164 / 1,315
第四章
149 愛とは?
しおりを挟む
( リーフ )
懐かしさに目を細めていると、隣に座っていたレオンが、「 リーフ様? 」と怪訝そうな雰囲気でこちらを見ているのに気づき、ハッ!と現実に意識が戻ってくる。
「 あ、ごめんごめん。
結婚式があまりにも素敵だったからぼんやりしちゃったんだ。
本当に綺麗だね。 」
「 ・・そうですか。 」
レオンはそう答えてから、花婿と花嫁の姿をじっと見つめる。
もしかして興味を引かれているのでは?とワクワクしていると、レオンは不思議そうな表情をうかべて言った。
「 リーフ様、” 愛 ” とは一体どんなものですか? 」
” 愛 ”
なんとレオンが愛について尋ねてきた!
これは赤飯レベルだ!とテンションはうなぎ登り。
ぜひともその疑問についてお答えしなければ!ーーと気合が入るものの・・これはとても答えるのが難しい質問だと考え込んでしまう。
” 愛 ” と一言で言っても沢山の種類があるわけで、恋愛、家族愛、友愛、親愛・・と上げたらきりがない。
生まれてすぐ捨てられてしまった俺にとってパッと思いつく愛とは、まきやパン屋のみち子さんに向けていた恋愛と、陽太や友人たちに向けていた友愛や親愛、それに子どもたちに向けていた加護愛、慈愛くらいだろうか?
正直、語るほど ” 愛 ” というものを理解してない上に、恋愛にいたっては成就したことがないから語っていいものか分からない。
まぁ、結婚式という狭いカテゴリーで考えれば、教える愛は ” 恋愛 ” でいいと思うが・・
しかし ” 恋愛 ” 一つとっても、身を焦がす様な愛もあれば、穏やかに慈しむ愛もあるし、独占欲の強い重苦しい愛もあれば、性欲にすぐに負けちゃう軽い愛もあるし、一般論で語るのがとても難しい。
俺はう~ん・・と悩みながらも年長者として伝える努力はしてみようと口を開く。
「 そうだね~、” 愛 ” っていっぱいあるからね。
レオンは結婚に興味があるの? 」
「 興味・・?
・・・どうでしょうか。
ただ不思議な気がします。
全くの別の個体同士が出会い、これからの人生を共にするという事が。
それを決める ” 愛 ” とはどのようなものなのかと・・ 」
レオンはいつもより柔らかい雰囲気でそういった。
なるほど。
レオンが興味を持ったのは ” 恋愛 ” についてらしい。
これはこれは・・
俺はにんまりと三日月のように目を細めほくそ笑む。
甘酸っぱい青春の始まり・・その第一歩を踏み出す直前、そういうことだね?
それに気づくと、俺の口端はニヨニヨ~と上へ上へと上がっていき、おっとっと!と口元を慌てて手で隠した。
ならばキラキラした美しい恋愛について教えてあげよう。
レオンはとりあえず少女漫画レベルからだ!
口元から手を外しゴホンと咳払いをしてから俺はレオンにペラペラと語り出す。
「 やれやれ、レオンはお子様だな~。
ずばり一緒にいて幸せだなって感じることだよ。
愛があれば、隣にいるだけで、目が合うだけで幸せな気持ちになるんだ。
あとは姿が見えないと会いたくてたまらなくなるし、その人のためなら何でもしてあげたくなる。
その人が何をしても可愛くてたまらない気持ちになって、ずっと一緒にいたくなるし、幸せになって欲しいと誰よりも願うようになるよ。 」
「 ・・ーーーえっ・・? 」
レオンはなぜか驚いたような顔をして固まった後、かぁぁと顔を赤らめる。
おおっと、しまった。
純情恥ずかしがり屋さんのレオンにはちょっとレベルが高すぎたか・・
予想以上の反応に失敗してしまったかと少々心配になってしまったが、なんのなんの。
俺もこのくらいの年の頃、まきに対し今のレオン同様の反応をしては枕に顔を埋めて恥ずかしがっていたものだ。
微笑ましくて思わずにっこりし、そして甘酸っぱいまま終わってしまった自身の恋愛を思い出す。
「 でも、残念ながら自分と一緒にいても幸せになれないことが世の中にはあるんだよ。
その時はその人の幸せを願って離れてあげるのも ” 愛 ” ってやつだと思うよ。
自分が側にいなくても好きな人が幸せなら嬉しいものさ。 」
な~んちゃって!
自分の恋愛経験を語ってしまいちょっと恥ずかしくなって頭を掻く。
歳をとると、若い子相手にちょっとだけカッコつけたくなるもんだな~などと照れてしまった、その瞬間ーー
ブワッと物凄い殺気がレオンから放たれた。
それをまともに浴びてしまった俺の体は凍りつき、体中から汗が一瞬で吹き出す。
指一本動かす事は出来ず、更に喉はひりつき「 う・・あ・・ 」といううめき声しか出せない。
どうにかして乱れる呼吸を整えようとヒューヒューと息を吐きつづけると、俺の状況にすぐに気づいたレオンは慌てて殺気をかき消した。
それにより俺の体は崩れ落ちガクリと力を失うと、青ざめた顔のレオンが抱きとめてくれて、そのまま震える手でお茶の入った袋を口元まで持ってきて飲ませてくれる。
「 あ・・俺・・あぁ、どうしよう・・
俺、そんなつもりじゃ・・ 」
レオンはパニックを起こしているようでうわ言の様に繰り返し謝罪を呟きながら俺に、お茶を飲ませてくる。
そのおかげか、徐々に呼吸は整い固まった体は元通り動くようになった。
ーー・・あーびっくりした~。
俺は、ぷはぁっ!と大きく息を吐き出し、殺気でこんなに体が固まるのか~と初めての体験に衝撃を受ける。
なんといってもビリビリ草を握った時より痺れが上!
これは早々に慣れないと勝負の時に不戦勝になってしまうおそれがあるぞと危機感を抱いたが、とりあえず、” もう大丈夫~ ” とレオンに伝えようとして、そこでやっと何故レオンがこんなに激怒したのかを理解した。
レオンの現在の身分は俺の< 奴隷 >。
< 奴隷 >とは所有物と同じ扱いであり、恋愛すること自体許されぬ身分である。
つまりレオンからしてみれば・・・
゛ 恋愛?偉そうにそんなものを語りやがって!
こちとらお前に奴隷にされて恋愛も結婚もできないだろ! ゛
ーーそのお怒りはご尤も・・
なんて無神経なことをレオンに言ってしまったんだろう・・
これは絶対言っては駄目な言葉だったと気づき、慌てて謝ろうとしたがーー・・
俺はリーフ・フォン・メルンブルク
レオンをいじめ抜き、彼の力を引き出すことが役目の極悪非道の悪役・・
その事を思い出し、ぐっと謝罪の言葉を飲み込んだ。
なんて言えばいいのだろう・・と迷いながらレオンを見上げれば、レオンはパニックを起こしたまま泣きそうになっているのが見えた。
呪いが解けた後は、誰もが羨むほどの沢山の愛情をこれでもかと向けられるレオンだが、現在それを知っているのは俺だけ。
レオンからすれば、呪いはあるわ、奴隷にされるはで踏んだり蹴ったり、その上酷い暴言により傷つけられ、怒った際の殺気が原因で、これから主人たる俺にひどい目に合わされるかもしれないと、そんな恐怖でガタガタ震えているのか。
謝ることはできないが、罰を与えるつもりはない事を伝えなければと、俺はまずレオンの首に両手を伸ばしそのまま力一杯ぎゅーっと抱きしめた。
そしてひゅっ!と息を吸ったまま固まるレオンの体をペチペチと叩く。
前世にて、施設にいた子供達はよく俺を試すような酷いいたずらをしては、今のレオンのようにどうしよう、どうしようとパニックを起こす子達が少なからずいて、
そんな時は、言葉で伝えようとしても中々伝わらず、代わりにこうやってぎゅーっと抱きしめて ” 怒ってないよ~ ” ” 大丈夫だよ~ ” とアピールをしていた。
レオンにもそれが上手く伝わったようで、震えは徐々に収まっていき、完全になくなったタイミングで俺はレオンからそっと手を離す。
するとレオンは子供扱いされた恥ずかしさからか耳の方まで真っ赤になっていて、さらには困ったように眉をハの字にして俺を見つめていた。
「 奴隷は開放されるまでずっと主人のもの!
つま~り!レオンはずっと俺のもの!
いさぎよく諦めて一生俺のうしろについてこ~い! 」
分かったかな~?と悪の親玉のような悪どいセリフを言うと、レオンは泣きたいような笑いたいような顔をして「 はい。 」と答えた。
それからいつものレオンに戻ったので、二人で家に向かって帰っていったのだがーーー
後日その広場で巡回中だった数少ない守備隊さん達が一斉に気絶したという話をイザベルから聞き、怖いね~と語り合ったのだった。
懐かしさに目を細めていると、隣に座っていたレオンが、「 リーフ様? 」と怪訝そうな雰囲気でこちらを見ているのに気づき、ハッ!と現実に意識が戻ってくる。
「 あ、ごめんごめん。
結婚式があまりにも素敵だったからぼんやりしちゃったんだ。
本当に綺麗だね。 」
「 ・・そうですか。 」
レオンはそう答えてから、花婿と花嫁の姿をじっと見つめる。
もしかして興味を引かれているのでは?とワクワクしていると、レオンは不思議そうな表情をうかべて言った。
「 リーフ様、” 愛 ” とは一体どんなものですか? 」
” 愛 ”
なんとレオンが愛について尋ねてきた!
これは赤飯レベルだ!とテンションはうなぎ登り。
ぜひともその疑問についてお答えしなければ!ーーと気合が入るものの・・これはとても答えるのが難しい質問だと考え込んでしまう。
” 愛 ” と一言で言っても沢山の種類があるわけで、恋愛、家族愛、友愛、親愛・・と上げたらきりがない。
生まれてすぐ捨てられてしまった俺にとってパッと思いつく愛とは、まきやパン屋のみち子さんに向けていた恋愛と、陽太や友人たちに向けていた友愛や親愛、それに子どもたちに向けていた加護愛、慈愛くらいだろうか?
正直、語るほど ” 愛 ” というものを理解してない上に、恋愛にいたっては成就したことがないから語っていいものか分からない。
まぁ、結婚式という狭いカテゴリーで考えれば、教える愛は ” 恋愛 ” でいいと思うが・・
しかし ” 恋愛 ” 一つとっても、身を焦がす様な愛もあれば、穏やかに慈しむ愛もあるし、独占欲の強い重苦しい愛もあれば、性欲にすぐに負けちゃう軽い愛もあるし、一般論で語るのがとても難しい。
俺はう~ん・・と悩みながらも年長者として伝える努力はしてみようと口を開く。
「 そうだね~、” 愛 ” っていっぱいあるからね。
レオンは結婚に興味があるの? 」
「 興味・・?
・・・どうでしょうか。
ただ不思議な気がします。
全くの別の個体同士が出会い、これからの人生を共にするという事が。
それを決める ” 愛 ” とはどのようなものなのかと・・ 」
レオンはいつもより柔らかい雰囲気でそういった。
なるほど。
レオンが興味を持ったのは ” 恋愛 ” についてらしい。
これはこれは・・
俺はにんまりと三日月のように目を細めほくそ笑む。
甘酸っぱい青春の始まり・・その第一歩を踏み出す直前、そういうことだね?
それに気づくと、俺の口端はニヨニヨ~と上へ上へと上がっていき、おっとっと!と口元を慌てて手で隠した。
ならばキラキラした美しい恋愛について教えてあげよう。
レオンはとりあえず少女漫画レベルからだ!
口元から手を外しゴホンと咳払いをしてから俺はレオンにペラペラと語り出す。
「 やれやれ、レオンはお子様だな~。
ずばり一緒にいて幸せだなって感じることだよ。
愛があれば、隣にいるだけで、目が合うだけで幸せな気持ちになるんだ。
あとは姿が見えないと会いたくてたまらなくなるし、その人のためなら何でもしてあげたくなる。
その人が何をしても可愛くてたまらない気持ちになって、ずっと一緒にいたくなるし、幸せになって欲しいと誰よりも願うようになるよ。 」
「 ・・ーーーえっ・・? 」
レオンはなぜか驚いたような顔をして固まった後、かぁぁと顔を赤らめる。
おおっと、しまった。
純情恥ずかしがり屋さんのレオンにはちょっとレベルが高すぎたか・・
予想以上の反応に失敗してしまったかと少々心配になってしまったが、なんのなんの。
俺もこのくらいの年の頃、まきに対し今のレオン同様の反応をしては枕に顔を埋めて恥ずかしがっていたものだ。
微笑ましくて思わずにっこりし、そして甘酸っぱいまま終わってしまった自身の恋愛を思い出す。
「 でも、残念ながら自分と一緒にいても幸せになれないことが世の中にはあるんだよ。
その時はその人の幸せを願って離れてあげるのも ” 愛 ” ってやつだと思うよ。
自分が側にいなくても好きな人が幸せなら嬉しいものさ。 」
な~んちゃって!
自分の恋愛経験を語ってしまいちょっと恥ずかしくなって頭を掻く。
歳をとると、若い子相手にちょっとだけカッコつけたくなるもんだな~などと照れてしまった、その瞬間ーー
ブワッと物凄い殺気がレオンから放たれた。
それをまともに浴びてしまった俺の体は凍りつき、体中から汗が一瞬で吹き出す。
指一本動かす事は出来ず、更に喉はひりつき「 う・・あ・・ 」といううめき声しか出せない。
どうにかして乱れる呼吸を整えようとヒューヒューと息を吐きつづけると、俺の状況にすぐに気づいたレオンは慌てて殺気をかき消した。
それにより俺の体は崩れ落ちガクリと力を失うと、青ざめた顔のレオンが抱きとめてくれて、そのまま震える手でお茶の入った袋を口元まで持ってきて飲ませてくれる。
「 あ・・俺・・あぁ、どうしよう・・
俺、そんなつもりじゃ・・ 」
レオンはパニックを起こしているようでうわ言の様に繰り返し謝罪を呟きながら俺に、お茶を飲ませてくる。
そのおかげか、徐々に呼吸は整い固まった体は元通り動くようになった。
ーー・・あーびっくりした~。
俺は、ぷはぁっ!と大きく息を吐き出し、殺気でこんなに体が固まるのか~と初めての体験に衝撃を受ける。
なんといってもビリビリ草を握った時より痺れが上!
これは早々に慣れないと勝負の時に不戦勝になってしまうおそれがあるぞと危機感を抱いたが、とりあえず、” もう大丈夫~ ” とレオンに伝えようとして、そこでやっと何故レオンがこんなに激怒したのかを理解した。
レオンの現在の身分は俺の< 奴隷 >。
< 奴隷 >とは所有物と同じ扱いであり、恋愛すること自体許されぬ身分である。
つまりレオンからしてみれば・・・
゛ 恋愛?偉そうにそんなものを語りやがって!
こちとらお前に奴隷にされて恋愛も結婚もできないだろ! ゛
ーーそのお怒りはご尤も・・
なんて無神経なことをレオンに言ってしまったんだろう・・
これは絶対言っては駄目な言葉だったと気づき、慌てて謝ろうとしたがーー・・
俺はリーフ・フォン・メルンブルク
レオンをいじめ抜き、彼の力を引き出すことが役目の極悪非道の悪役・・
その事を思い出し、ぐっと謝罪の言葉を飲み込んだ。
なんて言えばいいのだろう・・と迷いながらレオンを見上げれば、レオンはパニックを起こしたまま泣きそうになっているのが見えた。
呪いが解けた後は、誰もが羨むほどの沢山の愛情をこれでもかと向けられるレオンだが、現在それを知っているのは俺だけ。
レオンからすれば、呪いはあるわ、奴隷にされるはで踏んだり蹴ったり、その上酷い暴言により傷つけられ、怒った際の殺気が原因で、これから主人たる俺にひどい目に合わされるかもしれないと、そんな恐怖でガタガタ震えているのか。
謝ることはできないが、罰を与えるつもりはない事を伝えなければと、俺はまずレオンの首に両手を伸ばしそのまま力一杯ぎゅーっと抱きしめた。
そしてひゅっ!と息を吸ったまま固まるレオンの体をペチペチと叩く。
前世にて、施設にいた子供達はよく俺を試すような酷いいたずらをしては、今のレオンのようにどうしよう、どうしようとパニックを起こす子達が少なからずいて、
そんな時は、言葉で伝えようとしても中々伝わらず、代わりにこうやってぎゅーっと抱きしめて ” 怒ってないよ~ ” ” 大丈夫だよ~ ” とアピールをしていた。
レオンにもそれが上手く伝わったようで、震えは徐々に収まっていき、完全になくなったタイミングで俺はレオンからそっと手を離す。
するとレオンは子供扱いされた恥ずかしさからか耳の方まで真っ赤になっていて、さらには困ったように眉をハの字にして俺を見つめていた。
「 奴隷は開放されるまでずっと主人のもの!
つま~り!レオンはずっと俺のもの!
いさぎよく諦めて一生俺のうしろについてこ~い! 」
分かったかな~?と悪の親玉のような悪どいセリフを言うと、レオンは泣きたいような笑いたいような顔をして「 はい。 」と答えた。
それからいつものレオンに戻ったので、二人で家に向かって帰っていったのだがーーー
後日その広場で巡回中だった数少ない守備隊さん達が一斉に気絶したという話をイザベルから聞き、怖いね~と語り合ったのだった。
72
お気に入りに追加
1,993
あなたにおすすめの小説
聖女召喚!……って俺、男〜しかも兵士なんだけど?
バナナ男さん
BL
主人公の現在暮らす世界は化け物に蹂躙された地獄の様な世界であった。
嘘か誠かむかしむかしのお話、世界中を黒い雲が覆い赤い雨が降って生物を化け物に変えたのだとか。
そんな世界で兵士として暮らす大樹は突然見知らぬ場所に召喚され「 世界を救って下さい、聖女様 」と言われるが、俺男〜しかも兵士なんだけど??
異世界の王子様( 最初結構なクズ、後に溺愛、執着 )✕ 強化された平凡兵士( ノンケ、チート )
途中少々無理やり的な表現ありなので注意して下さいませm(。≧Д≦。)m
名前はどうか気にしないで下さい・・
勇者パーティーハーレム!…の荷物番の俺の話
バナナ男さん
BL
突然異世界に召喚された普通の平凡アラサーおじさん< 山野 石郎 >改め【 イシ 】
世界を救う勇者とそれを支えし美少女戦士達の勇者パーティーの中・・俺の能力、ゼロ!あるのは訳の分からない< 覗く >という能力だけ。
これは、ちょっとしたおじさんイジメを受けながらもマイペースに旅に同行する荷物番のおじさんと、世界最強の力を持った勇者様のお話。
無気力、性格破綻勇者様 ✕ 平凡荷物番のおじさんのBLです。
不憫受けが書きたくて書いてみたのですが、少々意地悪な場面がありますので、どうかそういった表現が苦手なお方はご注意ください_○/|_ 土下座!
【完結済】(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
大好きなBLゲームの世界に転生したので、最推しの隣に居座り続けます。 〜名も無き君への献身〜
7ズ
BL
異世界BLゲーム『救済のマリアージュ』。通称:Qマリには、普通のBLゲームには無い闇堕ちルートと言うものが存在していた。
攻略対象の為に手を汚す事さえ厭わない主人公闇堕ちルートは、闇の腐女子の心を掴み、大ヒットした。
そして、そのゲームにハートを打ち抜かれた光の腐女子の中にも闇堕ちルートに最推しを持つ者が居た。
しかし、大規模なファンコミュニティであっても彼女の推しについて好意的に話す者は居ない。
彼女の推しは、攻略対象の養父。ろくでなしで飲んだくれ。表ルートでは事故で命を落とし、闇堕ちルートで主人公によって殺されてしまう。
どのルートでも死の運命が確約されている名も無きキャラクターへ異常な執着と愛情をたった一人で注いでいる孤独な彼女。
ある日、眠りから目覚めたら、彼女はQマリの世界へ幼い少年の姿で転生してしまった。
異常な執着と愛情を現実へと持ち出した彼女は、最推しである養父の設定に秘められた真実を知る事となった。
果たして彼女は、死の運命から彼を救い出す事が出来るのか──?
ーーーーーーーーーーーー
狂気的なまでに一途な男(in腐女子)×名無しの訳あり飲兵衛
ヘタレな師団長様は麗しの花をひっそり愛でる
野犬 猫兄
BL
本編完結しました。
お読みくださりありがとうございます!
番外編は本編よりも文字数が多くなっていたため、取り下げ中です。
番外編へ戻すか別の話でたてるか検討中。こちらで、また改めてご連絡いたします。
第9回BL小説大賞では、ポイントを入れてくださった皆様、またお読みくださった皆様、どうもありがとうございました_(._.)_
【本編】
ある男を麗しの花と呼び、ひっそりと想いを育てていた。ある時は愛しいあまり心の中で悶え、ある時は不甲斐なさに葛藤したり、愛しい男の姿を見ては明日も頑張ろうと思う、ヘタレ男の牛のような歩み寄りと天然を炸裂させる男に相手も満更でもない様子で進むほのぼの?コメディ話。
ヘタレ真面目タイプの師団長×ツンデレタイプの師団長
2022.10.28ご連絡:2022.10.30に番外編を修正するため下げさせていただきますm(_ _;)m
2022.10.30ご連絡:番外編を引き下げました。
【取り下げ中】
【番外編】は、視点が基本ルーゼウスになります。ジーク×ルーゼ
ルーゼウス・バロル7歳。剣と魔法のある世界、アンシェント王国という小さな国に住んでいた。しかし、ある時召喚という形で、日本の大学生をしていた頃の記憶を思い出してしまう。精霊の愛し子というチートな恩恵も隠していたのに『精霊司令局』という機械音声や、残念なイケメンたちに囲まれながら、アンシェント王国や、隣国のゼネラ帝国も巻き込んで一大騒動に発展していくコメディ?なお話。
※誤字脱字は気づいたらちょこちょこ修正してます。“(. .*)
【 完結 】お嫁取りに行ったのにキラキラ幼馴染にお嫁に取られちゃった俺のお話
バナナ男さん
BL
剣や魔法、モンスターが存在する《 女神様の箱庭 》と呼ばれる世界の中、主人公の< チリル >は、最弱と呼べる男だった。 そんな力なき者には厳しいこの世界では【 嫁取り 】という儀式がある。 そこで男たちはお嫁さんを貰う事ができるのだが……その儀式は非常に過酷なモノ。死人だって出ることもある。 しかし、どうしてもお嫁が欲しいチリルは参加を決めるが、同時にキラキラ幼馴染も参加して……? 完全無欠の美形幼馴染 ✕ 最弱主人公 世界観が独特で、男性にかなり厳しい世界、一夫多妻、卵で人類が産まれるなどなどのぶっ飛び設定がありますのでご注意してくださいm(__)m
奴隷商人は紛れ込んだ皇太子に溺愛される。
拍羅
BL
転生したら奴隷商人?!いや、いやそんなことしたらダメでしょ
親の跡を継いで奴隷商人にはなったけど、両親のような残虐な行いはしません!俺は皆んなが行きたい家族の元へと送り出します。
え、新しく来た彼が全く理想の家族像を教えてくれないんだけど…。ちょっと、待ってその貴族の格好した人たち誰でしょうか
※独自の世界線
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる