275 / 1,315
第六章
260 よくない大人
しおりを挟む
( リーフ )
年齢は30代後半くらい。
褐色を帯びたくすんだ黄色い髪を清潔感漂うオールバックにしていて、面長に切れ目、シュッと尖った鼻筋。
それが集まった顔は整っていると思うが、鋭い眼光とピリピリ相手を刺激してくる嫌な感じのオーラと神経質そうな雰囲気によりあまり近寄りたくない感じの男性だ。
袖がヒラヒラした白いシャツに、見てすぐわかる様な高級感漂う黒みを帯びた赤色のベスト。
そして胸元やポケット部分にこれでもかとついているフリル達と沢山ついてる装飾品達などなど、他の教員達が全員白いシャツに茶色いベストというラフな格好をしているのと比べると、少々浮いている感がある。
「 んん~??? 」
中学院は身分よりも実力重視!ーーーーなアーサーの理念の元運営されているため、こういった、いわゆる ” 周りと一線引きたいな~! ” 的な感じの人物は多分近寄るのも嫌がるはずだが……
どういう事だ???
首を傾げながら、更に彼のここまでの試験官っぷりを振り返ると、他の教員が『 実力を測る 』目的で受験生達と戦っているにも関わらず、彼だけはその目的がぶれているような気がする。
とりあえず一貫した動きを見せずに、悪く言えば人によって態度や行動を変える感じ?
評価はフラン学院長達により正当にされていたため黙っていたが、どうしてそんなことをするのかは分からない。
うう~ん?と考え込んでいるとーーーーー……
「 【 ライトノア学院 】剣術担当教師
< ジュワン・ベレーン・ゲレンズ >
35歳、爵位は< 子爵 >、バリバリの身分至上主義で有名な人、以前奥様に酷い暴力を行い離縁して以来ずっと独身。
ーーーっていう完璧なハズレ物件ですよ~。
あえて長所をひねり出して言うならぁ~?
剣術に関してはこの学院でNO.1の実力を持っていて、Bランクモンスターもソロで倒せる位の凄い実力を持っている事くらいかな~? 」
きゅるるんっ!と効果音でも出そうなウルウル、キラキラ目で俺を見上げてくる人物がいつの間にか直ぐ隣にいて、その問題の教員の情報をペラペラと話す。
その人物は先ほど出会った【 エルフ族 】の少女……いや、少年の< サイモン >であった。
「 ーーー~~っ!!?? 」
気配が全くなかったことに驚き、思わず上がりそうになった悲鳴を必死に飲み込む。
「 リーフ様ぁ~か・わ・い・い~♡ 」
口元を押さえて耐える俺を見て、サイモンはキャっ!と嬉しそうに笑いながらもたれかかってこようとしたが、肩が触れるその前にレオンが俺をヒョイッと持ち上げた。
それにより寄りかかる先をなくしたサイモンは「 キャンっ 」と尻尾を踏まれたワンワンのような悲鳴をあげそのまま倒れてしまう。
ドキドキしながらそれを見下ろしていると、後ろの方から彼の双子の妹の< リリア >がボインっボインっと2つの山を揺らしながらこちらに走り寄ってきた。
「 もう……また兄が申し訳ありません。
兄さん、リーフ様のご迷惑になる事は辞めて。
不敬罪で首が跳ぶわよ? 」
「 いやいや、しないよ!そんな事。驚いただけだから大丈夫だよ。
むしろ色々教えてくれてありがとう。サイモン、大丈夫かい? 」
首が飛ぶと言う物騒な言葉を慌てて否定した後、倒れたままのサイモンに声をかける。
すると彼は横たわったまま、またきゅるる~ん♡とキラキラお目々で見上げてきた。
「 う~ん、駄目かもしれないですぅ~♡ 」
サイモンはしおらしく肩を揺らしてそう言ったが、、ため息を吐いたリリアちゃんに容赦なく首を掴まれ無理やり立たされる。
そんなぞんざいな扱いにもかかわらず、全くめげる事なくサイモンはにっこり笑うと、後ろで見ていたモルトとニールは男と分かっていながらもその可愛い笑顔に真っ赤な顔になり、ササッ~とレオンの後ろに隠れていた。
「 リーフ様のためならぁ~何でも情報を持ってきま~す!
僕の得意分野なので♡
ちなみに大好きなものは『 お金 』で、好きな言葉は『 玉の輿 』で~す! 」
はいは~い!と元気よく手を上げてそう言い切るサイモンに隣りにいるリリアちゃんはドン引きだ。
ーーー清々しいっ!
もうカッコいいと言っていいレベルで清々しい子だな、サイモンは。
その潔さに対し感心していると、リングの上から突然ーーーー
ガツンッ!!!
何かが当たる大きい音がしたため直ぐに視線をリングの上へ移す。
するとあの青色のフードの少女がリング外のだいぶ離れたところまで吹き飛んでいて、お腹辺りを押さえながら膝を付いて震えていた。
一体何が?!
急いでその子のところまで行こうとしたが、心底嫌そうな、はぁ~~~っというため息が元いたリングの上から聞こえてきたため、一旦足を止めてそこらに注目する。
「 全く・・汚らしい平民の、しかも臭くて仕方がない獣のガキがうっとおしい戦い方をしないで頂けますか?
ここは【 人族 】様の、しかも選ばれし者だけが通うことの許される崇高なる学び舎な~ん~で~す~。
言葉、通じてますかぁ~? 」
あの感じが悪い試験官、< ジュワン >が馬鹿にしたように鼻で笑いながらそう言い、更にはくるくると指を回しながら自身の頭を指した。
そのあまりの言いようと、状況から察するにあの青いフードの子はこの男に手加減なしの攻撃によって場外へ飛ばされたようだと気づき、こんにゃろ~!とおじさんの怒りはマックスに!
よっしゃっ!このジィジが鉄拳を食らわせてやる!
意気揚々とリングの上にあがろうとした、その時ーーー
「 ーーーてっめぇっ!!!メルに何すんだ、こらぁっ!!
次は俺が相手だっ!! 」
そんな怒号と共にレイドがジュワンへと飛びかかり、剣を思い切り振った。
ーーーーガキィィーンッ!!!!
大きな音をたて交わる剣と剣!
その火力もスピードもかなりのレベルにもかかわらず、ジュワンは全く動じることなくその攻撃を片手であっさり受け止めてしまう。
レイドはギリギリとジュワンを睨みつけながらそのまま連続で攻撃を繰り出すも、その全ては全く当たる気配がない。
「 全く次から次へと……汚らしい獣風情が。
家畜は家畜らしく大人しくそこらで草でも食べててく~れ~ま~す~か~? 」
そう言い終わったジュワンは、レイドとの間合いを一瞬で詰め思い切り顎を蹴り上げた。
「 ……っ!!がっはっ!! 」
顎を蹴り上げられた事でレイドが仰け反ると、ジュワンは手に持つ剣でがら空きの胴体部分を木刀で思い切り打つ。
その結果、レイドは大きく飛ばされ場外へ。
そして離れた場所のリングへと叩きつけられそのままバタンと倒れてしまった。
年齢は30代後半くらい。
褐色を帯びたくすんだ黄色い髪を清潔感漂うオールバックにしていて、面長に切れ目、シュッと尖った鼻筋。
それが集まった顔は整っていると思うが、鋭い眼光とピリピリ相手を刺激してくる嫌な感じのオーラと神経質そうな雰囲気によりあまり近寄りたくない感じの男性だ。
袖がヒラヒラした白いシャツに、見てすぐわかる様な高級感漂う黒みを帯びた赤色のベスト。
そして胸元やポケット部分にこれでもかとついているフリル達と沢山ついてる装飾品達などなど、他の教員達が全員白いシャツに茶色いベストというラフな格好をしているのと比べると、少々浮いている感がある。
「 んん~??? 」
中学院は身分よりも実力重視!ーーーーなアーサーの理念の元運営されているため、こういった、いわゆる ” 周りと一線引きたいな~! ” 的な感じの人物は多分近寄るのも嫌がるはずだが……
どういう事だ???
首を傾げながら、更に彼のここまでの試験官っぷりを振り返ると、他の教員が『 実力を測る 』目的で受験生達と戦っているにも関わらず、彼だけはその目的がぶれているような気がする。
とりあえず一貫した動きを見せずに、悪く言えば人によって態度や行動を変える感じ?
評価はフラン学院長達により正当にされていたため黙っていたが、どうしてそんなことをするのかは分からない。
うう~ん?と考え込んでいるとーーーーー……
「 【 ライトノア学院 】剣術担当教師
< ジュワン・ベレーン・ゲレンズ >
35歳、爵位は< 子爵 >、バリバリの身分至上主義で有名な人、以前奥様に酷い暴力を行い離縁して以来ずっと独身。
ーーーっていう完璧なハズレ物件ですよ~。
あえて長所をひねり出して言うならぁ~?
剣術に関してはこの学院でNO.1の実力を持っていて、Bランクモンスターもソロで倒せる位の凄い実力を持っている事くらいかな~? 」
きゅるるんっ!と効果音でも出そうなウルウル、キラキラ目で俺を見上げてくる人物がいつの間にか直ぐ隣にいて、その問題の教員の情報をペラペラと話す。
その人物は先ほど出会った【 エルフ族 】の少女……いや、少年の< サイモン >であった。
「 ーーー~~っ!!?? 」
気配が全くなかったことに驚き、思わず上がりそうになった悲鳴を必死に飲み込む。
「 リーフ様ぁ~か・わ・い・い~♡ 」
口元を押さえて耐える俺を見て、サイモンはキャっ!と嬉しそうに笑いながらもたれかかってこようとしたが、肩が触れるその前にレオンが俺をヒョイッと持ち上げた。
それにより寄りかかる先をなくしたサイモンは「 キャンっ 」と尻尾を踏まれたワンワンのような悲鳴をあげそのまま倒れてしまう。
ドキドキしながらそれを見下ろしていると、後ろの方から彼の双子の妹の< リリア >がボインっボインっと2つの山を揺らしながらこちらに走り寄ってきた。
「 もう……また兄が申し訳ありません。
兄さん、リーフ様のご迷惑になる事は辞めて。
不敬罪で首が跳ぶわよ? 」
「 いやいや、しないよ!そんな事。驚いただけだから大丈夫だよ。
むしろ色々教えてくれてありがとう。サイモン、大丈夫かい? 」
首が飛ぶと言う物騒な言葉を慌てて否定した後、倒れたままのサイモンに声をかける。
すると彼は横たわったまま、またきゅるる~ん♡とキラキラお目々で見上げてきた。
「 う~ん、駄目かもしれないですぅ~♡ 」
サイモンはしおらしく肩を揺らしてそう言ったが、、ため息を吐いたリリアちゃんに容赦なく首を掴まれ無理やり立たされる。
そんなぞんざいな扱いにもかかわらず、全くめげる事なくサイモンはにっこり笑うと、後ろで見ていたモルトとニールは男と分かっていながらもその可愛い笑顔に真っ赤な顔になり、ササッ~とレオンの後ろに隠れていた。
「 リーフ様のためならぁ~何でも情報を持ってきま~す!
僕の得意分野なので♡
ちなみに大好きなものは『 お金 』で、好きな言葉は『 玉の輿 』で~す! 」
はいは~い!と元気よく手を上げてそう言い切るサイモンに隣りにいるリリアちゃんはドン引きだ。
ーーー清々しいっ!
もうカッコいいと言っていいレベルで清々しい子だな、サイモンは。
その潔さに対し感心していると、リングの上から突然ーーーー
ガツンッ!!!
何かが当たる大きい音がしたため直ぐに視線をリングの上へ移す。
するとあの青色のフードの少女がリング外のだいぶ離れたところまで吹き飛んでいて、お腹辺りを押さえながら膝を付いて震えていた。
一体何が?!
急いでその子のところまで行こうとしたが、心底嫌そうな、はぁ~~~っというため息が元いたリングの上から聞こえてきたため、一旦足を止めてそこらに注目する。
「 全く・・汚らしい平民の、しかも臭くて仕方がない獣のガキがうっとおしい戦い方をしないで頂けますか?
ここは【 人族 】様の、しかも選ばれし者だけが通うことの許される崇高なる学び舎な~ん~で~す~。
言葉、通じてますかぁ~? 」
あの感じが悪い試験官、< ジュワン >が馬鹿にしたように鼻で笑いながらそう言い、更にはくるくると指を回しながら自身の頭を指した。
そのあまりの言いようと、状況から察するにあの青いフードの子はこの男に手加減なしの攻撃によって場外へ飛ばされたようだと気づき、こんにゃろ~!とおじさんの怒りはマックスに!
よっしゃっ!このジィジが鉄拳を食らわせてやる!
意気揚々とリングの上にあがろうとした、その時ーーー
「 ーーーてっめぇっ!!!メルに何すんだ、こらぁっ!!
次は俺が相手だっ!! 」
そんな怒号と共にレイドがジュワンへと飛びかかり、剣を思い切り振った。
ーーーーガキィィーンッ!!!!
大きな音をたて交わる剣と剣!
その火力もスピードもかなりのレベルにもかかわらず、ジュワンは全く動じることなくその攻撃を片手であっさり受け止めてしまう。
レイドはギリギリとジュワンを睨みつけながらそのまま連続で攻撃を繰り出すも、その全ては全く当たる気配がない。
「 全く次から次へと……汚らしい獣風情が。
家畜は家畜らしく大人しくそこらで草でも食べててく~れ~ま~す~か~? 」
そう言い終わったジュワンは、レイドとの間合いを一瞬で詰め思い切り顎を蹴り上げた。
「 ……っ!!がっはっ!! 」
顎を蹴り上げられた事でレイドが仰け反ると、ジュワンは手に持つ剣でがら空きの胴体部分を木刀で思い切り打つ。
その結果、レイドは大きく飛ばされ場外へ。
そして離れた場所のリングへと叩きつけられそのままバタンと倒れてしまった。
73
お気に入りに追加
1,993
あなたにおすすめの小説
聖女召喚!……って俺、男〜しかも兵士なんだけど?
バナナ男さん
BL
主人公の現在暮らす世界は化け物に蹂躙された地獄の様な世界であった。
嘘か誠かむかしむかしのお話、世界中を黒い雲が覆い赤い雨が降って生物を化け物に変えたのだとか。
そんな世界で兵士として暮らす大樹は突然見知らぬ場所に召喚され「 世界を救って下さい、聖女様 」と言われるが、俺男〜しかも兵士なんだけど??
異世界の王子様( 最初結構なクズ、後に溺愛、執着 )✕ 強化された平凡兵士( ノンケ、チート )
途中少々無理やり的な表現ありなので注意して下さいませm(。≧Д≦。)m
名前はどうか気にしないで下さい・・
勇者パーティーハーレム!…の荷物番の俺の話
バナナ男さん
BL
突然異世界に召喚された普通の平凡アラサーおじさん< 山野 石郎 >改め【 イシ 】
世界を救う勇者とそれを支えし美少女戦士達の勇者パーティーの中・・俺の能力、ゼロ!あるのは訳の分からない< 覗く >という能力だけ。
これは、ちょっとしたおじさんイジメを受けながらもマイペースに旅に同行する荷物番のおじさんと、世界最強の力を持った勇者様のお話。
無気力、性格破綻勇者様 ✕ 平凡荷物番のおじさんのBLです。
不憫受けが書きたくて書いてみたのですが、少々意地悪な場面がありますので、どうかそういった表現が苦手なお方はご注意ください_○/|_ 土下座!
【完結済】(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
大好きなBLゲームの世界に転生したので、最推しの隣に居座り続けます。 〜名も無き君への献身〜
7ズ
BL
異世界BLゲーム『救済のマリアージュ』。通称:Qマリには、普通のBLゲームには無い闇堕ちルートと言うものが存在していた。
攻略対象の為に手を汚す事さえ厭わない主人公闇堕ちルートは、闇の腐女子の心を掴み、大ヒットした。
そして、そのゲームにハートを打ち抜かれた光の腐女子の中にも闇堕ちルートに最推しを持つ者が居た。
しかし、大規模なファンコミュニティであっても彼女の推しについて好意的に話す者は居ない。
彼女の推しは、攻略対象の養父。ろくでなしで飲んだくれ。表ルートでは事故で命を落とし、闇堕ちルートで主人公によって殺されてしまう。
どのルートでも死の運命が確約されている名も無きキャラクターへ異常な執着と愛情をたった一人で注いでいる孤独な彼女。
ある日、眠りから目覚めたら、彼女はQマリの世界へ幼い少年の姿で転生してしまった。
異常な執着と愛情を現実へと持ち出した彼女は、最推しである養父の設定に秘められた真実を知る事となった。
果たして彼女は、死の運命から彼を救い出す事が出来るのか──?
ーーーーーーーーーーーー
狂気的なまでに一途な男(in腐女子)×名無しの訳あり飲兵衛
【 完結 】お嫁取りに行ったのにキラキラ幼馴染にお嫁に取られちゃった俺のお話
バナナ男さん
BL
剣や魔法、モンスターが存在する《 女神様の箱庭 》と呼ばれる世界の中、主人公の< チリル >は、最弱と呼べる男だった。 そんな力なき者には厳しいこの世界では【 嫁取り 】という儀式がある。 そこで男たちはお嫁さんを貰う事ができるのだが……その儀式は非常に過酷なモノ。死人だって出ることもある。 しかし、どうしてもお嫁が欲しいチリルは参加を決めるが、同時にキラキラ幼馴染も参加して……? 完全無欠の美形幼馴染 ✕ 最弱主人公 世界観が独特で、男性にかなり厳しい世界、一夫多妻、卵で人類が産まれるなどなどのぶっ飛び設定がありますのでご注意してくださいm(__)m
奴隷商人は紛れ込んだ皇太子に溺愛される。
拍羅
BL
転生したら奴隷商人?!いや、いやそんなことしたらダメでしょ
親の跡を継いで奴隷商人にはなったけど、両親のような残虐な行いはしません!俺は皆んなが行きたい家族の元へと送り出します。
え、新しく来た彼が全く理想の家族像を教えてくれないんだけど…。ちょっと、待ってその貴族の格好した人たち誰でしょうか
※独自の世界線
精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる