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第4章
リスタート 5
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脱力してしまった洋の腕を掴み、立たせた。
「大丈夫か」
「丈っ……お前」
真っ赤な顔で赤面して、着崩れた胸元を押さえている洋の恥じらった顔に、ますます煽られる。
「洋、このままするか。それとも先に食事にするか」
「……」
もどかしそうに見つめてくる洋の鼻の頭に、軽くキスを落としてやる。
「……先に……して」
顔を横に背けながら、洋の綺麗な口元から誘うような言葉が零れ落ちる。何度も何度も躰を重ねているのに、その度に初々しい反応を見せてくれるところが好きだ。
愛おしくて大切な存在で、ずっと……共に過ごしていきたい。
そういう相手であることを、しみじみとこの瞬間に噛みしめる。
抱きかかえベッドに寝かしてやると、洋ははっとしたように慌てて身を起こした。
「あっ……でも今日は先にシャワー浴びたい。汗かいてるし……」
「どうせまたあとで浴びることになるから、私は気にしない」
「いや、さっき走って……凄く汗かいたから……お願いだ」
「いいよ。行っておいで」
「ありがとう」
もどかしいが今日は洋の気持ちを尊重してやった。私は一足先に帰宅してシャワーは浴びておいた。洋が私に隅々まで抱かれたいと思う気持ちの表れなのだろう。
「待たせてごめん」
シャワーを浴びて戻って来た、洋のバスローブ姿は酷く艶めかしい。ドライヤーで急いで乾かした髪の毛にはまだ水滴がついており、洋の漆黒の髪に光を添えるようにキラキラと輝いている。
熱い湯で火照った躰は清潔なボディソープの香りで満ちており、肌もしっとりと、そしてほんのり桜色に染まっている。
「おいで」
「あぁ」
洋の手を引いてベッドに仰向けに寝かせる。そして洋の白い躰の上に跨り首筋を撫でてやる。あの首の鬱血がまだうっすらと残っているので、胸が締め付けられる。
もう二度とあんな惨い扱いをさせるものか。
触れる度にブルっと躰を震わす洋その首筋に沿って舌を這わせ、そっと両手でバスローブをずらし肩を露わにしてやる。
全部は脱がさないで途中で止めて見下ろすと、上半身がはだけた状態で羞恥に頬を染めて目をぎゅっと閉じている洋がいた。
何度も何度も抱いているのに、いつだって洋は真っ白で清潔な香りを漂わせている。この純白の花のような香りを、また嗅ぐことができるのだ。
これからは毎日でも。
洋の首筋に顔を埋め香りを楽しみながら、きつくなるほど抱きしめた。そして先ほど弄った胸の突起に再び指を這わしていく。
「あっ……あ」
洋の下肢の大切な部分にも手を這わすと、すっかり高まっていた。
「んっ……ああ」
「洋はここがすっかり弱くなったな」
「なっ……丈がしつこく……触るからだ」
あっという間に感じてしまったことが恥ずかしいのか、洋はしどけなく顔を横に何度も振り、シーツを掴む手に力を込めていた。与えられる快楽から必死に逃れようとしている手を握ってやる。
「いいんだよ……もっと感じて」
「んっ……」
ピンポーン
その時、突然ホテルの部屋のチャイムが鳴ったので、洋がその音に躰を大きく震わせて、目を見開いて怯えた。
「あっ……誰?」
「大丈夫か」
「丈っ……お前」
真っ赤な顔で赤面して、着崩れた胸元を押さえている洋の恥じらった顔に、ますます煽られる。
「洋、このままするか。それとも先に食事にするか」
「……」
もどかしそうに見つめてくる洋の鼻の頭に、軽くキスを落としてやる。
「……先に……して」
顔を横に背けながら、洋の綺麗な口元から誘うような言葉が零れ落ちる。何度も何度も躰を重ねているのに、その度に初々しい反応を見せてくれるところが好きだ。
愛おしくて大切な存在で、ずっと……共に過ごしていきたい。
そういう相手であることを、しみじみとこの瞬間に噛みしめる。
抱きかかえベッドに寝かしてやると、洋ははっとしたように慌てて身を起こした。
「あっ……でも今日は先にシャワー浴びたい。汗かいてるし……」
「どうせまたあとで浴びることになるから、私は気にしない」
「いや、さっき走って……凄く汗かいたから……お願いだ」
「いいよ。行っておいで」
「ありがとう」
もどかしいが今日は洋の気持ちを尊重してやった。私は一足先に帰宅してシャワーは浴びておいた。洋が私に隅々まで抱かれたいと思う気持ちの表れなのだろう。
「待たせてごめん」
シャワーを浴びて戻って来た、洋のバスローブ姿は酷く艶めかしい。ドライヤーで急いで乾かした髪の毛にはまだ水滴がついており、洋の漆黒の髪に光を添えるようにキラキラと輝いている。
熱い湯で火照った躰は清潔なボディソープの香りで満ちており、肌もしっとりと、そしてほんのり桜色に染まっている。
「おいで」
「あぁ」
洋の手を引いてベッドに仰向けに寝かせる。そして洋の白い躰の上に跨り首筋を撫でてやる。あの首の鬱血がまだうっすらと残っているので、胸が締め付けられる。
もう二度とあんな惨い扱いをさせるものか。
触れる度にブルっと躰を震わす洋その首筋に沿って舌を這わせ、そっと両手でバスローブをずらし肩を露わにしてやる。
全部は脱がさないで途中で止めて見下ろすと、上半身がはだけた状態で羞恥に頬を染めて目をぎゅっと閉じている洋がいた。
何度も何度も抱いているのに、いつだって洋は真っ白で清潔な香りを漂わせている。この純白の花のような香りを、また嗅ぐことができるのだ。
これからは毎日でも。
洋の首筋に顔を埋め香りを楽しみながら、きつくなるほど抱きしめた。そして先ほど弄った胸の突起に再び指を這わしていく。
「あっ……あ」
洋の下肢の大切な部分にも手を這わすと、すっかり高まっていた。
「んっ……ああ」
「洋はここがすっかり弱くなったな」
「なっ……丈がしつこく……触るからだ」
あっという間に感じてしまったことが恥ずかしいのか、洋はしどけなく顔を横に何度も振り、シーツを掴む手に力を込めていた。与えられる快楽から必死に逃れようとしている手を握ってやる。
「いいんだよ……もっと感じて」
「んっ……」
ピンポーン
その時、突然ホテルの部屋のチャイムが鳴ったので、洋がその音に躰を大きく震わせて、目を見開いて怯えた。
「あっ……誰?」
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