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第二十一章
711 メロメロですから!
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( リーフ )
ドロドロ真っ黒けっけ~の二人。
どうやら本日も元気よく森中を駆けずり回っていた様子。
そんな二人を黒みつに出してもらった泡でワッシャワッシャと洗い、そのままお風呂へドボンッと投げ入れると、プカプカ気持ちよさそうに浮かんでいる二人を見てにっこり笑う。
そしてそのまま、俺はそこら中に雲のようにモコモコ残っている泡を両手に装備し、すかさずレオンへ~~~~攻撃開始!
ーーーペチッ!!
スリスリスリ~・・!!
泡でレオンの硬いお胸やお腹を洗ってあげると、レオンは嬉しそうに俺を見下ろした後、緩く微笑んだまま俺の二の腕を掴み~・・
そのままスイ~と手のひらに向かって撫でてきた。
あ”あ”あ”あ”あ”~~~・・・
ヘロロ~ンと体から力が抜けフラッと足元がおぼつかなくなると、直ぐにレオンが俺の腰を持って支えてくれる。
そしてグテ~ンと力が抜けてしまった俺を嬉しそうに見下ろしながら、全身を優しく洗うウォッシングを開始。
これがもう、本当に凄い!!
まさにこの世の天国!
その物凄いテクニックに全身骨抜きどころかスライムになってしまった駄目駄目おじさんの俺の体。
それをそのまま持ち上げ、なんと抱きかかえたまま器用に全身を洗ってくれるレオン少年に、俺はただただーー……
「 ありがとう……。 」
ーーとだけ伝えた。
レオンのマッサージスキルはどんどんとレベルUPし、今やゴットハンドレベルへ。
優しいタッチ、そしてゆっくりかと思えば急に早く!と強弱を使い分け、時に激しい動きに~適度なツボ押し!
思わず、はうぅぅぅ~~っ!!!という悲鳴に近い声も上がってしまうほど、本当に気持ちいい。
流石にこれはまずい!と危機感を感じ、毎回先程の様に先制攻撃を仕掛けているが、今のところは完全敗北中……
こうして赤ちゃんの沐浴の様にレオンに洗われてしまう日々なのだ。
おジジのなけなしのプライドから力と理性を振り絞り、レオンの肩や頭に泡をコシコシと撫でつけたりはするが・・
ーーーースリリ~ン♡
お返しとばかりに全身撫でられてしまえば、そんなプライドは遥か彼方まで飛んでいく。
と、とうとうここまできたか・・
お風呂すら自力で入らなくてもいい日々に・・
それはもう少し歳をとってから~!と必死に自分で洗おうとした事もあったがーーーその際は物凄い力で床に押し付けられてそのまま手首を床にバッチリホールドされてしまった。
ちょっとしたサスペンスドラマの様な状況に驚き、何々~?と、上を見上げれば完全なる無表情のレオンの顔がすぐそこに。
思わずヒョヒョっ!!?と変な声が漏れた。
「 どこが駄目でした? 」
「 なぜ逃げるのですか? 」
「 他に誰か洗って欲しい者でもいるのですか? 」
「 ・・そいつにこうやって気持ちよくしてもらうんですか? 」
静かに淡々と喋るレオンは非常に怖い。
レオンのお仕事スイッチ押しちゃった~押しちゃった~!と焦りながらーー
「 いや、自分で洗おうかなっていうか・・ 」
「 レオンは完璧!天才!最強!一番! 」
「 いや、もう、気持ちよくて気持ちよくて!
え~と・・その・・あっ!!これが噂の ” 快感落ち ” ってやつ~? 」
「 俺の体はレオンにメロメロ~!
なんちゃって! 」
ーーなどとベラベラ下ネタに走ってこの場を濁そうとした。
これはおじさんなら誰でも持ってる悪癖で、俺の得意技の一つ。
それを披露しながらオドオドビクビクしていると、レオンはニヤッと笑いーーー
「 完全に落ちました? 」
ーーとまさかの下ネタに乗ってくる素振りを見せてきたのだ!
これにはおじさんはビックリおったまげ!!
少し前まで、下ネタしか言わないドノバンにバンバン攻撃していたのに・・
ここでも成長を感じてしみじみしちゃったよね。
しかし、下ネタならまだまだ一年生・・いや幼稚園児のレオンにはおじさん負けないぞ~?と張り合い「 ズッブズブだね! 」と返して笑えば、レオンはクッと小さく笑いをこぼす。
「 もう生きていけませんね? 」
今度はそう言い放ち、ゆっくり俺を押さえつけていた手を外してくれた。
” 快感に忠実なスケベキモキモおじさんめっ! ”
” そんなだらしないと生きていけないんじゃないの~? ”
ガガーーン!!
レオンに言われたセリフに大ショックを受け、横たわったままプルプルしていると、レオンは強く押さえつけられ赤くなってしまった俺の手首を優しくスリスリと撫でて更にーーー
「 ・・可哀想。 」
・・と静かに呟いた。
ズガガーーーン!!!
とてつもないショックを受け、ガクガク震えながら半分気絶していると、レオンはそんな俺を満足そうに見つめながら、スリスリモミモミと嬉しそうにマッサージを続けた。
何となく気分は浮気現場を子供に見られた父親の気分というか・・
とにかくもう、ショックでショックでーーー
おじさんの特性『 忘れる。そして流す 』を自動発動し、今の今まで自分で洗う事は完全放棄。
レオンには毎日専用マッサージ師として存分に働いて貰っている。
自分の高すぎる順応力と図々しさ、太々しさにシクシク泣いていると、レオンに優しく泡を流された後はそのままお風呂へ運ばれそのまま浸かった。
目の前にはプカプカ~と浮かんで楽しそうなあげ玉と黒みつの姿がある。
二人共今日も随分汚れて帰ってきたな~。
さっき洗い流した時に発生した茶色いお湯を思い出し、うへぇ~・・と顔を歪めながら「 ねぇねぇ二人共今日も何か拾ってきたの~? 」と尋ねた。
ドロドロ真っ黒けっけ~の二人。
どうやら本日も元気よく森中を駆けずり回っていた様子。
そんな二人を黒みつに出してもらった泡でワッシャワッシャと洗い、そのままお風呂へドボンッと投げ入れると、プカプカ気持ちよさそうに浮かんでいる二人を見てにっこり笑う。
そしてそのまま、俺はそこら中に雲のようにモコモコ残っている泡を両手に装備し、すかさずレオンへ~~~~攻撃開始!
ーーーペチッ!!
スリスリスリ~・・!!
泡でレオンの硬いお胸やお腹を洗ってあげると、レオンは嬉しそうに俺を見下ろした後、緩く微笑んだまま俺の二の腕を掴み~・・
そのままスイ~と手のひらに向かって撫でてきた。
あ”あ”あ”あ”あ”~~~・・・
ヘロロ~ンと体から力が抜けフラッと足元がおぼつかなくなると、直ぐにレオンが俺の腰を持って支えてくれる。
そしてグテ~ンと力が抜けてしまった俺を嬉しそうに見下ろしながら、全身を優しく洗うウォッシングを開始。
これがもう、本当に凄い!!
まさにこの世の天国!
その物凄いテクニックに全身骨抜きどころかスライムになってしまった駄目駄目おじさんの俺の体。
それをそのまま持ち上げ、なんと抱きかかえたまま器用に全身を洗ってくれるレオン少年に、俺はただただーー……
「 ありがとう……。 」
ーーとだけ伝えた。
レオンのマッサージスキルはどんどんとレベルUPし、今やゴットハンドレベルへ。
優しいタッチ、そしてゆっくりかと思えば急に早く!と強弱を使い分け、時に激しい動きに~適度なツボ押し!
