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完結後の甘い話の章
完結後の甘い物語 『蜜月旅行 17』
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【R18】
「丈、本気で……こんな場所でする気か」
「あぁ、もう我慢出来ない」
確かに俺の下半身にあたる丈のものは、ますます硬さを増して苦し気だ。だが、こんな青空のもと、いつ人が来るかも分からない場所でなんて、そんな経験がないので、やはり戸惑ってしまう。
「でも、こんな岩場じゃ痛いかも」
「洋は私の上にただ乗っていればいい。何もしなくていいから」
そう甘く低い声で懇願するように頼まれてしまうと、俺が決して抗えないのを知っている癖に……丈は酷い奴だ。
俺が小さく躊躇いがちに頷くと、待ってましたとばかりに丈の手が一気に俺の水着に伸びて来た。
「わっちょっと……何?よせっ!」
「でも脱がないと出来ないだろう」
「そっ、それはそうだけど」
でも恥ずかしいんだよ!
そう思わず大声で叫びたくなった。
だが結局これも根負けして、丈によってあっという間に水着を脱がされてしまった。
「洋、水着はしっかり持っていろよ。流されたら大変だろう?」
丈がニヤニヤと囁いてくるので、手で水着をしっかり握り締めた。
「そんなの、言われなくても分かっているよ」
しかし……もともと水着しか着ていなかったとはいえ、海で真っ裸になるのは、何とも心もとない。慣れない姿と場所に、居心地の悪さと羞恥心も加わって、ついもぞもぞと動いてしまう。
「洋、おいで」
丈が俺を抱きかかえるようにして岩場に座り、俺のまだ小さいものに熱心に触れて来た。
「うわっ……んんっ」
予想していた以上に躰が跳びはねた。いつもと違う場所だからか。こんな場所でしたことなんてないから、心臓が爆発しそうだ。丈が手で輪を作り上下にしごいてくると、その緊張も徐々に気持ち良さに抗えず解けていく。
「あ……あ…」
岩場に誰もいないとは言え、人に聴こえるような声を出したらまずいと分かっているのに、我慢できずに漏れてしまう。しかも丈が空いている手を胸元に侍らせ、乳輪をこすり、乳首をきゅっときつく掴んでくると痛さと気持ち良さが混じった刺激を感じ、胸を反らしながら悲鳴に似た声をあげてしまった。
「あっ!痛っ……んっ」
そんなことを何度もしつこく繰り返されていると、次第に俺の股間のものが硬度を増して来て、鈴口から蜜がとろりと溢れて来た。
「洋……随分と気持ち良さそうだな」
丈がそれを指先で拭い、その指で尻の狭間を探ってくる。唾液と先走を纏った指先を、つぷっと後孔にめり込ませて来た。
「……っ…あぁっ…」
思わず胸を反らし、また声をあげてしまう。だがその声は、すぐに波の音に掻き消されていってしまう。
丈の細くて長い指が付け根まで押し込まれ、上下に出し入れされるとムズムズとした疼きが全身を駆け巡る。
こんな場所で、こんなに俺……感じてしまって、信じられない。
丈の指先が前立腺を探し当て何度も擦りあげられると、もう堪らなかった。涙が滲み、躰が震えてくる。汗もどばっと拭き出してくる。
「くっ…はっ…」
「そろそろいいか」
丈が切羽詰まった声でそう囁くと同時に、丈の手によって膝裏を掴まれ、大きく開脚させられてしまった。
「あっ!」
丈の逞しい腕によって一旦躰を浮かされ、そのまま落とされていく。呑み込んで行く。ズブズブと、丈のものを。
「んっ……っ…」
****
翠兄さんの胸元の白い膜は、どんどん薄く透明に伸ばされ、やがて消えてしまった。
いつまでも見ていたい程、ゾクゾクと官能的な光景だった。
気が付くと俺の下半身の血が一点に集まり、褌の前袋が弾け飛びそうになっていたので焦った。
兄さんは俺の股間になんて興味はないので、気が付かれないだろうが。熱心にクリームを塗っていた兄さんは、今度は背中にも塗ろうと思ったらしい。
継ぎ足したクリームを手に取り、背中に腕をまわそうとする上手く届かないらしく、ぎこちない動きを繰り返し始めた。
くっ可愛いな。
早く俺に頼めばいいのに。そう思うのに意地でも頼んでくれない兄さんに業を煮やし、クリームを奪い取った。
「ほらっ翠兄さんには、背中は無理だ。俺が塗ってあげますよ」
「流……でも、いいのか」
「ええ、さぁ向こうを向いて下さい」
「……ありがとう」
翠兄さんの後ろにまわり、クリームを背中にたっぷりと落とした。
俺は秘かに、これですでに高まりつつある股間に気が付かれないっとほっとしていた。
それを丁寧に、背中には傷一つない兄さんの躰を傷つけないように、真剣に伸ばしていく。兄さんの象牙のようなしっとりした肌に、白いクリームが徐々に溶け込んで行く。
少し汗ばんだ兄さんの肌は、触れると心地良かった。人肌とは良いものだ。温かく優しく吸い付くようだな。
そんなことを考えながら夢中で背中を撫でまわすようにクリームを伸ばしていると、兄さんが突然すくっと立ち上がった。
「流っもういいよ。それくらいで。僕、先に泳いでくるから」
「えっ?」
何故か苦し気な声、表情に唖然とした。
兄さんは止める間もなく、海へ駈け込んでいってしまった。
俺……何かしたか。
ずっと気を付けていたのに、もしかして触り方が気持ち悪かったのだろうか。
(実の弟に愛される兄)
兄さんには、そんな悩みを与えたくなくて、必死に隠しているこの想い。もしかして漏れ出してしまっているのだろうか。兄さんに分かってしまう程に。
はっと気が付くと、兄さんは随分遠い所へ行ってしまっていた。上半身どころか、すでに肩のあたりまで海水に浸かっていた。
なんだって一人であんな場所まで。
どうやらその先は遊泳禁止らしくロープが張られブイがぷかぷかと浮かんでいた。この海水浴場は、思ったよりも深そうだな。
あの場所では、高波が来れば足を攫われてしまうのではないか。 兄さんは泳ぎが得意ではないのに、大丈夫だろうか。そう思うと俺は急に不安になって、走りながら叫んだ。
「兄さん、もう行くな!その先は深くなっているんだっ!」
「丈、本気で……こんな場所でする気か」
「あぁ、もう我慢出来ない」
確かに俺の下半身にあたる丈のものは、ますます硬さを増して苦し気だ。だが、こんな青空のもと、いつ人が来るかも分からない場所でなんて、そんな経験がないので、やはり戸惑ってしまう。
「でも、こんな岩場じゃ痛いかも」
「洋は私の上にただ乗っていればいい。何もしなくていいから」
そう甘く低い声で懇願するように頼まれてしまうと、俺が決して抗えないのを知っている癖に……丈は酷い奴だ。
俺が小さく躊躇いがちに頷くと、待ってましたとばかりに丈の手が一気に俺の水着に伸びて来た。
「わっちょっと……何?よせっ!」
「でも脱がないと出来ないだろう」
「そっ、それはそうだけど」
でも恥ずかしいんだよ!
そう思わず大声で叫びたくなった。
だが結局これも根負けして、丈によってあっという間に水着を脱がされてしまった。
「洋、水着はしっかり持っていろよ。流されたら大変だろう?」
丈がニヤニヤと囁いてくるので、手で水着をしっかり握り締めた。
「そんなの、言われなくても分かっているよ」
しかし……もともと水着しか着ていなかったとはいえ、海で真っ裸になるのは、何とも心もとない。慣れない姿と場所に、居心地の悪さと羞恥心も加わって、ついもぞもぞと動いてしまう。
「洋、おいで」
丈が俺を抱きかかえるようにして岩場に座り、俺のまだ小さいものに熱心に触れて来た。
「うわっ……んんっ」
予想していた以上に躰が跳びはねた。いつもと違う場所だからか。こんな場所でしたことなんてないから、心臓が爆発しそうだ。丈が手で輪を作り上下にしごいてくると、その緊張も徐々に気持ち良さに抗えず解けていく。
「あ……あ…」
岩場に誰もいないとは言え、人に聴こえるような声を出したらまずいと分かっているのに、我慢できずに漏れてしまう。しかも丈が空いている手を胸元に侍らせ、乳輪をこすり、乳首をきゅっときつく掴んでくると痛さと気持ち良さが混じった刺激を感じ、胸を反らしながら悲鳴に似た声をあげてしまった。
「あっ!痛っ……んっ」
そんなことを何度もしつこく繰り返されていると、次第に俺の股間のものが硬度を増して来て、鈴口から蜜がとろりと溢れて来た。
「洋……随分と気持ち良さそうだな」
丈がそれを指先で拭い、その指で尻の狭間を探ってくる。唾液と先走を纏った指先を、つぷっと後孔にめり込ませて来た。
「……っ…あぁっ…」
思わず胸を反らし、また声をあげてしまう。だがその声は、すぐに波の音に掻き消されていってしまう。
丈の細くて長い指が付け根まで押し込まれ、上下に出し入れされるとムズムズとした疼きが全身を駆け巡る。
こんな場所で、こんなに俺……感じてしまって、信じられない。
丈の指先が前立腺を探し当て何度も擦りあげられると、もう堪らなかった。涙が滲み、躰が震えてくる。汗もどばっと拭き出してくる。
「くっ…はっ…」
「そろそろいいか」
丈が切羽詰まった声でそう囁くと同時に、丈の手によって膝裏を掴まれ、大きく開脚させられてしまった。
「あっ!」
丈の逞しい腕によって一旦躰を浮かされ、そのまま落とされていく。呑み込んで行く。ズブズブと、丈のものを。
「んっ……っ…」
****
翠兄さんの胸元の白い膜は、どんどん薄く透明に伸ばされ、やがて消えてしまった。
いつまでも見ていたい程、ゾクゾクと官能的な光景だった。
気が付くと俺の下半身の血が一点に集まり、褌の前袋が弾け飛びそうになっていたので焦った。
兄さんは俺の股間になんて興味はないので、気が付かれないだろうが。熱心にクリームを塗っていた兄さんは、今度は背中にも塗ろうと思ったらしい。
継ぎ足したクリームを手に取り、背中に腕をまわそうとする上手く届かないらしく、ぎこちない動きを繰り返し始めた。
くっ可愛いな。
早く俺に頼めばいいのに。そう思うのに意地でも頼んでくれない兄さんに業を煮やし、クリームを奪い取った。
「ほらっ翠兄さんには、背中は無理だ。俺が塗ってあげますよ」
「流……でも、いいのか」
「ええ、さぁ向こうを向いて下さい」
「……ありがとう」
翠兄さんの後ろにまわり、クリームを背中にたっぷりと落とした。
俺は秘かに、これですでに高まりつつある股間に気が付かれないっとほっとしていた。
それを丁寧に、背中には傷一つない兄さんの躰を傷つけないように、真剣に伸ばしていく。兄さんの象牙のようなしっとりした肌に、白いクリームが徐々に溶け込んで行く。
少し汗ばんだ兄さんの肌は、触れると心地良かった。人肌とは良いものだ。温かく優しく吸い付くようだな。
そんなことを考えながら夢中で背中を撫でまわすようにクリームを伸ばしていると、兄さんが突然すくっと立ち上がった。
「流っもういいよ。それくらいで。僕、先に泳いでくるから」
「えっ?」
何故か苦し気な声、表情に唖然とした。
兄さんは止める間もなく、海へ駈け込んでいってしまった。
俺……何かしたか。
ずっと気を付けていたのに、もしかして触り方が気持ち悪かったのだろうか。
(実の弟に愛される兄)
兄さんには、そんな悩みを与えたくなくて、必死に隠しているこの想い。もしかして漏れ出してしまっているのだろうか。兄さんに分かってしまう程に。
はっと気が付くと、兄さんは随分遠い所へ行ってしまっていた。上半身どころか、すでに肩のあたりまで海水に浸かっていた。
なんだって一人であんな場所まで。
どうやらその先は遊泳禁止らしくロープが張られブイがぷかぷかと浮かんでいた。この海水浴場は、思ったよりも深そうだな。
あの場所では、高波が来れば足を攫われてしまうのではないか。 兄さんは泳ぎが得意ではないのに、大丈夫だろうか。そう思うと俺は急に不安になって、走りながら叫んだ。
「兄さん、もう行くな!その先は深くなっているんだっ!」
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