【第一部完結】天寿を全うした俺は呪われた英雄のため悪役に転生します

バナナ男さん

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第五十章

1501 俺が守るから

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( リーフ )

< 魔術騎士の資質 >( ノーマルスキル )

< スモール・バンの刃 >

光属性の刃を凝縮し、それを回転させる事で爆発させる爆発型の攻撃スキル

爆発する際は光の刃が周囲に飛び散り、広範囲にダメージを与える


(発現条件) 

一定以上魔力、魔力操作、光属性魔力を持つこと

一定以上光属性魔法を使う事




ドンッ!ドンッ!!ドドンッ!!!


ドド────ン!!!


爆発した瞬間、大きな音と共に向かってくる刃を叩き落とすと、爆風によりまた視界は悪くなる。

そのせいでリーフの姿が隠れてしまい、真っ白な視界の中、リーフの笑い声だけが響いていた。


「 ……そっか。 」


唐突に ” リーフ ” という存在の役割を理解すると、その笑い声と共に蘇ってきたのは遥か遠い記憶だ。

そして────なぜ俺の魂が ” リーフ ” として転生できたのかも完全に理解した。


「 俺はリーフと ” 同じモノ ” だからか。

だから俺は…………。 」





” 失敗だ……失敗だ……失敗だ……失敗した…………。





” 正しくない ” エラーが生まれた原因は何……??


何……??



      何……?




何…………??



何   何    何……     何……???







       
────でも……から出るつもりはないみたいだから────……許してあげる。






せいぜい存在して……私に ” 楽しい ” を頂戴。 ”





「 ────っ?!! 」


突然思い出した ” 声  ” に頭がガンガンと酷く痛み、思わずうめき声を上げた。

                                     
女性か男性か……それすらも認識できない声が聞こえ、その記憶は凄まじい勢いで


い、一体この記憶は……?


不思議に思ったが、煙が晴れてリーフの姿が見える様になると……その記憶は完全に消えてしまった。

リーフは傷ひとつない俺の姿を確認すると、大きな舌打ちをし、片手を握って手を上に上げる。

すると、開いた手の平に白い光が凝縮していき、光り輝く剣が形成されていった。




< 魔術騎士の資質 >( ユニーク固有スキル )

< 聖光の剣 >

光属性を変化させて剣を創り出す創作系魔法スキル

自身の魔力、魔力操作、光属性魔力が高い程強く精巧な光の剣が創れる


(発現条件) 

一定以上魔力、魔力操作、光属性魔力を持つこと

一定以上の想像力、知力、自信、正義を持ち、自身の正義を持って罪人と認定した者達を断罪する事




「 遊びはここまでだ。

俺が本物、お前が偽物なのに、どうして逆らおうとする?
                           
本来進むべき道へ進む事は、全ての世界にとって重要な事なのだと、あのお方も言っていた。

そしてお前の存在は世界の ” エラー ” だとも……。

あのお方のお許しを得て存在しているだけの異分子は、そろそろ消えろ。

俺はお前を消して世界を救う英雄になる。 」



あのお方────??

それに ” エラー ” ってなんだ??


引っかかる言葉が多くて、口を開こうとしたが……リーフは出来上がった光の剣を強く握ると、そのままダッ!と俺に向かって走ってきた。

そしてその光の剣で攻撃してきたので、俺は腰に差してある中剣を抜き、その剣を受け止める。


────ガキンッ!!!


剣と剣がぶつかり合う音が聞こえた直後、そのままリーフと剣の打ち合いへ。


ガキンッ!!

キンッ!!キンッ!!キンッ!!!


「 ────チッ!! 」


全ての攻撃を俺がいなして弾くので、それが気に入らずに大きく舌打ちしたリーフは、俺を押すように吹き飛ばし攻撃をしてきた。


「 …………。 」


その攻撃に対し素直に後ろに飛んで距離を取ると、リーフは突きのポーズのまま深く腰を落とし───……凄まじいスピードでそれを打ち出す。




< 魔術騎士の資質 >( ユニーク固有スキル )

< クリティカル・ショット >

まるで弾丸の様なスピードと威力の剣の突き攻撃

自身の攻撃力とスピード、剣の熟練度によって威力が決定する

(発現条件) 

一定以上の攻撃力、スピード、剣の熟練度を持つこと

一定回数以上剣での戦闘を経験する事



────ドンッ!!


まるで銃の弾の様に打たれた剣の突き攻撃だったが、俺はそれを軽くいなし、最後はキンッ!と大きく弾いた。


「 ────くっ!! 」


まさか避けられるとは思っていなかったのだろう。

リーフは悔しげに顔を歪め、俺に向かって大声で怒鳴りつけた。


「 お前を始末したら、次はレオンハルトだっ!!

もう一人の ” エラー ” である呪われし英雄を俺が……リーフが消し去ってやるからなぁぁぁっ!!! 」



リーフはもう一度大きく剣を引いて、スキル< クリティカル・ショット >を撃ってきたが……俺は剣をその場に置き去りにして、ダッ!とリーフの懐へと入り込む。


「 ────なっ!!?? 」


宙に置き去りにした剣にヒットさせ、それが飛んでいくのを呆然と見ているリーフ。

そしてその直後に懐に飛び込んできた俺を見下ろせば、そこには大きく拳を後ろに引いた俺がいる!


「 そんな事させるもんか。

レオンが答えを出すまで……俺が守るから。 」


────ドコォォォォッ!!!!


俺の拳はリーフの顔の正面にヒットし、その体は大きく後ろへと吹っ飛んでいった。


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