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サンタさんのメガネ
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サンタさんは、最近目が悪くなってこまっていました。
世界中の子どもたちがプレゼントのお願いのお手紙を送ってくるので、毎晩毎晩、寝る前に暗い部屋で読んでいたら、遠くがよく見えなくなってしまったのです。
日本のはるくんからの手紙には、ゲームをくださいと書いてありました。
サンタさんは、クリスマスまでに、遠くをみえるようにしないといけないなぁ……と、こまりはてていました。
町のメガネ屋さんに行きました。
「遠くが見えるメガネがほしいんじゃが」
サンタさんが言うと、メガネ屋さんは店の奥から水色のメガネをだしてきました。
「これはどうですか? トンボのメガネでよくみえるんですよ」
サンタさんは、早速かけてみました。
「これはいい! 買っていくよ」
クリスマスが近づいてきました。
サンタさんは、トンボのメガネをかけると、そりにのりました。
トナカイさんが走り出します。
そりは、トナカイさんにひっぱられて、ぐんぐんすすみます。
メガネをかけているので、空の道を迷わず、ぐんぐん走っていきます。
広い海の上を走っているときです。
サンタさんは、遠くが見えにくくなってきました。
「おや、おかしいな。よく見えないぞ」
トンボのメガネの調子が悪いみたいです。
冷たい風にあたって、メガネが凍ってきたのです。
「うーん。こまったなぁ」
サンタさんは、スピードを落として、ゆっくりゆっくりすすみます。
「クリスマスに間に合うかなぁ」
今日は、クリスマスイブです。
日本のはるくんの家では、はるくんがサンタさんを、わくわくしながら待っていました。
「おかあさん、サンタさんがくるまで、起きててもいい?」
「だめだめ、サンタさんは、ねむっている子のところにプレゼントをもってくるのよ。早くおふとんに入りなさい」
「じゃあ、サンタさんに、あったかいココアをおいておくよ。手紙も書いとこうっと」
はるくんは、マグカップに熱々のココアをいれて、テーブルの上に置いておきました。
「おやすみ、おかあさん」
はるくんは、ふとんにもぐりこみました。
マグカップから、ほわほわと湯気がでて、空までのぼっていきます。
ほわほわ ほわほわ
湯気はちょうどこの町についたばかりのサンタさんのメガネまでとどきました。
ぱりぱり ぱりぱり
メガネにはっていた氷がとけてきました。
「おや、見えるようになってきたぞ。あの湯気がでている家は、たしかはるくんの家だったな」
サンタさんは、まっすぐはるくんの家をめがけて走ります。
はるくんの家の窓からそーっと入ります。
「かわいい顔をして寝ているね。ゲーム、持ってきたよ。おっ、ちゃんと靴下もつるしてあるぞ」
サンタさんは、靴下のなかにプレゼントを入れました。
テーブルの上の、マグカップをみつけました。
そばには、はるくんの手紙もあります。
「サンタさん、ココア飲んでください。プレゼントありがとう」
サンタさんは、ココアをふぅふぅしながら飲みました。
「あったかくって、おいしいなぁ」
サンタさんのからだは、ぽかぽかしてきました。
「あったまったから、もう大丈夫。次のお友達の家に行くぞ」
トナカイさんに声をかけると、空の道をかけていきました。
ちらちら ちらちら
雪がふりはじめました。
世界中の子どもたちがプレゼントのお願いのお手紙を送ってくるので、毎晩毎晩、寝る前に暗い部屋で読んでいたら、遠くがよく見えなくなってしまったのです。
日本のはるくんからの手紙には、ゲームをくださいと書いてありました。
サンタさんは、クリスマスまでに、遠くをみえるようにしないといけないなぁ……と、こまりはてていました。
町のメガネ屋さんに行きました。
「遠くが見えるメガネがほしいんじゃが」
サンタさんが言うと、メガネ屋さんは店の奥から水色のメガネをだしてきました。
「これはどうですか? トンボのメガネでよくみえるんですよ」
サンタさんは、早速かけてみました。
「これはいい! 買っていくよ」
クリスマスが近づいてきました。
サンタさんは、トンボのメガネをかけると、そりにのりました。
トナカイさんが走り出します。
そりは、トナカイさんにひっぱられて、ぐんぐんすすみます。
メガネをかけているので、空の道を迷わず、ぐんぐん走っていきます。
広い海の上を走っているときです。
サンタさんは、遠くが見えにくくなってきました。
「おや、おかしいな。よく見えないぞ」
トンボのメガネの調子が悪いみたいです。
冷たい風にあたって、メガネが凍ってきたのです。
「うーん。こまったなぁ」
サンタさんは、スピードを落として、ゆっくりゆっくりすすみます。
「クリスマスに間に合うかなぁ」
今日は、クリスマスイブです。
日本のはるくんの家では、はるくんがサンタさんを、わくわくしながら待っていました。
「おかあさん、サンタさんがくるまで、起きててもいい?」
「だめだめ、サンタさんは、ねむっている子のところにプレゼントをもってくるのよ。早くおふとんに入りなさい」
「じゃあ、サンタさんに、あったかいココアをおいておくよ。手紙も書いとこうっと」
はるくんは、マグカップに熱々のココアをいれて、テーブルの上に置いておきました。
「おやすみ、おかあさん」
はるくんは、ふとんにもぐりこみました。
マグカップから、ほわほわと湯気がでて、空までのぼっていきます。
ほわほわ ほわほわ
湯気はちょうどこの町についたばかりのサンタさんのメガネまでとどきました。
ぱりぱり ぱりぱり
メガネにはっていた氷がとけてきました。
「おや、見えるようになってきたぞ。あの湯気がでている家は、たしかはるくんの家だったな」
サンタさんは、まっすぐはるくんの家をめがけて走ります。
はるくんの家の窓からそーっと入ります。
「かわいい顔をして寝ているね。ゲーム、持ってきたよ。おっ、ちゃんと靴下もつるしてあるぞ」
サンタさんは、靴下のなかにプレゼントを入れました。
テーブルの上の、マグカップをみつけました。
そばには、はるくんの手紙もあります。
「サンタさん、ココア飲んでください。プレゼントありがとう」
サンタさんは、ココアをふぅふぅしながら飲みました。
「あったかくって、おいしいなぁ」
サンタさんのからだは、ぽかぽかしてきました。
「あったまったから、もう大丈夫。次のお友達の家に行くぞ」
トナカイさんに声をかけると、空の道をかけていきました。
ちらちら ちらちら
雪がふりはじめました。
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