お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
山のうんどうかい
こぐまじゅんこ
児童書・童話
いまは、あき。
きょうは、山のうんどうかいです。
それなのに、みあげると、いまにもなきだしそうなそら。
きつねくんは、(そらをわらわせたいなぁ)とおもいました。
「ふたりで、おもしろいはなしをしようよ」
たぬきくんをさそって、ごにょごにょ耳もとではなしています。
やがて、きつねくんとたぬきくんがならんで、おもしろいはなしがはじまりました。
「たぬきくん、てぬきしてかけったら、あきまへんで」
「なにいうてますのや、きつねくん。あんたこそ、おしりを、つねって、はようはしりんさいよ」
「なんじゃそりゃ」
ずっこけてみたものの、そらをみあげると、まだそらはなきそうです。
(おもしろくなかったかなぁ。そらがよろこぶことってなにかなぁ)
ふたりは、かんがえます。
きつねくんが、いいます。
「そうだ、くまのおばちゃんにきいてみよう」
「うん、そうしよう」
きつねくんとたぬきくんは、くまのおばちゃんにあいにいきました。
おばちゃんは、ちょっとかんがえてから、いいました。
「そうだねぇ。そらには、もうしんだじいちゃんやばあちゃんが、たくさんいるから、じいちゃんやばあちゃんのすきな、おはぎをつくって、山のおてらにおそなえしたらどうだい?」
さっそく、きつねくんとたぬきくんは、山のなかまをよんできました。
うさぎさんが、あずきをたいて、りすさんが、さとうをまぜて、あんこをつくります。
さるくんが、もちごめとおこめをまぜてたいて、ちょっとつぶしてまるめていきます。
せっせ せっせ とつくります。
あまくておいしいおはぎが、どっさりできました。
そして、みんなで、おはぎを、おてらにもっていきます。
おてらにおそなえすると、みるみるうちにそらは、はれわたり、まるで、わらっているようです。
まっさおなそらのした、山のみんなは、うんどうかいをはじめました。
たまいれに、つなひき。
みんな、わいわい、がんります。
そして、さいごは、かけっこ。
せんしゅは、きつねくんとたぬきくん、さるくん、りすさんです。
よーい、ドン!
きつねくんとたぬきくんが、とびだしました。
たぬきくんは、てぬきしません。
きつねくんも、おしりをつねって、はしります。
ふたりならんで、せんとうをはしっています。
そして、なんと、ふたりいっしょに、ゴールしました。
みんな、おおよろこび。
とてもたのしい一日でした。
月からの招待状
樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
児童書・童話
小学生の宙(そら)とルナのほっこりとしたお話。
🔴YouTubeや音声アプリなどに投稿する際には、次の点を守ってください。
●ルナの正体が分かるような画像や説明はNG
●オチが分かってしまうような画像や説明はNG
●リスナーにも上記2点がNGだということを載せてください。
声劇用台本も別にございます。
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる