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「そういえば美桜は明日の朝何時に家出れば会社に間に合うの?」
「私は八時かな、ここから近いから」
「俺と同じだ、じゃあまだ寝なくても大丈夫だよな」
時刻は夜の九時。普段は夜中まで起きて漫画を読んでいる事が大体なので、当然まだ眠くはない。
「まぁ、大丈夫だけど、もう一冊読む?」
「ん、読まないけど……」
隆ちゃんは真っ直ぐに私を見て、目を逸らさせない。段々と近づいてくる顔に私と同じシャンプーの香りがフワリと香った。私達を包む雰囲気がガラリと変わり性的な艶のある雰囲気になり、トクンと身体が疼く。
「もう一回美桜の事抱きたいな。いや、もう抱く」
彼が艶美な声を出すと耳元に吐息が当たりくすぐったいとはまた違う感覚がゾクリと背筋を走る。いつの間にか彼に横抱きをされ、足が宙を舞う。待っての一言も言わせないかのように唇を塞がれ、キスを繰り返しながら寝室に入る。
真っ暗な部屋。昼間の雰囲気とはまた違いベットについている間接照明をつけるとオレンジ色の暖かい光が私たちを照らした。
いつの間にか昼間汚したシーツは綺麗に敷かれており、その上に私の背中をそっと預け、私の上には隆ちゃんが雄の顔をして……私を見下ろしている。
「りゅ、隆ちゃんどうしたの?」
「ん? エロい漫画読んだら美桜の事抱きたくて我慢できなくなった」
「なっ……」
「美桜って本当はエッチなんだ?」
「ちッ……」
違うと言おうとしたが、言葉が詰まった。いや、私は多分エッチだと思う。セックスには凄く興味があった。ただ、リアル男子が嫌で出来なかっただけで、漫画のようなセックスがしたい、そう思いながら読んでいたのは確かだ。
「……そうかも。エッチな女って嫌?」
自分で言っていて泣きそうになる。何言ってんだ私、嫁が変態って誰が喜ぶのよ……
「むしろ大歓迎、嫁がエッチなんて最高でしかないだろ、漫画より凄いセックスできるかは分からないけど覚悟しておけよ?」
「すっ……」
凄いセックスってどんなセックスなの!? 漫画以上なの!? 少しだけ不安が募るがそれ以上に期待も大きかった。変態な自分を受け入れてもらえた気がして、また鼻の奥がツンとなり泣きそうになった。
頭を掻き抱かれ喰べられてしまうような貪るようなキス。ヌルリとした舌が私の舌を捉えては逃がさない。舌の付け根までしっかりと絡めては吸い取られ、息をする為に唇を離すがそれも一瞬ですぐに引き寄せられ、口蓋を舐められては甘い声が漏れる。口の中にも性感帯があるとは思いもしなかった。
ワンピースパジャマを上まで捲り上げられ肌が、胸が露わになる。両手で優しく揉みしだかれ早く敏感になって突起している部分に早く触れて欲しくてもどかしい。それなのに敏感なところには触れずギリギリの際どいところで去っていく。早く触れて欲しくて、腰がよがる。
「りゅ、ちゃぁん……」
「ん? どうした?」
どうした、と言いながら胸を揉む手は止まらず、もどかしい。早く触れて欲しい、その長くて綺麗な指でとにかく刺激して欲しい……
「言わないと分からないよ」
意地悪な笑顔で私を見つめる。
「っふ……も、やだぁ……」
「嫌ならやめる?」
「っつ……りゅちゃん意地悪……んぅ……」
「はは、好きな子を虐めたくなるのは男の本能なのかもな」
ドクンと心臓が波打つ。彼はそう耳元で囁き、ハムっと耳を口に含んだ。じゅぱじゅぱといやらしい水音がダイレクトに響き溺れそう、おかしくなりそう。それでもなお胸を揉み続けて焦らされて、もどかしくて、もどかしくて、よがってしまう。
「はっ……も、触って……」
恥ずかしさからか、もどかしさに耐えすぎてなのか、ジワリと涙が浮かぶ。
「私は八時かな、ここから近いから」
「俺と同じだ、じゃあまだ寝なくても大丈夫だよな」
時刻は夜の九時。普段は夜中まで起きて漫画を読んでいる事が大体なので、当然まだ眠くはない。
「まぁ、大丈夫だけど、もう一冊読む?」
「ん、読まないけど……」
隆ちゃんは真っ直ぐに私を見て、目を逸らさせない。段々と近づいてくる顔に私と同じシャンプーの香りがフワリと香った。私達を包む雰囲気がガラリと変わり性的な艶のある雰囲気になり、トクンと身体が疼く。
「もう一回美桜の事抱きたいな。いや、もう抱く」
彼が艶美な声を出すと耳元に吐息が当たりくすぐったいとはまた違う感覚がゾクリと背筋を走る。いつの間にか彼に横抱きをされ、足が宙を舞う。待っての一言も言わせないかのように唇を塞がれ、キスを繰り返しながら寝室に入る。
真っ暗な部屋。昼間の雰囲気とはまた違いベットについている間接照明をつけるとオレンジ色の暖かい光が私たちを照らした。
いつの間にか昼間汚したシーツは綺麗に敷かれており、その上に私の背中をそっと預け、私の上には隆ちゃんが雄の顔をして……私を見下ろしている。
「りゅ、隆ちゃんどうしたの?」
「ん? エロい漫画読んだら美桜の事抱きたくて我慢できなくなった」
「なっ……」
「美桜って本当はエッチなんだ?」
「ちッ……」
違うと言おうとしたが、言葉が詰まった。いや、私は多分エッチだと思う。セックスには凄く興味があった。ただ、リアル男子が嫌で出来なかっただけで、漫画のようなセックスがしたい、そう思いながら読んでいたのは確かだ。
「……そうかも。エッチな女って嫌?」
自分で言っていて泣きそうになる。何言ってんだ私、嫁が変態って誰が喜ぶのよ……
「むしろ大歓迎、嫁がエッチなんて最高でしかないだろ、漫画より凄いセックスできるかは分からないけど覚悟しておけよ?」
「すっ……」
凄いセックスってどんなセックスなの!? 漫画以上なの!? 少しだけ不安が募るがそれ以上に期待も大きかった。変態な自分を受け入れてもらえた気がして、また鼻の奥がツンとなり泣きそうになった。
頭を掻き抱かれ喰べられてしまうような貪るようなキス。ヌルリとした舌が私の舌を捉えては逃がさない。舌の付け根までしっかりと絡めては吸い取られ、息をする為に唇を離すがそれも一瞬ですぐに引き寄せられ、口蓋を舐められては甘い声が漏れる。口の中にも性感帯があるとは思いもしなかった。
ワンピースパジャマを上まで捲り上げられ肌が、胸が露わになる。両手で優しく揉みしだかれ早く敏感になって突起している部分に早く触れて欲しくてもどかしい。それなのに敏感なところには触れずギリギリの際どいところで去っていく。早く触れて欲しくて、腰がよがる。
「りゅ、ちゃぁん……」
「ん? どうした?」
どうした、と言いながら胸を揉む手は止まらず、もどかしい。早く触れて欲しい、その長くて綺麗な指でとにかく刺激して欲しい……
「言わないと分からないよ」
意地悪な笑顔で私を見つめる。
「っふ……も、やだぁ……」
「嫌ならやめる?」
「っつ……りゅちゃん意地悪……んぅ……」
「はは、好きな子を虐めたくなるのは男の本能なのかもな」
ドクンと心臓が波打つ。彼はそう耳元で囁き、ハムっと耳を口に含んだ。じゅぱじゅぱといやらしい水音がダイレクトに響き溺れそう、おかしくなりそう。それでもなお胸を揉み続けて焦らされて、もどかしくて、もどかしくて、よがってしまう。
「はっ……も、触って……」
恥ずかしさからか、もどかしさに耐えすぎてなのか、ジワリと涙が浮かぶ。
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