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第8章
番外編( 安志編)『苺と君…そして満月』2
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R18
「安志さん……」
パジャマの上から涼の躰に手を這わすと、まだ少年っぽさを残した若い躰がしなやかに跳ねた。次にボタンを外し、隙間から手を差し入れて肌に直に触れていく。吸い付くようにしっとりと滑らかな絹のような肌触りが気持ち良くて、手のひら全体を使って涼の躰のすべてを這うようにまさぐっていく。
「んっん……」
目を閉じた涼の表情を盗み見ると、長い睫毛が震え、色っぽい顔をしている。
溜まらずキスをする。何度も何度も角度を変えて浅く深くを繰り返す。すると息を飲み込むような涼の微かな声が、耳元に官能的に届いた。
「涼、気持ちいいのか」
手は相変わらず涼の上半身を愛撫し続けていた。小さく尖った胸の突起を指先で摘まんだりこすったりを繰り返し、もう片方の手は涼の腰に回し、俺の躰にぎゅっと密着するように抱きしめて、涼の高まりを布越しに感じ取っていた。
「あ……あ……」
「涼……凄く感じてるな」
「安志さん、ちょっと待って。今日は僕だけじゃ……嫌だ」
珍しく涼がそんなことを言い出すので、一瞬不思議に思ったがすぐに納得した。
あぁ……さっきの話だな。69を本気で試してみる気なのか。経験値の少ない涼にはハードルが高いと思うけど、流石、好奇心旺盛な十代だ。俺の方も経験は少ないから上手くできるか分からないけれども、とにかく涼の気持ちに応えたかった。
「じゃあ一緒にしてみるか」
そう聞くと、コクンと可愛く頷いた。
「じゃあ、涼、パジャマ脱ごうか」
「え……うん」
ブルーグレーのパジャマの上着のボタンを外して一気に脱がし、ズボンの方も下着ごと脱がして、涼を生まれたままの姿にしていく。
「安志さん、電気を……」
「あぁ分かった」
恥ずかしがっている涼のために枕元の照明をもう一段階暗くしてやる。俺の方も手早くパジャマをはぎ取り、涼の上に逆さに覆いかぶさる。そしてそのまま躰を反転させてベッドにお互い横向きになった。
「あっ」
涼が驚いて逃げ腰になるので、両手でがっしりとその腰を固定して、目の前にある涼のすでに高まっているものをぱくっと口に含んでやる。ずっと食べたかったもの。涼の躰のすべてが、俺にとっては食べちゃいたい位に愛おしい。
「んっん……」
涼の方も、おずおずと俺のものに手を添えてくる。
「んっ……」
恐る恐るだが、確実に俺のものを涼が口に含んでくれた。
うぉっ! 感激だな、これって!
可愛い涼が俺のために、ここまでしてくれるなんて。
たどたどしく舐められると、もどかしい。
もっとして欲しい。そんな気持ちで腰をわざと揺すって強請ると、涼も一生懸命もう少し奥まで咥えて、吸ったり舐めたりを繰り返してくれた。その拙い動きがかえって心地良く、もうどうにかなってしまいそうだ。我慢出来るだろうか。思わずぶるっと下半身が震えてしまって焦った。
涼がしてくれている、俺のために一生懸命。
そのことが感動するほど嬉しくて、俺も涼のものを喉奥まで含んで、舌と口腔で挟み込んで扱いてやると、涼が喘ぎ声をあげた。
「あぁ……んっ駄目。そんなにしたらっ」
「駄目か」
今度はちろちろと舌先で先端をこじ開けるように攻めると、涼が腰を反らして逃げようとした。
「涼! まだだよ」
「やっ……安志さんっやっぱり僕には無理っ」
「もっと俺の舐めてくれるんじゃなかったのか」
「あっ……うう……」
「もう挿れるか」
「んっ」
「おいで、解してやる」
横になって逆さに抱き合っていた涼の躰を俺の上に乗せて、腰を跨がすような姿勢をとらせた。そしてその可愛い尻をぎゅっと鷲掴みにして、舌を使って入り口を開いていく。
「あっ! ああ……そんなとこっ……あっ…んっ…」
恥ずかしがる涼の腰を固定して、舌を使ってじっくりと解してやる。涼の方はもう俺のものを舐めるなんて余裕はなくなって、両手をシーツについて姿勢を保つので精一杯になっていた。
「こんな姿勢っ無理……もう無理だよ」
半べそ気味になっている涼の様子が可哀想になって、正常位に戻して胸に抱きしめてやると、肩で息をしながら額を俺の胸に押し当てて来た。
やっぱり涼にはまだ怖かったのだろう。
肩に手をまわしぐっと抱きしめると、涼もやっと安心できたのか、俺のことを見上げて微笑んだ。
「はぁ……」
「涼、大丈夫か。大変だったか」
「うっ……すごく難しかった」
「もうしてくれない? 」
「んっ…だめ……」
「えっそうなの? 」
実際俺のものが中途半端に放置されて辛かったので、つい意地悪をいってしまう。
「じゃあ……一年に一度くらいなら」
「えっ!? じゃあ次は来年ってこと? やっぱり6月9日だけの特別なのか」
「もう言わないで……山岡のせいだ」
「涼も興味あったくせに」
「こんなに大変だと思わなかった」
「気持ち良かったってこと?」
「ん…まぁ……」
モゴモゴと口ごもりながら涼が赤く染まっていく。
「でも、まだ途中だよ。お互いに最後までしよう。じゃあ……どんな姿勢がいい?」
「やっぱり安志さんの顔が見えるのがいいよ。見つめ合ってするのがいい」
はぁ、可愛いことを……もう涼が可愛くて可愛くて仕方がない。
「安志さん……」
パジャマの上から涼の躰に手を這わすと、まだ少年っぽさを残した若い躰がしなやかに跳ねた。次にボタンを外し、隙間から手を差し入れて肌に直に触れていく。吸い付くようにしっとりと滑らかな絹のような肌触りが気持ち良くて、手のひら全体を使って涼の躰のすべてを這うようにまさぐっていく。
「んっん……」
目を閉じた涼の表情を盗み見ると、長い睫毛が震え、色っぽい顔をしている。
溜まらずキスをする。何度も何度も角度を変えて浅く深くを繰り返す。すると息を飲み込むような涼の微かな声が、耳元に官能的に届いた。
「涼、気持ちいいのか」
手は相変わらず涼の上半身を愛撫し続けていた。小さく尖った胸の突起を指先で摘まんだりこすったりを繰り返し、もう片方の手は涼の腰に回し、俺の躰にぎゅっと密着するように抱きしめて、涼の高まりを布越しに感じ取っていた。
「あ……あ……」
「涼……凄く感じてるな」
「安志さん、ちょっと待って。今日は僕だけじゃ……嫌だ」
珍しく涼がそんなことを言い出すので、一瞬不思議に思ったがすぐに納得した。
あぁ……さっきの話だな。69を本気で試してみる気なのか。経験値の少ない涼にはハードルが高いと思うけど、流石、好奇心旺盛な十代だ。俺の方も経験は少ないから上手くできるか分からないけれども、とにかく涼の気持ちに応えたかった。
「じゃあ一緒にしてみるか」
そう聞くと、コクンと可愛く頷いた。
「じゃあ、涼、パジャマ脱ごうか」
「え……うん」
ブルーグレーのパジャマの上着のボタンを外して一気に脱がし、ズボンの方も下着ごと脱がして、涼を生まれたままの姿にしていく。
「安志さん、電気を……」
「あぁ分かった」
恥ずかしがっている涼のために枕元の照明をもう一段階暗くしてやる。俺の方も手早くパジャマをはぎ取り、涼の上に逆さに覆いかぶさる。そしてそのまま躰を反転させてベッドにお互い横向きになった。
「あっ」
涼が驚いて逃げ腰になるので、両手でがっしりとその腰を固定して、目の前にある涼のすでに高まっているものをぱくっと口に含んでやる。ずっと食べたかったもの。涼の躰のすべてが、俺にとっては食べちゃいたい位に愛おしい。
「んっん……」
涼の方も、おずおずと俺のものに手を添えてくる。
「んっ……」
恐る恐るだが、確実に俺のものを涼が口に含んでくれた。
うぉっ! 感激だな、これって!
可愛い涼が俺のために、ここまでしてくれるなんて。
たどたどしく舐められると、もどかしい。
もっとして欲しい。そんな気持ちで腰をわざと揺すって強請ると、涼も一生懸命もう少し奥まで咥えて、吸ったり舐めたりを繰り返してくれた。その拙い動きがかえって心地良く、もうどうにかなってしまいそうだ。我慢出来るだろうか。思わずぶるっと下半身が震えてしまって焦った。
涼がしてくれている、俺のために一生懸命。
そのことが感動するほど嬉しくて、俺も涼のものを喉奥まで含んで、舌と口腔で挟み込んで扱いてやると、涼が喘ぎ声をあげた。
「あぁ……んっ駄目。そんなにしたらっ」
「駄目か」
今度はちろちろと舌先で先端をこじ開けるように攻めると、涼が腰を反らして逃げようとした。
「涼! まだだよ」
「やっ……安志さんっやっぱり僕には無理っ」
「もっと俺の舐めてくれるんじゃなかったのか」
「あっ……うう……」
「もう挿れるか」
「んっ」
「おいで、解してやる」
横になって逆さに抱き合っていた涼の躰を俺の上に乗せて、腰を跨がすような姿勢をとらせた。そしてその可愛い尻をぎゅっと鷲掴みにして、舌を使って入り口を開いていく。
「あっ! ああ……そんなとこっ……あっ…んっ…」
恥ずかしがる涼の腰を固定して、舌を使ってじっくりと解してやる。涼の方はもう俺のものを舐めるなんて余裕はなくなって、両手をシーツについて姿勢を保つので精一杯になっていた。
「こんな姿勢っ無理……もう無理だよ」
半べそ気味になっている涼の様子が可哀想になって、正常位に戻して胸に抱きしめてやると、肩で息をしながら額を俺の胸に押し当てて来た。
やっぱり涼にはまだ怖かったのだろう。
肩に手をまわしぐっと抱きしめると、涼もやっと安心できたのか、俺のことを見上げて微笑んだ。
「はぁ……」
「涼、大丈夫か。大変だったか」
「うっ……すごく難しかった」
「もうしてくれない? 」
「んっ…だめ……」
「えっそうなの? 」
実際俺のものが中途半端に放置されて辛かったので、つい意地悪をいってしまう。
「じゃあ……一年に一度くらいなら」
「えっ!? じゃあ次は来年ってこと? やっぱり6月9日だけの特別なのか」
「もう言わないで……山岡のせいだ」
「涼も興味あったくせに」
「こんなに大変だと思わなかった」
「気持ち良かったってこと?」
「ん…まぁ……」
モゴモゴと口ごもりながら涼が赤く染まっていく。
「でも、まだ途中だよ。お互いに最後までしよう。じゃあ……どんな姿勢がいい?」
「やっぱり安志さんの顔が見えるのがいいよ。見つめ合ってするのがいい」
はぁ、可愛いことを……もう涼が可愛くて可愛くて仕方がない。
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