434 / 1,315
第十章
419 楽しいの?
しおりを挟む
微グロ、やや暴力発言注意……m(_ _)m
( レオン )
「 へぇ~、空間系のスキル持ちか?
珍しいスキル持ってんじゃね~の。
白い空間は見たことねぇが、外の空間から解除できる魔導具があるから残念ながら意味ないんだわ、残念でした~。
……なんだかお前、変な気配だなぁ?
情報阻害系か、はたまたハッタリ系の威嚇スキル持ちか……。
だが、どっちにしろAランク傭兵5人相手に正面からくるってどうよ?って感じだけど。
────えっ?バカ?? 」
「 くっくっ、頭大丈夫でちゅか~?
俺たちと一緒の檻に閉じこもってどうすんだっつーの。
飢えたライオンの檻にウサギさんを放り込めばどうなるか……それが分からねぇわけねぇだろうに。
あ────……うさぎはねぇか~。お前、化け物様だもんな♡ 」
ギャハハハー!!!
とても楽しそうに笑い合う5人の男達だったが、俺には何が楽しいのかはよく分からない。
とりあえず、何だかよく分からないが、話し終わるまで黙っていよう。
そう考えて大人しく待っていると、1人の男が楽しくて仕方がないと言わんばかりに俺を指差し話し始めた。
「 ご主人さまのために命がけで特攻掛けたのに意味無しとか、マジウケるわ~。
一応言っておくが、外にはまだた~くさん仲間がいるんだぜ?
万が一にも勝てねぇっつうのに、何でノコノコ姿を現すんだよ。
普通奴隷だったらチャンスだってだろ?主人から自由になるためにさ~。
ご主人様を殺してくれたら万々歳じゃねーの? 」
「 ん~?待てよ。
確か……報告では随分あの主人に執着してるんだって話じゃなかったか?
まぁ、みすぼらしいガキだが一応は公爵様だし、奴隷の扱いが上手いのかね~?
そもそもそんな上等な服着せたり中学院の試験まで受けさせたりとか、普通よほどお気に入りの ” 性奴隷 ” じゃなきゃそんな事……。
────あ、まさかお前、それ専用の奴隷? 」
その男がそう言った瞬間、ドッ!!と全員が笑い始め、ヒーヒーと苦しそうに腹を押さえる。
「 ちょっ!!マジかよ!!嘘だろ~?!
こんな化け物に相手して貰ってるってわけか!?
そりゃ~ないぜ!リーフ様っ!!www 」
「 特殊性癖すぎるだろうよ!www
確かによく見りゃ~すげぇ~綺麗な顔してそうだけど呪い付きだぜ?!
へぇ~じゃあ、この化け物様はリーフ様の体にメロメロってぇ~わけか!!
あんな地味で色気のかけらもないガキ相手に勃つとかすげぇな。
まぁ、でも誰からも相手にされねぇ化け物様にとっちゃ~唯一ヤレる相手だもんな。
仕方ねぇか~。
────あっ!俺良いこと思いついたぜ! 」
閃いた!と言わんばかりにそう叫んだ男へ、全員が笑いながら注目する。
「 その ” 大好きな ” リーフ様を、始末する前にこいつの眼の前でぐちゃぐちゃに犯してやろうぜ!
めちゃくちゃ楽しそうだろ?
前にそのゲームやった時盛り上がったじゃん?
あ────~~……でも俺、あんな小せぇ男のガキ相手じゃー勃たねえよ。せめて女だったらな~。
何発か殴ったらいけっかな~? 」
オエッと吐き出すような仕草をする男に、またドッと笑い出す男たちは口々に声をあげた。
「 顔をボコボコにしたら俺はイケる~。 」
「 俺は女の格好させりゃ~いけるかも~。 」
「 じゃあセルフ去勢でもすっか?前はそれで興奮してただろ?お前。 」
そう言って笑い合う男達に、俺は無言で近づき ” リーフ様を犯す。 ” と言った男の右腕を優しく掴む。
「 ……あっ?? 」
男がそんな声をあげる頃には────腕は永遠にさようなら。
軽く掴んで引っ張っただけなのに、腕だけを残して男の体はまるでボールの様に遠くに飛んでいってしまった。
「 い……いぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ────!!!!
腕がっ!俺の腕がぁぁ────!!! 」
放り投げられた先で、男は無くなってしまった腕の根元を押さえ、大声で叫ぶ。
そんな痛みに絶叫する男を見て、残りの男達はサッと顔色を青白く変え、各々武器を構えて俺を取り囲んだ。
張り詰めた緊張が走る中、俺はゆっくりと目線を上げ千切れてしまった ” ゴミ ” を、ポイッと武器を構える男達の方へ投げ捨てる。
「 ヒッ……ッ! 」
すると、男達は全員小さく悲鳴を上げたが、俺は気にも止めずに静かに口を開いた。
「 ” リーフ様を犯す ” ?
リーフ様は男なのにどうやって?
────────あぁ、触れたいという事か?
その汚い手で?
お前ら如きが?
あの美しく純真で穢れのない完璧な存在のリーフ様に??
……そんな事、俺が許すと思うか? 」
武器を構えた男たちの横を、ゆっくりと歩きながら通り過ぎて行くと、腕を無くした男の前に静かに立つ。
するとだいぶ遅れて俺が移動した事に気づいた男達が────ハッ!!!としながら俺の方を振り向き、腕を失くした男もそれに続いて俺が前に立っている事にやっと気づいた様だ。
腕を失くした男は、汗を大量に掻きながら俺を呆然と見上げてきたが、それも一瞬……。
正座をするように膝を付いている男の左足を、俺は何のためらいもなく自身の足でグシャリと潰してやった。
「 ギャアァァァぁぁぁぁぁ──ァァァァァ──────!!!!!! 」
男はたまらずといった様子で、そのまま仰向けにバターンと倒れてしまったので、俺はその男を見下ろし話を続ける。
「 俺の眼の前で
リーフ様に触れる
殴る
それが楽しいのか?
────どこが? 」
ガクガクと震えながら俺を見上げる男の目を見ながら、俺は残っている右足を無表情でグチャリと踏みつけて潰す。
すると更に酷く耳障りな声で叫びだした男だったが、心は一切動くことはなく────俺はゆっくりと最後に残った左腕へ足をゆっくり乗せた。
( レオン )
「 へぇ~、空間系のスキル持ちか?
珍しいスキル持ってんじゃね~の。
白い空間は見たことねぇが、外の空間から解除できる魔導具があるから残念ながら意味ないんだわ、残念でした~。
……なんだかお前、変な気配だなぁ?
情報阻害系か、はたまたハッタリ系の威嚇スキル持ちか……。
だが、どっちにしろAランク傭兵5人相手に正面からくるってどうよ?って感じだけど。
────えっ?バカ?? 」
「 くっくっ、頭大丈夫でちゅか~?
俺たちと一緒の檻に閉じこもってどうすんだっつーの。
飢えたライオンの檻にウサギさんを放り込めばどうなるか……それが分からねぇわけねぇだろうに。
あ────……うさぎはねぇか~。お前、化け物様だもんな♡ 」
ギャハハハー!!!
とても楽しそうに笑い合う5人の男達だったが、俺には何が楽しいのかはよく分からない。
とりあえず、何だかよく分からないが、話し終わるまで黙っていよう。
そう考えて大人しく待っていると、1人の男が楽しくて仕方がないと言わんばかりに俺を指差し話し始めた。
「 ご主人さまのために命がけで特攻掛けたのに意味無しとか、マジウケるわ~。
一応言っておくが、外にはまだた~くさん仲間がいるんだぜ?
万が一にも勝てねぇっつうのに、何でノコノコ姿を現すんだよ。
普通奴隷だったらチャンスだってだろ?主人から自由になるためにさ~。
ご主人様を殺してくれたら万々歳じゃねーの? 」
「 ん~?待てよ。
確か……報告では随分あの主人に執着してるんだって話じゃなかったか?
まぁ、みすぼらしいガキだが一応は公爵様だし、奴隷の扱いが上手いのかね~?
そもそもそんな上等な服着せたり中学院の試験まで受けさせたりとか、普通よほどお気に入りの ” 性奴隷 ” じゃなきゃそんな事……。
────あ、まさかお前、それ専用の奴隷? 」
その男がそう言った瞬間、ドッ!!と全員が笑い始め、ヒーヒーと苦しそうに腹を押さえる。
「 ちょっ!!マジかよ!!嘘だろ~?!
こんな化け物に相手して貰ってるってわけか!?
そりゃ~ないぜ!リーフ様っ!!www 」
「 特殊性癖すぎるだろうよ!www
確かによく見りゃ~すげぇ~綺麗な顔してそうだけど呪い付きだぜ?!
へぇ~じゃあ、この化け物様はリーフ様の体にメロメロってぇ~わけか!!
あんな地味で色気のかけらもないガキ相手に勃つとかすげぇな。
まぁ、でも誰からも相手にされねぇ化け物様にとっちゃ~唯一ヤレる相手だもんな。
仕方ねぇか~。
────あっ!俺良いこと思いついたぜ! 」
閃いた!と言わんばかりにそう叫んだ男へ、全員が笑いながら注目する。
「 その ” 大好きな ” リーフ様を、始末する前にこいつの眼の前でぐちゃぐちゃに犯してやろうぜ!
めちゃくちゃ楽しそうだろ?
前にそのゲームやった時盛り上がったじゃん?
あ────~~……でも俺、あんな小せぇ男のガキ相手じゃー勃たねえよ。せめて女だったらな~。
何発か殴ったらいけっかな~? 」
オエッと吐き出すような仕草をする男に、またドッと笑い出す男たちは口々に声をあげた。
「 顔をボコボコにしたら俺はイケる~。 」
「 俺は女の格好させりゃ~いけるかも~。 」
「 じゃあセルフ去勢でもすっか?前はそれで興奮してただろ?お前。 」
そう言って笑い合う男達に、俺は無言で近づき ” リーフ様を犯す。 ” と言った男の右腕を優しく掴む。
「 ……あっ?? 」
男がそんな声をあげる頃には────腕は永遠にさようなら。
軽く掴んで引っ張っただけなのに、腕だけを残して男の体はまるでボールの様に遠くに飛んでいってしまった。
「 い……いぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ────!!!!
腕がっ!俺の腕がぁぁ────!!! 」
放り投げられた先で、男は無くなってしまった腕の根元を押さえ、大声で叫ぶ。
そんな痛みに絶叫する男を見て、残りの男達はサッと顔色を青白く変え、各々武器を構えて俺を取り囲んだ。
張り詰めた緊張が走る中、俺はゆっくりと目線を上げ千切れてしまった ” ゴミ ” を、ポイッと武器を構える男達の方へ投げ捨てる。
「 ヒッ……ッ! 」
すると、男達は全員小さく悲鳴を上げたが、俺は気にも止めずに静かに口を開いた。
「 ” リーフ様を犯す ” ?
リーフ様は男なのにどうやって?
────────あぁ、触れたいという事か?
その汚い手で?
お前ら如きが?
あの美しく純真で穢れのない完璧な存在のリーフ様に??
……そんな事、俺が許すと思うか? 」
武器を構えた男たちの横を、ゆっくりと歩きながら通り過ぎて行くと、腕を無くした男の前に静かに立つ。
するとだいぶ遅れて俺が移動した事に気づいた男達が────ハッ!!!としながら俺の方を振り向き、腕を失くした男もそれに続いて俺が前に立っている事にやっと気づいた様だ。
腕を失くした男は、汗を大量に掻きながら俺を呆然と見上げてきたが、それも一瞬……。
正座をするように膝を付いている男の左足を、俺は何のためらいもなく自身の足でグシャリと潰してやった。
「 ギャアァァァぁぁぁぁぁ──ァァァァァ──────!!!!!! 」
男はたまらずといった様子で、そのまま仰向けにバターンと倒れてしまったので、俺はその男を見下ろし話を続ける。
「 俺の眼の前で
リーフ様に触れる
殴る
それが楽しいのか?
────どこが? 」
ガクガクと震えながら俺を見上げる男の目を見ながら、俺は残っている右足を無表情でグチャリと踏みつけて潰す。
すると更に酷く耳障りな声で叫びだした男だったが、心は一切動くことはなく────俺はゆっくりと最後に残った左腕へ足をゆっくり乗せた。
52
お気に入りに追加
1,993
あなたにおすすめの小説
聖女召喚!……って俺、男〜しかも兵士なんだけど?
バナナ男さん
BL
主人公の現在暮らす世界は化け物に蹂躙された地獄の様な世界であった。
嘘か誠かむかしむかしのお話、世界中を黒い雲が覆い赤い雨が降って生物を化け物に変えたのだとか。
そんな世界で兵士として暮らす大樹は突然見知らぬ場所に召喚され「 世界を救って下さい、聖女様 」と言われるが、俺男〜しかも兵士なんだけど??
異世界の王子様( 最初結構なクズ、後に溺愛、執着 )✕ 強化された平凡兵士( ノンケ、チート )
途中少々無理やり的な表現ありなので注意して下さいませm(。≧Д≦。)m
名前はどうか気にしないで下さい・・
勇者パーティーハーレム!…の荷物番の俺の話
バナナ男さん
BL
突然異世界に召喚された普通の平凡アラサーおじさん< 山野 石郎 >改め【 イシ 】
世界を救う勇者とそれを支えし美少女戦士達の勇者パーティーの中・・俺の能力、ゼロ!あるのは訳の分からない< 覗く >という能力だけ。
これは、ちょっとしたおじさんイジメを受けながらもマイペースに旅に同行する荷物番のおじさんと、世界最強の力を持った勇者様のお話。
無気力、性格破綻勇者様 ✕ 平凡荷物番のおじさんのBLです。
不憫受けが書きたくて書いてみたのですが、少々意地悪な場面がありますので、どうかそういった表現が苦手なお方はご注意ください_○/|_ 土下座!
【完結済】(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
大好きなBLゲームの世界に転生したので、最推しの隣に居座り続けます。 〜名も無き君への献身〜
7ズ
BL
異世界BLゲーム『救済のマリアージュ』。通称:Qマリには、普通のBLゲームには無い闇堕ちルートと言うものが存在していた。
攻略対象の為に手を汚す事さえ厭わない主人公闇堕ちルートは、闇の腐女子の心を掴み、大ヒットした。
そして、そのゲームにハートを打ち抜かれた光の腐女子の中にも闇堕ちルートに最推しを持つ者が居た。
しかし、大規模なファンコミュニティであっても彼女の推しについて好意的に話す者は居ない。
彼女の推しは、攻略対象の養父。ろくでなしで飲んだくれ。表ルートでは事故で命を落とし、闇堕ちルートで主人公によって殺されてしまう。
どのルートでも死の運命が確約されている名も無きキャラクターへ異常な執着と愛情をたった一人で注いでいる孤独な彼女。
ある日、眠りから目覚めたら、彼女はQマリの世界へ幼い少年の姿で転生してしまった。
異常な執着と愛情を現実へと持ち出した彼女は、最推しである養父の設定に秘められた真実を知る事となった。
果たして彼女は、死の運命から彼を救い出す事が出来るのか──?
ーーーーーーーーーーーー
狂気的なまでに一途な男(in腐女子)×名無しの訳あり飲兵衛
【 完結 】お嫁取りに行ったのにキラキラ幼馴染にお嫁に取られちゃった俺のお話
バナナ男さん
BL
剣や魔法、モンスターが存在する《 女神様の箱庭 》と呼ばれる世界の中、主人公の< チリル >は、最弱と呼べる男だった。 そんな力なき者には厳しいこの世界では【 嫁取り 】という儀式がある。 そこで男たちはお嫁さんを貰う事ができるのだが……その儀式は非常に過酷なモノ。死人だって出ることもある。 しかし、どうしてもお嫁が欲しいチリルは参加を決めるが、同時にキラキラ幼馴染も参加して……? 完全無欠の美形幼馴染 ✕ 最弱主人公 世界観が独特で、男性にかなり厳しい世界、一夫多妻、卵で人類が産まれるなどなどのぶっ飛び設定がありますのでご注意してくださいm(__)m
奴隷商人は紛れ込んだ皇太子に溺愛される。
拍羅
BL
転生したら奴隷商人?!いや、いやそんなことしたらダメでしょ
親の跡を継いで奴隷商人にはなったけど、両親のような残虐な行いはしません!俺は皆んなが行きたい家族の元へと送り出します。
え、新しく来た彼が全く理想の家族像を教えてくれないんだけど…。ちょっと、待ってその貴族の格好した人たち誰でしょうか
※独自の世界線
精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる