心友

みぅ✩.*˚

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その夜

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その日…学校の帰り道…

琴乃ことの


美也みや‼️公園で待ってて!」

と言って家に帰った…


30分位して戻って来た琴乃ことのの手には


殺鼠剤?

他にも何か色々持って来た…


琴乃ことのそれ…どしたの?

それで何するの?」

「これはこの前家にネズミが出た時に

お父さんが買って来たの…

絶対に口に入れるなよ!って…

食べたら死ぬぞ!って…」


「……もしかして………。」


何かを決心した様な琴乃ことのの表情


「そんな事したらダメだょ琴乃ことの!」

「大丈夫…美也みやは何もしなくて良い…

私が美也を守るから!」

「でも…そんな事したら琴乃が警察に捕まっちゃう!」

「大丈夫…私…前に殺った時も捕まらなかったから…」

「え?前にって…もしかして…」

「ぅん!だから心配しないで!」




暫く考えて…私は黙って頷いた…



私達は公園のトンネルみたいな遊具の中で

暗くなるのを待った


18時過ぎ…「そろそろ…」


私は最近買って貰ったキッズ携帯から家に電話した


プルルルルルルル

プルルルルルルル…



「もしもし…」

「もしもし…あの…」

美也みや?お前何時だと思ってるんだ?」

あきらかに怒ってる話し方

「あの…お母さんは?」

「はぁ?仕事だょ‼️お前早く帰って来い‼️」

「あのね…山で遊んでたら転んで

足をくじいちゃって歩けなくて…」

「何だよ💢面倒臭~な💢何処だょ⁉️」

「学校の裏の山…

学校の横の道を入ってちょっと行った所の左側…」

「ったく💢迎えに行ってやるから

帰ったらいつものマッサージしろよw」


「………………………。」


15分位待つと自転車であの人が来た

「お前マジ面倒なやつ‼️

このお礼は後でタップリしてもらうからな🎶」

私を立たせようと手を伸ばした時……


「う“っ……」


倒れ込んだ男の後ろに


大きな石を持った琴乃ことのが立ってた…

男が気を失っている間に急いで

その手を後ろに回し結束バンドで親指を締める




数分後目を覚ました男は




「お前ら何してんだよ‼️

こんな事してただで済むと思うなよ‼️」



「おじさん…この状況で何言ってるの?」



「今まで私にして来た事…絶対許さない…」



「ちょっ💦ちょっと待て!

とりあえずこの指のやつ外してくれないか?」



「外したらなにされるか分からないじゃんw

おじさん…後悔先に立たずって知ってる?

この前学校で習ったんだけど

今更後悔しても遅いんだょ?」



「お母さんは何でこんな人と付き合ってたんだろう?

お母さんには幸せになって欲しいし…

私も幸せになりたいから…おじさんバイバイ!」



「ちょ💦ちょっと待て‼️」



必死にもがくおじさんの口に

琴乃ことの殺鼠剤を詰め込んだ…

吐き出そうとした時


琴乃ことの


美也みや‼️これ‼️」

と渡された瞬間接着剤……


瞬時に理解してその瞬間接着剤を

おじさんの口に付けて

ギュッて閉じたら開かなくなった…


「瞬間接着剤って凄いね✨」って2人で感動w


暫くそいつの様子を見てたら

身体がピクピクして………動かなくなった🎶


「やったね✌️」

「大成功👍」


結束バンドも瞬間接着剤も琴乃ことのが家から持って来てくれたらしぃ♡


動かなくなった男を琴乃ことのと2人で

近くにあった大きな穴に落とした時

穴の中の灰が大量に舞い上がった…


この穴は学校の焼却炉で燃やした灰を入れる為にあるらしく

ちゃんと許可を貰って掘ってるんだって🎶

ある程度灰を溜めたら土を掛けるって聞いた事がある…


美也みやこの穴ちょうど来週埋めるらしいょw」

「そーなの?!」

「先週用務員のおじさんが言ってた🎶」

「タイミング良いね🎵」







小学5年生の私は


自分の身を守る為に





そうするしか無かった…






実際あの男を殺ったのは琴乃ことのだったけど

私も共犯…

琴乃巻き込んでしまった事を後悔した💧



美也みやを守りたいから….」

琴乃ことのは笑顔で言ってくれた…




その後は何事も無かった様にお互い家に帰り

土と灰で汚れた服を洗濯しシャワーを浴びた


お母さんが作ってくれた夕食を食べ

テレビを観ていたらお母さんが帰って来た


「あれ?美也みや1人?あの人来なかった?」

「うん♡今日は来てないょ?」

「そう…」

スマホを弄りながらお母さんがちょっと落ち込んでた…

「お母さんお風呂入って来たら?」

「そうね…」


その後その男からの連絡はもちろん無く

「私は捨てられたのね…」と言ったお母さん…


お母さん…ごめんね…





殺しちゃって…



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