548 / 1,315
第十四章
533 なるほど!
しおりを挟む
( リーフ )
なるほどねぇ~としみじみしながら、小さく頷く。
” 主人にお金を献上する事 ”
そしてそれを受け取ってもらって、よしよ~しされるのがレオンが一番欲しい物なのだそうだ。
俺は ” 嬉しい?嬉しい? ” とワクワクそわそわした目で見下ろしてくるレオンに対し、なんとも言えない気持ちを抱いてしまった。
これは、絶対洗脳解けたら黒歴史になる。
あとで絶対憤死する系のやつだ。
真っ赤なお目々で、敵を屠るまで前進し続ける巨大ダンゴムシの映像がフッと頭を過ぎって思わず体がブルッと震える。
ここで突っ返すと、恐らく俺が受け取るまで、その巨大ダンゴムシの様に突進し続けるのだろう。
そして俺はパパーン!!とそれに跳ね飛ばされて、そのまま眠る様に息を引き取り、気がつけば金色の触手達の上で手を広げ……はしないが、レオンは盛大にごねる!絶対に!
それが容易に想像できたので、俺はそれを素直に受け取り、今後はレオン用貯金として全て取っておくことに決めた。
「 ありがと~! 」
ニッコリ笑いながらお礼を告げて、受け取ったお金はあげ玉の多次元バックへ。
するとそれが終わったタイミングを見計らって、レオンはスススッ……と俺に近づいてきて、昨日同様俺の体をペタペタと触りまくる。
はいは~い。俺、怪我一つしてないよ~。
心の中でそう伝えながら、リーンちゃんの家に着くまで好きに触らせといた。
そして最終的に、ペタペタ~と背中に引っ付いて離れなくなってしまったレオンを軽く背負い、到着したリーンちゃんのお家の扉の前に立つと、直ぐにドアが開きマルクさんが顔を出した。
「 こんばんは!もしかしてリーンを送り届けてくれたんですか?
お疲れでしょうに、どうもありがとうございます。 」
「 こんばんは~!
全然疲れてないよ。リーンちゃんとお喋りできて楽しかった。
あと、パンも凄く美味しかったです!
沢山くれてどうもありがとう。また明日が楽しみだな。 」
お互いペコペコ~と頭を下げてご挨拶すると、マルクさんはアセアセと焦りながら両手をブンブン振った。
「 御礼を言うのはこっちの方ですよ!
頂いたお肉でパンを作ったらそれはもう!好評でして……。
久しぶりに美味しいって言って貰えて嬉しかったです。
……最近嫌な事ばかりでね。
肉も野菜も段々と流通が滞ってきて、貯蓄分はどの店もなくなる寸前で……。
街の人達はなんとか頑張っていたけど、先が見えなくて随分と疲弊していたんだ。
自分で狩りをしようと思ってもそんな余裕はないし、戦闘職の人達も、ほとんで寝ずに討伐続きでこれ以上はもたないってところだったんですよ。 」
あげ玉の背中でウトウトしているリーンちゃんを、マルクさんはゆっくり下ろし起こさない様に抱っこする。
そしてその顔を見下ろしながらニコッと笑った。
モンスターの被害は、直接的な怪我などだけではなく、こうした様々な商品の流通が滞る事も問題なのである。
モンスターが増えすぎてしまえば先ほどの畑同様、様々な作物や海の幸なども大打撃!
そして、当然街を行き来する商人さん達も移動困難により輸入も困難かつ高額になっていく。
たとえ防壁は守られても、そんな状況で人は暮らしていく事はできず、結局は街を破棄せざるを得ないというわけだ。
困ったもんだ~と眉を寄せ、難しい顔を見せると、マルクさんはフフッと小さく笑って言った。
「 すみません。不安にさせてしまいましたね。
でも、なんと!先ほど大量にお肉が入ってきたとのお知らせが冒険者ギルドから届いたので明日はきっと大騒ぎですよ。
久しぶりの明るい話題で嬉しいです。
また明日も頑張ってパンを作りますからね~!期待してて下さい! 」
ゴッ!!と燃えるマルクさんにリーンちゃんはむにゃむにゃと起きそうになってしまい、おおっとっと~とマルクさんと二人でシ~……する。
マルクさんを始めとするグリモアの人達は本当にいい人達ばかりで、頑張ってこの街の為に自分が出来る限りの事を必死にしようとしている。
俺はそれにとっても感動した!
だから俺も頑張りたいなと心の底から思い、ドンッ!と胸を叩く。
「 大丈夫!安心してほしい!
実は俺は物凄~く強いから、迷惑なモンスター達はちょちょいちょいなんだ!
だから二人は美味しいパンを作って待っていておくれ。
このオジ……じゃなくて、リーフ様に任せて任せて~! 」
フォッフォッフォ~!
ちょっとお年が出ている笑いを漏らしながら、得意げに言うと、マルクさんはポカンとしながら俺を見下ろした後、笑顔を見せた。
「 じゃあ、とびきりのパンを作って待ってますね! 」
” とびきりのパン ” にワクワクしながら大きく頷き、そのまま帰ろうと思ったのだが、突然マルクさんが俺の耳に顔を近づける。
「 ────実は、まだ公になっていませんが……。
一昨日くらいから森の中で高ランクモンスターが正体不明のモンスターに次々と倒される事件が起きてまして……。
そのせいで守備隊の仕事がガクンと減って助かっているらしいのですが、その正体はいまだ不明です。
目撃者によると黄色い ” 何か ” らしいですよ。
何でも動きが早すぎて見えないんだとか……。
今朝モンスターが少なかったのも、もしかしてそいつのせいかもしれません。 」
俺は、ほほぅ……と驚きながら頷いた。
多分目撃者は戦闘職の人だと思われるので、それが目で負えぬスピードなど相当強いモンスターだと思われる。
俺もレオンも毎朝森に行くし、あげ玉など一日中森にいるので気をつけなければ……!
ゴクリッと喉を鳴らし、レオンとあげ玉に ” 分かった? ” という注意喚起を込めて視線を投げかけたが……レオンは省エネモード。
あげ玉は何故かドヤ顔をしながら、ニタリッと好戦的な表情をしている。
保護者の俺の心配は尽きない!
レオン~?と呼びかけながら、身体をゆすゆすと揺さぶり電源ONを促し、あげ玉には、喧嘩、めっ!と軽く叱咤しておいたが、2人は何も分かっていない様子で、とりあえず頷くだけなので、俺はガックリ……。
そして肩を落としたまま、俺はマルクさんに本日の分のお肉を渡し、そのまま家へと帰っていった。
なるほどねぇ~としみじみしながら、小さく頷く。
” 主人にお金を献上する事 ”
そしてそれを受け取ってもらって、よしよ~しされるのがレオンが一番欲しい物なのだそうだ。
俺は ” 嬉しい?嬉しい? ” とワクワクそわそわした目で見下ろしてくるレオンに対し、なんとも言えない気持ちを抱いてしまった。
これは、絶対洗脳解けたら黒歴史になる。
あとで絶対憤死する系のやつだ。
真っ赤なお目々で、敵を屠るまで前進し続ける巨大ダンゴムシの映像がフッと頭を過ぎって思わず体がブルッと震える。
ここで突っ返すと、恐らく俺が受け取るまで、その巨大ダンゴムシの様に突進し続けるのだろう。
そして俺はパパーン!!とそれに跳ね飛ばされて、そのまま眠る様に息を引き取り、気がつけば金色の触手達の上で手を広げ……はしないが、レオンは盛大にごねる!絶対に!
それが容易に想像できたので、俺はそれを素直に受け取り、今後はレオン用貯金として全て取っておくことに決めた。
「 ありがと~! 」
ニッコリ笑いながらお礼を告げて、受け取ったお金はあげ玉の多次元バックへ。
するとそれが終わったタイミングを見計らって、レオンはスススッ……と俺に近づいてきて、昨日同様俺の体をペタペタと触りまくる。
はいは~い。俺、怪我一つしてないよ~。
心の中でそう伝えながら、リーンちゃんの家に着くまで好きに触らせといた。
そして最終的に、ペタペタ~と背中に引っ付いて離れなくなってしまったレオンを軽く背負い、到着したリーンちゃんのお家の扉の前に立つと、直ぐにドアが開きマルクさんが顔を出した。
「 こんばんは!もしかしてリーンを送り届けてくれたんですか?
お疲れでしょうに、どうもありがとうございます。 」
「 こんばんは~!
全然疲れてないよ。リーンちゃんとお喋りできて楽しかった。
あと、パンも凄く美味しかったです!
沢山くれてどうもありがとう。また明日が楽しみだな。 」
お互いペコペコ~と頭を下げてご挨拶すると、マルクさんはアセアセと焦りながら両手をブンブン振った。
「 御礼を言うのはこっちの方ですよ!
頂いたお肉でパンを作ったらそれはもう!好評でして……。
久しぶりに美味しいって言って貰えて嬉しかったです。
……最近嫌な事ばかりでね。
肉も野菜も段々と流通が滞ってきて、貯蓄分はどの店もなくなる寸前で……。
街の人達はなんとか頑張っていたけど、先が見えなくて随分と疲弊していたんだ。
自分で狩りをしようと思ってもそんな余裕はないし、戦闘職の人達も、ほとんで寝ずに討伐続きでこれ以上はもたないってところだったんですよ。 」
あげ玉の背中でウトウトしているリーンちゃんを、マルクさんはゆっくり下ろし起こさない様に抱っこする。
そしてその顔を見下ろしながらニコッと笑った。
モンスターの被害は、直接的な怪我などだけではなく、こうした様々な商品の流通が滞る事も問題なのである。
モンスターが増えすぎてしまえば先ほどの畑同様、様々な作物や海の幸なども大打撃!
そして、当然街を行き来する商人さん達も移動困難により輸入も困難かつ高額になっていく。
たとえ防壁は守られても、そんな状況で人は暮らしていく事はできず、結局は街を破棄せざるを得ないというわけだ。
困ったもんだ~と眉を寄せ、難しい顔を見せると、マルクさんはフフッと小さく笑って言った。
「 すみません。不安にさせてしまいましたね。
でも、なんと!先ほど大量にお肉が入ってきたとのお知らせが冒険者ギルドから届いたので明日はきっと大騒ぎですよ。
久しぶりの明るい話題で嬉しいです。
また明日も頑張ってパンを作りますからね~!期待してて下さい! 」
ゴッ!!と燃えるマルクさんにリーンちゃんはむにゃむにゃと起きそうになってしまい、おおっとっと~とマルクさんと二人でシ~……する。
マルクさんを始めとするグリモアの人達は本当にいい人達ばかりで、頑張ってこの街の為に自分が出来る限りの事を必死にしようとしている。
俺はそれにとっても感動した!
だから俺も頑張りたいなと心の底から思い、ドンッ!と胸を叩く。
「 大丈夫!安心してほしい!
実は俺は物凄~く強いから、迷惑なモンスター達はちょちょいちょいなんだ!
だから二人は美味しいパンを作って待っていておくれ。
このオジ……じゃなくて、リーフ様に任せて任せて~! 」
フォッフォッフォ~!
ちょっとお年が出ている笑いを漏らしながら、得意げに言うと、マルクさんはポカンとしながら俺を見下ろした後、笑顔を見せた。
「 じゃあ、とびきりのパンを作って待ってますね! 」
” とびきりのパン ” にワクワクしながら大きく頷き、そのまま帰ろうと思ったのだが、突然マルクさんが俺の耳に顔を近づける。
「 ────実は、まだ公になっていませんが……。
一昨日くらいから森の中で高ランクモンスターが正体不明のモンスターに次々と倒される事件が起きてまして……。
そのせいで守備隊の仕事がガクンと減って助かっているらしいのですが、その正体はいまだ不明です。
目撃者によると黄色い ” 何か ” らしいですよ。
何でも動きが早すぎて見えないんだとか……。
今朝モンスターが少なかったのも、もしかしてそいつのせいかもしれません。 」
俺は、ほほぅ……と驚きながら頷いた。
多分目撃者は戦闘職の人だと思われるので、それが目で負えぬスピードなど相当強いモンスターだと思われる。
俺もレオンも毎朝森に行くし、あげ玉など一日中森にいるので気をつけなければ……!
ゴクリッと喉を鳴らし、レオンとあげ玉に ” 分かった? ” という注意喚起を込めて視線を投げかけたが……レオンは省エネモード。
あげ玉は何故かドヤ顔をしながら、ニタリッと好戦的な表情をしている。
保護者の俺の心配は尽きない!
レオン~?と呼びかけながら、身体をゆすゆすと揺さぶり電源ONを促し、あげ玉には、喧嘩、めっ!と軽く叱咤しておいたが、2人は何も分かっていない様子で、とりあえず頷くだけなので、俺はガックリ……。
そして肩を落としたまま、俺はマルクさんに本日の分のお肉を渡し、そのまま家へと帰っていった。
63
お気に入りに追加
1,993
あなたにおすすめの小説
聖女召喚!……って俺、男〜しかも兵士なんだけど?
バナナ男さん
BL
主人公の現在暮らす世界は化け物に蹂躙された地獄の様な世界であった。
嘘か誠かむかしむかしのお話、世界中を黒い雲が覆い赤い雨が降って生物を化け物に変えたのだとか。
そんな世界で兵士として暮らす大樹は突然見知らぬ場所に召喚され「 世界を救って下さい、聖女様 」と言われるが、俺男〜しかも兵士なんだけど??
異世界の王子様( 最初結構なクズ、後に溺愛、執着 )✕ 強化された平凡兵士( ノンケ、チート )
途中少々無理やり的な表現ありなので注意して下さいませm(。≧Д≦。)m
名前はどうか気にしないで下さい・・
勇者パーティーハーレム!…の荷物番の俺の話
バナナ男さん
BL
突然異世界に召喚された普通の平凡アラサーおじさん< 山野 石郎 >改め【 イシ 】
世界を救う勇者とそれを支えし美少女戦士達の勇者パーティーの中・・俺の能力、ゼロ!あるのは訳の分からない< 覗く >という能力だけ。
これは、ちょっとしたおじさんイジメを受けながらもマイペースに旅に同行する荷物番のおじさんと、世界最強の力を持った勇者様のお話。
無気力、性格破綻勇者様 ✕ 平凡荷物番のおじさんのBLです。
不憫受けが書きたくて書いてみたのですが、少々意地悪な場面がありますので、どうかそういった表現が苦手なお方はご注意ください_○/|_ 土下座!
【完結済】(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
大好きなBLゲームの世界に転生したので、最推しの隣に居座り続けます。 〜名も無き君への献身〜
7ズ
BL
異世界BLゲーム『救済のマリアージュ』。通称:Qマリには、普通のBLゲームには無い闇堕ちルートと言うものが存在していた。
攻略対象の為に手を汚す事さえ厭わない主人公闇堕ちルートは、闇の腐女子の心を掴み、大ヒットした。
そして、そのゲームにハートを打ち抜かれた光の腐女子の中にも闇堕ちルートに最推しを持つ者が居た。
しかし、大規模なファンコミュニティであっても彼女の推しについて好意的に話す者は居ない。
彼女の推しは、攻略対象の養父。ろくでなしで飲んだくれ。表ルートでは事故で命を落とし、闇堕ちルートで主人公によって殺されてしまう。
どのルートでも死の運命が確約されている名も無きキャラクターへ異常な執着と愛情をたった一人で注いでいる孤独な彼女。
ある日、眠りから目覚めたら、彼女はQマリの世界へ幼い少年の姿で転生してしまった。
異常な執着と愛情を現実へと持ち出した彼女は、最推しである養父の設定に秘められた真実を知る事となった。
果たして彼女は、死の運命から彼を救い出す事が出来るのか──?
ーーーーーーーーーーーー
狂気的なまでに一途な男(in腐女子)×名無しの訳あり飲兵衛
ヘタレな師団長様は麗しの花をひっそり愛でる
野犬 猫兄
BL
本編完結しました。
お読みくださりありがとうございます!
番外編は本編よりも文字数が多くなっていたため、取り下げ中です。
番外編へ戻すか別の話でたてるか検討中。こちらで、また改めてご連絡いたします。
第9回BL小説大賞では、ポイントを入れてくださった皆様、またお読みくださった皆様、どうもありがとうございました_(._.)_
【本編】
ある男を麗しの花と呼び、ひっそりと想いを育てていた。ある時は愛しいあまり心の中で悶え、ある時は不甲斐なさに葛藤したり、愛しい男の姿を見ては明日も頑張ろうと思う、ヘタレ男の牛のような歩み寄りと天然を炸裂させる男に相手も満更でもない様子で進むほのぼの?コメディ話。
ヘタレ真面目タイプの師団長×ツンデレタイプの師団長
2022.10.28ご連絡:2022.10.30に番外編を修正するため下げさせていただきますm(_ _;)m
2022.10.30ご連絡:番外編を引き下げました。
【取り下げ中】
【番外編】は、視点が基本ルーゼウスになります。ジーク×ルーゼ
ルーゼウス・バロル7歳。剣と魔法のある世界、アンシェント王国という小さな国に住んでいた。しかし、ある時召喚という形で、日本の大学生をしていた頃の記憶を思い出してしまう。精霊の愛し子というチートな恩恵も隠していたのに『精霊司令局』という機械音声や、残念なイケメンたちに囲まれながら、アンシェント王国や、隣国のゼネラ帝国も巻き込んで一大騒動に発展していくコメディ?なお話。
※誤字脱字は気づいたらちょこちょこ修正してます。“(. .*)
【 完結 】お嫁取りに行ったのにキラキラ幼馴染にお嫁に取られちゃった俺のお話
バナナ男さん
BL
剣や魔法、モンスターが存在する《 女神様の箱庭 》と呼ばれる世界の中、主人公の< チリル >は、最弱と呼べる男だった。 そんな力なき者には厳しいこの世界では【 嫁取り 】という儀式がある。 そこで男たちはお嫁さんを貰う事ができるのだが……その儀式は非常に過酷なモノ。死人だって出ることもある。 しかし、どうしてもお嫁が欲しいチリルは参加を決めるが、同時にキラキラ幼馴染も参加して……? 完全無欠の美形幼馴染 ✕ 最弱主人公 世界観が独特で、男性にかなり厳しい世界、一夫多妻、卵で人類が産まれるなどなどのぶっ飛び設定がありますのでご注意してくださいm(__)m
奴隷商人は紛れ込んだ皇太子に溺愛される。
拍羅
BL
転生したら奴隷商人?!いや、いやそんなことしたらダメでしょ
親の跡を継いで奴隷商人にはなったけど、両親のような残虐な行いはしません!俺は皆んなが行きたい家族の元へと送り出します。
え、新しく来た彼が全く理想の家族像を教えてくれないんだけど…。ちょっと、待ってその貴族の格好した人たち誰でしょうか
※独自の世界線
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる