上 下
33 / 38
第二章 ダンジョン

第二十八話 準決勝

しおりを挟む


休憩も終わり、試合が再開された。
第三回戦、つまり準決勝、最初は筋肉ブーメランこと、マスルと、オネェのネオだった。
両者が持つ武器は、バトルアックスとヘビーソードつまり大剣だ。
この戦いは壮絶なものとなった。
筋肉の塊とは思えない程、軽やかな動きを見せたら、一転、まさに筋肉、と言うような重攻撃を見せるマスル。

オネェとはかけ離れた男らしい、豪快な、それでいてこの中には繊細さがあり、見ていてとても清々しい戦い方のネオ。

どちらも譲らぬ一進一退の攻防が続いた。
それにより、観客のボルテージもガンガン上がっていき、MAXになった。
それでもまだ続く男と男の戦い。
しかし、そんな白熱の戦いに突然の終結が訪れる。

ネオがとうとうマスルの重攻撃に耐えられなくなり、体勢が少し崩れたのだ。
勿論、それを見逃すマスルではない。
そこからはマスルの怒濤の追い込みが決まり、マスルの勝利となった。

まさかまさかのスタンディングオベーションの大合唱となった。
これから試合をする俺としてはそんなに沸き上がってしまうと、こちらの調子が狂うのだが、まぁ、あんな戦いを魅せられて血が騒がないわけない。

そして、やってくる俺の番。
コールされる俺の名前。
全身の細胞が沸き立つのを感じる。
手を見ると、震えているのがわかる。
所謂、武者震いと言うヤツだ。
くっそ…。
全く、お前らのバイブレーションをバリバリ感じてるよ。
これは俺も半端な決着はつけられないな。

そう心に決めながら、自信をもって出ていく。

さぁ、今度は俺の戦いを魅せてやるぜ。


◇◇◇


『準決勝ォォォォォォォ!!第二試合目はぁぁぁ!!ギルド協会、期待のギルドォォォォォォォ!!〔月下の白猫〕からやって来たサブマス!白夜ァァァァァァ!黄泉風ェェェェェ!』

ワァァァァァァァァァァ!!!!

すごい盛り上がりだな。
やっぱりさっきの試合の温度が残ってるよな。
それなら、もっと盛り上げてやるさ。
…いや、やっぱ厳しいな。(主の執筆レベルじゃ無理です苦笑)
と、とにかく頑張ろう。

『そしてェェェェェ!!その相手はァァァァァァ!!圧倒的な剣術で勝ち進んだ!ヨーロォォォォォォォ!』


ワァァァァァァァァァァ!!!!

『ではァァァァァァ!スターットゥゥゥゥゥゥゥ!!』


遂に始まった、準決勝第二試合。
二人の戦いはどうなっていくのか!?
次回に続く。



─────あとがき─────


どーもー!
こんばにちわ!
文月くーです!

という事でね!

すみません!
今回も戦闘シーンにいけませんでした!
まー、こうやって投稿できてることが凄いんですけど。
僕的にはですけどね苦笑
でもやっぱり、学校が始まっちゃったじゃないですかぁー。
てなると、結構、毎日投稿もキツくなってきたりするんですよねぇ笑笑

まぁ、僕も書いていて楽しいからそれでイーブンなんですけどね!
やっぱ妖精の僕も基本的には皆さんと同じような生活をしているわけでありまして笑笑
そんなこんなですが、最近一つ思うことがありましてですね、
それは、何で他の作者さんはあんなに人気なのに、僕のは人気が取れないのかなー、と思ってまして…。

勿論、これを読んでくださっている読者の皆さんには伝えきれないほどの感謝をどうにか作品で返したいと思っているんですけど、やっぱし人気もほしいのが、結構切実な願いであります苦笑

おおっと!
そんな事を要っている間に妖精の世界に帰る時間になってしまった!

と言うことですね!
そろそろ戻ろうかなと、思いますぅー!

なので!

見てくれてありがとー!
お気に入り登録よろしくぅ!
妖精の加護の元に祝福があらんことを!

では!
また明日も会えることを願って!

バーイバーイキーン!

 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

〈完結〉昔酷いことをした姉はやっぱり今も酷かった。

江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」ゾーヤが経営する店がある朝出勤したら荒らされ、商品や宝石が盗まれていた。すぐさま警察に連絡し、捜査官が来たが、犯人の目星はついていた。姉のソフィヤだった。長女で婿を取って娘を儲けている姉は今では娘を放っておいてだらだらしている女だった。母と共に姉の部屋に乗り込んだゾーヤと、その姉との関係の裏にあるものは。

【完結】異世界転移で、俺だけ魔法が使えない!

林檎茶
ファンタジー
 俺だけ魔法が使えないとか、なんの冗談だ?  俺、相沢ワタルは平凡で一般的な高校二年生である。  成績は中の下。友達も少なく、誇れるような特技も趣味もこれといってない。  そんなつまらない日常は突如として幕を閉じた。  ようやく終わった担任の長話。喧騒に満ちた教室、いつもより浮き足立った放課後。  明日から待ちに待った春休みだというのに突然教室内が不気味な紅色の魔法陣で満ちたかと思えば、俺は十人のクラスメイトたちと共に異世界に転移してしまったのだ。  俺たちを召喚したのはリオーネと名乗る怪しい男。  そいつから魔法の存在を知らされたクラスメイトたちは次々に魔法の根源となる『紋章』を顕現させるが、俺の紋章だけは何故か魔法を使えない紋章、通称『死人の紋章』だった。  魔法という超常的な力に歓喜し興奮するクラスメイトたち。そいつらを見て嫉妬の感情をひた隠す俺。  そんな中クラスメイトの一人が使える魔法が『転移魔法』だと知るや否やリオーネの態度は急変した。  リオーネから危険を感じた俺たちは転移魔法を使っての逃亡を試みたが、不運にも俺はただ一人迷宮の最下層へと転移してしまう。  その先で邂逅した存在に、俺がこの異世界でやらなければならないことを突きつけられる。  挫折し、絶望し、苦悩した挙句、俺はなんとしてでも──『魔王』を倒すと決意する。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

そっと推しを見守りたい

藤森フクロウ
ファンタジー
 綾瀬寧々子は気が付いたら、大好きな乙女ゲームの世界だった。  見習い神使として転生していた新生オタク『アヤネコ』爆誕である。  そしてそこには不遇ながらも必死に生きる推しこと『エルストン・ジル・ダルシア』がいた。  母を亡くし失意の底に居ながらも、双子の弟妹の為に必死に耐える推し。  今ここに、行き過ぎた愛が圧倒的な行動力を伴って推しを救う―――かもしれない。  転生したヤベー人外と、それにストーカーされている推しのハートフル(?)ストーリーです。  悪気はないが大惨事を引き起こす無駄にパワフルで行動派のお馬鹿さんと、そんなお馬鹿さんに見守られているのを知らずに過ごす推し。  恋愛要素薄目、ほぼコメディです。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜

福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。 彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。 だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。 「お義姉さま!」           . . 「姉などと呼ばないでください、メリルさん」 しかし、今はまだ辛抱のとき。 セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。 ──これは、20年前の断罪劇の続き。 喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。 ※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。 旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』 ※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。 ※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。

三日月の竜騎士

八魔刀
ファンタジー
「レギアス、お前の中には【ドラゴンの血】が半分流れている」 ドラゴンと人間が争っている世界に生きる青年レギアスは、父親に驚きの真実を告げられた。 ドラゴンの力を目覚めさせたレギアスは、国王の命により力を制御する術を得る為、王都にあるイングヴァルト王立騎士学校へと入学する事になる。 そこで「もう一度会おう」と、嘗て約束を交わした幼馴染みであるベール王女と再会を果たす。 レギアスはドラゴンの力を隠して騎士学校に通い、力の制御を学びながら自身の生まれた理由や存在意義を知っていく。 彼は、ドラゴンと人間――どちらの道を歩むのか。 これは、ドラゴンと人間の運命に挟まれた青年の物語。 旧題=クレセント・グレイブ ―イングヴァルト王立騎士学校の竜騎士ー

処理中です...