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第一章
55 新たなる世界へ
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( レオン )
怒り、悲しみ、悔しさ、焦り、恐怖……その全てが押し寄せ、今度は " 絶望 " という感情を知る。
" 馬 " になれない者は下僕失格……。
その事がぐるぐると頭の中を回って目の前が真っ暗になったが────次に続く言葉に俺の心は持ち直す。
” 明日から毎日朝七時に屋敷に来い ”
リーフ様は俺にそう言ってくれたのだ。
俺はまだリーフ様に見限られていない。
まだリーフ様は俺の近くにいる。
────手を伸ばせば届く距離に……
「 ……はい……。 」
俺は絞り出すように返事をし、そのままもつれそうな足でヨロヨロと歩きだした。
手を伸ばせばまだ手が届く距離にいるリーフ様……いつまで彼はそこにいてくれる?
そう考えると俺の足は焦りから段々と速くなっていく。
どんどんその距離が遠のいていつかその背が見えなくなってしまえば、もう二度と俺はあの幸せを手にすることは出来なくなる。
再び心に襲いくる恐怖を吹き飛ばす様に、俺は駆け出した。
薄暗い道を走って走って、やっと家に着くと、俺は扉に身を預けズルズルと崩れ落ちる。
沢山の感情によりぐちゃぐちゃにされてしまった俺の心。
それをなんとかしようと膝に顔を埋め目をきつく閉じたが、真っ暗な瞼に映るはリーフ様の姿で、耳には何度も先ほど聞いたリーフ様の声が繰り返し聞こえてくるので、余計に落ち着く事ができなくなった。
沢山の感情をこれでもかと与えられてしまった俺の心はとっくにキャパオーバーだ。
「 レオン……レオン…………。 」
気がつけば、リーフ様から貰った大事な大事な贈り物を、祈るように呟いていて……きつく閉じていた目をゆっくり開くと、そこはいつもの真っ白な世界に。
今いたはずの家は勿論、空も大地も何一つ存在しないその世界には、恐らく< 重力 >という概念すら存在しない。
だからだろう。
俺の消えかかっている手や足、胴体からはサラサラした黒い砂がまるで血を流すように出ているというのに、それらは下には落ちずに宙にふわふわと舞い上がっている。
俺は自身の消えかかっている両手を見下ろした。
手首には細い細い蜘蛛の糸のようなものがゆるく絡まっており、それだけが俺という存在をここに繋ぎ止めている。
それはこの世界が誕生してからずっと変わらない。
” この世界から消え失せる事 ”
それが俺は怖かった。
だからこの繋ぎ止めている糸がとても大事なものだと、そう思っていた。
────────本当に……??
・・・・
俺は本当にそれが怖かったのか?
本物の恐怖を知った今となっては、それが恐怖であったのかと問われれば、否と断言出来る。
・・
────何かに強制されたかのような感覚。
────そして感じる既視感……。
・・
まるでここにいなければならないという ” 恐怖に類似した感情 ” を無理やり何かに植え付けられたような感覚……。
それに気づいた今、ここから消え去る事は俺にとってむしろ歓喜するべき事であった。
俺は消えていく体を眺めながら、自身の両手に絡まる邪魔な糸をあっさり引きちぎると、空間を裂くように入っている大きな ” 亀裂 ” に目を向けた。
それは俺の体が消えていくごとに大きくなっていき、ビシビシとその裂け目は辺り一面に蜘蛛の巣の様に広がっていく。
俺という存在が消えていく────……
この世界もそれとともに消滅するだろう。
そしてとうとう残すは自身の口元だけとなった時────俺の口元は自然と上へと持ち上がった。
それが俺の生まれてはじめての…… ” 笑顔 ” であった。
完全に消え失せた俺の存在、それに伴い白い世界も跡形もなく消え失せ、後に残るは ” 黒 ” の世界────。
” 白 ” の世界同様、何一つ存在することも概念も存在しないはずの世界だったが、突然そこに小さな ” 何か ” が生まれ落ちた。
・・
それは徐々に大きくなっていき、形が構成されていく。
────ドクン……ドクン……
大きくなっていったその塊が拍動する心臓へと形を変えると、そこから血管がゆっくりと伸びていき脳を、内蔵を、骨を、筋肉を形成し、やがて一人の人間が出来上がった。
それが俺。
” リーフ様の下僕のレオン ”
リーフ様が生み落としてくれた新たな ” 俺 ”
・・
俺は今、この瞬間、ここに産み落とされて産声をあげたのだ。
望まれて ” 生 ” を与えられる事、それはなんと幸せな事なのだろう!
この身を包むは抱えきれぬほどの ” 幸せ ”
リーフ様に教えてもらった事……俺はもっともっと幸せになりたい!
だから手を伸ばす。
そして足を動かし、リーフ様の元へ……。
彼と交われない世界など無価値。
さあ、俺の……唯一無二の神様がいる世界へ行こう!
何一つ概念が存在しないはずの ” 黒 ” の世界は、段々と小さくなっていきビー玉くらいの大きさまで縮まると……俺はなんのためらいもなく ” それ ” を握りつぶした。
<英雄の資質> (シークレットEXスキル)
< 森羅万象 >
この世のありとあらゆる< 理 >を全て理解する知力系EXスキル。
これを持つことで、物事の真理まで全て理解することが可能、その限界値は存在しない。(未来視も可)
また魔法の発動に関しても、” 生 ” の定義を持たない場合、同様にその限界値は存在しなくなる。
(発現条件)
スキル < 叡智 >を持つこと
絶対的な孤独を知りながら絶対的な愛を知ること
ある一定以上の精神状態で感情ゲージの限界値を超え、その状態で真実を導き出すこと
<英雄の資質> (シークレットEXスキル)
< リ・バース >
全てのステータスが限界突破し自身から” 生 ” の全定義を消し去る特殊系EXスキル。
この時点で現在の < 理 > からその存在は消え、独立した存在となる。
その為現在存在する一切の概念は適用されず、またありとあらゆる” 存在の干渉 ” は受けなくなる。( 飢え、睡眠、その他全ての概念 )
(発現条件)
スキル:森羅万象 を持つこと
■■■■の干渉から自力で抜け出す事
自身の存在が一度< 理 >の世界から完全に消え去り
新たな " 生 " を得る事
<英雄の資質> (シークレットEXスキル)
< 狂神者 >
全てのステータスが " 人 " の限界値を大きく上回る値までアップし、全ての状態異常を無効にする( 魂に刻みこまれた■■■■の呪いは不可 )
また神のためならばステータスは更にUPし、神の為という大義名分がある場合、精神汚染の影響は受けず英雄の資質の変異はしない
(発現条件)
スキル:リ・バース を持つこと
神を絶対的に崇拝すること
神の為に力を強く望むこと
怒り、悲しみ、悔しさ、焦り、恐怖……その全てが押し寄せ、今度は " 絶望 " という感情を知る。
" 馬 " になれない者は下僕失格……。
その事がぐるぐると頭の中を回って目の前が真っ暗になったが────次に続く言葉に俺の心は持ち直す。
” 明日から毎日朝七時に屋敷に来い ”
リーフ様は俺にそう言ってくれたのだ。
俺はまだリーフ様に見限られていない。
まだリーフ様は俺の近くにいる。
────手を伸ばせば届く距離に……
「 ……はい……。 」
俺は絞り出すように返事をし、そのままもつれそうな足でヨロヨロと歩きだした。
手を伸ばせばまだ手が届く距離にいるリーフ様……いつまで彼はそこにいてくれる?
そう考えると俺の足は焦りから段々と速くなっていく。
どんどんその距離が遠のいていつかその背が見えなくなってしまえば、もう二度と俺はあの幸せを手にすることは出来なくなる。
再び心に襲いくる恐怖を吹き飛ばす様に、俺は駆け出した。
薄暗い道を走って走って、やっと家に着くと、俺は扉に身を預けズルズルと崩れ落ちる。
沢山の感情によりぐちゃぐちゃにされてしまった俺の心。
それをなんとかしようと膝に顔を埋め目をきつく閉じたが、真っ暗な瞼に映るはリーフ様の姿で、耳には何度も先ほど聞いたリーフ様の声が繰り返し聞こえてくるので、余計に落ち着く事ができなくなった。
沢山の感情をこれでもかと与えられてしまった俺の心はとっくにキャパオーバーだ。
「 レオン……レオン…………。 」
気がつけば、リーフ様から貰った大事な大事な贈り物を、祈るように呟いていて……きつく閉じていた目をゆっくり開くと、そこはいつもの真っ白な世界に。
今いたはずの家は勿論、空も大地も何一つ存在しないその世界には、恐らく< 重力 >という概念すら存在しない。
だからだろう。
俺の消えかかっている手や足、胴体からはサラサラした黒い砂がまるで血を流すように出ているというのに、それらは下には落ちずに宙にふわふわと舞い上がっている。
俺は自身の消えかかっている両手を見下ろした。
手首には細い細い蜘蛛の糸のようなものがゆるく絡まっており、それだけが俺という存在をここに繋ぎ止めている。
それはこの世界が誕生してからずっと変わらない。
” この世界から消え失せる事 ”
それが俺は怖かった。
だからこの繋ぎ止めている糸がとても大事なものだと、そう思っていた。
────────本当に……??
・・・・
俺は本当にそれが怖かったのか?
本物の恐怖を知った今となっては、それが恐怖であったのかと問われれば、否と断言出来る。
・・
────何かに強制されたかのような感覚。
────そして感じる既視感……。
・・
まるでここにいなければならないという ” 恐怖に類似した感情 ” を無理やり何かに植え付けられたような感覚……。
それに気づいた今、ここから消え去る事は俺にとってむしろ歓喜するべき事であった。
俺は消えていく体を眺めながら、自身の両手に絡まる邪魔な糸をあっさり引きちぎると、空間を裂くように入っている大きな ” 亀裂 ” に目を向けた。
それは俺の体が消えていくごとに大きくなっていき、ビシビシとその裂け目は辺り一面に蜘蛛の巣の様に広がっていく。
俺という存在が消えていく────……
この世界もそれとともに消滅するだろう。
そしてとうとう残すは自身の口元だけとなった時────俺の口元は自然と上へと持ち上がった。
それが俺の生まれてはじめての…… ” 笑顔 ” であった。
完全に消え失せた俺の存在、それに伴い白い世界も跡形もなく消え失せ、後に残るは ” 黒 ” の世界────。
” 白 ” の世界同様、何一つ存在することも概念も存在しないはずの世界だったが、突然そこに小さな ” 何か ” が生まれ落ちた。
・・
それは徐々に大きくなっていき、形が構成されていく。
────ドクン……ドクン……
大きくなっていったその塊が拍動する心臓へと形を変えると、そこから血管がゆっくりと伸びていき脳を、内蔵を、骨を、筋肉を形成し、やがて一人の人間が出来上がった。
それが俺。
” リーフ様の下僕のレオン ”
リーフ様が生み落としてくれた新たな ” 俺 ”
・・
俺は今、この瞬間、ここに産み落とされて産声をあげたのだ。
望まれて ” 生 ” を与えられる事、それはなんと幸せな事なのだろう!
この身を包むは抱えきれぬほどの ” 幸せ ”
リーフ様に教えてもらった事……俺はもっともっと幸せになりたい!
だから手を伸ばす。
そして足を動かし、リーフ様の元へ……。
彼と交われない世界など無価値。
さあ、俺の……唯一無二の神様がいる世界へ行こう!
何一つ概念が存在しないはずの ” 黒 ” の世界は、段々と小さくなっていきビー玉くらいの大きさまで縮まると……俺はなんのためらいもなく ” それ ” を握りつぶした。
<英雄の資質> (シークレットEXスキル)
< 森羅万象 >
この世のありとあらゆる< 理 >を全て理解する知力系EXスキル。
これを持つことで、物事の真理まで全て理解することが可能、その限界値は存在しない。(未来視も可)
また魔法の発動に関しても、” 生 ” の定義を持たない場合、同様にその限界値は存在しなくなる。
(発現条件)
スキル < 叡智 >を持つこと
絶対的な孤独を知りながら絶対的な愛を知ること
ある一定以上の精神状態で感情ゲージの限界値を超え、その状態で真実を導き出すこと
<英雄の資質> (シークレットEXスキル)
< リ・バース >
全てのステータスが限界突破し自身から” 生 ” の全定義を消し去る特殊系EXスキル。
この時点で現在の < 理 > からその存在は消え、独立した存在となる。
その為現在存在する一切の概念は適用されず、またありとあらゆる” 存在の干渉 ” は受けなくなる。( 飢え、睡眠、その他全ての概念 )
(発現条件)
スキル:森羅万象 を持つこと
■■■■の干渉から自力で抜け出す事
自身の存在が一度< 理 >の世界から完全に消え去り
新たな " 生 " を得る事
<英雄の資質> (シークレットEXスキル)
< 狂神者 >
全てのステータスが " 人 " の限界値を大きく上回る値までアップし、全ての状態異常を無効にする( 魂に刻みこまれた■■■■の呪いは不可 )
また神のためならばステータスは更にUPし、神の為という大義名分がある場合、精神汚染の影響は受けず英雄の資質の変異はしない
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スキル:リ・バース を持つこと
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