27 / 70
真実の表側
26 当面の目標
しおりを挟む
「 ……金をどうにか稼がないと、このままじゃ餓死しちまう。
ドブさらいや靴磨きなら自信あり、もしもどこかのパーティーの荷物持ちができたらスーパーラッキーだ。 」
でも、もしかして冒険者になった時点で、謎の献上金なるモノを払う羽目になるかも……。
そんな不安はあったが、相変わらず攻撃スキルはないし、盗みを働いたり悪い事はしたくない。
なら、自分の体一つで稼いで生きて行く。
今までと変わらない、俺の生き方を貫くしかないのだ。
「 どんなに辛くても、媚びて媚びて媚びまくって生きて行くさ。
それで絶対にサンの生きた証を探すぞ、俺は。
俺とサンがいた時代は絶対にあったんだ。 」
正直それを知った所で何?と言われればそれまでだが、それでも大事な奴の最後は知りたいと思う。
それから先は……またその時考える。
山積みの様になっていた本を本棚に戻した後、俺はグッ!と拳を握り、鼻息荒く吹き出した。
「 その1!冒険者ギルドで情報を探りながら金を稼ぐ!
その2!仕事の傍らサンの生きた証を探す!
それを当面の目標として、まずは冒険者が集まる場所、冒険者ギルドなるモノに行ってみよう! 」
俺がそのままの足で図書資料室から出ると、恐らく大きさ的にアレかも?という大きな建物に向かって歩き出した。
冒険者は、基本貧しい生まれの奴がのし上がれる唯一の方法で、この様子だと多分今も変わってないと思われる。
現に冒険者ギルドとデカデカと書かれた扉の前に立つと、沢山の装備した奴らが出たり入ったり、人が途切れない。
「 後はギルドのランクとかの規則も変わって変わってないといいが……。 」
冒険者はバリバリの実力主義。
そのため皆、一律最低ランクからスタートし、実績と定期的に行われる承認試験というモノを受けて上へと上がって行くのだ。
ちなみに俺は10年以上冒険者やってて最低ランクのまま。
そしてモンスターを倒せる術がない俺は、多分今回もそのままだと思われる。
「 やっぱり戦闘スキルが欲しかったよなぁ~……。
一個でいいからさぁ~。 」
大きなため息をつきながら受付らしき場所に並び、密かに周りを観察した。
前には約数人程の冒険者が並んでいて、依頼完了の報告書らしきものを受付に提出しては、そのまま外に出ていく奴、もしくは依頼の紙?が貼られているボードへと再度向かう奴と動きは様々。
俺のいた時代は、冒険者達は自分のペースや実力に合わせて、出されている依頼を自分で選んで受けていたので、この感じだとこれも俺のいた時代と変わってない様だ。
ふむふむ……。
怪しくない程度に周りを見渡しながら順番を待っていると、直ぐに俺の番が回ってきた。
「 こんにちは。
もしかして冒険者登録をしに来た方でしょうか? 」
可愛いツインテールの若いお嬢さんは、とても愛想よく微笑んでくれたので、俺はヘラッとしながら大きく頷く。
「 そうなんだよ~。
ちょっと、今までやっていた農作業だと金が集まらなくてな。
転職を考えて~。 」
「 そうでしたか……。
少し前から天候のせいで沢山の新人冒険者達がデビューしましたからね……。
お疲れ様です。 」
悲しげにペコッと軽く頭を下げるお嬢さんに対し、罪悪感がチクチク刺さるがここは我慢。
確か先程の三人の冒険者達が ” 天候のせいで~。 ” とか言ってたから、この言い訳に使えると思ったのだが、これが大当たりだった。
そのままニコニコと笑顔で「 それほどでも~。 」と適当な返事を返す。
すると受付のお嬢さんは、そのまま手続きを始めてくれたのだが、ここでお嬢さんは妙な事を言い始めた。
「 では、今月分は新人特典で冒険者ギルドから払われますが……来月からは個人の稼ぎから出してもらう事になります。
ですので、余裕を持ってギルドに積み立て納金をする事をお勧めします。
その手続きもしておきますか? 」
「 ……えっ?────あ、あぁ。
よろしくお願いします。 」
とりあえず頷くと、お嬢さんはその手続きも同時に始める。
多分これは献上金なる存在のための制度だと思われる。
冒険者として依頼を受ければ、それからピンはねして、自動で金を貯めておいてくれるというシステムか。
「 ……中々献上金を貯めるのは大変ですよね。
今月はお陰様で助かりました。 」
神妙な顔でペコッと頭を下げると、お嬢さんは悲しげに眉を下に下げた。
「 こればかりは仕方ない事です。
私達穢れた末裔の人間は、神王様によって生かされているのですから……。
こればかりは変えることのできない世界のルールですので、割り切って生きていくしかないですね。 」
「 ……そうだよなぁ~。
なんであれ、神王様の決めた事に逆らう様なバカはいねぇもんな。 」
やれやれと呆れた様にため息をつくと、お嬢さんはクスッと笑う。
「 そりゃあそうですよ。
今まで神王様に愚かにも逆らおうとした人達は、その全員が一瞬で ” 帰され ” ますから。
どんなに強くても、神王様に敵う " 人 " など存在しません。
我々 " 人 " に出来ることは、お金を稼いで長生きする事のみですね。
沢山稼いでより沢山の献上金を納めれば【 聖天人 】になれますから、とにかく沢山稼ぎましょう。
それに戦闘能力に特化すれば【 聖華騎士団 】に選ばれるかもしれないので、是非、それを目指して頑張ってください。 」
手続きを終えたらしいお嬢さんは、俺に冒険者証と書かれたカードを渡し、サインをする様に空白の場所を指差す。
俺はそれにOK!と指でジェスチャーしながら名前を────書こうとして、一旦止まる。
ドブさらいや靴磨きなら自信あり、もしもどこかのパーティーの荷物持ちができたらスーパーラッキーだ。 」
でも、もしかして冒険者になった時点で、謎の献上金なるモノを払う羽目になるかも……。
そんな不安はあったが、相変わらず攻撃スキルはないし、盗みを働いたり悪い事はしたくない。
なら、自分の体一つで稼いで生きて行く。
今までと変わらない、俺の生き方を貫くしかないのだ。
「 どんなに辛くても、媚びて媚びて媚びまくって生きて行くさ。
それで絶対にサンの生きた証を探すぞ、俺は。
俺とサンがいた時代は絶対にあったんだ。 」
正直それを知った所で何?と言われればそれまでだが、それでも大事な奴の最後は知りたいと思う。
それから先は……またその時考える。
山積みの様になっていた本を本棚に戻した後、俺はグッ!と拳を握り、鼻息荒く吹き出した。
「 その1!冒険者ギルドで情報を探りながら金を稼ぐ!
その2!仕事の傍らサンの生きた証を探す!
それを当面の目標として、まずは冒険者が集まる場所、冒険者ギルドなるモノに行ってみよう! 」
俺がそのままの足で図書資料室から出ると、恐らく大きさ的にアレかも?という大きな建物に向かって歩き出した。
冒険者は、基本貧しい生まれの奴がのし上がれる唯一の方法で、この様子だと多分今も変わってないと思われる。
現に冒険者ギルドとデカデカと書かれた扉の前に立つと、沢山の装備した奴らが出たり入ったり、人が途切れない。
「 後はギルドのランクとかの規則も変わって変わってないといいが……。 」
冒険者はバリバリの実力主義。
そのため皆、一律最低ランクからスタートし、実績と定期的に行われる承認試験というモノを受けて上へと上がって行くのだ。
ちなみに俺は10年以上冒険者やってて最低ランクのまま。
そしてモンスターを倒せる術がない俺は、多分今回もそのままだと思われる。
「 やっぱり戦闘スキルが欲しかったよなぁ~……。
一個でいいからさぁ~。 」
大きなため息をつきながら受付らしき場所に並び、密かに周りを観察した。
前には約数人程の冒険者が並んでいて、依頼完了の報告書らしきものを受付に提出しては、そのまま外に出ていく奴、もしくは依頼の紙?が貼られているボードへと再度向かう奴と動きは様々。
俺のいた時代は、冒険者達は自分のペースや実力に合わせて、出されている依頼を自分で選んで受けていたので、この感じだとこれも俺のいた時代と変わってない様だ。
ふむふむ……。
怪しくない程度に周りを見渡しながら順番を待っていると、直ぐに俺の番が回ってきた。
「 こんにちは。
もしかして冒険者登録をしに来た方でしょうか? 」
可愛いツインテールの若いお嬢さんは、とても愛想よく微笑んでくれたので、俺はヘラッとしながら大きく頷く。
「 そうなんだよ~。
ちょっと、今までやっていた農作業だと金が集まらなくてな。
転職を考えて~。 」
「 そうでしたか……。
少し前から天候のせいで沢山の新人冒険者達がデビューしましたからね……。
お疲れ様です。 」
悲しげにペコッと軽く頭を下げるお嬢さんに対し、罪悪感がチクチク刺さるがここは我慢。
確か先程の三人の冒険者達が ” 天候のせいで~。 ” とか言ってたから、この言い訳に使えると思ったのだが、これが大当たりだった。
そのままニコニコと笑顔で「 それほどでも~。 」と適当な返事を返す。
すると受付のお嬢さんは、そのまま手続きを始めてくれたのだが、ここでお嬢さんは妙な事を言い始めた。
「 では、今月分は新人特典で冒険者ギルドから払われますが……来月からは個人の稼ぎから出してもらう事になります。
ですので、余裕を持ってギルドに積み立て納金をする事をお勧めします。
その手続きもしておきますか? 」
「 ……えっ?────あ、あぁ。
よろしくお願いします。 」
とりあえず頷くと、お嬢さんはその手続きも同時に始める。
多分これは献上金なる存在のための制度だと思われる。
冒険者として依頼を受ければ、それからピンはねして、自動で金を貯めておいてくれるというシステムか。
「 ……中々献上金を貯めるのは大変ですよね。
今月はお陰様で助かりました。 」
神妙な顔でペコッと頭を下げると、お嬢さんは悲しげに眉を下に下げた。
「 こればかりは仕方ない事です。
私達穢れた末裔の人間は、神王様によって生かされているのですから……。
こればかりは変えることのできない世界のルールですので、割り切って生きていくしかないですね。 」
「 ……そうだよなぁ~。
なんであれ、神王様の決めた事に逆らう様なバカはいねぇもんな。 」
やれやれと呆れた様にため息をつくと、お嬢さんはクスッと笑う。
「 そりゃあそうですよ。
今まで神王様に愚かにも逆らおうとした人達は、その全員が一瞬で ” 帰され ” ますから。
どんなに強くても、神王様に敵う " 人 " など存在しません。
我々 " 人 " に出来ることは、お金を稼いで長生きする事のみですね。
沢山稼いでより沢山の献上金を納めれば【 聖天人 】になれますから、とにかく沢山稼ぎましょう。
それに戦闘能力に特化すれば【 聖華騎士団 】に選ばれるかもしれないので、是非、それを目指して頑張ってください。 」
手続きを終えたらしいお嬢さんは、俺に冒険者証と書かれたカードを渡し、サインをする様に空白の場所を指差す。
俺はそれにOK!と指でジェスチャーしながら名前を────書こうとして、一旦止まる。
91
お気に入りに追加
370
あなたにおすすめの小説
【書籍化進行中】契約婚ですが可愛い継子を溺愛します
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
恋愛
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
前世の記憶がうっすら残る私が転生したのは、貧乏伯爵家の長女。父親に頼まれ、公爵家の圧力と財力に負けた我が家は私を売った。
悲壮感漂う状況のようだが、契約婚は悪くない。実家の借金を返し、可愛い継子を愛でながら、旦那様は元気で留守が最高! と日常を謳歌する。旦那様に放置された妻ですが、息子や使用人と快適ライフを追求する。
逞しく生きる私に、旦那様が距離を詰めてきて? 本気の恋愛や溺愛はお断りです!!
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2024/09/07……カクヨム、恋愛週間 4位
2024/09/02……小説家になろう、総合連載 2位
2024/09/02……小説家になろう、週間恋愛 2位
2024/08/28……小説家になろう、日間恋愛連載 1位
2024/08/24……アルファポリス 女性向けHOT 8位
2024/08/16……エブリスタ 恋愛ファンタジー 1位
2024/08/14……連載開始
そばかす糸目はのんびりしたい
楢山幕府
BL
由緒ある名家の末っ子として生まれたユージン。
母親が後妻で、眉目秀麗な直系の遺伝を受け継がなかったことから、一族からは空気として扱われていた。
ただ一人、溺愛してくる老いた父親を除いて。
ユージンは、のんびりするのが好きだった。
いつでも、のんびりしたいと思っている。
でも何故か忙しい。
ひとたび出張へ出れば、冒険者に囲まれる始末。
いつになったら、のんびりできるのか。もう開き直って、のんびりしていいのか。
果たして、そばかす糸目はのんびりできるのか。
懐かれ体質が好きな方向けです。今のところ主人公は、のんびり重視の恋愛未満です。
全17話、約6万文字。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
前世から俺の事好きだという犬系イケメンに迫られた結果
はかまる
BL
突然好きですと告白してきた年下の美形の後輩。話を聞くと前世から好きだったと話され「????」状態の平凡男子高校生がなんだかんだと丸め込まれていく話。
「トリプルSの極上アルファと契約結婚、なぜか猫可愛がりされる話」
悠里
BL
Ωの凛太。オレには夢がある。その為に勉強しなきゃ。お金が必要。でもムカつく父のお金はできるだけ使いたくない。そういう店、もありだろうか……。父のお金を使うより、どんな方法だろうと自分で稼いだ方がマシ、でもなぁ、と悩んでいたΩ凛太の前に、何やらめちゃくちゃイケメンなαが現れた。
凛太はΩの要素が弱い。ヒートはあるけど不定期だし、三日こもればなんとかなる。αのフェロモンも感じないし、自身も弱い。
なんだろこのイケメン、と思っていたら、何やら話している間に、変な話になってきた。
契約結婚? 期間三年? その間は好きに勉強していい。その後も、生活の面倒は見る。デメリットは、戸籍にバツイチがつくこと。え、全然いいかも……。お願いします!
トリプルエスランク、紫の瞳を持つスーパーαのエリートの瑛士さんの、超高級マンション。最上階の隣の部屋を貰う。もし番になりたい人が居たら一緒に暮らしてもいいよとか言うけど、一番勉強がしたいので! 恋とか分からないしと断る。たまに一緒にパーティーに出たり、表に夫夫アピールはするけど、それ以外は絡む必要もない、はずだったのに、なぜか瑛士さんは、オレの部屋を訪ねてくる。そんな豪華でもない普通のオレのご飯を一緒に食べるようになる。勉強してる横で、瑛士さんも仕事してる。「何でここに」「居心地よくて」「いいですけど」そんな日々が続く。ちょっと仲良くなってきたある時、久しぶりにヒート。三日間こもるんで来ないでください。この期間だけは一応Ωなんで、と言ったオレに、一緒に居る、と、意味の分からない瑛士さん。一応抑制剤はお互い打つけど、さすがにヒートは、無理。出てってと言ったら、一人でそんな辛そうにさせてたくない、という。もうヒートも相まって、血が上って、頭、良く分からなくなる。まあ二人とも、微かな理性で頑張って、本番まではいかなかったんだけど。――ヒートを乗り越えてから、瑛士さん、なんかやたら、距離が近い。何なのその目。そんな風に見つめるの、なんかよくないと思いますけど。というと、おかしそうに笑われる。そんな時、色んなツテで、薬を作る夢の話が盛り上がってくる。Ωの対応や治験に向けて活動を開始するようになる。夢に少しずつ近づくような。そんな中、従来の抑制剤の治験の闇やΩたちへの許されない行為を耳にする。少しずつ証拠をそろえていくと、それを良く思わない連中が居て――。瑛士さんは、契約結婚をしてでも身辺に煩わしいことをなくしたかったはずなのに、なぜかオレに関わってくる。仕事も忙しいのに、時間を見つけては、側に居る。なんだか初の感覚。でもオレ、勉強しなきゃ!瑛士さんと結婚できるわけないし勘違いはしないように! なのに……? と、αに翻弄されまくる話です。ぜひ✨
表紙:クボキリツ(@kbk_Ritsu)さま
素敵なイラストをありがとう…🩷✨
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます
ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜
名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。
愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に…
「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」
美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。
🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶
応援していただいたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました!
悪役令嬢のペットは殿下に囲われ溺愛される
白霧雪。
BL
旧題:悪役令嬢のポチは第一王子に囲われて溺愛されてます!?
愛される喜びを知ってしまった――
公爵令嬢ベアトリーチェの幼馴染兼従者として生まれ育ったヴィンセント。ベアトリーチェの婚約者が他の女に現を抜かすため、彼女が不幸な結婚をする前に何とか婚約を解消できないかと考えていると、彼女の婚約者の兄であり第一王子であるエドワードが現れる。「自分がベアトリーチェの婚約について、『ベアトリーチェにとって不幸な結末』にならないよう取り計らう」「その代わり、ヴィンセントが欲しい」と取引を持ち掛けられ、不審に思いつつも受け入れることに。警戒を解かないヴィンセントに対し、エドワードは甘く溺愛してきて……
❁❀花籠の泥人形編 更新中✿ 残4話予定✾
❀小話を番外編にまとめました❀
✿背後注意話✿
✾Twitter → @yuki_cat8 (作業過程や裏話など)
❀書籍化記念IFSSを番外編に追加しました!(23.1.11)❀
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる