1,060 / 1,657
13章
安志&涼編 『僕の決意』22
しおりを挟む
【R18】
「あの……安志さん……その、手の位置が恥ずかしい」
さっきからずっと安志さんに両手を頭上で拘束されているので、いつもみたいに顔を隠したり口元を押さえたり出来ないのが、無性に恥ずかしくて仕方がなかった。
「涼、今日はこのまましよう。いつもイク時に顔を隠しちゃうだろう。ずっと全部見たいと思ってた」
「だって……あんな顔……見せても」
安志さんは、クスっと笑った。
「まぁそういう控えめな所もいいが、今日は駄目。これは心配かけたお仕置きと、俺を色っぽく誘ったお礼だ」
「な・に・それっ!」
唖然としてしまった。
もう……それって矛盾してるよ!
でも、いつもの安志さんと違うことに、ゾクゾクしてきた。
いつも僕を抱く時は紳士的で、絶対に僕が少しでも嫌がることはしないし、いつもキスする時も挿れるときも、細かいほど「していいか」って聞いてくるのに……今日はグイグイと強引で積極的だ。
でも、こんな安志さんも好きだ。
もしかして……いつもは僕に気遣って抑えている部分があるのかな。
もっと、さらけ出して欲しい。
もっと、本当の安志さんに会わせてよ。
僕はまだまだ安志さんからしたら頼りない十代だけど、進む道に迷いはないから。
「あっ……ん……んっ……」
安志さんが熱心に僕の胸の粒を愛撫してくるので、気持ち良くて声が漏れ出す。舌先で弾かれたり転がされたり……コリコリになった乳首を口の中に含まれて吸われたり、せわしない程の動きだ。
「あっ駄目! もうそこはヤダ……」
「とても良さそうだ。涼の顔蕩けそうで堪らないよ。今日はよく見えるしな」
いつもなら手で顔を覆うところなのに、すべてを見られている。
「なぁ、もっと感じて」
耳元で囁かれると、躰がかっと熱くなる。安志さんはそのまま僕のジーパンの前を開き、手を差し込んできた。
「あっ!」
下着越しに指が触れた。そのまま勃起しつつあるそれを形を辿るようにじっくり撫でられて、柔らかく揉み込まれる。途端に脳まで甘い痺れが駆け巡ってくる。
手はまだ頭上で、唇をぴったりと重ねられ、もう片方の手で下半身を弄られる。こ、これって……すごく卑猥なポーズだ。
自分の姿を客観的に感じて、更にドキドキしてしまう。
こんな風に大人っぽく抱かれるのは、初めてだ。安志さんもいつもより余裕がないのか、激しい動きを繰り返している。
今度は耳朶を甘くかまれ囁かれた。
「涼。もう……他の男に身体を許すなよ。キスも駄目だ。嫌だ」
あ……もしかして安志さん……嫉妬してくれたの?
「涼、俺、大人げないが……本当は嫌なんだ。お前が他の男といるの」
いつにない言葉を安志さんが漏らした。そうか……僕はこういう姿を見せて欲しかったのかもしれない。
「うん……ごめん。僕に触れていいのは、安志さんだけだ。安志さんに触れていいのも僕だけだよ。洋兄さんだって駄目だ」
「涼、俺こそごめん。お前と洋は全然違うのに間違えて」
下着の中で、僕のものが硬く勃ち上がったのを感じた。
「おっ! 可愛い。随分大きくしたな」
ズボンを膝まで下着ごと下げられてしまった。すると解放された僕の性器が芯を持ち、覆いかぶさっていた安志さんの腹に当たってしまった。安志さんは微笑みながら、それを握りしめた。
「あっ……あっ」
僕は切ない声をあげてしまう。女でもないのに、こんなに声をあげて恥ずかしい! いつものように口を押さえたいのに叶わない。
「涼、我慢しなくていいから、もっと出せよ。啼いてくれ……いい声だよ。すごく可愛い。もっと聞かせてくれ」
そのまま安志さんに腰を抱え込まれ、安志さんの勃ったものと僕のものを擦り合わされる。うわっ! これも……とんでもなく気持ち良くて溜まらない。今日の安志さんスゴイ。今までしなかったようなことを次々としてくる。
「ん、つ……っ、あぁ」
「はぁっ」
聞こえるのは僕の声ばかりで、気持ち良すぎて涙が滲む。
「俺も持たない。一度一緒に出そう」
「う……ん」
僕の手を、安志さんは二つのものが重なった部分に添えさせた。
「涼、ここを一緒に扱いて」
二つを密着させると、じっとりと温かい温度が伝わってきた。僕も男だから、やっぱりそこを刺激されるのは、とてつもなく気持ちよくて……もう溜まらない。
「はぁっ、うっ」
安志さんも僕に跨り、すごく気持ち良さそうな表情を浮かべていた。いつも一方的にしてもらうだけだったけど、なんだか今は僕が主導で、安志さんを導いているような錯覚に陥ってしまうよ。
好きな人に気持ちよくなってもらえるのって、幸せだ。
僕は本当に安志さんには、いつももらってばかりだった。
「ん、涼、上手だ。そのまま」
「はうっ……んっ……」
僕の動きが物足りなくなった安志さんが手を重ねて来て、ふたりの性器はより密着し、強い摩擦で擦っていく。すると腰に痺れ甘い疼きが駆け巡った。
「あうっ――んんっ」
「くっ」
同時に弾けた。
見下ろすと二人分のが白濁が、腹の上に溜まっていた。
「はぁ……はぁ……」
「涼、ありがとう。でも、まだまだこれからだよ。さぁ挿れるぞ」
「えっ! あ……ちょっと待って!」
達したばかりで敏感になっているのに、腰を抱えられ脚を左右に開かれ、安志さんの躰が、間に入ってくる。
さっきまでの僕の主導権はあっという間に覆され翻弄されていく。気が付けば二人分の白濁を潤滑油代わりに、後孔に塗りたくられていた。
うわっ……こんな短い間に、安志さんのもう立派に復活している。
ちらっと見えたソレは……恐れをなすほど……BIGサイズだった。
えっと昨日確か……洋兄さんの護身術によって多少なりともダメージを受けたんじゃないのか。
無事すぎるよ、それっ!
タフすぎるよ、それっ!
(無事かどうか試させて!)
その言葉が、脳裏をチカチカと駆け巡る。
僕の彼氏は、ToughでBigな……アレを持っている!
じゅ、十分過ぎるほど分かったから!
「あの……安志さん……その、手の位置が恥ずかしい」
さっきからずっと安志さんに両手を頭上で拘束されているので、いつもみたいに顔を隠したり口元を押さえたり出来ないのが、無性に恥ずかしくて仕方がなかった。
「涼、今日はこのまましよう。いつもイク時に顔を隠しちゃうだろう。ずっと全部見たいと思ってた」
「だって……あんな顔……見せても」
安志さんは、クスっと笑った。
「まぁそういう控えめな所もいいが、今日は駄目。これは心配かけたお仕置きと、俺を色っぽく誘ったお礼だ」
「な・に・それっ!」
唖然としてしまった。
もう……それって矛盾してるよ!
でも、いつもの安志さんと違うことに、ゾクゾクしてきた。
いつも僕を抱く時は紳士的で、絶対に僕が少しでも嫌がることはしないし、いつもキスする時も挿れるときも、細かいほど「していいか」って聞いてくるのに……今日はグイグイと強引で積極的だ。
でも、こんな安志さんも好きだ。
もしかして……いつもは僕に気遣って抑えている部分があるのかな。
もっと、さらけ出して欲しい。
もっと、本当の安志さんに会わせてよ。
僕はまだまだ安志さんからしたら頼りない十代だけど、進む道に迷いはないから。
「あっ……ん……んっ……」
安志さんが熱心に僕の胸の粒を愛撫してくるので、気持ち良くて声が漏れ出す。舌先で弾かれたり転がされたり……コリコリになった乳首を口の中に含まれて吸われたり、せわしない程の動きだ。
「あっ駄目! もうそこはヤダ……」
「とても良さそうだ。涼の顔蕩けそうで堪らないよ。今日はよく見えるしな」
いつもなら手で顔を覆うところなのに、すべてを見られている。
「なぁ、もっと感じて」
耳元で囁かれると、躰がかっと熱くなる。安志さんはそのまま僕のジーパンの前を開き、手を差し込んできた。
「あっ!」
下着越しに指が触れた。そのまま勃起しつつあるそれを形を辿るようにじっくり撫でられて、柔らかく揉み込まれる。途端に脳まで甘い痺れが駆け巡ってくる。
手はまだ頭上で、唇をぴったりと重ねられ、もう片方の手で下半身を弄られる。こ、これって……すごく卑猥なポーズだ。
自分の姿を客観的に感じて、更にドキドキしてしまう。
こんな風に大人っぽく抱かれるのは、初めてだ。安志さんもいつもより余裕がないのか、激しい動きを繰り返している。
今度は耳朶を甘くかまれ囁かれた。
「涼。もう……他の男に身体を許すなよ。キスも駄目だ。嫌だ」
あ……もしかして安志さん……嫉妬してくれたの?
「涼、俺、大人げないが……本当は嫌なんだ。お前が他の男といるの」
いつにない言葉を安志さんが漏らした。そうか……僕はこういう姿を見せて欲しかったのかもしれない。
「うん……ごめん。僕に触れていいのは、安志さんだけだ。安志さんに触れていいのも僕だけだよ。洋兄さんだって駄目だ」
「涼、俺こそごめん。お前と洋は全然違うのに間違えて」
下着の中で、僕のものが硬く勃ち上がったのを感じた。
「おっ! 可愛い。随分大きくしたな」
ズボンを膝まで下着ごと下げられてしまった。すると解放された僕の性器が芯を持ち、覆いかぶさっていた安志さんの腹に当たってしまった。安志さんは微笑みながら、それを握りしめた。
「あっ……あっ」
僕は切ない声をあげてしまう。女でもないのに、こんなに声をあげて恥ずかしい! いつものように口を押さえたいのに叶わない。
「涼、我慢しなくていいから、もっと出せよ。啼いてくれ……いい声だよ。すごく可愛い。もっと聞かせてくれ」
そのまま安志さんに腰を抱え込まれ、安志さんの勃ったものと僕のものを擦り合わされる。うわっ! これも……とんでもなく気持ち良くて溜まらない。今日の安志さんスゴイ。今までしなかったようなことを次々としてくる。
「ん、つ……っ、あぁ」
「はぁっ」
聞こえるのは僕の声ばかりで、気持ち良すぎて涙が滲む。
「俺も持たない。一度一緒に出そう」
「う……ん」
僕の手を、安志さんは二つのものが重なった部分に添えさせた。
「涼、ここを一緒に扱いて」
二つを密着させると、じっとりと温かい温度が伝わってきた。僕も男だから、やっぱりそこを刺激されるのは、とてつもなく気持ちよくて……もう溜まらない。
「はぁっ、うっ」
安志さんも僕に跨り、すごく気持ち良さそうな表情を浮かべていた。いつも一方的にしてもらうだけだったけど、なんだか今は僕が主導で、安志さんを導いているような錯覚に陥ってしまうよ。
好きな人に気持ちよくなってもらえるのって、幸せだ。
僕は本当に安志さんには、いつももらってばかりだった。
「ん、涼、上手だ。そのまま」
「はうっ……んっ……」
僕の動きが物足りなくなった安志さんが手を重ねて来て、ふたりの性器はより密着し、強い摩擦で擦っていく。すると腰に痺れ甘い疼きが駆け巡った。
「あうっ――んんっ」
「くっ」
同時に弾けた。
見下ろすと二人分のが白濁が、腹の上に溜まっていた。
「はぁ……はぁ……」
「涼、ありがとう。でも、まだまだこれからだよ。さぁ挿れるぞ」
「えっ! あ……ちょっと待って!」
達したばかりで敏感になっているのに、腰を抱えられ脚を左右に開かれ、安志さんの躰が、間に入ってくる。
さっきまでの僕の主導権はあっという間に覆され翻弄されていく。気が付けば二人分の白濁を潤滑油代わりに、後孔に塗りたくられていた。
うわっ……こんな短い間に、安志さんのもう立派に復活している。
ちらっと見えたソレは……恐れをなすほど……BIGサイズだった。
えっと昨日確か……洋兄さんの護身術によって多少なりともダメージを受けたんじゃないのか。
無事すぎるよ、それっ!
タフすぎるよ、それっ!
(無事かどうか試させて!)
その言葉が、脳裏をチカチカと駆け巡る。
僕の彼氏は、ToughでBigな……アレを持っている!
じゅ、十分過ぎるほど分かったから!
10
お気に入りに追加
444
あなたにおすすめの小説
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
【完結】『ルカ』
瀬川香夜子
BL
―――目が覚めた時、自分の中は空っぽだった。
倒れていたところを一人の老人に拾われ、目覚めた時には記憶を無くしていた。
クロと名付けられ、親切な老人―ソニーの家に置いて貰うことに。しかし、記憶は一向に戻る気配を見せない。
そんなある日、クロを知る青年が現れ……?
貴族の青年×記憶喪失の青年です。
※自サイトでも掲載しています。
2021年6月28日 本編完結
フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
俺にとってはあなたが運命でした
ハル
BL
第2次性が浸透し、αを引き付ける発情期があるΩへの差別が医療の発達により緩和され始めた社会
βの少し人付き合いが苦手で友人がいないだけの平凡な大学生、浅野瑞穂
彼は一人暮らしをしていたが、コンビニ生活を母に知られ実家に戻される。
その隣に引っ越してきたαΩ夫夫、嵯峨彰彦と菜桜、αの子供、理人と香菜と出会い、彼らと交流を深める。
それと同時に、彼ら家族が頼りにする彰彦の幼馴染で同僚である遠月晴哉とも親睦を深め、やがて2人は惹かれ合う。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる