俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されています

森本イチカ

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「っつ……美桜凄い腰動いてる。そろそろ欲しくてたまらなくなってきた?」


 もう欲しくて欲しくて自分の潤んだそこに擦り付けるように腰が動いてしまう。


「もお挿れてっ……はっ……無理だよぉ……」


「じゃあ腰浮かして、自分で挿れて」


「え……じ、自分で?」


「ほら、早く」


 ジッと私を見つめる目は本気だ。意を決し、ゆっくりと腰を上げ、彼の剃り勃つソレを優しく手に取ると、ゴム越しなのに熱くてドクドクと脈打っているのが伝わってくる。


(こ、これを……い、いれるのね……)


 私の動きをずっと見ている彼の視線が熱く、骨から溶けて崩れそうになるのを踏ん張り、恐る恐る自身の潤んでいるところに当てゆっくりと腰を下ろす。


「んあぁっ……はっ、入ったよ」


「ん、じゃあ自分だけ動いてみて」


「へっ……そ、そんなの無理っ!」


「とか言いながら今も凄いきゅうきゅう締め付けてくる、美桜が読んでる漫画にも自分が動いてるシーンあるだろ? そんな感じでやればいいんだよ」


 彼はゴロンと上半身を倒し、下から私を見上げた。全てを見尽くすように、身体を舐め回すように熱い視線を送ってくる。


 見様見真似で腰を動かしてみる。いつもと違う刺激のせいで、気持ちがよくて、うまく腰が動かせているか分からない。上下に腰を動かし抜き差しする。じゅぽっじゅぽっといやらしい音が私の動きに連動して響く。


「んぁっ……はっ……ああっ……んぅ……」


「美桜っ……上手いよ、すごい気持ちいい」


 彼の歪んだ表情から本当に気持ちが良いと、私のこんな拙い動きでも感じてくれていることに嬉しくて涙が出そうになった。


 奥まで挿れたまま前後に動かすと敏感な秘核も身体に当たり擦れ、もっと、もっとと腰を動かしたくなる。
 彼の手が伸びてきて無防備になっていた胸を揉みはじめた。


「あぁっ――、もっ、そんなおっぱい揉んじゃ……」


「美桜、もっと自分の気持ちいいと思う場所に充ててみな」


「なっ……そんなのわかんないっ」


「ゆっくりでいいから、そしたらもっと気持ち良くなれるから」


 自分の気持ちいいところに……
 正直どこが一番気持ちいいのかはまだ分からない。だって隆ちゃんに抱かれるとどこもかしかこも性感帯になってしまうようで、口の中も、耳も、背中も、自分の中も全てが蕩けるように気持ちがいい。それ以上に気持ちが良い場所があると言うなら少し怖いくらいだ。そんな所を見つけてしまったら自分はどうなってしまうんだろう……怖い、けれど味わってみたいとも思ってしまう。
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