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第十四章
547 よかったよかった〜
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( リーフ )
可愛い~可愛い~♬
もっふもふ~♬
非常に可愛らしかったプレーリードッグ達を思い出しながら、前に座るレオンのサラサラヘアーに顎をスリスリスリ~と擦り付けていると、クルト先生が俺達をザッ!と見回して言った。
「 今年は本当に凄い!なんとダンジョン制覇した者が6名もいる。
しかも一位通過のリーフ殿は最速記録を大幅に更新だ。
本当におめでとう! 」
そこで教員達は一斉に拍手!
生徒たちからは拍手喝采と共に「 最速記録!流石~。 」「 クリアーするのも無理だったのに~。 」という声がチラホラ上がった。
そうそう、大いに褒めたまえ!( 実質レオンが一番だけど~。 )
なんてったって、悪役は強くあれ!このくらい出来なければならないのだ!
ムフーっ!!
鼻息荒くレオンから離れて胸を張って見せていると、レオンは突然振り返り、俺の張られた胸をジッ……と見つめてくる。
そしてその直後、ヘナヘナ~……と力なくそこに頬をくっつけてきたので、ヨチヨチと頭を撫でておいた。
そうして大人しくなったレオンを撫でたまま、クルト先生の話を聞き続けると、ダンジョンを制覇したのは俺とレオン、そしてレイド、メルちゃん、アゼリアちゃん、サイモンの6人の様だ。
もちろんその全員は、当然< Aクラス >。
それ以外の生徒達はタイムやクリア階層によって班分けされ< Aクラス >< Bクラス >と分けられていった。
そうしてクラス分けが終了した時点で、本日の授業初日はそれにて終了。
後はそのまま2コマ目も< 戦闘術学 >を受けるレイドとメルちゃんを残し、各々選択した授業を受ける場所へと向かうため、その場で解散した。
◇◇◇◇
俺とレオンの選択した2コマ目は< 魔法学 >
その集合場所は魔力操作の試験会場であった【 基礎運動場 】なので、俺はレオンの手を引きその場所に向かう。
一体どんな授業なのかな~。
わくわくしながら到着した【 基礎運動場 】では、既に沢山の生徒達が集まっていた。
俺はそれを見回し、負けないぞ~!と思いながら、ゴッ!!と燃え上がっていると────……。
「「 リ、リーフ様ぁ~~~!!! 」」
そんな半泣きの声が横から聞こえたので視線を向けると、そこにはダダッ!とコチラに向かって猛ダッシュしてくる見知った二人組みが……。
「 モルト~!ニール~────!! 」
俺もブワッと涙をにじませながら、パバッ!!と飛んできた2人を抱きとめようと、両手を広げてまっていたのだが────……。
────ババンッ!!
突然二人の前に、レオンが立ちふさがる。
それを目にしたモルトとニールは、瞬時に空中でギュルるるる────!と体をひねって回転し、見事衝突を阻止。
正座で地面に着地し、レオンの左右をズサァ────滑る様にすり抜けると、そのまま俺の前に到着後メソメソ泣き出した。
「「 お会いしたかったですぅ~リーフ様ぁ~! 」」
「 俺も~! 」
俺も釣られて泣きながら、お互いの存在を確認し合う様にギュムッと抱き合う。
中学院で何かと別行動も増えてきてしまったが、俺達は仲良し幼馴染~ズ!
なんだかんだで離れて凄く寂しい!
そのためこうして再開をこうして喜んでいたのだが、レオンだけはめちゃくちゃ不機嫌そうに、ジ────ッとコチラを見下ろしてくる。
どうやら、そうとうナメクジ・ミミズの粘液を浴びれなかった事にご立腹らしい。
どうしたものか……。
解決が難しい事に頭を悩ましていると、レオンの不機嫌に気づいた2人はお互い顔を見合わせた。
「 何だかレオンの機嫌が悪い様ですが、何かあったんですか? 」
不思議そうに聞いてくるモルトに、俺はヒソヒソとその理由を説明する。
「 あ────……なんかね、ナメクジ・ミミズの粘液を浴びれなかったのが気に入らなかったみたいなんだよ。
ベチョベチョになりたかったんだって。 」
それを聞いた瞬間、モルトとニールはうへぇっ……と心底嫌そうな表情を見せた。
どうやらベチョベチョになった自分を想像した様だ。
そうそう、それが正常な反応なのだよ。
粘液と体液でヌルヌルのびちゃびちゃなど好んでやりたいと思えないと思うが……。
そこまで考えて────ハッ!とし、いかんいかん!と首を横に振る。
何事も自分の幸せイコール相手も幸せと考えてはいけない。
レオンが幸せならそれでいい。
「 なんてったって英雄はドMの資質だし……。」
小さい声でボソッと呟き頷くと、モルトより先に立ち直ったニールが、あ。と何かを思いついた様子を見せた。
「 帰省した際、牧場の< ホルちゃん >に舐めてもらいますか? 」
< ホルちゃん >は、ニール家が所有する牧場の大きなメス牛で、ベロンベロンと物凄い舌使いで餌箱ごと舐めてくれる大食漢レディだ。
俺とモルトは「「 ナイスアイディア! 」」と同時に言って指を鳴らした。
早速俺は、ムスッ!としているレオンに近づき、内緒話する様に耳元で囁く。
「 今度帰省した時、ペロペロしてベチャベチャになれるよ~。
だから元気だそうね。 」
それを聞いたレオンは、急にパァァ────!!と物凄く上機嫌になり、不機嫌?なにそれ?的な状態に様代わり。
その様子を見た俺とモルト、ニールは、お互い目を合わせ3人揃って、グッ!と親指を立てた。
可愛い~可愛い~♬
もっふもふ~♬
非常に可愛らしかったプレーリードッグ達を思い出しながら、前に座るレオンのサラサラヘアーに顎をスリスリスリ~と擦り付けていると、クルト先生が俺達をザッ!と見回して言った。
「 今年は本当に凄い!なんとダンジョン制覇した者が6名もいる。
しかも一位通過のリーフ殿は最速記録を大幅に更新だ。
本当におめでとう! 」
そこで教員達は一斉に拍手!
生徒たちからは拍手喝采と共に「 最速記録!流石~。 」「 クリアーするのも無理だったのに~。 」という声がチラホラ上がった。
そうそう、大いに褒めたまえ!( 実質レオンが一番だけど~。 )
なんてったって、悪役は強くあれ!このくらい出来なければならないのだ!
ムフーっ!!
鼻息荒くレオンから離れて胸を張って見せていると、レオンは突然振り返り、俺の張られた胸をジッ……と見つめてくる。
そしてその直後、ヘナヘナ~……と力なくそこに頬をくっつけてきたので、ヨチヨチと頭を撫でておいた。
そうして大人しくなったレオンを撫でたまま、クルト先生の話を聞き続けると、ダンジョンを制覇したのは俺とレオン、そしてレイド、メルちゃん、アゼリアちゃん、サイモンの6人の様だ。
もちろんその全員は、当然< Aクラス >。
それ以外の生徒達はタイムやクリア階層によって班分けされ< Aクラス >< Bクラス >と分けられていった。
そうしてクラス分けが終了した時点で、本日の授業初日はそれにて終了。
後はそのまま2コマ目も< 戦闘術学 >を受けるレイドとメルちゃんを残し、各々選択した授業を受ける場所へと向かうため、その場で解散した。
◇◇◇◇
俺とレオンの選択した2コマ目は< 魔法学 >
その集合場所は魔力操作の試験会場であった【 基礎運動場 】なので、俺はレオンの手を引きその場所に向かう。
一体どんな授業なのかな~。
わくわくしながら到着した【 基礎運動場 】では、既に沢山の生徒達が集まっていた。
俺はそれを見回し、負けないぞ~!と思いながら、ゴッ!!と燃え上がっていると────……。
「「 リ、リーフ様ぁ~~~!!! 」」
そんな半泣きの声が横から聞こえたので視線を向けると、そこにはダダッ!とコチラに向かって猛ダッシュしてくる見知った二人組みが……。
「 モルト~!ニール~────!! 」
俺もブワッと涙をにじませながら、パバッ!!と飛んできた2人を抱きとめようと、両手を広げてまっていたのだが────……。
────ババンッ!!
突然二人の前に、レオンが立ちふさがる。
それを目にしたモルトとニールは、瞬時に空中でギュルるるる────!と体をひねって回転し、見事衝突を阻止。
正座で地面に着地し、レオンの左右をズサァ────滑る様にすり抜けると、そのまま俺の前に到着後メソメソ泣き出した。
「「 お会いしたかったですぅ~リーフ様ぁ~! 」」
「 俺も~! 」
俺も釣られて泣きながら、お互いの存在を確認し合う様にギュムッと抱き合う。
中学院で何かと別行動も増えてきてしまったが、俺達は仲良し幼馴染~ズ!
なんだかんだで離れて凄く寂しい!
そのためこうして再開をこうして喜んでいたのだが、レオンだけはめちゃくちゃ不機嫌そうに、ジ────ッとコチラを見下ろしてくる。
どうやら、そうとうナメクジ・ミミズの粘液を浴びれなかった事にご立腹らしい。
どうしたものか……。
解決が難しい事に頭を悩ましていると、レオンの不機嫌に気づいた2人はお互い顔を見合わせた。
「 何だかレオンの機嫌が悪い様ですが、何かあったんですか? 」
不思議そうに聞いてくるモルトに、俺はヒソヒソとその理由を説明する。
「 あ────……なんかね、ナメクジ・ミミズの粘液を浴びれなかったのが気に入らなかったみたいなんだよ。
ベチョベチョになりたかったんだって。 」
それを聞いた瞬間、モルトとニールはうへぇっ……と心底嫌そうな表情を見せた。
どうやらベチョベチョになった自分を想像した様だ。
そうそう、それが正常な反応なのだよ。
粘液と体液でヌルヌルのびちゃびちゃなど好んでやりたいと思えないと思うが……。
そこまで考えて────ハッ!とし、いかんいかん!と首を横に振る。
何事も自分の幸せイコール相手も幸せと考えてはいけない。
レオンが幸せならそれでいい。
「 なんてったって英雄はドMの資質だし……。」
小さい声でボソッと呟き頷くと、モルトより先に立ち直ったニールが、あ。と何かを思いついた様子を見せた。
「 帰省した際、牧場の< ホルちゃん >に舐めてもらいますか? 」
< ホルちゃん >は、ニール家が所有する牧場の大きなメス牛で、ベロンベロンと物凄い舌使いで餌箱ごと舐めてくれる大食漢レディだ。
俺とモルトは「「 ナイスアイディア! 」」と同時に言って指を鳴らした。
早速俺は、ムスッ!としているレオンに近づき、内緒話する様に耳元で囁く。
「 今度帰省した時、ペロペロしてベチャベチャになれるよ~。
だから元気だそうね。 」
それを聞いたレオンは、急にパァァ────!!と物凄く上機嫌になり、不機嫌?なにそれ?的な状態に様代わり。
その様子を見た俺とモルト、ニールは、お互い目を合わせ3人揃って、グッ!と親指を立てた。
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