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第六章
239 ・・むっちんむっちんですか?
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( リーフ )
その提案にソフィアちゃんは驚いた顔をしたが、次の瞬間とても嬉しそうに笑った。
「 まぁ!そうだったのですか!
是非ご一緒して頂けるととても心強いです。
ですが・・本当によろしいのでしょうか・・? 」
そう言って申し訳なさそうに眉を下げる彼女は、王女様というより年相応の普通のお嬢さんのように見える。
「 いいよ!ーーじゃなくて、いいですよ! 」
なんだか一生懸命に同級生に話かけようとしていた時のまきに似てるなと思い、ほっこりとしながら答えると、モルトとニールが左右から素早い動きでシュバッと飛んできた。
「「 わたくし共で宜しければ是非!! 」」
" 可愛い女の子と一緒! "
そんな嬉しい状況に、二人はウキウキしながらソフィアちゃんに跪く。
そんな浮かれた姿にアゼリアちゃんはジロリと睨んでくるが、それについて文句はないようで、更に少しホッとしているようにも見えた。
なんだかほんわかしていい雰囲気!
ニコニコしながらクルリと後ろを振り返ればーーーー死ぬほど機嫌が悪いレオンがいた。
「 ・・・・。 」
更にはその横にいるあげ玉もそうとう機嫌が悪いようで、
カ~~ッ、ペッ!!!とおじさんみたいに唾まで吐いている!
・・・え、何々??
俺は事情を聞く為、ソロ~とレオンの耳に近づきボソボソと尋ねた。
「 レオン、一体どうしたんだい?
せっかくいい雰囲気になっているのに、なにがそんなに嫌なのかな~? 」
「 ・・・むっちんむっちんですか? 」
そう言ってレオンはソフィアちゃんを指差すので、その指をむぎゅっと掴んで隠す。
えっ?なんて??
今なんて言ったの・・??
" セクハラ "
そんな文字と共に頭に浮かぶ大きなクエスチョンマークと不安。
改めてレオンの危機的な常識欠如を再確認させられ俺は頭を抱える。
「 ・・レオン、今その話はーーー 」
「 むっちんむちんなんですね・・ 」
俺の話を遮ってまでそれを言い、更には激しく凹むレオンに俺は焦りを感じた。
そっ、そんなに大事だったのか・・レオンにとっておっぱいの話は・・・
俺はそこで顎に手をあて真剣にその事について考え始める。
なんと言っても、レオンが女の子に興味を持ち、下ネタまで振ってくれたのは今朝が初めて・・
レオンにとってこの会話が極めて重要なのかも・・?
ウンウンと頷きながら凹むレオンに視線を移し、キラっ!と目を輝かせた。
ならば、このおっぱい見つづけウン十年のベテランおっぱい大好きおじさんが、心ゆくまでそのおっぱい講義に付き合ってしんぜよう!
「 レオン、あれはむっちんむっちんじゃないよ。 」
「 ・・・っ!!
ーーーでは、リーフ様はむっちんむっちんじゃなくても・・好ましいと思うのですか・・? 」
プルプル震えながら訴えてくるレオンに俺は一度静かに目を閉じ・・カッ!と目を見開いた。
「 レオン、よく聞くんだ。
人によって好みは様々で、俺はこの世の全てのおっぱいを否定することは決してしない。
全部良いと思っている。
でも俺はむっちんむっちんが大好きなんだ。
むっちんむっちん >> その他のおっぱい方程式は今後も変わることはないよ。 」
「 ・・・・っ!!リーフ様っ!!! 」
感極まったレオンはまたしても俺をその硬いお胸に叩きつける。
トラックでも衝突した?
そう問いたくなるくらいの衝撃と音に、その場の全員が目を見開いて俺とレオンの方を注視する。
・・うん・・痛い痛い・・
多分皆が思っている数十倍は痛いよ、コレ。
ゴリンゴリンと容赦ない擦り付けを受けながら、それでも俺は我慢する。
なんたってレオンの大人への階段、それを登る準備のお手伝いができたのだから。
あとはこれを足がかりに自身の納得する好みのおっぱいを追求していってほしいと願う。
< おじさんの資質 >( 先天スキル )
石の男
ある一定回数以上困難とぶつかり解決した記憶を持つ場合にのみ先天発動する。
肉体、精神的に常人を遥かに越えた我慢強さを持つ。
その提案にソフィアちゃんは驚いた顔をしたが、次の瞬間とても嬉しそうに笑った。
「 まぁ!そうだったのですか!
是非ご一緒して頂けるととても心強いです。
ですが・・本当によろしいのでしょうか・・? 」
そう言って申し訳なさそうに眉を下げる彼女は、王女様というより年相応の普通のお嬢さんのように見える。
「 いいよ!ーーじゃなくて、いいですよ! 」
なんだか一生懸命に同級生に話かけようとしていた時のまきに似てるなと思い、ほっこりとしながら答えると、モルトとニールが左右から素早い動きでシュバッと飛んできた。
「「 わたくし共で宜しければ是非!! 」」
" 可愛い女の子と一緒! "
そんな嬉しい状況に、二人はウキウキしながらソフィアちゃんに跪く。
そんな浮かれた姿にアゼリアちゃんはジロリと睨んでくるが、それについて文句はないようで、更に少しホッとしているようにも見えた。
なんだかほんわかしていい雰囲気!
ニコニコしながらクルリと後ろを振り返ればーーーー死ぬほど機嫌が悪いレオンがいた。
「 ・・・・。 」
更にはその横にいるあげ玉もそうとう機嫌が悪いようで、
カ~~ッ、ペッ!!!とおじさんみたいに唾まで吐いている!
・・・え、何々??
俺は事情を聞く為、ソロ~とレオンの耳に近づきボソボソと尋ねた。
「 レオン、一体どうしたんだい?
せっかくいい雰囲気になっているのに、なにがそんなに嫌なのかな~? 」
「 ・・・むっちんむっちんですか? 」
そう言ってレオンはソフィアちゃんを指差すので、その指をむぎゅっと掴んで隠す。
えっ?なんて??
今なんて言ったの・・??
" セクハラ "
そんな文字と共に頭に浮かぶ大きなクエスチョンマークと不安。
改めてレオンの危機的な常識欠如を再確認させられ俺は頭を抱える。
「 ・・レオン、今その話はーーー 」
「 むっちんむちんなんですね・・ 」
俺の話を遮ってまでそれを言い、更には激しく凹むレオンに俺は焦りを感じた。
そっ、そんなに大事だったのか・・レオンにとっておっぱいの話は・・・
俺はそこで顎に手をあて真剣にその事について考え始める。
なんと言っても、レオンが女の子に興味を持ち、下ネタまで振ってくれたのは今朝が初めて・・
レオンにとってこの会話が極めて重要なのかも・・?
ウンウンと頷きながら凹むレオンに視線を移し、キラっ!と目を輝かせた。
ならば、このおっぱい見つづけウン十年のベテランおっぱい大好きおじさんが、心ゆくまでそのおっぱい講義に付き合ってしんぜよう!
「 レオン、あれはむっちんむっちんじゃないよ。 」
「 ・・・っ!!
ーーーでは、リーフ様はむっちんむっちんじゃなくても・・好ましいと思うのですか・・? 」
プルプル震えながら訴えてくるレオンに俺は一度静かに目を閉じ・・カッ!と目を見開いた。
「 レオン、よく聞くんだ。
人によって好みは様々で、俺はこの世の全てのおっぱいを否定することは決してしない。
全部良いと思っている。
でも俺はむっちんむっちんが大好きなんだ。
むっちんむっちん >> その他のおっぱい方程式は今後も変わることはないよ。 」
「 ・・・・っ!!リーフ様っ!!! 」
感極まったレオンはまたしても俺をその硬いお胸に叩きつける。
トラックでも衝突した?
そう問いたくなるくらいの衝撃と音に、その場の全員が目を見開いて俺とレオンの方を注視する。
・・うん・・痛い痛い・・
多分皆が思っている数十倍は痛いよ、コレ。
ゴリンゴリンと容赦ない擦り付けを受けながら、それでも俺は我慢する。
なんたってレオンの大人への階段、それを登る準備のお手伝いができたのだから。
あとはこれを足がかりに自身の納得する好みのおっぱいを追求していってほしいと願う。
< おじさんの資質 >( 先天スキル )
石の男
ある一定回数以上困難とぶつかり解決した記憶を持つ場合にのみ先天発動する。
肉体、精神的に常人を遥かに越えた我慢強さを持つ。
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