16 / 70
真実の表側
15 もしも願いが叶うなら
しおりを挟む
────3ヶ月後。
「 サン!準備はいいか?! 」
「 うん、勿論。 」
大量発生した< トビウオ・スパイダー >の討伐を終えて、休憩用テントにヒュード達が戻ったのを見計らい、俺はサンに話しかける。
するとサンは完璧に心得ており、自分のマントの下から大きめな袋を取り出した。
< トビウオ・スパイダー >
体長3mくらい。魚の顔と胴体に蜘蛛の足が八本ついたモンスター
非常に早いスピードで飛びかかっているため、大量に発生した際は混戦にならない様に注意が必要
大人数での討伐が推奨される
「 じゃあ、いつものように俺が討伐証明の魚の顔を集めるから、サンは魔力核と────。 」
「 油が乗った赤身肉の回収。 」
キラッ!と目を輝かせて正解を言うサンと、俺は手を叩き合う。
トビウオ・スパイダーの魔力核の周りについている赤身肉は、実はとても油が乗っていて美味しい。
昔、冒険者達が破棄したモンスターの死骸を食べてそれを学んだ俺にとって、こいつらはご馳走の山!
討伐すればお金も稼げて、更に美味しい素材にもなる奇跡の存在なのだ。
ちなみにヒュード達はこの肉の存在も知らないし、いつも依頼完了の金にしか興味がないので、俺がコソコソ動いているのも ” 乞食ネズミ ” とか言って馬鹿にするのが楽しいらしく邪魔しない。
ほくそ笑みながら、俺はサンと二手に別れ手際よく作業を終えていく。
そして俺は討伐証明である魚の顔を集め終え、サンは魔力核と赤身のお肉をしっかりと集め終わり、直ぐにサンのマントの裏に作った裏ポケットにモンスターコアを入れて隠すと、何食わぬ顔で、談笑しているヒュード達の元へ向かう。
「 討伐証明集め終わりました~! 」
「 うわっ!くっせぇ~なぁ~。
相変わらず回収後は、生臭くて気持ちわりぃ!!
じゃあお前らはいつも通り、後ろでその素材と一緒に乗ってけよ。
んで、冒険者ギルドに持ってって金を貰ってこい。
────いいか?そこから金を少しでもくすねてみろよ?
ぶっ殺すからな。 」
「 はい~!勿論でございます~! 」
そこで俺のガクガクと震えながら頭を下げる懇親の演技!
サンも真似して下を向いてブルブル震えているフリをした。
それを見て満足したのか、ヒュード達はプッ!と笑いながら、依頼主から用意された馬車に乗り込んだので、俺とサンはニヤ~と笑い合い、馬車の後ろに紐で括り付けた荷台に乗り込む。
荷台の中には生臭い匂いと共に、本日のご馳走になるであろうお肉が積まれていて、それは全て俺達のモノ!
ヒュード達は討伐したモンスターの死骸を回収したことがないため、荷物が異常に多い事に今日も全く気が付かなかった様だ。
「 大量ですね。
八割くらい乾燥肉にすれば、当分持ちそうです。 」
「 そうだな~。今日は大量討伐の依頼でラッキー!
最近単発の依頼が多かったから、乾燥肉が尽きかけてたもんな。
俺達めちゃくちゃついてる! 」
生臭いのなどなんのその!
俺は大事なお肉達が入った袋をギュッ……と抱きしめる。
そして頭の中で、先ほど手に入れた魔力核のお値段をカシャカシャと頭の中で計算し、チンッ!とその計算が終わった。
────良かった、今週も薬が買えそうだ。
俺はホッと胸を撫で下ろしながら、ご機嫌で嬉しそうに笑うサンを見る。
そして…………三ヶ月前より更に広がってしまった腐った部位を見て、嬉しい気分が凄い勢いで沈んでいった。
サンの体は少しづつ少しづつ腐っていってる。
そのスピードを止める事はできないが、どうも前に塗ってやった薬が身体に合ったのか、痛み自体は殆ど無くなったそうだ。
だがその薬が切れてしまえば、夜中にウンウン魘されているのに気づき、今ではどうにか切らさない様に、儲けの殆どを使ってサンに毎日それを塗ってやっている。
たがかなり高い薬であるため、切らしてしまう事もあり、その際はとにかく寝ているサンの頭を必死に撫で続けた。
すると、サンはそれを見て真っ赤になりながら「 痛みが引きました……。 」と言っていたが、多分嘘だと思う。
しかし、それでも少しでも気休めになればと、薬がない日は寝ているサンの頭を撫でてやっている。
一応俺はご主人様だし!
奴隷の体調管理も仕事だから!
フンッ!と勢いよく鼻息を吹き、胸を張ると、サンも俺の真似をして胸を張った。
それに笑いながら、激しく揺れる荷台から周りの景色を眺める。
討伐していたのは森の奥で鬱蒼としていたが、馬車はあっという間に街道に出て、周りは草原の様な開けた場所に出ていた。
本日の天気は快晴。
そのためまるでピクニックにでも来たような最高の景色をながめながらの帰宅となる。
「 やっぱり俺ってついてる~! 」
フンフン~♬と鼻歌にしては大きな歌を歌いながら景色を堪能していると、サンは俺を見てボソッと言った。
「 グラン様は……もし、何でも願いが叶うとしたら……何を望みますか? 」
突然の質問に少々驚いたが、きっと景色があまりにも綺麗だから、残酷なこの世の事を忘れて、明るい話題を出したかったのかもしれない。
そう思って、俺はあまり好きではない、その ” もしも ” の話に乗ってやった。
「 サン!準備はいいか?! 」
「 うん、勿論。 」
大量発生した< トビウオ・スパイダー >の討伐を終えて、休憩用テントにヒュード達が戻ったのを見計らい、俺はサンに話しかける。
するとサンは完璧に心得ており、自分のマントの下から大きめな袋を取り出した。
< トビウオ・スパイダー >
体長3mくらい。魚の顔と胴体に蜘蛛の足が八本ついたモンスター
非常に早いスピードで飛びかかっているため、大量に発生した際は混戦にならない様に注意が必要
大人数での討伐が推奨される
「 じゃあ、いつものように俺が討伐証明の魚の顔を集めるから、サンは魔力核と────。 」
「 油が乗った赤身肉の回収。 」
キラッ!と目を輝かせて正解を言うサンと、俺は手を叩き合う。
トビウオ・スパイダーの魔力核の周りについている赤身肉は、実はとても油が乗っていて美味しい。
昔、冒険者達が破棄したモンスターの死骸を食べてそれを学んだ俺にとって、こいつらはご馳走の山!
討伐すればお金も稼げて、更に美味しい素材にもなる奇跡の存在なのだ。
ちなみにヒュード達はこの肉の存在も知らないし、いつも依頼完了の金にしか興味がないので、俺がコソコソ動いているのも ” 乞食ネズミ ” とか言って馬鹿にするのが楽しいらしく邪魔しない。
ほくそ笑みながら、俺はサンと二手に別れ手際よく作業を終えていく。
そして俺は討伐証明である魚の顔を集め終え、サンは魔力核と赤身のお肉をしっかりと集め終わり、直ぐにサンのマントの裏に作った裏ポケットにモンスターコアを入れて隠すと、何食わぬ顔で、談笑しているヒュード達の元へ向かう。
「 討伐証明集め終わりました~! 」
「 うわっ!くっせぇ~なぁ~。
相変わらず回収後は、生臭くて気持ちわりぃ!!
じゃあお前らはいつも通り、後ろでその素材と一緒に乗ってけよ。
んで、冒険者ギルドに持ってって金を貰ってこい。
────いいか?そこから金を少しでもくすねてみろよ?
ぶっ殺すからな。 」
「 はい~!勿論でございます~! 」
そこで俺のガクガクと震えながら頭を下げる懇親の演技!
サンも真似して下を向いてブルブル震えているフリをした。
それを見て満足したのか、ヒュード達はプッ!と笑いながら、依頼主から用意された馬車に乗り込んだので、俺とサンはニヤ~と笑い合い、馬車の後ろに紐で括り付けた荷台に乗り込む。
荷台の中には生臭い匂いと共に、本日のご馳走になるであろうお肉が積まれていて、それは全て俺達のモノ!
ヒュード達は討伐したモンスターの死骸を回収したことがないため、荷物が異常に多い事に今日も全く気が付かなかった様だ。
「 大量ですね。
八割くらい乾燥肉にすれば、当分持ちそうです。 」
「 そうだな~。今日は大量討伐の依頼でラッキー!
最近単発の依頼が多かったから、乾燥肉が尽きかけてたもんな。
俺達めちゃくちゃついてる! 」
生臭いのなどなんのその!
俺は大事なお肉達が入った袋をギュッ……と抱きしめる。
そして頭の中で、先ほど手に入れた魔力核のお値段をカシャカシャと頭の中で計算し、チンッ!とその計算が終わった。
────良かった、今週も薬が買えそうだ。
俺はホッと胸を撫で下ろしながら、ご機嫌で嬉しそうに笑うサンを見る。
そして…………三ヶ月前より更に広がってしまった腐った部位を見て、嬉しい気分が凄い勢いで沈んでいった。
サンの体は少しづつ少しづつ腐っていってる。
そのスピードを止める事はできないが、どうも前に塗ってやった薬が身体に合ったのか、痛み自体は殆ど無くなったそうだ。
だがその薬が切れてしまえば、夜中にウンウン魘されているのに気づき、今ではどうにか切らさない様に、儲けの殆どを使ってサンに毎日それを塗ってやっている。
たがかなり高い薬であるため、切らしてしまう事もあり、その際はとにかく寝ているサンの頭を必死に撫で続けた。
すると、サンはそれを見て真っ赤になりながら「 痛みが引きました……。 」と言っていたが、多分嘘だと思う。
しかし、それでも少しでも気休めになればと、薬がない日は寝ているサンの頭を撫でてやっている。
一応俺はご主人様だし!
奴隷の体調管理も仕事だから!
フンッ!と勢いよく鼻息を吹き、胸を張ると、サンも俺の真似をして胸を張った。
それに笑いながら、激しく揺れる荷台から周りの景色を眺める。
討伐していたのは森の奥で鬱蒼としていたが、馬車はあっという間に街道に出て、周りは草原の様な開けた場所に出ていた。
本日の天気は快晴。
そのためまるでピクニックにでも来たような最高の景色をながめながらの帰宅となる。
「 やっぱり俺ってついてる~! 」
フンフン~♬と鼻歌にしては大きな歌を歌いながら景色を堪能していると、サンは俺を見てボソッと言った。
「 グラン様は……もし、何でも願いが叶うとしたら……何を望みますか? 」
突然の質問に少々驚いたが、きっと景色があまりにも綺麗だから、残酷なこの世の事を忘れて、明るい話題を出したかったのかもしれない。
そう思って、俺はあまり好きではない、その ” もしも ” の話に乗ってやった。
82
お気に入りに追加
383
あなたにおすすめの小説

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。
※(3/14)ストック更新終わりました!幕間を挟みます。また本筋練り終わりましたら再開します。待っててくださいね♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。
急に運命の番と言われても。夜会で永遠の愛を誓われ駆け落ちし、数年後ぽい捨てされた母を持つ平民娘は、氷の騎士の甘い求婚を冷たく拒む。
石河 翠
恋愛
ルビーの花屋に、隣国の氷の騎士ディランが現れた。
雪豹の獣人である彼は番の匂いを追いかけていたらしい。ところが花屋に着いたとたんに、手がかりを失ってしまったというのだ。
一時的に鼻が詰まった人間並みの嗅覚になったディランだが、番が見つかるまでは帰らないと言い張る始末。ルビーは彼の世話をする羽目に。
ルビーと喧嘩をしつつ、人間についての理解を深めていくディラン。
その後嗅覚を取り戻したディランは番の正体に歓喜し、公衆の面前で結婚を申し込むが冷たく拒まれる。ルビーが求婚を断ったのには理由があって……。
愛されることが怖い臆病なヒロインと、彼女のためならすべてを捨てる一途でだだ甘なヒーローの恋物語。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(ID25481643)をお借りしています。

それ以上近づかないでください。
ぽぽ
BL
「誰がお前のことなんか好きになると思うの?」
地味で冴えない小鳥遊凪は、ある日、憧れの人である蓮見馨に不意に告白をしてしまい、2人は付き合うことになった。
まるで夢のような時間――しかし、その恋はある出来事をきっかけに儚くも終わりを迎える。
転校を機に、馨のことを全てを忘れようと決意した凪。もう二度と彼と会うことはないはずだった。
ところが、あることがきっかけで馨と再会することになる。
「本当に可愛い。」
「凪、俺以外のやつと話していいんだっけ?」
かつてとはまるで別人のような馨の様子に戸惑う凪。
「お願いだから、僕にもう近づかないで」
何も知らない人間兄は、竜弟の執愛に気付かない
てんつぶ
BL
連峰の最も高い山の上、竜人ばかりの住む村。
その村の長である家で長男として育てられたノアだったが、肌の色や顔立ちも、体つきまで周囲とはまるで違い、華奢で儚げだ。自分はひょっとして拾われた子なのではないかと悩んでいたが、それを口に出すことすら躊躇っていた。
弟のコネハはノアを村の長にするべく奮闘しているが、ノアは竜体にもなれないし、人を癒す力しかもっていない。ひ弱な自分はその器ではないというのに、日々プレッシャーだけが重くのしかかる。
むしろ身体も大きく力も強く、雄々しく美しい弟ならば何の問題もなく長になれる。長男である自分さえいなければ……そんな感情が膨らみながらも、村から出たことのないノアは今日も一人山の麓を眺めていた。
だがある日、両親の会話を聞き、ノアは竜人ですらなく人間だった事を知ってしまう。人間の自分が長になれる訳もなく、またなって良いはずもない。周囲の竜人に人間だとバレてしまっては、家族の立場が悪くなる――そう自分に言い訳をして、ノアは村をこっそり飛び出して、人間の国へと旅立った。探さないでください、そう書置きをした、はずなのに。
人間嫌いの弟が、まさか自分を追って人間の国へ来てしまい――

麗しの眠り姫は義兄の腕で惰眠を貪る
黒木 鳴
BL
妖精のように愛らしく、深窓の姫君のように美しいセレナードのあだ名は「眠り姫」。学園祭で主役を演じたことが由来だが……皮肉にもそのあだ名はぴったりだった。公爵家の出と学年一位の学力、そしてなによりその美貌に周囲はいいように勘違いしているが、セレナードの中身はアホの子……もとい睡眠欲求高めの不思議ちゃん系(自由人なお子さま)。惰眠とおかしを貪りたいセレナードと、そんなセレナードが可愛くて仕方がない義兄のギルバート、なんやかんやで振り回される従兄のエリオットたちのお話し。完結しました!
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位
王子の片思いに気付いたので、悪役令嬢になって婚約破棄に協力しようとしてるのに、なぜ執着するんですか?
いりん
恋愛
婚約者の王子が好きだったが、
たまたま付き人と、
「婚約者のことが好きなわけじゃないー
王族なんて恋愛して結婚なんてできないだろう」
と話ながら切なそうに聖女を見つめている王子を見て、王子の片思いに気付いた。
私が悪役令嬢になれば、聖女と王子は結婚できるはず!と婚約破棄を目指してたのに…、
「僕と婚約破棄して、あいつと結婚するつもり?許さないよ」
なんで執着するんてすか??
策略家王子×天然令嬢の両片思いストーリー
基本的に悪い人が出てこないほのぼのした話です。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる