975 / 1,743
小学生編
花びら雪舞う、北の故郷 47
しおりを挟む
風呂場で俺にもたれるように眠ってしまった瑞樹の身体を清め、バスローブを着せてやった。
今宵の瑞樹は俺の想いに応えるように、どこまでも積極的になってくれた。
優しい瑞樹は、俺の不安も俺の嫉妬も、全部そうやってなぎ倒してくれる。
儚く優しく清らかな中に潜む、瑞樹の男らしい部分を垣間見た気がするよ。
ベッドに瑞樹を寝かせると、入れ違いに芽生が起きた。
「ん……パパぁ、なんじ? ボク……おなか……すいた」
「芽生、起きたのか」
「うん。お兄ちゃんは?」
「お風呂で逆上せたから、少し寝かせるよ」
「おふろ、ぼくも入りたい! パパ、いっしょに入ろう」
「お、おう!」
ここからは父親モードだな。
「じゃあ、風呂を入れてくるから、待ってろ」
「うん!」
風呂場に瑞樹との情事の痕跡が残っていないか、隈なくチェックした。
「おっと、危ない!」
空っぽになった蜂蜜の瓶は、ゴミ箱へ。
これで証拠隠滅だ。
俺はさっき入ったばかりだが、汗をかいたのでちょどいい。
「芽生、入るぞ」
「はーい! パパぁ……今度いつおじいちゃんに会える?」
「ン? 今日会ったばかりだろう」
「うん、でもまたすぐに会いたいな」
「そうか、芽生もくまさんと出逢えてよかったな」
「うん!」
瑞樹とくまさんも、このタイミングで出逢えて良かった。もしも……くまさんと瑞樹が違うタイミングで出逢っていたら、何もかも違う世界になっていただろう。俺と芽生の家族になっていなかっただろう。
そう思うと、人生とは本当に不思議だ。
風呂から上がり、俺は鍋の準備をした。
広樹、君は本当にまめだな。ちゃんと今日の夕食まで仕込んでいってくれるなんて……有り難いよ。
長男らしい気遣いが、心地良い。俺の兄とは真逆だが、根本的な部分は同じなんだな。
「わぁ、いいにおい~」
「石狩鍋だぞ」
「いしかり?」
「石狩鍋」とは、 鮭と野菜を煮て味噌仕立てで味わう北海道の郷土料理だ。仕上げにバターを加えてコクと風味をプラスしろと、広樹からのメモに書いてあったので、バターを真ん中にのせると、とろりと溶けていった。
「わぁぁ、バターさんがとろけていくねぇ」
「熱々だからな」
「とろとろだぁ」
「とろとろか……」
****
風呂場で眠ってしまった僕は、気が付くとバスローブ姿のままベッドに寝かされていた。
また抱き潰されてしまったのか。そう思うと男なのに恥ずかしい気持ちと、意識を失うほど高められたことに、ドキドキした。
僅かに漏れる灯りの先から、いい匂いが漂ってくる。
もしかして、石狩鍋?
僕の大好物だ。僕の味覚はお父さんと似ていたのかな? シチューもそうだけれど、石狩鍋もお父さんの好物だった。
お父さんの血が流れているこの身体が、とても愛おしい。
お父さん、ずっと忘れていてごめんなさい。今なら思い出せます。お父さんの声、お父さんの顔、お父さんの手、お父さんの笑顔……お父さん……っ
手を伸ばし、目を瞑った。
会いたくて――
幼い頃こんな風に手を伸ばしたら、いつも抱っこしてくれたお父さん。
会いたいけれど、もう会えない人。
だが……今日からは沢山思い出していく。
会えないから、思い出したくもなかった過去は、もう解放された。
もう一度手を伸ばしたら、グイッと引き上げられた。
「瑞樹、起きたのか」
「宗吾さん!」
ギュッと抱きしめられた。
「身体、大丈夫か。負担かけたよな」
「いいんです。嬉しかったので」
「ありがとう。夕食に石狩鍋を作ったよ。広樹が大半仕込んでくれたものだが」
「嬉しいです。あっ、芽生くんは?」
「向こうで待ってるよ」
「今、行きます」
明るい方向へ進もう。
寝室から居間に移動すると、天使が待っていた。
「お兄ちゃん! 見て見て~ バターがトロトロ」
「バターをのせるのが美味しさの秘訣なんだよ」
「ふぅん。何だか、お兄ちゃんみたいだね」
「え? ぼ、僕はとろけないよ……」(さっきとろけたけど)
「とろける? 『おいしさのひけつ』ってことだよぉ?」
「あぁそっちか」
「うん。僕とお父さんだけだとね……なんだか足りないの」
芽生くんがキラキラな瞳で、訴えてくる。
「もう、お兄ちゃんがいないとダメなんだよ。ぼくの家族にはね!」
「あ……ありがとう」
いつも、いつだって優しい言葉が降ってくる。
芽生くん、君は……なんて優しいんだ。
「僕はここにいるよ。どこにもいかないよ」
「ヤクソクだよ。ボク……しんぱいしちゃった」
「ごめんね。芽生くん」
「お兄ちゃんっ」
まだ七歳の小さな少年は、僕の天使。
花びら雪は、ここにも降っている。
****
みーくんたちを見送って、ログハウスに戻る。
いつもなら殺風景な風景なのに、今日は違う。
明るい空気。
笑顔の残像が、そこかしこに散らばっている。
だから、今日なら会えそうだ。
冷蔵庫から缶ビールを一本取り出し、飲みながら二階に上がり、左の部屋に入る。
部屋の壁という壁、全てに飾ってある大樹さんたちの写真。
一枚一枚に挨拶をする。
「澄子さん、幸せな笑顔ですね」
「なっくん、お兄ちゃんに抱っこされて嬉しそうだな」
「大樹さん……相変わらずカッコイイですね」
幸せを絵に描いたような家族に、乾杯。
最後に……
最後の一枚に挨拶しよう。
最期の大樹さんに。
『熊田、あと一枚撮れるから、一緒に撮ろう!』
『えぇ、大樹さんとツーショットですか』
『あぁ、熊田は俺の家族同然だからな。ほらもっと寄れよ!』
カシャッ――
大樹さんの黒い一眼レフで自撮りした、ラフな写真。
そこに映るのは今よりずっと若い、二人の笑顔だ。
『よし、これでいい。全部、現像してみてくれ』
『雨の中、すみませんでした』
『大丈夫だよ、気にするな。このカメラごと預けるから、後は頼む』
そうか……『後は頼む』だったのか。
最後にそう言って別れた。
『はい、任せて下さい』
大樹さん、俺にみーくんという希望を残して下さってありがとうございます。
大樹さんが見守れなかった分……俺が見守っていきます。
今宵の瑞樹は俺の想いに応えるように、どこまでも積極的になってくれた。
優しい瑞樹は、俺の不安も俺の嫉妬も、全部そうやってなぎ倒してくれる。
儚く優しく清らかな中に潜む、瑞樹の男らしい部分を垣間見た気がするよ。
ベッドに瑞樹を寝かせると、入れ違いに芽生が起きた。
「ん……パパぁ、なんじ? ボク……おなか……すいた」
「芽生、起きたのか」
「うん。お兄ちゃんは?」
「お風呂で逆上せたから、少し寝かせるよ」
「おふろ、ぼくも入りたい! パパ、いっしょに入ろう」
「お、おう!」
ここからは父親モードだな。
「じゃあ、風呂を入れてくるから、待ってろ」
「うん!」
風呂場に瑞樹との情事の痕跡が残っていないか、隈なくチェックした。
「おっと、危ない!」
空っぽになった蜂蜜の瓶は、ゴミ箱へ。
これで証拠隠滅だ。
俺はさっき入ったばかりだが、汗をかいたのでちょどいい。
「芽生、入るぞ」
「はーい! パパぁ……今度いつおじいちゃんに会える?」
「ン? 今日会ったばかりだろう」
「うん、でもまたすぐに会いたいな」
「そうか、芽生もくまさんと出逢えてよかったな」
「うん!」
瑞樹とくまさんも、このタイミングで出逢えて良かった。もしも……くまさんと瑞樹が違うタイミングで出逢っていたら、何もかも違う世界になっていただろう。俺と芽生の家族になっていなかっただろう。
そう思うと、人生とは本当に不思議だ。
風呂から上がり、俺は鍋の準備をした。
広樹、君は本当にまめだな。ちゃんと今日の夕食まで仕込んでいってくれるなんて……有り難いよ。
長男らしい気遣いが、心地良い。俺の兄とは真逆だが、根本的な部分は同じなんだな。
「わぁ、いいにおい~」
「石狩鍋だぞ」
「いしかり?」
「石狩鍋」とは、 鮭と野菜を煮て味噌仕立てで味わう北海道の郷土料理だ。仕上げにバターを加えてコクと風味をプラスしろと、広樹からのメモに書いてあったので、バターを真ん中にのせると、とろりと溶けていった。
「わぁぁ、バターさんがとろけていくねぇ」
「熱々だからな」
「とろとろだぁ」
「とろとろか……」
****
風呂場で眠ってしまった僕は、気が付くとバスローブ姿のままベッドに寝かされていた。
また抱き潰されてしまったのか。そう思うと男なのに恥ずかしい気持ちと、意識を失うほど高められたことに、ドキドキした。
僅かに漏れる灯りの先から、いい匂いが漂ってくる。
もしかして、石狩鍋?
僕の大好物だ。僕の味覚はお父さんと似ていたのかな? シチューもそうだけれど、石狩鍋もお父さんの好物だった。
お父さんの血が流れているこの身体が、とても愛おしい。
お父さん、ずっと忘れていてごめんなさい。今なら思い出せます。お父さんの声、お父さんの顔、お父さんの手、お父さんの笑顔……お父さん……っ
手を伸ばし、目を瞑った。
会いたくて――
幼い頃こんな風に手を伸ばしたら、いつも抱っこしてくれたお父さん。
会いたいけれど、もう会えない人。
だが……今日からは沢山思い出していく。
会えないから、思い出したくもなかった過去は、もう解放された。
もう一度手を伸ばしたら、グイッと引き上げられた。
「瑞樹、起きたのか」
「宗吾さん!」
ギュッと抱きしめられた。
「身体、大丈夫か。負担かけたよな」
「いいんです。嬉しかったので」
「ありがとう。夕食に石狩鍋を作ったよ。広樹が大半仕込んでくれたものだが」
「嬉しいです。あっ、芽生くんは?」
「向こうで待ってるよ」
「今、行きます」
明るい方向へ進もう。
寝室から居間に移動すると、天使が待っていた。
「お兄ちゃん! 見て見て~ バターがトロトロ」
「バターをのせるのが美味しさの秘訣なんだよ」
「ふぅん。何だか、お兄ちゃんみたいだね」
「え? ぼ、僕はとろけないよ……」(さっきとろけたけど)
「とろける? 『おいしさのひけつ』ってことだよぉ?」
「あぁそっちか」
「うん。僕とお父さんだけだとね……なんだか足りないの」
芽生くんがキラキラな瞳で、訴えてくる。
「もう、お兄ちゃんがいないとダメなんだよ。ぼくの家族にはね!」
「あ……ありがとう」
いつも、いつだって優しい言葉が降ってくる。
芽生くん、君は……なんて優しいんだ。
「僕はここにいるよ。どこにもいかないよ」
「ヤクソクだよ。ボク……しんぱいしちゃった」
「ごめんね。芽生くん」
「お兄ちゃんっ」
まだ七歳の小さな少年は、僕の天使。
花びら雪は、ここにも降っている。
****
みーくんたちを見送って、ログハウスに戻る。
いつもなら殺風景な風景なのに、今日は違う。
明るい空気。
笑顔の残像が、そこかしこに散らばっている。
だから、今日なら会えそうだ。
冷蔵庫から缶ビールを一本取り出し、飲みながら二階に上がり、左の部屋に入る。
部屋の壁という壁、全てに飾ってある大樹さんたちの写真。
一枚一枚に挨拶をする。
「澄子さん、幸せな笑顔ですね」
「なっくん、お兄ちゃんに抱っこされて嬉しそうだな」
「大樹さん……相変わらずカッコイイですね」
幸せを絵に描いたような家族に、乾杯。
最後に……
最後の一枚に挨拶しよう。
最期の大樹さんに。
『熊田、あと一枚撮れるから、一緒に撮ろう!』
『えぇ、大樹さんとツーショットですか』
『あぁ、熊田は俺の家族同然だからな。ほらもっと寄れよ!』
カシャッ――
大樹さんの黒い一眼レフで自撮りした、ラフな写真。
そこに映るのは今よりずっと若い、二人の笑顔だ。
『よし、これでいい。全部、現像してみてくれ』
『雨の中、すみませんでした』
『大丈夫だよ、気にするな。このカメラごと預けるから、後は頼む』
そうか……『後は頼む』だったのか。
最後にそう言って別れた。
『はい、任せて下さい』
大樹さん、俺にみーくんという希望を残して下さってありがとうございます。
大樹さんが見守れなかった分……俺が見守っていきます。
22
お気に入りに追加
834
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
「君の為の時間は取れない」と告げた旦那様の意図を私はちゃんと理解しています。
あおくん
恋愛
憧れの人であった旦那様は初夜が終わったあと私にこう告げた。
「君の為の時間は取れない」と。
それでも私は幸せだった。だから、旦那様を支えられるような妻になりたいと願った。
そして騎士団長でもある旦那様は次の日から家を空け、旦那様と入れ違いにやって来たのは旦那様の母親と見知らぬ女性。
旦那様の告げた「君の為の時間は取れない」という言葉はお二人には別の意味で伝わったようだ。
あなたは愛されていない。愛してもらうためには必要なことだと過度な労働を強いた結果、過労で倒れた私は記憶喪失になる。
そして帰ってきた旦那様は、全てを忘れていた私に困惑する。
※35〜37話くらいで終わります。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる