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発展編
帰郷 18
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「瑞樹、眠いのか」
「……いえ、大丈夫です」
と答えたものの本音は眠かった。何だか突然猛烈に眠くなってしまった。
やっぱり今日は疲れていたのかな。酔いがいつもより早く回ってしまったようだ。でも寝ちゃ駄目だよな。この部屋には潤がいるのに……
実家にいた時、高校の登下校時に見知らぬ年上の男性に執拗に付きまとわれるというストーカー事件があってから同性の視線が怖くなった時期があった。同時期に血の繋がらない弟の潤から風呂の度に躰を触られる恥しい行為を受けて、戸惑っていた。
だから家でも外でも気を抜けなかった。あの頃は潤とふたりきりにならないように気を付けていた。
なのに今日……僕は気が付いたら潤を家に招き入れていた。何故だろう。あんなに怖がっていた存在なのに、潤はあの頃のままではなかった。成人し社会人としてしっかり工事現場で働いて、中学生の頃の面影はもう微塵もなかった。
僕は今になって、本当は亡くなった弟の分も可愛がってあげたかった潤だったことを思い出していた。
「瑞樹。ほら肩にもたれて」
「宗吾さん……いや、僕だけ先に眠るなんて」
「今日は俺がいるから先に眠っていいぞ」
「……でも」
「ほら」
優しく僕の頭を誘導してくれる手が好きだ。宗吾さんの肩にもたれると、温かい体温をぐっと近くに感じた。
すごく落ち着くな。あぁそうか、宗吾さんがいるから大丈夫なんだ。そう思ったら急激な睡魔に襲われてしまい、ますます瞼が重たくなってしまった。
****
「瑞樹……寝ちゃったな」
「あぁ、ぐっすりだ。もう少し深く眠ったらベッドに連れて行こう」
「オレは……瑞樹のそんな無防備な姿見たことがなかった」
「君と瑞樹は、その、実の兄弟ではないんだよな」
「えっ何で、それを知って」
「ん、瑞樹から聞いてな」
「そうなのか……瑞樹がそれ、自分の口から言えたのか」
弟はとても驚いていた。瑞樹のことだから必死に引き取られた家に馴染もうと努力しただろう。自分から血が繋がらないなんて、きっと周りには一度も言わなかっただろう。
懸命に素直に優しく生きる瑞樹らしいよ。
「そっか、そういうあなたは瑞樹と真剣に付き合ってんの? 」
「そうだ」
何も恥じることはない。堂々と即答してやると、彼は少し呆気にとられた顔をした後、自嘲気味に笑った。
「そっか……やっぱりそうなのか。さっきから瑞樹の表情が全然違っていたので分かっていたけどさ。驚いたよ……オレは瑞樹にそんな顔させてやること出来なかったのにな。その逆のことばかりしてしまった」
「だが今日、瑞樹は君と楽しそうに過ごしていたんじゃないか。このココアだって」
リビングテーブルに置かれたマグカップを見ると、ココアが飲みかけだった。瑞樹が彼のためにいれたものだろう。
「え? 」
「俺も以前ご馳走になったことがあるが、『少し甘めだね』と言うと、瑞樹が弟の好みを覚えてしまってと恥ずかしそうに笑っていたよ」
「……そんな」
彼は何かを後悔している。そんな予感がした。
「君、もしかして何か悩みでもあるのか」
「えっない! 何もない!」
ムキになったということは図星か。まぁこの位の年代の子が聞かれて素直に言い出すとは思えないし……いきなり初対面のオレに話す気になんてならないよな。
「まぁいい。だが話したくなったらいつでも受け付けるぞ。これ名刺だ。俺の携帯番号も書いてあるからな。君よりはかなり大人だから何かの役に立つかもな」
「はっ……大人は名刺ばかりだな。 でも、オレなんかにいいのかよ? 気軽に渡して後悔するかもしれないぜ」
わざと尖がっているのが見え隠れして、可愛いな。
二十歳そこそこの頃ってツンツンして粋がって……俺もこんなだったな。
「君は瑞樹の弟だろう。だから渡した。さてとそろそろベッドに寝かしてくるよ」
「あ……オレはもう帰るよ。明日も朝から現場だし」
「そうか。また会おうな」
「会うような気がする……あの」
「なんだ? 」
「あんたを信頼しても? 」
「あぁ信頼して欲しい」
彼にとっても、いろいろ驚きの連続だったろう。
瑞樹との関係を修復していけるといいな。少なくとも可能性は高い。俺を素直に受け入れてくれたのだから、きっと上手くいくよ。
「瑞樹……弟が帰るってよ」
「あぁいいよ。そのまま寝かしてやってくれ。瑞樹、疲れているようだし。鍵閉めてポストに入れていくから」
「そうか。悪いな」
彼は素直に帰って行った。これでよかったのか。今日俺が来たのは瑞樹の役に立ったか。俺の肩にもたれてスヤスヤと寝息をたてる瑞樹に問いかけたくなる。
「さてと……このままじゃ風邪引くからベッドにいくぞ」
そう話しかけるが返事はない。やれやれ起きそうもないな。俺は瑞樹の膝の裏に手をまわし、横抱きにして立ち上がった。
懐かしい……瑞樹に出会って間もない頃もこんな風に横抱きしてやった。
君との距離、あの頃もよりもずっとずっと近づいたな。
ベッドに降ろすと彼がまだスーツ姿なのに今更ながら気が付いた。流石にこのままでは休んだ気がしないだろう。
「瑞樹。スーツのままだと皺になるぞ」
「ん……でも……ねむくて」
「やれやれ、小さな子供みたいに」
「着替えさせても? 」
「……はい」
コクンと可愛く頷く様子に、胸がドキっとする。か……可愛すぎる。ずっと甘えるのが下手で頑張り屋の君が、こんなに素直に俺には甘えてくれるなんて。酔っぱらっているからなのか。いつもよりずっと無防備で可愛く甘い雰囲気に、おいおい、ここにいるのが俺だけで本当に良かったと胸をなでおろす。
「着替え……ここに置いてあるスウェットでいいか」
「あ……は……い」
まだぽわっとした様子の瑞樹のネクタイを緩めてやると、ふぅっと耳元に息がかかった。最後に飲んだ赤ワインの匂いと瑞樹の匂いが混ざり実に官能的だ。
さてこのまま脱がしていいものか。(はーまずいまずい。このまま押し倒したくなるよ)
ワイシャツのボタンに手を掛けると、まだ夢見心地な瑞樹も指を伸ばして手伝おうした。
「あっ……」
「いいよ。ボタン位、外してあげよう」
「……す……みません」
なんだかかなりドキドキしてくるぞ。
これはただの着替えの介助なのに、まるで今から君を抱くようだ!
「……いえ、大丈夫です」
と答えたものの本音は眠かった。何だか突然猛烈に眠くなってしまった。
やっぱり今日は疲れていたのかな。酔いがいつもより早く回ってしまったようだ。でも寝ちゃ駄目だよな。この部屋には潤がいるのに……
実家にいた時、高校の登下校時に見知らぬ年上の男性に執拗に付きまとわれるというストーカー事件があってから同性の視線が怖くなった時期があった。同時期に血の繋がらない弟の潤から風呂の度に躰を触られる恥しい行為を受けて、戸惑っていた。
だから家でも外でも気を抜けなかった。あの頃は潤とふたりきりにならないように気を付けていた。
なのに今日……僕は気が付いたら潤を家に招き入れていた。何故だろう。あんなに怖がっていた存在なのに、潤はあの頃のままではなかった。成人し社会人としてしっかり工事現場で働いて、中学生の頃の面影はもう微塵もなかった。
僕は今になって、本当は亡くなった弟の分も可愛がってあげたかった潤だったことを思い出していた。
「瑞樹。ほら肩にもたれて」
「宗吾さん……いや、僕だけ先に眠るなんて」
「今日は俺がいるから先に眠っていいぞ」
「……でも」
「ほら」
優しく僕の頭を誘導してくれる手が好きだ。宗吾さんの肩にもたれると、温かい体温をぐっと近くに感じた。
すごく落ち着くな。あぁそうか、宗吾さんがいるから大丈夫なんだ。そう思ったら急激な睡魔に襲われてしまい、ますます瞼が重たくなってしまった。
****
「瑞樹……寝ちゃったな」
「あぁ、ぐっすりだ。もう少し深く眠ったらベッドに連れて行こう」
「オレは……瑞樹のそんな無防備な姿見たことがなかった」
「君と瑞樹は、その、実の兄弟ではないんだよな」
「えっ何で、それを知って」
「ん、瑞樹から聞いてな」
「そうなのか……瑞樹がそれ、自分の口から言えたのか」
弟はとても驚いていた。瑞樹のことだから必死に引き取られた家に馴染もうと努力しただろう。自分から血が繋がらないなんて、きっと周りには一度も言わなかっただろう。
懸命に素直に優しく生きる瑞樹らしいよ。
「そっか、そういうあなたは瑞樹と真剣に付き合ってんの? 」
「そうだ」
何も恥じることはない。堂々と即答してやると、彼は少し呆気にとられた顔をした後、自嘲気味に笑った。
「そっか……やっぱりそうなのか。さっきから瑞樹の表情が全然違っていたので分かっていたけどさ。驚いたよ……オレは瑞樹にそんな顔させてやること出来なかったのにな。その逆のことばかりしてしまった」
「だが今日、瑞樹は君と楽しそうに過ごしていたんじゃないか。このココアだって」
リビングテーブルに置かれたマグカップを見ると、ココアが飲みかけだった。瑞樹が彼のためにいれたものだろう。
「え? 」
「俺も以前ご馳走になったことがあるが、『少し甘めだね』と言うと、瑞樹が弟の好みを覚えてしまってと恥ずかしそうに笑っていたよ」
「……そんな」
彼は何かを後悔している。そんな予感がした。
「君、もしかして何か悩みでもあるのか」
「えっない! 何もない!」
ムキになったということは図星か。まぁこの位の年代の子が聞かれて素直に言い出すとは思えないし……いきなり初対面のオレに話す気になんてならないよな。
「まぁいい。だが話したくなったらいつでも受け付けるぞ。これ名刺だ。俺の携帯番号も書いてあるからな。君よりはかなり大人だから何かの役に立つかもな」
「はっ……大人は名刺ばかりだな。 でも、オレなんかにいいのかよ? 気軽に渡して後悔するかもしれないぜ」
わざと尖がっているのが見え隠れして、可愛いな。
二十歳そこそこの頃ってツンツンして粋がって……俺もこんなだったな。
「君は瑞樹の弟だろう。だから渡した。さてとそろそろベッドに寝かしてくるよ」
「あ……オレはもう帰るよ。明日も朝から現場だし」
「そうか。また会おうな」
「会うような気がする……あの」
「なんだ? 」
「あんたを信頼しても? 」
「あぁ信頼して欲しい」
彼にとっても、いろいろ驚きの連続だったろう。
瑞樹との関係を修復していけるといいな。少なくとも可能性は高い。俺を素直に受け入れてくれたのだから、きっと上手くいくよ。
「瑞樹……弟が帰るってよ」
「あぁいいよ。そのまま寝かしてやってくれ。瑞樹、疲れているようだし。鍵閉めてポストに入れていくから」
「そうか。悪いな」
彼は素直に帰って行った。これでよかったのか。今日俺が来たのは瑞樹の役に立ったか。俺の肩にもたれてスヤスヤと寝息をたてる瑞樹に問いかけたくなる。
「さてと……このままじゃ風邪引くからベッドにいくぞ」
そう話しかけるが返事はない。やれやれ起きそうもないな。俺は瑞樹の膝の裏に手をまわし、横抱きにして立ち上がった。
懐かしい……瑞樹に出会って間もない頃もこんな風に横抱きしてやった。
君との距離、あの頃もよりもずっとずっと近づいたな。
ベッドに降ろすと彼がまだスーツ姿なのに今更ながら気が付いた。流石にこのままでは休んだ気がしないだろう。
「瑞樹。スーツのままだと皺になるぞ」
「ん……でも……ねむくて」
「やれやれ、小さな子供みたいに」
「着替えさせても? 」
「……はい」
コクンと可愛く頷く様子に、胸がドキっとする。か……可愛すぎる。ずっと甘えるのが下手で頑張り屋の君が、こんなに素直に俺には甘えてくれるなんて。酔っぱらっているからなのか。いつもよりずっと無防備で可愛く甘い雰囲気に、おいおい、ここにいるのが俺だけで本当に良かったと胸をなでおろす。
「着替え……ここに置いてあるスウェットでいいか」
「あ……は……い」
まだぽわっとした様子の瑞樹のネクタイを緩めてやると、ふぅっと耳元に息がかかった。最後に飲んだ赤ワインの匂いと瑞樹の匂いが混ざり実に官能的だ。
さてこのまま脱がしていいものか。(はーまずいまずい。このまま押し倒したくなるよ)
ワイシャツのボタンに手を掛けると、まだ夢見心地な瑞樹も指を伸ばして手伝おうした。
「あっ……」
「いいよ。ボタン位、外してあげよう」
「……す……みません」
なんだかかなりドキドキしてくるぞ。
これはただの着替えの介助なのに、まるで今から君を抱くようだ!
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