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まったりデートでお泊まりです
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車を走らせ三十分しない所にある大型ショッピングモール。立体駐車場に車を駐め三人でモール内に入った。
「買い物っても誠は何を買いに来たんだ?」
「え~そりゃ新しい服とか、下着とかに決まってるじゃないっ!」
テンション高めに誠が返答し、やはり見た目は完璧に可愛い女子だ。
「せっかく真紀さんがいるんだもん女同士で洋服とか見たくて~、ね? 真紀さん!」
「え、えぇ、そうね、あんまり友達とかと洋服見たりしないから新鮮だわ」
「じゃあ、俺が真紀に似合う服を選びますよ」
「えー大雅が選ぶより絶対私が選んだ方が可愛いから! ね、後で二人で下着見に行きましょう?」
「おい! お前は要らないだろ!」
「え、私いつもつけてるわよ? だから胸の膨らみがあるでしょうよ!」
二人の話がどんどん飛んでいくので、あはは、と笑いが止まらなくなる。
なんだかんだ言い争いながらレディース物の服屋に入り色んな服を見て回った。
誠は見た目は完璧に女性だ。昨日のお風呂上がりはいつもクルクルに巻いてある髪がストレートになっていて、化粧もしていない状態だと完全に見た目はロン毛の男の人だった。
けれどレディースの服を着てメイクをしっかりと施すと女子顔負けの可愛い女の子に大変身する。
この短時間一緒にいるだけで誠は可愛くて素直な人なんだと分かった気がする。
メンズ服も見て回ったが、本当にこんなイケメンが自分の彼氏だなんて信じられないと思えるくらいすれ違う度に女の人達が松田を見て振り返っていた。
「ねぇ、そろそろ下着見に行きたいから大雅はどっかその辺のカフェで待っててよ」
「は!? お前本気で真紀と下着見に行こうとしてんのか!? 絶対ダメ!」
「えー、真紀さんいいよね? 私見た目も心も女だからっ!」
お願いっ、と言われんばかりにキラキラとした目で見つめられてしまってはいいよ、としか言えない。
「あぁ、うん、私は大丈夫よ」
「ほらねー! じゃあ男性禁止なんで大雅はどっか行ってて!」
「え……本当に大丈夫ですか?」
心配そうに眉間に皺を寄せ私に問いかける松田に「大丈夫よ」と返事をし誠と二人で下着を見に行く事にした。
松田は少ししょんぼりした背中で一人カフェに向かって歩いて行った。
ショッピングモールの二階にあるランジェリーショップは可愛い物からセクシーな物まで揃っていて見るだけでちょっと楽しい。
「ねぇ、真紀さんは普段どんなのしてるの~?」
心は女の子と分かっていてもなんとも返しずらい質問に「シンプルなやつばっかりよ」と模範解答になるような返事をした。
「ふーん、で、もう大雅とはヤッたんでしょ?」
「えぇ!? ななななんでっ」
下着を見ながら平然と聞いてくる誠に驚きと動揺が隠せない。
「そりゃ付き合ってればヤるのは当然だし、てか大雅って手が早いでしょ?」
「え……」
「いつもそうだもん、ヤッて飽きたら別れて、真紀さんもせいぜい飽きられないように派手な下着でも選んだら?」
「あ……そうだね、うん、そうしようかな!」
グサッと心臓をなにか鋭利な物でひとつきされたような衝撃が身体を走る。目の前がフッと急に暗くなりスーッと身体から力が抜けていった。
立っているので精一杯だが、必死で力を振り絞り全く気にしてない! と自分に言い聞かせた。
これがいいんじゃない? とシンプルな濃いブルーの下着を誠に勧められたがなんとなく誠の選んだ下着は嫌で、いつも選ばないような黒色でパンツは横部分が紐パンになっている下着を買った。
これが私のせめてもの誠への反抗だったのかもしれない。
「買い物っても誠は何を買いに来たんだ?」
「え~そりゃ新しい服とか、下着とかに決まってるじゃないっ!」
テンション高めに誠が返答し、やはり見た目は完璧に可愛い女子だ。
「せっかく真紀さんがいるんだもん女同士で洋服とか見たくて~、ね? 真紀さん!」
「え、えぇ、そうね、あんまり友達とかと洋服見たりしないから新鮮だわ」
「じゃあ、俺が真紀に似合う服を選びますよ」
「えー大雅が選ぶより絶対私が選んだ方が可愛いから! ね、後で二人で下着見に行きましょう?」
「おい! お前は要らないだろ!」
「え、私いつもつけてるわよ? だから胸の膨らみがあるでしょうよ!」
二人の話がどんどん飛んでいくので、あはは、と笑いが止まらなくなる。
なんだかんだ言い争いながらレディース物の服屋に入り色んな服を見て回った。
誠は見た目は完璧に女性だ。昨日のお風呂上がりはいつもクルクルに巻いてある髪がストレートになっていて、化粧もしていない状態だと完全に見た目はロン毛の男の人だった。
けれどレディースの服を着てメイクをしっかりと施すと女子顔負けの可愛い女の子に大変身する。
この短時間一緒にいるだけで誠は可愛くて素直な人なんだと分かった気がする。
メンズ服も見て回ったが、本当にこんなイケメンが自分の彼氏だなんて信じられないと思えるくらいすれ違う度に女の人達が松田を見て振り返っていた。
「ねぇ、そろそろ下着見に行きたいから大雅はどっかその辺のカフェで待っててよ」
「は!? お前本気で真紀と下着見に行こうとしてんのか!? 絶対ダメ!」
「えー、真紀さんいいよね? 私見た目も心も女だからっ!」
お願いっ、と言われんばかりにキラキラとした目で見つめられてしまってはいいよ、としか言えない。
「あぁ、うん、私は大丈夫よ」
「ほらねー! じゃあ男性禁止なんで大雅はどっか行ってて!」
「え……本当に大丈夫ですか?」
心配そうに眉間に皺を寄せ私に問いかける松田に「大丈夫よ」と返事をし誠と二人で下着を見に行く事にした。
松田は少ししょんぼりした背中で一人カフェに向かって歩いて行った。
ショッピングモールの二階にあるランジェリーショップは可愛い物からセクシーな物まで揃っていて見るだけでちょっと楽しい。
「ねぇ、真紀さんは普段どんなのしてるの~?」
心は女の子と分かっていてもなんとも返しずらい質問に「シンプルなやつばっかりよ」と模範解答になるような返事をした。
「ふーん、で、もう大雅とはヤッたんでしょ?」
「えぇ!? ななななんでっ」
下着を見ながら平然と聞いてくる誠に驚きと動揺が隠せない。
「そりゃ付き合ってればヤるのは当然だし、てか大雅って手が早いでしょ?」
「え……」
「いつもそうだもん、ヤッて飽きたら別れて、真紀さんもせいぜい飽きられないように派手な下着でも選んだら?」
「あ……そうだね、うん、そうしようかな!」
グサッと心臓をなにか鋭利な物でひとつきされたような衝撃が身体を走る。目の前がフッと急に暗くなりスーッと身体から力が抜けていった。
立っているので精一杯だが、必死で力を振り絞り全く気にしてない! と自分に言い聞かせた。
これがいいんじゃない? とシンプルな濃いブルーの下着を誠に勧められたがなんとなく誠の選んだ下着は嫌で、いつも選ばないような黒色でパンツは横部分が紐パンになっている下着を買った。
これが私のせめてもの誠への反抗だったのかもしれない。
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