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14章
身も心も 25
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洋が自らパジャマを脱ぎ捨て、私のベッドに潜り込んで来る。
胸が少年のように高鳴る。
天女が羽衣を置き地上に舞い降りてきたかの如く、洋は私に抱かれるために全てを曝け出してくれる。
強く抱いてもいい。荒々しく想いの丈をぶつけてもいいと、言ってくれる。
こんなに幸せなことがあるだろうか。
洋を私の下に巻き込み軽く口づけを落とすと、艶めいた笑みを浮かべて、私をじっと見上げた。
「どうした? 余裕だな」
「ふっ、優しいんだな、もっと荒々しく抱かれると思ったのに」
「最初はな……だがそんな顔をしていられるのも、今のうちだ」
言葉で煽られ、今度は洋の唇を力強く塞いだ。
濃密なキスをしながら洋の胸元を手で弄り、ツンと尖って主張している乳首を弄ると、洋が途端に息を切らせて乱れ出す。
ここが弱いのだ。
ここを弱くしたのは、私だ。
「あっ……ふっ……あっ、あっ」
洋の両手首を束ねて頭上で固定し、突起を甘噛みし、舌で撫で上げる。
強引な動きが止まらなくなっていく。
洋は胸への絶え間ない愛撫で、ハァハァと息を切らせていた。
「ン……っ」
洋が悶える度に純白のシーツが乱れ、髪も乱れ……美しい輪郭を描く頬にかかり色っぽい。
「……扇情的だ」
「言うな」
「洋のこんな姿を見られるのは、私だけだ」
湧き上がる独占欲に酔いしれて――
最初はリズミカルに次第に荒々しく唇を翠上げて、乳首への刺激を強くしていった。
「ううっ」
艶めく洋は、羽衣を置いてもなお天女のように艶めかしく溜まらない。
「洋は……私の全てだ。生きる源だ」
「丈……俺、お前に求められるのが好きだ。だから……どこにも行けないように、強く激しく抱かれるのが好きみたいだ」
「随分と煽るな」
どんな私でも受け入れて許してくれる存在が愛おしい。
洋の存在が、私をどんどん強くする。
「翠兄さんの手術……緊張したよ」
「……うん。そうだと思った」
「私は……頑張った。怖かったが気持ちを奮い立てたんだ」
「ん……」
格好悪いことを。
洋にここまで弱味を、かつて見せたことがあっただろうか。
「丈は人間らしくなったな。人間なら得手不得手、弱味があって当然だ。それを認められる人は強いよ。流石、俺の丈だ」
洋が息をすうっと吐きながら、私を包み込むように抱きしめてくれた。
「ここに、痕をつけてもいいか」
「あぁ、沢山つけてくれ」
洋の胸に唇を這わせ、滑らかで白い素肌を吸い上げて痕を散らしていった。
洋は嫌がるかもしれないから口に出さないが、男なら抱く独占欲に塗れて、洋を抱いている。
洋だって男だから、男としても自尊心があるだろうに、どこまでも寛容に寛大に、
私の侵入を受け入れてくれるから泣けてくる。
雄々しい気分が一層高まっていくのと同時に、あまりに優しい恋人に泣けてくるのだ。
「丈、何故泣く?」
「泣いてなんか……」
言葉とは裏腹に緊張感が溶けたせいか、微かに身体が震えていた。
「寒いのか……俺の中に入れよ、暖めてやる」
今宵も身体を寄せ合い、二人は重なって行く。
洋の中はとても暖かく心地良かった。
「いい……すごく……いいよ」
私の声に反応するように、洋の体温もじわりと上昇していく。
「じょ……丈……丈」
次第に切羽詰まった声を上げだし、洋自身も腰を上下に動かし、私の律動を追いかけてくれる。
「一緒に極めるぞ、付いてこられるか」
「あぁ……はぁ……ふっ……あっ、あ」
法悦の時を迎えるために洋の細腰を両手で掴んで足を思いっきり開脚させて、腰を打ち付けた。
「耐えられるか」
「大丈夫だよ……んんっ、あ!」
洋の身体は……絶品だ。
吸い付くような肌も熱い中も……私に抱かれることで色づき悦んでくれる身体も……何もかも素晴らしかった。
「どうだ?」
「ん……いいっ、気持ちいい……」
容赦なく、とめどなく腰を打ち付け、美しい美貌を堪能しながら最奥に精を放つと、洋も一緒に極めた。
「大丈夫か。強引過ぎたな」
「キツかった……でもよかった。オペが成功した後のいつもの丈だから……安心したよ。俺はどんな丈でも……愛している」
「参ったよ。洋には敵わない」
「丈だからだ……とてもシンプルに愛しているからだ」
「目眩がする程、いい男だな、洋は」
お互いの愛情を交歓し、確かめ合うような、オペ明けの熱い逢瀬だった。
胸が少年のように高鳴る。
天女が羽衣を置き地上に舞い降りてきたかの如く、洋は私に抱かれるために全てを曝け出してくれる。
強く抱いてもいい。荒々しく想いの丈をぶつけてもいいと、言ってくれる。
こんなに幸せなことがあるだろうか。
洋を私の下に巻き込み軽く口づけを落とすと、艶めいた笑みを浮かべて、私をじっと見上げた。
「どうした? 余裕だな」
「ふっ、優しいんだな、もっと荒々しく抱かれると思ったのに」
「最初はな……だがそんな顔をしていられるのも、今のうちだ」
言葉で煽られ、今度は洋の唇を力強く塞いだ。
濃密なキスをしながら洋の胸元を手で弄り、ツンと尖って主張している乳首を弄ると、洋が途端に息を切らせて乱れ出す。
ここが弱いのだ。
ここを弱くしたのは、私だ。
「あっ……ふっ……あっ、あっ」
洋の両手首を束ねて頭上で固定し、突起を甘噛みし、舌で撫で上げる。
強引な動きが止まらなくなっていく。
洋は胸への絶え間ない愛撫で、ハァハァと息を切らせていた。
「ン……っ」
洋が悶える度に純白のシーツが乱れ、髪も乱れ……美しい輪郭を描く頬にかかり色っぽい。
「……扇情的だ」
「言うな」
「洋のこんな姿を見られるのは、私だけだ」
湧き上がる独占欲に酔いしれて――
最初はリズミカルに次第に荒々しく唇を翠上げて、乳首への刺激を強くしていった。
「ううっ」
艶めく洋は、羽衣を置いてもなお天女のように艶めかしく溜まらない。
「洋は……私の全てだ。生きる源だ」
「丈……俺、お前に求められるのが好きだ。だから……どこにも行けないように、強く激しく抱かれるのが好きみたいだ」
「随分と煽るな」
どんな私でも受け入れて許してくれる存在が愛おしい。
洋の存在が、私をどんどん強くする。
「翠兄さんの手術……緊張したよ」
「……うん。そうだと思った」
「私は……頑張った。怖かったが気持ちを奮い立てたんだ」
「ん……」
格好悪いことを。
洋にここまで弱味を、かつて見せたことがあっただろうか。
「丈は人間らしくなったな。人間なら得手不得手、弱味があって当然だ。それを認められる人は強いよ。流石、俺の丈だ」
洋が息をすうっと吐きながら、私を包み込むように抱きしめてくれた。
「ここに、痕をつけてもいいか」
「あぁ、沢山つけてくれ」
洋の胸に唇を這わせ、滑らかで白い素肌を吸い上げて痕を散らしていった。
洋は嫌がるかもしれないから口に出さないが、男なら抱く独占欲に塗れて、洋を抱いている。
洋だって男だから、男としても自尊心があるだろうに、どこまでも寛容に寛大に、
私の侵入を受け入れてくれるから泣けてくる。
雄々しい気分が一層高まっていくのと同時に、あまりに優しい恋人に泣けてくるのだ。
「丈、何故泣く?」
「泣いてなんか……」
言葉とは裏腹に緊張感が溶けたせいか、微かに身体が震えていた。
「寒いのか……俺の中に入れよ、暖めてやる」
今宵も身体を寄せ合い、二人は重なって行く。
洋の中はとても暖かく心地良かった。
「いい……すごく……いいよ」
私の声に反応するように、洋の体温もじわりと上昇していく。
「じょ……丈……丈」
次第に切羽詰まった声を上げだし、洋自身も腰を上下に動かし、私の律動を追いかけてくれる。
「一緒に極めるぞ、付いてこられるか」
「あぁ……はぁ……ふっ……あっ、あ」
法悦の時を迎えるために洋の細腰を両手で掴んで足を思いっきり開脚させて、腰を打ち付けた。
「耐えられるか」
「大丈夫だよ……んんっ、あ!」
洋の身体は……絶品だ。
吸い付くような肌も熱い中も……私に抱かれることで色づき悦んでくれる身体も……何もかも素晴らしかった。
「どうだ?」
「ん……いいっ、気持ちいい……」
容赦なく、とめどなく腰を打ち付け、美しい美貌を堪能しながら最奥に精を放つと、洋も一緒に極めた。
「大丈夫か。強引過ぎたな」
「キツかった……でもよかった。オペが成功した後のいつもの丈だから……安心したよ。俺はどんな丈でも……愛している」
「参ったよ。洋には敵わない」
「丈だからだ……とてもシンプルに愛しているからだ」
「目眩がする程、いい男だな、洋は」
お互いの愛情を交歓し、確かめ合うような、オペ明けの熱い逢瀬だった。
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