俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されています

森本イチカ

文字の大きさ
上 下
20 / 88

しおりを挟む
「ん? どこを?」


 分かっているくせに、私に言わせようと聞いてくる。これぞ言葉責めってやつだ。でもそれがなんだかすごくエッチな気分をさらに掻き立てる。


「っつ……胸……ち、乳首さわってぇ……」


「よく言えました」


 グイッとブラを下げられ触ってくださいと主張するかのようにピンっと立ち上がった乳首を彼の長くて綺麗な指で摘まれた瞬間に快感が身体を走る。


「はぁっ……あぁっ……んぅ……」


 上下に指を動かし乳首を刺激されるたびに気持ちが良くて腰が動く。ヌルリとした感触に包まれ、舐められていると気づく。口の中で転がされ温かい密着感が指とはまた違って気持ちがいい。
 彼がどんなふうに私の胸を喰べているのか見たい……下に視線を移すとパチっと目が合った。
 ギラギラと欲情し切った熱い視線に囚われる。


「りゅちゃ……んんっ……ぁん」


 ジュッと吸い尽くされ乳首から唇が離れていく。
さっきまで私の胸を喰べていた唇はいつのまにか私の唇に重なり、お互いの唾液を混ぜ合わせては飲み込み身体の中からも熱くなる。
 彼の手はゆっくりと私の腰をなぞり、太腿の外側、そして内側へと伸びてきた。期待で溢れた私のそこは触らなくても分かる。きっと濡れている。
 ショーツの隙間からスルリと指が入ってきて割れ目をゆっくりと上下になぞり始めた。


「やっぱり……凄い濡れてる。処女じゃなくなったばっかりなのに、美桜には才能があるな。でも痛くないか?」


「痛く、ない。けど恥ずかしい……」


「良かった。指に滴るくらいぐちゅぐちゅいやらしい音がする。聞こえるだろ? ほら自分から出てるこのいやらしい音が」


 嫌っていうほどよく聞こえる水音が寝室にぐちゅぐちゅと響き渡る。
 ぬぷっと指が私の中に入ってきた瞬間に割れ目をなぞられている時とはまた違う感覚が身体を襲う。


「はぁっ……あっ……あぁっ……」


 彼の指でお腹の内部を優しくさすられジワジワとうっとりとするような感覚が下腹部に広がっていく。同時に親指で無防備にむき出しだった秘核にそっと触れるとビリッと痺れるような感覚が頭の先まで貫ける。


「はぁぁッ――ヤダ、なにっ……あぅっ……」


「はは、すんごい敏感。こんなにここも尖らせて」


 激しく指を動かしている訳ではない。むしろ隆ちゃんは丁寧で優しくねっとりと私の気持ち良いところを触ってくる。私の立ち上がった粒もねっとりと優しく撫で回すかのようにクリクリと触る。それがまた凄く気持ちがいい。


「あぁ……あんっ……りゅちゃ……ちゅ、ちゅうしてッ」


「ッんとに美桜は煽るのが上手いな」


「ふぅんッ……んんっ……」


 仕方ない。唇が寂しくてキスしたかったのだ。柔らかくて熱っぽい隆ちゃんの唇が大好きだから。
 彼はバッと勢いよくTシャツを脱ぎ引き締まった裸体がオレンジ色の光に照らされてなお艶美に見える。唇と唇を合わせ、胸と胸を合わせ、肌を密着する。息をするのも苦しいくらいのキスをし、ぬぷりと指が抜かれ、なんだか切ない。
 けれど指の熱なんかよりも大きく熱いモノが彼の服越しでさえ分かり、太腿の間にグリグリと押さえつけられる。
 ゆっくりと唇が離れると、グッと脚を広げられ無防備だった秘部がくぱっと開かれる。あっという間の出来事で恥ずかしがる事も出来ず、彼の顔は既に私の間にうずくまっていた。


「やっ……隆ちゃん開きすぎぃっ」


「ん、だってこの方がちゃんと見えて舐めやすいだろ」


 ゆっくりと下から上に花弁を舌で舐め上げる。蜜を掬い上げ吸うようにジュルジュルと音を立てて舐め上げる。指が入ってくるよりも熱い。彼の鼻が秘核にコスコスと当たり内壁は舌でぐちゃぐちゃに混ぜられ、両方を責められもう苦しいのと気持ち良いのが自分の中で混ざり合い、何も考えられなくなる。


「はぁぁあっ……あぁっ……んぁあ……」


「んっ、美桜腰浮いてるの気づいてる? エロいな」


「やっ、舐めながらッ……んん、喋んないでぇ……ああぁぁああッ」


 脚の先から頭の先までブワッと溜まりに溜まった何かが弾ける。まるで風船がゆっくり膨らみ、パンッといきなり破れたかのように、頭の中は真っ白で、ハァハァと肩で息をする。身体が疲れて動かない。


「美桜、大丈夫か?」



――そう言われた気がした。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

マッサージ

えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。 背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。 僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~

吉沢 月見
恋愛
ひたすら妻を溺愛する夫は50歳の仕事人間の服飾デザイナー、新妻は23歳元モデル。 結婚をして、毎日一緒にいるから、君を愛して君に愛されることが本当に嬉しい。 何もできない妻に料理を教え、君からは愛を教わる。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

教え子に手を出した塾講師の話

神谷 愛
恋愛
バイトしている塾に通い始めた女生徒の担任になった私は授業をし、その中で一線を越えてしまう話

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...