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思わず叫んだキツネ曰く
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チャット欄の書き込み。エンターキーを押せずに、僕、キツネは画面の前で震えていた。
〔こんにちわ〕と入力された文字と、点滅するカーソル。
場の空気読めない奴と思われたらどうしよう、無視されたらどうしよう開始初日で引退するかも。MMOゲーム引退RTAは、さすがに猫も魔女さんも慰めてくれんかもしれん。
腕を組み唸ってみても、そんな感情が渦巻き続けている。
と、遊びに来ると約束していた猫が来たようで、チャイムが鳴った。
大量のお菓子のお土産を収納ボックスに詰めて、猫にお茶を入れる。
「ねぇ、これって何ぃ?」
猫がPCの前で上手に隠している尻尾を揺らしていた。
それはね、今僕の中で大ブームのMMOゲームなんだよ。七年前のゲームだけどね。
「ふ~ん」
僕は好きな人に好きな物をたずねられ、上機嫌に答えた。鼻歌まじりだ。
ゲーム内挨拶に悩んでいたことなど微塵もない。
淹れたてのお茶とお菓子を持っていくと、猫が僕のPCの前でキーボードを叩いている。
ん?
〔こんにちわ〕と入力された文字と、点滅するカーソル。
場の空気読めない奴と思われたらどうしよう、無視されたらどうしよう開始初日で引退するかも。MMOゲーム引退RTAは、さすがに猫も魔女さんも慰めてくれんかもしれん。
腕を組み唸ってみても、そんな感情が渦巻き続けている。
と、遊びに来ると約束していた猫が来たようで、チャイムが鳴った。
大量のお菓子のお土産を収納ボックスに詰めて、猫にお茶を入れる。
「ねぇ、これって何ぃ?」
猫がPCの前で上手に隠している尻尾を揺らしていた。
それはね、今僕の中で大ブームのMMOゲームなんだよ。七年前のゲームだけどね。
「ふ~ん」
僕は好きな人に好きな物をたずねられ、上機嫌に答えた。鼻歌まじりだ。
ゲーム内挨拶に悩んでいたことなど微塵もない。
淹れたてのお茶とお菓子を持っていくと、猫が僕のPCの前でキーボードを叩いている。
ん?
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