思わず、はうぅぅぅ~~っ!!!という悲鳴に近い声も上がってしまうほど、本当に気持ちいい。
流石にこれはまずい!と危機感を感じ、毎回先程の様に先制攻撃を仕掛けているが、今のところは完全敗北中……
こうして赤ちゃんの沐浴の様にレオンに洗われてしまう日々なのだ。
おジジのなけなしのプライドから力と理性を振り絞り、レオンの肩や頭に泡をコシコシと撫でつけたりはするが・・
ーーーースリリ~ン♡
お返しとばかりに全身撫でられてしまえば、そんなプライドは遥か彼方まで飛んでいく。
と、とうとうここまできたか・・
お風呂すら自力で入らなくてもいい日々に・・
それはもう少し歳をとってから~!と必死に自分で洗おうとした事もあったがーーーその際は物凄い力で床に押し付けられてそのまま手首を床にバッチリホールドされてしまった。
ちょっとしたサスペンスドラマの様な状況に驚き、何々~?と、上を見上げれば完全なる無表情のレオンの顔がすぐそこに。
思わずヒョヒョっ!!?と変な声が漏れた。
「 どこが駄目でした? 」
「 なぜ逃げるのですか? 」
「 他に誰か洗って欲しい者でもいるのですか? 」
「 ・・そいつにこうやって気持ちよくしてもらうんですか? 」
静かに淡々と喋るレオンは非常に怖い。
レオンのお仕事スイッチ押しちゃった~押しちゃった~!と焦りながらーー
「 いや、自分で洗おうかなっていうか・・ 」
「 レオンは完璧!天才!最強!一番! 」
「 いや、もう、気持ちよくて気持ちよくて!
え~と・・その・・あっ!!これが噂の ” 快感落ち ” ってやつ~? 」
「 俺の体はレオンにメロメロ~!
なんちゃって! 」
ーーなどとベラベラ下ネタに走ってこの場を濁そうとした。
これはおじさんなら誰でも持ってる悪癖で、俺の得意技の一つ。
それを披露しながらオドオドビクビクしていると、レオンはニヤッと笑いーーー
「 完全に落ちました? 」
ーーとまさかの下ネタに乗ってくる素振りを見せてきたのだ!
これにはおじさんはビックリおったまげ!!
少し前まで、下ネタしか言わないドノバンにバンバン攻撃していたのに・・
ここでも成長を感じてしみじみしちゃったよね。
しかし、下ネタならまだまだ一年生・・いや幼稚園児のレオンにはおじさん負けないぞ~?と張り合い「 ズッブズブだね! 」と返して笑えば、レオンはクッと小さく笑いをこぼす。
「 もう生きていけませんね? 」
今度はそう言い放ち、ゆっくり俺を押さえつけていた手を外してくれた。
” 快感に忠実なスケベキモキモおじさんめっ! ”
” そんなだらしないと生きていけないんじゃないの~? ”
ガガーーン!!
レオンに言われたセリフに大ショックを受け、横たわったままプルプルしていると、レオンは強く押さえつけられ赤くなってしまった俺の手首を優しくスリスリと撫でて更にーーー
「 ・・可哀想。 」
・・と静かに呟いた。
ズガガーーーン!!!
とてつもないショックを受け、ガクガク震えながら半分気絶していると、レオンはそんな俺を満足そうに見つめながら、スリスリモミモミと嬉しそうにマッサージを続けた。
何となく気分は浮気現場を子供に見られた父親の気分というか・・
とにかくもう、ショックでショックでーーー
おじさんの特性『 忘れる。そして流す 』を自動発動し、今の今まで自分で洗う事は完全放棄。
レオンには毎日専用マッサージ師として存分に働いて貰っている。
自分の高すぎる順応力と図々しさ、太々しさにシクシク泣いていると、レオンに優しく泡を流された後はそのままお風呂へ運ばれそのまま浸かった。
目の前にはプカプカ~と浮かんで楽しそうなあげ玉と黒みつの姿がある。
二人共今日も随分汚れて帰ってきたな~。
さっき洗い流した時に発生した茶色いお湯を思い出し、うへぇ~・・と顔を歪めながら「 ねぇねぇ二人共今日も何か拾ってきたの~? 」と尋ねた。
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