しかし表情が一つも変わらぬ無表情で、人形……と言う表現は確かにピッタリだと思った。
なんだか凍っているみたいだ……。
その美しさも相まってまるで氷の王子様というイメージが湧いたが、瞳の色だけは燃えるような赤色をしている事に気づく。
瞳は赤色なのか……。
その瞳がサンを思い出させてくれて、ジワッとした暖かい気持ちに浸っていると────とうとう事件は起こった。
────────バキッ!!!
突然ステージの前で大きな破壊音がし、ハッ!!としてそちらを見れば、先程の冒険者二人の前にある、献上金が積まれていた祭壇が砕け散っているのが見える。
祭壇を壊したのか?!
冷静に状況判断すると、やはりその通りだった様で、そいつらはピュ~♬と口笛を吹きながら大笑いし始めた。
「 あ~らら!すみませ~ん。
ちょっ~と手が滑って壊れちゃいましたぁ~。
どうかお許し下さい、神王様♡ 」
ザッ!と青ざめる周りの人たちは、直ぐにその男たちから離れるため、こっちに向かって逃げてくる。
俺はそんな奴らを避けながら、ステージの上へ視線を向けると、騎士たちは憤慨した様子で睨みつけ、今にも殺しにかかりそうだったが……神王の命令がなければ動くつもりがない様だ。
休めの体勢のまま動かない。
それを見て、冒険者二人は更に笑い、神王に向かって指を指した。
「 それさぁ~。本当は人間じゃねぇんだろ?
どうせ上の奴らが俺達から金を奪おうとして作った人形なんじゃね~の~?
────ふざけんなよ?
バカみたいなホラ話を俺達にして、ずっと人類を支配し続けるつもりかよ。
そんなの今日で終わりだわ。ばぁぁぁぁ~かっ! 」
「 ────なっ!!なんと無礼な……っ!!
神王様に今直ぐ土下座しなさいっ!!いえ、直ぐに自害し首を捧げよ!!
この大罪人めっ!!! 」
神官が大激怒し弾劾したが、男たちはどこ吹く風。
それどころか剣まで抜いたため、そこら中から悲鳴が上がった。
「 お前らだって、こんなクソみたいな茶番劇、いつまで続くんだって思ってんだろう?
これは上の奴らが金を独占しようと企んでいるだけだ。
そのせいで大事な大事な家族や恋人を失った奴らだっているだろうに、何黙ってんだよ。
だからお前らは全員底辺なんだっつーの!
一生俺達のためにせいぜい利用される便利な道具でいろよ、チキン野郎ども♡ 」
煽る様な言葉に、人々の何人かの気配が変わり、それに俺は焦る。
118
お気に入りに追加
383
あなたにおすすめの小説
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
急に運命の番と言われても。夜会で永遠の愛を誓われ駆け落ちし、数年後ぽい捨てされた母を持つ平民娘は、氷の騎士の甘い求婚を冷たく拒む。
石河 翠
恋愛
ルビーの花屋に、隣国の氷の騎士ディランが現れた。
雪豹の獣人である彼は番の匂いを追いかけていたらしい。ところが花屋に着いたとたんに、手がかりを失ってしまったというのだ。
一時的に鼻が詰まった人間並みの嗅覚になったディランだが、番が見つかるまでは帰らないと言い張る始末。ルビーは彼の世話をする羽目に。
ルビーと喧嘩をしつつ、人間についての理解を深めていくディラン。
その後嗅覚を取り戻したディランは番の正体に歓喜し、公衆の面前で結婚を申し込むが冷たく拒まれる。ルビーが求婚を断ったのには理由があって……。
愛されることが怖い臆病なヒロインと、彼女のためならすべてを捨てる一途でだだ甘なヒーローの恋物語。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(ID25481643)をお借りしています。

そばかす糸目はのんびりしたい
楢山幕府
BL
由緒ある名家の末っ子として生まれたユージン。
母親が後妻で、眉目秀麗な直系の遺伝を受け継がなかったことから、一族からは空気として扱われていた。
ただ一人、溺愛してくる老いた父親を除いて。
ユージンは、のんびりするのが好きだった。
いつでも、のんびりしたいと思っている。
でも何故か忙しい。
ひとたび出張へ出れば、冒険者に囲まれる始末。
いつになったら、のんびりできるのか。もう開き直って、のんびりしていいのか。
果たして、そばかす糸目はのんびりできるのか。
懐かれ体質が好きな方向けです。今のところ主人公は、のんびり重視の恋愛未満です。
全17話、約6万文字。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
よく効くお薬〜偏頭痛持ちの俺がエリートリーマンに助けられた話〜
高菜あやめ
BL
【マイペース美形商社マン×頭痛持ち平凡清掃員】千野はフリーのプログラマーだが収入が少ないため、夜は商社ビルで清掃員のバイトをしてる。ある日体調不良で階段から落ちた時、偶然居合わせた商社の社員・津和に助けられ……偏頭痛持ちの主人公が、エリート商社マンに世話を焼かれつつ癒される甘めの話です◾️スピンオフ1【社交的爽やかイケメン営業マン×胃弱で攻めに塩対応なSE】千野のチームの先輩SE太田が主人公です◾️スピンオフ2【元モデルの実業家×低血圧の営業マン】千野と太田のプロジェクトチーム担当営業・片瀬とその幼馴染・白石の恋模様です
国を救った英雄と一つ屋根の下とか聞いてない!
古森きり
BL
第8回BL小説大賞、奨励賞ありがとうございます!
7/15よりレンタル切り替えとなります。
紙書籍版もよろしくお願いします!
妾の子であり、『Ω型』として生まれてきて風当たりが強く、居心地の悪い思いをして生きてきた第五王子のシオン。
成人年齢である十八歳の誕生日に王位継承権を破棄して、王都で念願の冒険者酒場宿を開店させた!
これからはお城に呼び出されていびられる事もない、幸せな生活が待っている……はずだった。
「なんで国の英雄と一緒に酒場宿をやらなきゃいけないの!」
「それはもちろん『Ω型』のシオン様お一人で生活出来るはずもない、と国王陛下よりお世話を仰せつかったからです」
「んもおおおっ!」
どうなる、俺の一人暮らし!
いや、従業員もいるから元々一人暮らしじゃないけど!
※読み直しナッシング書き溜め。
※飛び飛びで書いてるから矛盾点とか出ても見逃して欲しい。

初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる