重なる月

志生帆 海

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第3章

※ネタバレ注意※時系列・登場人物・2

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 志生帆 海です。

 いつも拙い話をご愛読くださいましてありがとうございます。登場人物もいつの間にかずいぶんと増えてややっこしくなってきたので以前まとめた「時系列・登場人物」に追記してみました。参考になれば。

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※『重なる月』 登場人物まとめ※

崔加 洋さいが よう  22歳 サラリーマン 製薬会社人事部勤務 アメリカの大学から帰国後新入社員として入社。
・ 張矢 丈はりや じょう 29歳 医師 製薬会社 研究員 兼 医務室非常勤医師(メディカルドクター)
鷹野 安志たかの あんじ 22歳 洋の幼馴染 警備会社勤務

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※安志救済編

・ 月乃 涼つきの りょう  17歳の高校生  
・ 月乃 朝つきの あさ  涼の母親・洋の母(夕)の双子の姉
・ 崔加 貴史さいが たかし 洋の義父 (夕の再婚相手・洋が11歳の時再婚)
・ 浅岡 信二あさおか しんじ 洋の実父 (洋が7歳の時交通事故で他界)

洋の時系列

◆第1章◆

幼少期…幼馴染の安志とは家が近所で母親同士も友人の家族ぐるみの付き合い。
中学… 地元の公立中学へ進学
高校… 電車に乗っていく私立男子校。この頃から電車で頻繁に痴漢にあう。またロッカーで襲われそうになってしまう。高二で父親の転勤でニューヨークへ渡米、そのまま大学卒業まで過ごす。
4月…  22歳で単身帰国、父親の仕事と縁がある製薬会社へ入社する。独身寮が満室のため、人事の取り計らいでテラスハウスに入居。医師である丈と同居することになる。そして丈と結ばれる。

◆第2章◆

5月…丈と初めての温泉旅行。
6月…幼馴染の安志と再会する。
7月…丈の海外出張に付いて隣の国へ旅行・・忘れていた遠い過去を思い出す。(過去部分等、姉妹小説『悲しい月』とリンクしています。)

◆第3章◆

8月…星降る宿 お盆休みに二人で温泉旅行。5月の訪れた場所と同じ宿。義理の父がアメリカから急遽帰国。洋に危機が…『悲しい月』『月夜の湖』とリンク
9月…安志の計らいで、義理の父から逃れるため、丈と洋は異国へと逃避する。

◆安志救済編◆

洋が丈と駆け落ちしてから、五年後の7月。安志は出張先のニューヨークで涼と出会う。安志編での年齢設定。鷹野安志 27歳・月乃 涼 17歳

※洋の家庭環境等についての補足です※

義父…製薬会社と縁がある会社オーナー で、現在アメリカ・ニューヨーク在住。

母…洋が13歳の時、一年間の闘病の末、亡くなる。

 洋に兄弟はいません。月乃 涼とは母方の従弟同士になります。

 洋は高2(17歳)で義父の仕事の都合で渡米し、洋と涼が船で出会ったのは、涼が10歳、洋が20歳の時です。

 洋と涼の双子の母親は元はかなり裕福な事業をしている資産家の娘でした。夕は家庭教師をしていた実直だがなんの財産も持たない男(浅岡信二)と駆け落ちをしてしまいました。その時は婚約者(現在の洋の義父)がいたのに……そのせいで勘当されてしまいました。信二が交通事故で亡くなったあとは夕が賢明に働いて生計を保っていたのですが、お嬢様育ちで躰も弱く働けないことが増えてきて、このままでは洋を養っていけないと判断して、最初の婚約者だった洋の義父と再婚しました。

 洋と涼が最後に会ったのは、洋が22歳(大学卒業後日本で就職のため帰国準備中)で、涼が12歳(小学6年生)の時です。涼にとっては、それ以降の洋の足取りは不明でした。そんな時、安志と偶然飛行機の中で出会ったのです。

 現在ここまでです。では引き続き新しい章をお楽しみいただければ嬉しいです。

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