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第二十一章
720 似てないのにね
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( リーフ )
ぐぐっと顔を近づけ真剣な顔で見つめてくるレオン。
結婚・・婚約・・その中でのキスのタイミングと場所・・・
あ~ ” 誓いのキス ” ね!
俺は顔を近づけてくるレオンのおでこに自身のおでこをペタッとつけて押し返す。
「 そうだねぇ~。教会でするもんじゃないかな? 」
「 えっ!・・そ、そうなのですか・・!?
それは絶対そこでしないと駄目なんでしょうか・・? 」
” 結婚式は絶対に教会で~ ” は貴族なら絶対ルール。
だが、平民さんは思い出深い場所であげることも多いようで、前世で言えばプロポーズしたレストランを貸し切りで~とか、お互い大好きな某ネズミさんの国であげたりとかもしているらしい。
「 ん~・・教会で結婚式しない場合はそこでキスしないよ。
例えばどっかのレストランとか、野外パーティーならお外でもするけど・・ 」
「 ーー!!な、なるほど・・。
つまりキスは結婚式で・・という事ですね。
すみません、俺はまた間違えてしまうところでした。
結婚式は本当に凄い儀式なんですね。 」
悩ましげな顔でレオンはゆっくり俺からおでこを離し、俺の唇をあげ玉を叱咤する時と同じ様にムニムニと揉み込む。
そうそう、結婚って凄いんだよ。俺、したことないけど。
ムニってくるレオンの手をいやいや~と首を振って外すと、ムッとしたらしいレオンが今度は自分のおでこをペタッと俺のおでこにくっつけて押してきたので、そのままグイグイと押し合う。
ーーーで、結局俺が負けてそのままポテッとベッドに倒されレオンの嬉しそうな顔を見上げる羽目になった。
「 そうだねぇ~。俺も結婚って凄いと思う。
きっと凄く幸せなんだろうな。 」
好きな人とずっと一緒にいられるんだもんね~。
そりゃ~幸せですとも。
しみじみ~としながらそう言うと、レオンはう~ん・・と悩む雰囲気を出しながらポフッと俺の身体に覆いかぶさってきた。
「 幸せすぎて死んでしまうかもしれませんね。
・・・・
もしや結婚まで段階を踏むのはショック死を防ぐため・・? 」
真剣に悩みながらブツブツと呟くレオンにブっ!と吹き出しそのまま笑うと、またムッ!としたらしいレオンが今度はスンスンスンスン!!と俺の頭の匂いを嗅いでくる!
やめてぇ~!
擽ったくて身をよじると、手にある耳かきの存在を思い出した。
そうだそうだ、ご所望の耳かき耳かき~
俺はレオンの拘束からニジニジと脱出しベッドの端に座ると、ポンポンっと自分の膝を叩く。
「 ほら、レオ~ン。耳かきしてあげようね~。
今なら ” ほりほり耳かき戦車 ” のお歌つきだよ~。 」
自作のその歌を歌いながら耳かきの毛玉部分をフリフリ~と振ると、レオンはパァ!と嬉しそうな顔ですぐ俺のところまでやってきて膝に頭を乗せた。
真っ暗闇~の中掘り進めぇぇ~♬耳かき戦車!♬
ノリノリで歌い出したその時、突然ドアの方からジーーッと見つめてくる視線を感じ顔を上げると、その隙間からこちらを覗いているあげ玉と黒みつを発見した。
” 喧嘩終わった? ”
そう言いたげな視線を投げつけてくる2人に「 あ、ごめんごめん!喧嘩終わったよ。 」と伝えるとモソモソと部屋の中に入ってくる。
基本2人はレオンがゴネだすと ” 機嫌が治るまで遊んでよ~♬ ” と庭か早い時間なら空のお散歩に行ってしまうので、どうやら今はずっと庭で遊んでいた様子。
その証拠にあげ玉は庭に生えていたらしい綺麗なお花達をモシャっと咥えているし、黒みつに至っては自分で作ったらしい花かんむりを持って入ってきた。
ちなみにその花達は物凄く凶暴化している植物モンスターからむしり取って来たものだ。
ピンピン無傷の二人にニッコリしていると、あげ玉はベッドの周りに花をペッ!ペッ!と投げつけていき、黒みつは俺に ” あげる~ ” と花かんむりを差し出してきた。
花かんむりを受け取った俺は「 ありがとう! 」とお礼を告げながらそれを頭にポンッと乗せる。
するとレオンが突然上を向き俺と視線を合わせるとーーー
眩しそうに目を細めてフワッと笑った。
” 俺、まきが好き。大好き!
だからこの先の人生ずっと一緒にいて下さい! ”
ドッキンドッキンと太鼓の様に鳴る心臓を必死に押さえながら言ったプロポーズの言葉。
手には一生懸命調べて買ってきたジャスミンの花束
『 一緒にいたい 』
それを精一杯伝える俺を見て、まきはそれをキョトンとした顔で目にした後ーーー
眩しそうに目を細めてフワッと笑った。
俺はそれを見て ” 可愛い ”
” この先の人生、この人とずっとずっと一緒にいたい ”
そう思ったのだ。
叶わなかったけどね~
昔の甘じょっぱい思い出が急に頭を過ぎって苦笑いをしながら首を振る。
何で急に思い出しちゃったのかな?
レオンとまきって似ているところ全然ないのに。
何だか可笑しくなって笑うと、レオンは不思議そうな顔で俺を見つめてくるので俺は「 何でもな~い。 」と言いながらレオンの首をクルッと回し耳を上にすると、そのまま耳かきに没頭しだした。
ぐぐっと顔を近づけ真剣な顔で見つめてくるレオン。
結婚・・婚約・・その中でのキスのタイミングと場所・・・
あ~ ” 誓いのキス ” ね!
俺は顔を近づけてくるレオンのおでこに自身のおでこをペタッとつけて押し返す。
「 そうだねぇ~。教会でするもんじゃないかな? 」
「 えっ!・・そ、そうなのですか・・!?
それは絶対そこでしないと駄目なんでしょうか・・? 」
” 結婚式は絶対に教会で~ ” は貴族なら絶対ルール。
だが、平民さんは思い出深い場所であげることも多いようで、前世で言えばプロポーズしたレストランを貸し切りで~とか、お互い大好きな某ネズミさんの国であげたりとかもしているらしい。
「 ん~・・教会で結婚式しない場合はそこでキスしないよ。
例えばどっかのレストランとか、野外パーティーならお外でもするけど・・ 」
「 ーー!!な、なるほど・・。
つまりキスは結婚式で・・という事ですね。
すみません、俺はまた間違えてしまうところでした。
結婚式は本当に凄い儀式なんですね。 」
悩ましげな顔でレオンはゆっくり俺からおでこを離し、俺の唇をあげ玉を叱咤する時と同じ様にムニムニと揉み込む。
そうそう、結婚って凄いんだよ。俺、したことないけど。
ムニってくるレオンの手をいやいや~と首を振って外すと、ムッとしたらしいレオンが今度は自分のおでこをペタッと俺のおでこにくっつけて押してきたので、そのままグイグイと押し合う。
ーーーで、結局俺が負けてそのままポテッとベッドに倒されレオンの嬉しそうな顔を見上げる羽目になった。
「 そうだねぇ~。俺も結婚って凄いと思う。
きっと凄く幸せなんだろうな。 」
好きな人とずっと一緒にいられるんだもんね~。
そりゃ~幸せですとも。
しみじみ~としながらそう言うと、レオンはう~ん・・と悩む雰囲気を出しながらポフッと俺の身体に覆いかぶさってきた。
「 幸せすぎて死んでしまうかもしれませんね。
・・・・
もしや結婚まで段階を踏むのはショック死を防ぐため・・? 」
真剣に悩みながらブツブツと呟くレオンにブっ!と吹き出しそのまま笑うと、またムッ!としたらしいレオンが今度はスンスンスンスン!!と俺の頭の匂いを嗅いでくる!
やめてぇ~!
擽ったくて身をよじると、手にある耳かきの存在を思い出した。
そうだそうだ、ご所望の耳かき耳かき~
俺はレオンの拘束からニジニジと脱出しベッドの端に座ると、ポンポンっと自分の膝を叩く。
「 ほら、レオ~ン。耳かきしてあげようね~。
今なら ” ほりほり耳かき戦車 ” のお歌つきだよ~。 」
自作のその歌を歌いながら耳かきの毛玉部分をフリフリ~と振ると、レオンはパァ!と嬉しそうな顔ですぐ俺のところまでやってきて膝に頭を乗せた。
真っ暗闇~の中掘り進めぇぇ~♬耳かき戦車!♬
ノリノリで歌い出したその時、突然ドアの方からジーーッと見つめてくる視線を感じ顔を上げると、その隙間からこちらを覗いているあげ玉と黒みつを発見した。
” 喧嘩終わった? ”
そう言いたげな視線を投げつけてくる2人に「 あ、ごめんごめん!喧嘩終わったよ。 」と伝えるとモソモソと部屋の中に入ってくる。
基本2人はレオンがゴネだすと ” 機嫌が治るまで遊んでよ~♬ ” と庭か早い時間なら空のお散歩に行ってしまうので、どうやら今はずっと庭で遊んでいた様子。
その証拠にあげ玉は庭に生えていたらしい綺麗なお花達をモシャっと咥えているし、黒みつに至っては自分で作ったらしい花かんむりを持って入ってきた。
ちなみにその花達は物凄く凶暴化している植物モンスターからむしり取って来たものだ。
ピンピン無傷の二人にニッコリしていると、あげ玉はベッドの周りに花をペッ!ペッ!と投げつけていき、黒みつは俺に ” あげる~ ” と花かんむりを差し出してきた。
花かんむりを受け取った俺は「 ありがとう! 」とお礼を告げながらそれを頭にポンッと乗せる。
するとレオンが突然上を向き俺と視線を合わせるとーーー
眩しそうに目を細めてフワッと笑った。
” 俺、まきが好き。大好き!
だからこの先の人生ずっと一緒にいて下さい! ”
ドッキンドッキンと太鼓の様に鳴る心臓を必死に押さえながら言ったプロポーズの言葉。
手には一生懸命調べて買ってきたジャスミンの花束
『 一緒にいたい 』
それを精一杯伝える俺を見て、まきはそれをキョトンとした顔で目にした後ーーー
眩しそうに目を細めてフワッと笑った。
俺はそれを見て ” 可愛い ”
” この先の人生、この人とずっとずっと一緒にいたい ”
そう思ったのだ。
叶わなかったけどね~
昔の甘じょっぱい思い出が急に頭を過ぎって苦笑いをしながら首を振る。
何で急に思い出しちゃったのかな?
レオンとまきって似ているところ全然ないのに。
何だか可笑しくなって笑うと、レオンは不思議そうな顔で俺を見つめてくるので俺は「 何でもな~い。 」と言いながらレオンの首をクルッと回し耳を上にすると、そのまま耳かきに没頭しだした。
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