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まったりデートでお泊まり!?
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ピピピ、ピピピ、スマホのアラームが鳴る。
ハッと飛び起き、アラームを止めた。
ついにこの日が来てしまったか……グッと気合いを入れる。
顔を洗い、食パンを焼いてバターを塗り、ミルクティーを電子レンジでチンして温め簡単に朝ご飯を済ませる。
皿を洗い終え、寝室に戻りクローゼットを開き今日着ていく服を選ぶ。ノルディック柄のセーターに黒いプリーツスカートを合わせた。
スカートなんて殆ど持って無かったくせに松田とのお詫びデートの後、休日に一人で服を買いに行ったのだ。その時に買った服が遂に生かされる時が来ようとは……
洗面所で化粧と髪の毛を整える。化粧はいつも通りだが、髪の毛は軽く巻いて緩いポニーテールにした。
あっという間に約束の時間まで後三十分。
ソワソワする。初めてのデート、いや、お詫びデートした時もこうやってソワソワしながら松田を待ったな……と思い出す。
"着きました"
あの時と同じ文面。つい笑みがこぼれた。
黒いショートブーツを履き玄関を出ると松田の白い乗用車が止まってるのが目に入る。
「真紀っ! おはようございます」
笑顔で車から出てくる松田に自然と自分もつられて笑顔になる。
松田の私服を見るのは二回目だが今日もお洒落だった。タートルネックの黒いセーターに黒のパンツで脚のラインが綺麗に出ている。ベージュのチェック柄ロングコートも高い身長によく似合っていてつい見惚れてしまう。
今日はコンタクトなのか眼鏡をしていない。
「……おはよう!」
「今日は美味しいもの食べなら俺の家でゆっくり過ごしませんか?」
「いいわね! 松田君の作ったご飯美味しくて大好きよ」
「ちょっ……朝から幸せすぎます」
「なんでよ!?」
「だって真紀が大好きって言うから……」
「なっ! ご飯がって言ったでしょう!」
「ははは、俺の今日は腕振るっちゃいますよ」
「楽しみだわ」
松田の車に乗りまずはDVDを借りに行く事にし、近所のレンタル屋さんに寄り二人でDVDを選ぶ。
「松田君はどんなのが好きなの?」
「ん~俺はホラーとかお笑い系ですかね」
「ホラー……、じゃあお笑いのDVDを借りましょ」
「真紀はいつもどんなの見てるの?」
「私は恋愛映画とかかな、ってもあんまり見ないんだけどね」
「じゃあ今日はお笑いと恋愛映画を借りて帰りましょっか」
「そうね」
お笑い総特集のDVDと、つい最近レンタルされた純愛物語の恋愛映画を借りた。
そのままスーパーに寄り食材とお酒をたんまり買い込み松田のアパートへ向かった。
「お、お邪魔します」
「くつろいでてください、俺ササっと昼ごはん作っちゃうんで」
「え、私も手伝う」
「じゃあ今日は一緒に作りましょうか」
「うん」
買ってきた食材とお酒を冷蔵庫にしまい、簡単にパスタを作る事にした。
私がパスタを茹でている間に松田がパスタの具材を用意してくれ、あっという間にトマトとツナのパスタが出来上がった。
ダイニングテーブルにパスタを並べ、赤ワインをジンジャエールで割ったカクテル、『キティ』をグラスに注いだ。
「ん~、やっぱり松田君のご飯は最高~」
「夜ご飯も任せてくださいよ」
「付き合ったら毎日美味しいご飯作ってくれるって言ってたものね」
「ちゃんと覚えてたんですね」
ニヤッと松田に見られ、松田との会話を覚えているとバレて恥ずかしくなる。
「ま、まぁね」
けれど嬉しそうな松田を見て私も嬉しくなる。相手が嬉しい気持ちになると、自分も嬉しい気持ちになる……そんな幸せな気持ちがあるなんて今まで知らなかった。
ハッと飛び起き、アラームを止めた。
ついにこの日が来てしまったか……グッと気合いを入れる。
顔を洗い、食パンを焼いてバターを塗り、ミルクティーを電子レンジでチンして温め簡単に朝ご飯を済ませる。
皿を洗い終え、寝室に戻りクローゼットを開き今日着ていく服を選ぶ。ノルディック柄のセーターに黒いプリーツスカートを合わせた。
スカートなんて殆ど持って無かったくせに松田とのお詫びデートの後、休日に一人で服を買いに行ったのだ。その時に買った服が遂に生かされる時が来ようとは……
洗面所で化粧と髪の毛を整える。化粧はいつも通りだが、髪の毛は軽く巻いて緩いポニーテールにした。
あっという間に約束の時間まで後三十分。
ソワソワする。初めてのデート、いや、お詫びデートした時もこうやってソワソワしながら松田を待ったな……と思い出す。
"着きました"
あの時と同じ文面。つい笑みがこぼれた。
黒いショートブーツを履き玄関を出ると松田の白い乗用車が止まってるのが目に入る。
「真紀っ! おはようございます」
笑顔で車から出てくる松田に自然と自分もつられて笑顔になる。
松田の私服を見るのは二回目だが今日もお洒落だった。タートルネックの黒いセーターに黒のパンツで脚のラインが綺麗に出ている。ベージュのチェック柄ロングコートも高い身長によく似合っていてつい見惚れてしまう。
今日はコンタクトなのか眼鏡をしていない。
「……おはよう!」
「今日は美味しいもの食べなら俺の家でゆっくり過ごしませんか?」
「いいわね! 松田君の作ったご飯美味しくて大好きよ」
「ちょっ……朝から幸せすぎます」
「なんでよ!?」
「だって真紀が大好きって言うから……」
「なっ! ご飯がって言ったでしょう!」
「ははは、俺の今日は腕振るっちゃいますよ」
「楽しみだわ」
松田の車に乗りまずはDVDを借りに行く事にし、近所のレンタル屋さんに寄り二人でDVDを選ぶ。
「松田君はどんなのが好きなの?」
「ん~俺はホラーとかお笑い系ですかね」
「ホラー……、じゃあお笑いのDVDを借りましょ」
「真紀はいつもどんなの見てるの?」
「私は恋愛映画とかかな、ってもあんまり見ないんだけどね」
「じゃあ今日はお笑いと恋愛映画を借りて帰りましょっか」
「そうね」
お笑い総特集のDVDと、つい最近レンタルされた純愛物語の恋愛映画を借りた。
そのままスーパーに寄り食材とお酒をたんまり買い込み松田のアパートへ向かった。
「お、お邪魔します」
「くつろいでてください、俺ササっと昼ごはん作っちゃうんで」
「え、私も手伝う」
「じゃあ今日は一緒に作りましょうか」
「うん」
買ってきた食材とお酒を冷蔵庫にしまい、簡単にパスタを作る事にした。
私がパスタを茹でている間に松田がパスタの具材を用意してくれ、あっという間にトマトとツナのパスタが出来上がった。
ダイニングテーブルにパスタを並べ、赤ワインをジンジャエールで割ったカクテル、『キティ』をグラスに注いだ。
「ん~、やっぱり松田君のご飯は最高~」
「夜ご飯も任せてくださいよ」
「付き合ったら毎日美味しいご飯作ってくれるって言ってたものね」
「ちゃんと覚えてたんですね」
ニヤッと松田に見られ、松田との会話を覚えているとバレて恥ずかしくなる。
「ま、まぁね」
けれど嬉しそうな松田を見て私も嬉しくなる。相手が嬉しい気持ちになると、自分も嬉しい気持ちになる……そんな幸せな気持ちがあるなんて今まで知らなかった。
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