俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されています

森本イチカ

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 撫でるような甘えた声が耳に流れる度に身体がドクンと反応し、身体を流れる血液がものすごい速さで流れていく。身体の中が熱い。お湯の熱さと身体の中からの燃ゆるような熱さで額から汗が顎へ向かって流れ落ちた。


 美桜の腰を抱き上げ立たせる。真っ赤に染まった頸に強めに吸い付き印をつけた。一度確認し、もう一度チュッと音を立ててキスを落とす。


「美桜……好きだよ」


「あ……私も、すっ、んっ」


 バシャバシャとお湯を掻き分け浴槽の角に美桜を座らせる。


「なぁ、その二人はこうやって舐めてた?」


 わざと声に出して美桜に聞き出す。でもまだ舌を這わせない。顔を近づけるだけ近づけ、焦らして焦らしてよがらせる。恥じらい顔を背けてながらもチラッと視線を戻してきてはバチッと目が合う。


「こうやってトロトロ溢れ出してくるコレを舐めてた? あ、でも男だから溢れ出たりはしないのかな」


 美桜の吐く息が荒くなってきた。


「……る。舐める」


「了解」


 徐に美桜の膝を開く。恥ずかしがって何度も脚を閉じようとする美桜の動きを阻止しながら舌を伸ばし誘い込まれるように美桜の蜜を舐め上げた。


 場所が風呂場だからだろう、音が響く。ジュウっと吸い付いた時の音が、舌を動かした時にはぴちゃぴちゃと淫靡な音を響かせ、その音を聞いているだけでものすごく官能が滾る。


「んんッ……はっ、……あっ、やっ、りゅちゃん……」


 脚を閉じる抵抗を諦めたのかもう手で押さえていなくても閉じないと分かり、両手を上げ胸へと伸ばした。ちゅぱちゅぱと舌を動かしながら指先で胸の先端を軽く摘んだり、転がしたりする。その度に腰をひくつかせ甘い声を出す美桜の妖艶さにもう限界だった。


「っはぁ……もう俺が限界だわ。美桜、立って」


「あ……う、うん」


 腰に手を回し美桜を立たせた。壁に手をつけさせ念のため窓際に用意してあった避妊具を素早く装着しズリュッと美桜の中に入っていく。
 肉壁がぎゅうぎゅうと締め付けてきて背筋がブルリと快感で震える。余裕なんて最初からない。彼女を求めて身体が熱く、激しく動かしたい衝突に駆られる。それでもゆっくりと美桜の中を味わい、愛でるように頸にキスマークを残しながら襲いくる快楽に逆らえず俺は果てた。
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