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第二十六章
891 ” リーフ様 ”
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( リリア )
この絵本は有名な『 シュペリンの踊り猫 』と同じ作者が書いたとされている本ではあるが、非常に陰鬱な内容からあまり人気はなく、知っている人も少ない。
しかし、この作者の絵本に魅入られた者達が密かにいるらしく、そういった者達の間では様々な考察がされていた。
” 魔女は本当は妹を憎んでいた ”
” 暴君とはいえ人を殺せば報いを受けるという教訓を描いた ”
” 愛についての皮肉を描いた話 ”
などなど、沢山の見方がある中、私は思う。
これは ” 愛 ” の一つの結末の話だ。
自分に都合の良い ” 愛 ” は王の命を奪い、単純で一途な ” 愛 ” は、最も愛する者を復讐者へと変える。
きっとこれは最低最悪のバッド・エンド。
” 愛 ” が導いた破滅の物語だ。
目の前で苦しみ藻掻き続けるダダン。
その様を見ながら楽しくて楽しくて仕方がない私の持つ ” 愛 ” は、いつかこの魔女の様に大切な人を破滅へと導いてしまうのだろうか?
心の中で高らかに笑う ” 私 ” はピタリと笑いを止める。
” 愛 ” という感情が人を傷つけ不幸にする
その観点から考えると、愛は呪いとほぼ同類ではないか?
そう思い当たると・・背筋にゾクッ・・と悪寒が走った。
そうしてダダンが完全にこの世から消えた後、私も兄も無事準成人を迎え自身の資質が判明したため、次に考えるのは将来の事。
進学か就職かーーー
中級資質、しかも成績優秀者ならお金も免除されるとあれば、私は進学したいと考えたが、あくまで家から通える距離の中学院にしようと考えた。
兄も同様に考えていたらしく二人揃ってそのつもりでいたのだが、母にゴリ押しされてしまい人族の国< アルバード王国 >にあるNO・1中学院< ライトノア学院 >を受験する事になってしまう。
母は一度決めたらてこでも動かない
それを知っていた私と兄がまずしたことは情報の入手。
アルバード王国は現在身分に重きを置いた国ーーーつまり学院内は身分による不和が必ず生じるはずなので、その中心となりそうな要注意人物についての予備知識は持っておくべきだと考えた。
そして今年受験する中で最も爵位が高い者を見つけ、兄と共に私は顔を顰める。
公爵家メルンブルク家の次男
< リーフ・フォン・メルンブルク >
何とも面倒くさそうな人物とかちあいそうだと、私達は大きなため息をついた。
学院のトップが誰になるかはとても重要で、極端に言えばその者が右を向けば右が、左を向けば左が ” 正義 ” になる。
権力は真実を曲げてしまう恐ろしい力だからだ。
だからこそ、もし受験して受かってしまえばこのリーフ様とやらがその権力という恐ろしい力を持った ” 正義 ” になるわけだが・・
彼は自身の住んでいる街からほぼ出る事はなく表舞台に出てこない上、何故か兄の能力をもってしても上手く情報を得られないので、どんな人物か全く分からない状態であった。
それに対し不安はあったが、現在リーフ様が置かれている立場から予想するに、恐らくは・・
” ろくでもない人物だろう ”
そう断定できたため、私は最大限の警戒を持って試験に望むことにした。
そうして試験の日を迎え、実際のリーフ様の姿を遠目から見た感想といえば、本当に ” 普通 ”
それのみ。
多分事前に情報がなければ全く目に入らない程、ただの平民の子供にしか見えない。
しかし隣に立つ黒マントの男は別で、遠くからでも感じる嫌な感じ・・一体コレは何なのか?と警戒を強めた。
多分アレが、リーフ様の奴隷。
酔狂で受験させる予定の者だろう。
兄も理解不能の感覚を感じているらしいが、結局何がそんなに引っかかるのか分からず
とりあえず問題のリーフ様に接触を図ろうとさっさと行ってしまう。
ーーーーまぁ、外見に踊らされる様では駄目か・・
そう思いながら、私も兄の後を追いリーフ様へと近づいていった。
そしてそのまま初の接触を果たしたわけだが、その結果ーーーー私の中には、何とも言えない違和感が残る。
私が感じた一番の違和感の正体は、恐らく ” 目 ” で、あるはずの欲が、全くその目にない事に驚いた。
” 良く思われたい ”
” 自分をよく見せたい ”
普通の人なら持つであろうそんなささやかな欲すら感じない。
何だか空気の様に自然体な人だったな・・
そう思ったがーーー
” もしかしたら演技が上手でこちらを油断させようとしているのではないか? ”
そう思い直し弱まりつつある警戒心に叱咤をしていたのだが、何とその後にとんでもない事件が起きる。
試験が始まる直前に、伯爵家のマリオン様が ” リーフ様の奴隷は顔を隠すべきではない ” という趣旨の事を訴え、それがフラン様によって承認された。
兄はあからさまにワクワクした表情でその様子を見つめ、私は単純に何故隠そうとしていたのか?という疑問が解決する事を喜び、黒いフードが外れるのをボンヤリと見ていたのだがーーー
なんとそこから現れたのは、呪われた左半身を持つ恐ろしい容姿であった。
この絵本は有名な『 シュペリンの踊り猫 』と同じ作者が書いたとされている本ではあるが、非常に陰鬱な内容からあまり人気はなく、知っている人も少ない。
しかし、この作者の絵本に魅入られた者達が密かにいるらしく、そういった者達の間では様々な考察がされていた。
” 魔女は本当は妹を憎んでいた ”
” 暴君とはいえ人を殺せば報いを受けるという教訓を描いた ”
” 愛についての皮肉を描いた話 ”
などなど、沢山の見方がある中、私は思う。
これは ” 愛 ” の一つの結末の話だ。
自分に都合の良い ” 愛 ” は王の命を奪い、単純で一途な ” 愛 ” は、最も愛する者を復讐者へと変える。
きっとこれは最低最悪のバッド・エンド。
” 愛 ” が導いた破滅の物語だ。
目の前で苦しみ藻掻き続けるダダン。
その様を見ながら楽しくて楽しくて仕方がない私の持つ ” 愛 ” は、いつかこの魔女の様に大切な人を破滅へと導いてしまうのだろうか?
心の中で高らかに笑う ” 私 ” はピタリと笑いを止める。
” 愛 ” という感情が人を傷つけ不幸にする
その観点から考えると、愛は呪いとほぼ同類ではないか?
そう思い当たると・・背筋にゾクッ・・と悪寒が走った。
そうしてダダンが完全にこの世から消えた後、私も兄も無事準成人を迎え自身の資質が判明したため、次に考えるのは将来の事。
進学か就職かーーー
中級資質、しかも成績優秀者ならお金も免除されるとあれば、私は進学したいと考えたが、あくまで家から通える距離の中学院にしようと考えた。
兄も同様に考えていたらしく二人揃ってそのつもりでいたのだが、母にゴリ押しされてしまい人族の国< アルバード王国 >にあるNO・1中学院< ライトノア学院 >を受験する事になってしまう。
母は一度決めたらてこでも動かない
それを知っていた私と兄がまずしたことは情報の入手。
アルバード王国は現在身分に重きを置いた国ーーーつまり学院内は身分による不和が必ず生じるはずなので、その中心となりそうな要注意人物についての予備知識は持っておくべきだと考えた。
そして今年受験する中で最も爵位が高い者を見つけ、兄と共に私は顔を顰める。
公爵家メルンブルク家の次男
< リーフ・フォン・メルンブルク >
何とも面倒くさそうな人物とかちあいそうだと、私達は大きなため息をついた。
学院のトップが誰になるかはとても重要で、極端に言えばその者が右を向けば右が、左を向けば左が ” 正義 ” になる。
権力は真実を曲げてしまう恐ろしい力だからだ。
だからこそ、もし受験して受かってしまえばこのリーフ様とやらがその権力という恐ろしい力を持った ” 正義 ” になるわけだが・・
彼は自身の住んでいる街からほぼ出る事はなく表舞台に出てこない上、何故か兄の能力をもってしても上手く情報を得られないので、どんな人物か全く分からない状態であった。
それに対し不安はあったが、現在リーフ様が置かれている立場から予想するに、恐らくは・・
” ろくでもない人物だろう ”
そう断定できたため、私は最大限の警戒を持って試験に望むことにした。
そうして試験の日を迎え、実際のリーフ様の姿を遠目から見た感想といえば、本当に ” 普通 ”
それのみ。
多分事前に情報がなければ全く目に入らない程、ただの平民の子供にしか見えない。
しかし隣に立つ黒マントの男は別で、遠くからでも感じる嫌な感じ・・一体コレは何なのか?と警戒を強めた。
多分アレが、リーフ様の奴隷。
酔狂で受験させる予定の者だろう。
兄も理解不能の感覚を感じているらしいが、結局何がそんなに引っかかるのか分からず
とりあえず問題のリーフ様に接触を図ろうとさっさと行ってしまう。
ーーーーまぁ、外見に踊らされる様では駄目か・・
そう思いながら、私も兄の後を追いリーフ様へと近づいていった。
そしてそのまま初の接触を果たしたわけだが、その結果ーーーー私の中には、何とも言えない違和感が残る。
私が感じた一番の違和感の正体は、恐らく ” 目 ” で、あるはずの欲が、全くその目にない事に驚いた。
” 良く思われたい ”
” 自分をよく見せたい ”
普通の人なら持つであろうそんなささやかな欲すら感じない。
何だか空気の様に自然体な人だったな・・
そう思ったがーーー
” もしかしたら演技が上手でこちらを油断させようとしているのではないか? ”
そう思い直し弱まりつつある警戒心に叱咤をしていたのだが、何とその後にとんでもない事件が起きる。
試験が始まる直前に、伯爵家のマリオン様が ” リーフ様の奴隷は顔を隠すべきではない ” という趣旨の事を訴え、それがフラン様によって承認された。
兄はあからさまにワクワクした表情でその様子を見つめ、私は単純に何故隠そうとしていたのか?という疑問が解決する事を喜び、黒いフードが外れるのをボンヤリと見ていたのだがーーー
なんとそこから現れたのは、呪われた左半身を持つ恐ろしい容姿であった。
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