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第三十一章
1039 命を使って
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( ニコラ )
ソフィアは生まれつき普通では考えられない程の聖属性魔力を持っていて、確実に上級以上……いや特級資質であると考えられた。
そのため私と教会はソフィアを ” 聖女 ” とし、更に権力の分散化を進める事に。
こうして権力は王を除く3つに分けられる事になり、まさに三つ巴、お互いがお互いの行動を抑制する効果により、見事エドワード派閥を抑え込む事に成功したのだった。
このままこの状況をキープできれば国は平和になる。
戦い続けてやっと未来が明るくなり始めたその時、元々体の弱かったリンディアが病に倒れ亡くなってしまい、私は一人になった。
私の愛する妻にして最大の相棒でもあったリンディア。
彼女は死が眼の前に迫っている時も気丈な姿を見せ、誇らしげな顔を見せる。
「 国を……そして子供たちを頼みます。 」
良き妃でありまた良き母でもあったリンディアにとって、エドワードやアーサー、ソフィアは全員可愛い我が子で、そんな愛する子供たちが争って命を落とす事は絶対に防ぎたい事であった。
そのためそれを止める事ができたのだから、リンディアは心穏やかに私に全てを託して安心してイシュル神の元へと旅立っていった。
全てを託された私は、愛するリンディアのため、子供たちのため、愛する国のために戦い続ける。
そのためにこの命を使うと誓った。
そして、それが今。
最後は私の命一つで全てを道連れにして────戦いはやっと終わりを告げる。
私は笑みを浮かべ、仮面の下でほくそ笑んでいるエドワード派閥の者達を見渡した。
「 皆のもの、もう分かっていると思うが……この度グリモア近くに大きく広がる森でとんでもないモノが見つかった。
” 呪災の卵 ” だ。
かつて一強国であったルセイル王国を滅ぼした恐ろしい呪いの化け物が、我が国で生まれてしまった。
このままでは我がアルバード王国も同じ道を辿るだろう。 」
────どよっ!!!
私の口から直接語られた事で、周りはざわめく。
酷く混乱し、頭を抱える者達も多い中、カールやマリナ、そしてエドワードは落ち着いていて、神妙な顔を作って黙っている。
一瞬それを睨みつけたが直ぐに隠し、片手を上げてざわつく皆を静めた。
────シ──ン……。
すぐにその場は水を打ったように静まりかえり、私が口を開こうとしたその時……一歩前に出てくる人物が。
アイス・グリーン色の腰までの長さのストレートヘアーに、聖職者が着るシンプルな聖衣で身を包む50にはいかぬ程の年齢の男性。
その表情は笑っているはずなのに、どことなくうす暗い雰囲気が漂っている。
イシュル教会大司教
< グレスター >
グレスターは表情を変えぬまま私に向かって深く頭を下げた。
「 ニコラ王よ、決断の時でございます。
緊急事態であるがゆえ、早急に教会が保管している全ての< 聖浄結石 >をご用意いたします。 」
そう淡々と告げるグレスターは、現在中立派である教会の大司教という立場にありながら、エドワード派閥に加担する一人だ。
私はフッ……と穏やかな笑みを浮かべ、そんなグレスターに返事を返す。
「 協力に感謝する。
この事態を収めるため、私は最善を尽くす事をここに宣言しよう。 」
私の言葉を聞き、思い通りの展開になると勘違いしたエドワード派閥の者達は、全員がおお────っ!!と歓声を上げ、一斉に拍手をした。
カールやマリナ、そしてルィーンはわざとらしく大粒の涙を流し、辛そうに顔を歪めるが、その中でも一部の貴族達は青ざめ下を向いている者達もいれば、我関せずな様子を見せる者達もいる。
私はこの場に相応しくない、我関せずを貫いている者へ視線を移した。
上質な貴族らしい服をきっちり着こなしているが、服の上からも分かる鍛え抜かれた体。
黒みの強い茶色の髪をオールバックにし、スッキリと見えるキリッとした目元が印象的だが、その瞳は濁り輝きを感じない。
ピッと背筋を伸ばし微動だにしない堂々たる立ち姿だが、まるで幽霊の様に見えるのは……恐らくその瞳のせいだろう。
ルィーンの夫であり【 ライロンド家 】の当主
< ダリオス >
彼は騒がしいこの場で、何の感情も見せずにただ黙って立っていた。
そして、今度は広間の端の方、腕を組んだまま柱に寄りかかり静かに目を瞑っている初老手前くらいの男性へと視線を移す。
歳を感じさせない立派な体格に、引退してなお威厳漂う鋭い雰囲気。
白髪の掛かった長い髪は一つに纏め、顎には短めなヒゲが生えている。
魔法特化の名門貴族【 レイモンド家 】元当主にして、現当主の妻である< ローズ >の実の父親。
< ドルトン >
彼もまた< ダリオス >同様、我関せずな様子で黙っている。
そんな二人を尻目に、騒ぐ者達へと視線を戻すと、カールは大きく手を広げ騒ぐ貴族達に向かって言った。
「 皆様!この未曾有の大厄災……不安と恐怖を感じているでしょうが、今こそ神に選ばれし我々貴族一同が力を合わせて戦う時です!
王はきっと ” 正しい ” 判断をして下さる事でしょう。
・・・・
更にたまたまグリモア近くに魔導馬車の待機場所を建設しておりましたので、真っ先に助けるべき皆様の御子息、ご令嬢を乗せる事に成功いたしました。
間もなく全員がこの安全な王都へと到着するでしょう! 」
────わっ!!
それに喜び、ホッと胸を撫で下ろす大半の者達。
しかし他の一部の者達は罪悪感のためか、青ざめたまま額に手を当てて視線を下げている。
” 自分の子だけを助け、他の多くの者達を犠牲にする ”
その罪の重さは、その心に ” 善 ” を持つ者ならば、耐えきれるものではなく、罪悪感によって正常な判断能力を失った者達は、あっという間に ” 悪 ” に飲まれていくことだろう。
そして死ぬまで利用し尽くされる。
どうしようもできない強大な ” 悪 ” によって……。
私がエドワードやカール達へ視線を向けると、かれらも皆自身の完全勝利を疑いもせず喜び、隠しきれない笑みがその顔には広がっていた。
せいぜい今のうちにありもしない勝利に酔いしれるといい。
私は薄暗い笑みを溢しながら、この後起こる騒ぎを想像しクスッと笑う。
エドワード派閥はほぼ全滅だ。
” 呪災の卵 ” が孵化し、若年者の避難を終えた、その時は……。
そのまま笑いが抑えきれなくなってきた、まさにその瞬間、広間に浮かんでいる沢山の< 中継映像体 >のスクリーン達の中のいくつかに動きがあった。
「 な……何だ……あの形は……。 」
「 ────っひっ!! 」
ちょうどグリモアの正面門から真っ直ぐの森の上空。
そこに浮かび上がるのは────────黒い蝶っ!!!
「 き……きゃあああああ────!!! 」
「 のっ、呪いの蝶────っ!!! 」
その姿が確認できた瞬間、周りからは悲鳴が聞こえ始めた。
私とてわかってはいたが、そのあまりに恐ろしい姿に一気に血の気が引き、情けなくも立ち尽くしてしまう。
ソフィアは生まれつき普通では考えられない程の聖属性魔力を持っていて、確実に上級以上……いや特級資質であると考えられた。
そのため私と教会はソフィアを ” 聖女 ” とし、更に権力の分散化を進める事に。
こうして権力は王を除く3つに分けられる事になり、まさに三つ巴、お互いがお互いの行動を抑制する効果により、見事エドワード派閥を抑え込む事に成功したのだった。
このままこの状況をキープできれば国は平和になる。
戦い続けてやっと未来が明るくなり始めたその時、元々体の弱かったリンディアが病に倒れ亡くなってしまい、私は一人になった。
私の愛する妻にして最大の相棒でもあったリンディア。
彼女は死が眼の前に迫っている時も気丈な姿を見せ、誇らしげな顔を見せる。
「 国を……そして子供たちを頼みます。 」
良き妃でありまた良き母でもあったリンディアにとって、エドワードやアーサー、ソフィアは全員可愛い我が子で、そんな愛する子供たちが争って命を落とす事は絶対に防ぎたい事であった。
そのためそれを止める事ができたのだから、リンディアは心穏やかに私に全てを託して安心してイシュル神の元へと旅立っていった。
全てを託された私は、愛するリンディアのため、子供たちのため、愛する国のために戦い続ける。
そのためにこの命を使うと誓った。
そして、それが今。
最後は私の命一つで全てを道連れにして────戦いはやっと終わりを告げる。
私は笑みを浮かべ、仮面の下でほくそ笑んでいるエドワード派閥の者達を見渡した。
「 皆のもの、もう分かっていると思うが……この度グリモア近くに大きく広がる森でとんでもないモノが見つかった。
” 呪災の卵 ” だ。
かつて一強国であったルセイル王国を滅ぼした恐ろしい呪いの化け物が、我が国で生まれてしまった。
このままでは我がアルバード王国も同じ道を辿るだろう。 」
────どよっ!!!
私の口から直接語られた事で、周りはざわめく。
酷く混乱し、頭を抱える者達も多い中、カールやマリナ、そしてエドワードは落ち着いていて、神妙な顔を作って黙っている。
一瞬それを睨みつけたが直ぐに隠し、片手を上げてざわつく皆を静めた。
────シ──ン……。
すぐにその場は水を打ったように静まりかえり、私が口を開こうとしたその時……一歩前に出てくる人物が。
アイス・グリーン色の腰までの長さのストレートヘアーに、聖職者が着るシンプルな聖衣で身を包む50にはいかぬ程の年齢の男性。
その表情は笑っているはずなのに、どことなくうす暗い雰囲気が漂っている。
イシュル教会大司教
< グレスター >
グレスターは表情を変えぬまま私に向かって深く頭を下げた。
「 ニコラ王よ、決断の時でございます。
緊急事態であるがゆえ、早急に教会が保管している全ての< 聖浄結石 >をご用意いたします。 」
そう淡々と告げるグレスターは、現在中立派である教会の大司教という立場にありながら、エドワード派閥に加担する一人だ。
私はフッ……と穏やかな笑みを浮かべ、そんなグレスターに返事を返す。
「 協力に感謝する。
この事態を収めるため、私は最善を尽くす事をここに宣言しよう。 」
私の言葉を聞き、思い通りの展開になると勘違いしたエドワード派閥の者達は、全員がおお────っ!!と歓声を上げ、一斉に拍手をした。
カールやマリナ、そしてルィーンはわざとらしく大粒の涙を流し、辛そうに顔を歪めるが、その中でも一部の貴族達は青ざめ下を向いている者達もいれば、我関せずな様子を見せる者達もいる。
私はこの場に相応しくない、我関せずを貫いている者へ視線を移した。
上質な貴族らしい服をきっちり着こなしているが、服の上からも分かる鍛え抜かれた体。
黒みの強い茶色の髪をオールバックにし、スッキリと見えるキリッとした目元が印象的だが、その瞳は濁り輝きを感じない。
ピッと背筋を伸ばし微動だにしない堂々たる立ち姿だが、まるで幽霊の様に見えるのは……恐らくその瞳のせいだろう。
ルィーンの夫であり【 ライロンド家 】の当主
< ダリオス >
彼は騒がしいこの場で、何の感情も見せずにただ黙って立っていた。
そして、今度は広間の端の方、腕を組んだまま柱に寄りかかり静かに目を瞑っている初老手前くらいの男性へと視線を移す。
歳を感じさせない立派な体格に、引退してなお威厳漂う鋭い雰囲気。
白髪の掛かった長い髪は一つに纏め、顎には短めなヒゲが生えている。
魔法特化の名門貴族【 レイモンド家 】元当主にして、現当主の妻である< ローズ >の実の父親。
< ドルトン >
彼もまた< ダリオス >同様、我関せずな様子で黙っている。
そんな二人を尻目に、騒ぐ者達へと視線を戻すと、カールは大きく手を広げ騒ぐ貴族達に向かって言った。
「 皆様!この未曾有の大厄災……不安と恐怖を感じているでしょうが、今こそ神に選ばれし我々貴族一同が力を合わせて戦う時です!
王はきっと ” 正しい ” 判断をして下さる事でしょう。
・・・・
更にたまたまグリモア近くに魔導馬車の待機場所を建設しておりましたので、真っ先に助けるべき皆様の御子息、ご令嬢を乗せる事に成功いたしました。
間もなく全員がこの安全な王都へと到着するでしょう! 」
────わっ!!
それに喜び、ホッと胸を撫で下ろす大半の者達。
しかし他の一部の者達は罪悪感のためか、青ざめたまま額に手を当てて視線を下げている。
” 自分の子だけを助け、他の多くの者達を犠牲にする ”
その罪の重さは、その心に ” 善 ” を持つ者ならば、耐えきれるものではなく、罪悪感によって正常な判断能力を失った者達は、あっという間に ” 悪 ” に飲まれていくことだろう。
そして死ぬまで利用し尽くされる。
どうしようもできない強大な ” 悪 ” によって……。
私がエドワードやカール達へ視線を向けると、かれらも皆自身の完全勝利を疑いもせず喜び、隠しきれない笑みがその顔には広がっていた。
せいぜい今のうちにありもしない勝利に酔いしれるといい。
私は薄暗い笑みを溢しながら、この後起こる騒ぎを想像しクスッと笑う。
エドワード派閥はほぼ全滅だ。
” 呪災の卵 ” が孵化し、若年者の避難を終えた、その時は……。
そのまま笑いが抑えきれなくなってきた、まさにその瞬間、広間に浮かんでいる沢山の< 中継映像体 >のスクリーン達の中のいくつかに動きがあった。
「 な……何だ……あの形は……。 」
「 ────っひっ!! 」
ちょうどグリモアの正面門から真っ直ぐの森の上空。
そこに浮かび上がるのは────────黒い蝶っ!!!
「 き……きゃあああああ────!!! 」
「 のっ、呪いの蝶────っ!!! 」
その姿が確認できた瞬間、周りからは悲鳴が聞こえ始めた。
私とてわかってはいたが、そのあまりに恐ろしい姿に一気に血の気が引き、情けなくも立ち尽くしてしまう。
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