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第二十三章
765 謎だらけ
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( リーフ )
俺成人したらめちゃくちゃお酒飲むから。
そしたら絶対また今みたいなセクハラおじじ芸するからさ・・嘘は言えない。
「 お風呂は日本の心だよ。 」とか言いながら服を脱いでダンボールに入ったり・・
お尻に乳首書いておっぱ~い!・・・とか?
散々やらかしてきた前世を思い出し、興奮は一気にトーンダウン。
俺が落ち着きを取り戻せば今度はレオンが何故か興奮しだし「 えっ!!?つ・・続き・・? 」「 そ・・それは・・もしや・・? 」と真っ赤になってオロオロしだす。
おやおや、レオン少年は今日も可愛いねぇ?
いずれ誰でもそうなる!レオンも!いつかは・・ね?
フォッフォッフォ~と笑いながら更に「 少しづつ( お酒に )慣れていこうね! 」とアドバイスすればレオンはキュッ・・と目と口を閉じ「 ・・はい! 」と、とってもいい返事を返してくれた。
その後は後ろにくっついてペタペタ、サッサッとお尻を触ってくるレオンを引きずりながら、俺は森の恵みの扉に向かって「 おはようございま~す! 」と大声で挨拶したのだった。
◇◇◇◇
「 うっ・・嘘だろう?
< ダイヤエデン・フィッシュ >っ・・!!
まさかこの目で拝める時がくるとは・・ 」
本物のダイヤにも負けない輝きを放つダイヤエデンフィッシュに、目を見開き驚くマリンさんとルルちゃん。
俺はそれにフフフ~と笑いながら胸を大きく張る。
もしかしてもしかして~・・
” こんな凄いのくれるなんて!リーフってカッコいい!好き! ”
ーーとか言われちゃうんじゃないの~?
ワクワク、ニマニマしながらその反応を待ったのだが・・何故かマリンさんは困惑気味な表情を見せたので心配になった俺はマリンさんに話しかけた。
「 あれ?マリンさん、もしかして白身魚嫌いだった? 」
「 えっ?あ・・あぁ、違う違う! 」
マリンさんは慌てて俺の言葉を否定したが、やはり少々困惑気味の顔のまま続けて言った。
「 生涯一度はお目に掛かってみたかったランクSSSの素材に凄く感激したんだけど・・私の祖母がよく言っていた言い伝えみたいなもんを思い出しちゃってねぇ・・。
ちょっと戸惑っちまったんだよ。 」
「 言い伝え??一体どんな内容なんだい? 」
マリンさんは言おうかどうしようか迷っている様子を見せたが、やがて「 あくまでただの言い伝えだから・・ 」と前置きをした後でそのまま話しだす。
「 ” ダイヤエデン・フィッシュが水面に現れた時は直ぐにその土地を去れ ”
私が小さい頃からよくこれを聞かされてきてね、どうやら祖母の生まれ育った村で言い伝えられてきた伝承だったそうなんだ。
祖母の故郷は自然豊かな・・悪く言えば人があまり好んで住まない様な山に囲まれた場所にあって、そこでは必ず親から子へそれが伝えられていたんだと。 」
「 へぇ~。
何だか意味がありそうな言い伝えだね。
どのへんにある村なんだい? 」
興味が湧いてその村の場所を聞いたのだが、マリンさんは静かに首を横に振った。
「 それがさ、魔素が徐々に濃くなっていって村は破棄されたらしいんだ。
今頃は魔素に飲まれた森の一部になっているだろうね。
元々人が住まない様な場所に村があったらしいから皆仕方がないって、全員がそのまま大人しく解散したんだって言ってたねぇ。 」
「 そうなんだ。それは残念な事だね・・。
ーーん?でも何でそもそもそんな所に村を作ったんだろう?
そんなに住みにくい場所じゃなくても他に土地はあっただろうに。 」
勿論現在でも安全で住みやすい土地は大人気なため人も多く集まり巨大な街が建っているが、やや住みにくい王都から離れた田舎の土地はまだまだ結構余っているので、昔ならそれこそもっと住みやすい土地は沢山余ってたんじゃないかと思うのだが・・。
う~ん・・とその謎について考えていたが、マリンさんはあっさりとその答えを教えてくれた。
「 実はその村の祖先達はどうやら違う国から流れ着いた ” 移民 ” だったようなんだよ。
だからその祖先たちは目立つ場所に村を作らず、ひと目につかないそこにひっそりと暮らしていたんじゃないかと思うって母は言ってたねぇ。
ほら、いつ来たのかは知らないが昔は今みたいに国同士の交流はなかったらしいし、もしかして見つかったら殺されると思っていたのかもね。 」
「 ほほぅ?移民さんとな? 」
そんなお話は初めて聞いたため目がキラリと光る。
一体どこの国から、そしていつ頃その移民さん達はこの国に来たのか?
様々な疑問が浮かび、俺は首をグィ~と傾けた。
マリンさんのお母さんがその祖先たちの子孫であると考えると、多分ご先祖様である移民さん達は少なくとも獣人の国から来たのではなさそうだ。
獣人との子供はすべて獣人になっちゃう事を考えれば、それ以外となると半々の確率で生まれてくるエルフかドワーフか・・
そこまで考えた後、一つの疑問がまた過る。
どの国から来たにしろそもそも何で移民としてこの国まで流れてきたのだろう??
俺成人したらめちゃくちゃお酒飲むから。
そしたら絶対また今みたいなセクハラおじじ芸するからさ・・嘘は言えない。
「 お風呂は日本の心だよ。 」とか言いながら服を脱いでダンボールに入ったり・・
お尻に乳首書いておっぱ~い!・・・とか?
散々やらかしてきた前世を思い出し、興奮は一気にトーンダウン。
俺が落ち着きを取り戻せば今度はレオンが何故か興奮しだし「 えっ!!?つ・・続き・・? 」「 そ・・それは・・もしや・・? 」と真っ赤になってオロオロしだす。
おやおや、レオン少年は今日も可愛いねぇ?
いずれ誰でもそうなる!レオンも!いつかは・・ね?
フォッフォッフォ~と笑いながら更に「 少しづつ( お酒に )慣れていこうね! 」とアドバイスすればレオンはキュッ・・と目と口を閉じ「 ・・はい! 」と、とってもいい返事を返してくれた。
その後は後ろにくっついてペタペタ、サッサッとお尻を触ってくるレオンを引きずりながら、俺は森の恵みの扉に向かって「 おはようございま~す! 」と大声で挨拶したのだった。
◇◇◇◇
「 うっ・・嘘だろう?
< ダイヤエデン・フィッシュ >っ・・!!
まさかこの目で拝める時がくるとは・・ 」
本物のダイヤにも負けない輝きを放つダイヤエデンフィッシュに、目を見開き驚くマリンさんとルルちゃん。
俺はそれにフフフ~と笑いながら胸を大きく張る。
もしかしてもしかして~・・
” こんな凄いのくれるなんて!リーフってカッコいい!好き! ”
ーーとか言われちゃうんじゃないの~?
ワクワク、ニマニマしながらその反応を待ったのだが・・何故かマリンさんは困惑気味な表情を見せたので心配になった俺はマリンさんに話しかけた。
「 あれ?マリンさん、もしかして白身魚嫌いだった? 」
「 えっ?あ・・あぁ、違う違う! 」
マリンさんは慌てて俺の言葉を否定したが、やはり少々困惑気味の顔のまま続けて言った。
「 生涯一度はお目に掛かってみたかったランクSSSの素材に凄く感激したんだけど・・私の祖母がよく言っていた言い伝えみたいなもんを思い出しちゃってねぇ・・。
ちょっと戸惑っちまったんだよ。 」
「 言い伝え??一体どんな内容なんだい? 」
マリンさんは言おうかどうしようか迷っている様子を見せたが、やがて「 あくまでただの言い伝えだから・・ 」と前置きをした後でそのまま話しだす。
「 ” ダイヤエデン・フィッシュが水面に現れた時は直ぐにその土地を去れ ”
私が小さい頃からよくこれを聞かされてきてね、どうやら祖母の生まれ育った村で言い伝えられてきた伝承だったそうなんだ。
祖母の故郷は自然豊かな・・悪く言えば人があまり好んで住まない様な山に囲まれた場所にあって、そこでは必ず親から子へそれが伝えられていたんだと。 」
「 へぇ~。
何だか意味がありそうな言い伝えだね。
どのへんにある村なんだい? 」
興味が湧いてその村の場所を聞いたのだが、マリンさんは静かに首を横に振った。
「 それがさ、魔素が徐々に濃くなっていって村は破棄されたらしいんだ。
今頃は魔素に飲まれた森の一部になっているだろうね。
元々人が住まない様な場所に村があったらしいから皆仕方がないって、全員がそのまま大人しく解散したんだって言ってたねぇ。 」
「 そうなんだ。それは残念な事だね・・。
ーーん?でも何でそもそもそんな所に村を作ったんだろう?
そんなに住みにくい場所じゃなくても他に土地はあっただろうに。 」
勿論現在でも安全で住みやすい土地は大人気なため人も多く集まり巨大な街が建っているが、やや住みにくい王都から離れた田舎の土地はまだまだ結構余っているので、昔ならそれこそもっと住みやすい土地は沢山余ってたんじゃないかと思うのだが・・。
う~ん・・とその謎について考えていたが、マリンさんはあっさりとその答えを教えてくれた。
「 実はその村の祖先達はどうやら違う国から流れ着いた ” 移民 ” だったようなんだよ。
だからその祖先たちは目立つ場所に村を作らず、ひと目につかないそこにひっそりと暮らしていたんじゃないかと思うって母は言ってたねぇ。
ほら、いつ来たのかは知らないが昔は今みたいに国同士の交流はなかったらしいし、もしかして見つかったら殺されると思っていたのかもね。 」
「 ほほぅ?移民さんとな? 」
そんなお話は初めて聞いたため目がキラリと光る。
一体どこの国から、そしていつ頃その移民さん達はこの国に来たのか?
様々な疑問が浮かび、俺は首をグィ~と傾けた。
マリンさんのお母さんがその祖先たちの子孫であると考えると、多分ご先祖様である移民さん達は少なくとも獣人の国から来たのではなさそうだ。
獣人との子供はすべて獣人になっちゃう事を考えれば、それ以外となると半々の確率で生まれてくるエルフかドワーフか・・
そこまで考えた後、一つの疑問がまた過る。
どの国から来たにしろそもそも何で移民としてこの国まで流れてきたのだろう??
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