一途な淫魔の執着愛 〜俺はお前しか抱かない〜

森本イチカ

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第二章、婚活パーティーは嫉妬の嵐

6♡突き出して

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 おそるおそる後ろに視線をずらすと、バチリと目が合った。
 そんな目で、日和が欲しいと熱くもとめるような瞳で見ないで欲しい。
 バーナーで炙られているように視線を受けた場所から熱く焦がされ溶かされてしまいそう。


「あっ……」


 ぬちゅりと音を立てて指が肉壁を掻い潜ってきた。ゆっくり、ゆっくりと中を擦り上げる。


「あ~、スッゲェ濡れてる。今日、改めて思ったけど仕事を頑張ってる日和も凄いキラキラしてて魅力的だったな。エッチな日和も好きだけどな」
(え……そ、そうなの?)


 てっきり自分の身体だけが目当てなのかと思っていたので洸夜の思いがけない言葉に心臓がドキリと大きく波打った。
 誇りを持って一生懸命働いているパティシエと言う職業を褒めてもらえたような気がして嬉しい。


「ん? なんか凄いいきなり溢れ出してきた。気持ちいい?」


 くちゃ、くちゃと淫靡な音が薄暗い部屋に響く。決して激しくない、ゆっくり、ゆっくりと中を味わうように動かされる。でもまたそれが気持ちいい。
 お尻に当たる熱棒がぐいぐいとお尻に擦り当ててくる。


「んぁ……はっ……あっ……」
「日和、好きだよ」
「っあぁッ……やっん、んんぅ」


 指が縦溝を上下に擦りながら蕾を優しく腹の指で撫で回してきた。もう片方の手は乳房に伸びてきて両方の乳首を器用に親指と人差し指でコロコロと刺激する。


「チッ、もうこれ邪魔だから下ろすな」


 ショーツと一緒にスキニーパンツを足首まで下げられスルリと脱がされた。日和の無駄な肉のないスラリとした足が露わになると太腿を徐に撫で回す。ただ撫でているだけなのにビクビクと身体が反応し脚から砕け落ちそう。
 カチャカチャと金属音が聞こえ、しゅるりとネクタイを外し、ワイシャツを脱ぎ捨てた洸夜が躊躇なく自身の雄茎を取り出した。


「最初はゆっくり動くけど一応壁に手ぇついてな」
「あ、ちょっと……はぁん……」


 ちゅぅと首筋に強く吸い付かれ力を吸い取られたかのよう。も、もしかして今精気を吸い取られたのかしら……力なく壁に手をつけるとヒンヤリと冷たくて火照った身体にはちょうど良かった。


「ほら、もっとケツを突き出して」


 躊躇していると「仕方ねぇな」と洸夜の両手が腰を持ちグイッとお尻を突き出すかたちになってしまった。


「あ、やだっ、やっぱり人がくるかも……」
「大丈夫、誰も来ないから、それにほら、こんなギンギンに勃った状態で外あるけねぇよ。日和のせいなんだからな?」
「わ、私のせい?」


 自身の手で握った雄芯をペチペチと日和のおしりに当ててくる。すごい質量感と重量感、嫌というほど洸夜が大きくて熱いことが分かってしまう。


(わ……や、やっぱり凄い大きい。いつもあれが私の中に入ってるの?)
「ああ、日和が魅力的なのがいけない。天使みたいだった日和がこんなにいらやしい身体に育って、溢れ出すほど甘い蜜を垂れ流すんだからな」


 縦溝を熱棒で上下にすられ、くちゅくちゅと卑猥な水音の音量がだんだん大きくなってきた。擦られるたびに隠されている秘芯を開いて擦って戻っていく。またすぐ来ては開いて擦って戻っていく。微粒な刺激が繰り返され、耳は脚の間から湧き出る音でいやらしすぎておかしくなりそう。


「はっ、んっ、……ねぇ……も、もうっ……んぁつ」


 背中にぴったりと洸夜の肌が重なり乳房を揉みしだかれ、彼の顔が日和の耳元まで近づいた。


「ん? なに? いってみな?」


 ゾクゾクっと背筋が震える。洸夜の艶めいた声だけで達してしまいそうになった。


「ほら、早く言ってくれないと」
「んっ、ふっ……あっ、あっ……ッあんっ」


 言いたいのに胸からの刺激と未だにくちゅくちゅと擦られている花弁、耳でさえ洸夜の舌に犯されている状態でうまく口が回らない。


「日和はどこを舐めても甘い。……可愛いよ、日和」
「アっ……あっ、あっ、あぁぁんッ――」


 唐突にきた高揚感、息はさらに荒れ、立っているので精一杯だ。


「ははっ、これだけで盛大にイッちゃて。まだまだこれからだってのに」
「俺が支えててやるからもう少しがんばってくれよ」
「はぁ、はぁ、……ぁぁああっ、んぅッ、あんッ、はっ、あっ」


 ぎゅうっと抱きしめられたと同時にズプズプと容赦なく日和の中に入ってくる侵入者。それはとても強靭で潤んだ秘壁が侵入者を捉えようとグッと締め付ける。


「……っく、日和が俺の事すごい締め付けて離してくれない。……嬉しいなぁ」


 片方で胸を揉まれ、あいてる片方の手で腹に手を回し洸夜はしっかりと日和を支えた。暴れる熱棒は抜いたり挿したりを止めることなく日和の蜜を中から掻き出している。太腿をつたい流れ落ちていく愛液、お互いに汗をかき密着している背中、しっとりとして更に吸着度を高めた。


「あぁ、も、やだっ……お、おかしく、んあッ……おかしくなるっ」
「ああ、俺の腕の中でだったらどんなにおかしくなっても俺がいる……はっ、くっ、……ほら、おかしくなっちまいなッ」


 子宮まで突き刺されてしまうくらい奥の奥まで突き上げてきた。何度も同じ奥を突かれ下半身が溶けてしまいそう。喘ぐ声が止まらない、甘い声を止めることができない。


「ぁぁああッ、きもちいッ、い、イクッ……アアッ、イッッくぅ、はぁぁんッ――」


 官能が上りキュッと詰め強張った身体は魂が抜けたようにくたりと洸夜にもたれかかった。冗談抜きで自分の脚で立っていることが出来ない。
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