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第二章 ダンジョン
第三十話 魔法(番外編付)
しおりを挟むまずは小手調べかなッ!
スゥン…
スパッ
「チッ!」
おっ。当たったな。
やっぱり気配を掴めてないようだ。
まー、少し遅れて気付くから、掠るのが限界か。
まぁ、突破口を見つけられたことはでかいな。
なら、スピードでなんとかなるだろッ!!
フンッ─
シュンッシュンッシュンッシュンッシュンッ!!
キィンッキィンッキィンッスパッキィンッ!
「あれあれ?大丈夫かな?そんな満身創痍な感じだけど。」
「魔法なしでどんだけだよッ…!」
あいつもそろそろ限界が近いんだろうな。
なにやら、刀と足に魔力を注いでいる。
「これが俺の全身全霊を持って放てる最後の技だッ…!!」
そうとだけ言うと、視界から消えた。
ズバァッン!!
「ゴフッ…。」
気付いたら右肩から真っ二つにされていた──。
『何てね。そんなスピードに付いていけないわけないじゃん。てか、俺の残像を斬っただけだし。』
そう。
斬られていた筈のハクの身体は幻のように消え去り、
代わりに離れたところに白夜の本体が現れた。
「なッ…。嘘だろ……!」
ヨーロは既に魔力を使いきっているので、立つことさえままならない。
「強かったよ。お前は。俺の所属しているギルドの、『剣鬼』といい勝負が出来るんじゃないか?まぁ、たぶん『剣鬼』の方が強いけどな。この際だし、最後は魔法を使ってやるよ。」
俺は、そう言い放つと、指を弾く。
『ラグナロク』
その瞬間、会場に隕石が降り注いだ。
◇◇◇
雲が晴れると、そこには無数のクレーターと、無傷の二人が居た。
しかし、会場にいた者達は、ある事実に気付き、その力量の差に、戦慄が走る。
何故なら、観客席と自分達以外に落ちるように操作されたように クレーターが出来ていたから。
そのあとすぐに、ヨーロがリタイアをした。
こうして、決勝戦でぶつかるものが決まった。
──────────────────────────────────────────────────
〔番外編〕~修行~
『さて、意識はハッキリしたけど、君はどうしたいんだい?白夜君。』
フォレスからの突然の問いに戸惑ったが、ずっと心の中に燻っていた思いを告げる。
「強くなりたい…皆を、守れるぐらいの強さがほしい…!!」
『そっか。』
そう言うと、フォレスが目の前に来る。
『じゃあ、僕が君を強くして上げるよ。だけどね?これだけは覚悟しておいて?例え種族は人間でも、君は自分の中にある人と言う存在を捨てなくきゃいけない。君には人間の自分を、捨てることができるかい?』
そう聞かれるが、そんなもん聞かれるまでもない。
そもそも、皆を助けられる力を得ると言うことは何かを捨てると言うことだと。
確かに、実際は怖いさ。
だけど、それは、仲間の命を天秤にかけるほどの事じゃない。
俺は、先生みたいに自分可愛さに生徒を捨ててまで、森から逃げるようなことなどしない。
例えそれが人である自分だとしても、皆を守るためなら、安い。
「あぁ。覚悟は出来てる。」
『そっか。…なら仕方ないね。良いよ。君に仲間を守るための力を上げよう。いや、あげると言う表現は正しくないかな。うん。白夜君。僕から仲間を守るための力、技術を盗み覚えろ。』
こうして、フォレスと俺の修行が始まった。
─────あとがき─────
妖精界からやっはろー!!
文月くーです!
という事で!
30話!
無事、更新することができました!
一日休んでしまいましたが!
どうにかこうにか、上げることが出来ましたね!
そうそう!
最近、休日は人間界に来て、カラオケとか言ってるんですけど、
ようやく、93点を取れるようになりました!
いやー!
人間界は素晴らしいもので溢れかえっていますよね!
妖精の僕からしたら、日本には金の宝庫だー!
的な感じです!笑笑
おっとー!
そろそろ妖精界に帰らねば!
という事で!
見てくれてありがとー!
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では!
明日も会えることを願って!
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