32 / 1,657
第1章
君を抱く 3
しおりを挟む
「んっ……ふぅ……あっ…」
口づけで惚けてきた洋の口から甘い声があがり始める。洋自身、自分からそんな声があがるのが信じられないようで 、最初は声を必死に押し殺していたが、私が躰中を愛撫していくうちに少しずつ外へと漏れ出して来た。
「洋……君はこんな声で啼くのか」
「知らない……そんなこと」
いつものぶっきら棒な冷たい声ではなく、甘く潤んだ声だ。 本当に色っぽい奴だよ、男のなのに。
「声我慢しないで……可愛いから」
洋のものも硬くなって、私の太腿にあたっている。 もちろん私のも同様だ。 そろそろ我慢の限界だが、初めてであろう洋にどこまで許されるのか、迷いも生じる。そもそも私の方も、女は何度も抱いたが、男は初めてだ。 自分の余裕のなさに思わず苦笑してしまうものだな。
「洋……ここ苦しくないか」
洋の硬くなっているものへ手を添えて扱いてやると顔を真っ赤に染め、身を捩り必死に抗い出した。
「うぅ……そ、そんなとこ触るなっ。あっ……だめ!」
そんな声は無視しで扱いていくと、きゅっと身をかがめたと同時に私の手元に白濁のものが飛び散った。 途端に洋はじたばたと暴れて、腕の中から逃げようとする。
「はぁ……はぁ。丈……もう、もうやめてくれ。頭がついていかないんだ!」
洋の静止の声に、このまま進むべきか今日はここでやめるべきか一瞬迷うが、そんな悩みはすぐに消え去っていった。腕の中の色香が滲み出る洋の躰に 、雄の本能が炸裂してしまう。
もう……止まらない!自分の中にこんなにも熱い感情があるなんて、驚くばかりだ。洋が出した白濁のものを指先に絡め、洋の足を持ちあげ左右に開かせ、奥まった蕾に触れていく。
「あぁっ!!」
顔を手で覆い、躰を真っ赤に染めた洋がビクッと震えた。
「大丈夫だから、少しリラックスできるか?」
「……あっ……ああ」
肩で息を切らし、涙を堪えた切なげな眼で見上げてくる 。やめてあげたいが、もう止まらない。すまない 。指を一本を慎重につぷりと、身体の奥へ押し進めていく
「ううっ……いっ」
「……洋……痛いか」
「ち……違くて。恥ずかしい、そんなところに指を……」
「大丈夫だ。ゆっくり慣らそう」
口づけで惚けてきた洋の口から甘い声があがり始める。洋自身、自分からそんな声があがるのが信じられないようで 、最初は声を必死に押し殺していたが、私が躰中を愛撫していくうちに少しずつ外へと漏れ出して来た。
「洋……君はこんな声で啼くのか」
「知らない……そんなこと」
いつものぶっきら棒な冷たい声ではなく、甘く潤んだ声だ。 本当に色っぽい奴だよ、男のなのに。
「声我慢しないで……可愛いから」
洋のものも硬くなって、私の太腿にあたっている。 もちろん私のも同様だ。 そろそろ我慢の限界だが、初めてであろう洋にどこまで許されるのか、迷いも生じる。そもそも私の方も、女は何度も抱いたが、男は初めてだ。 自分の余裕のなさに思わず苦笑してしまうものだな。
「洋……ここ苦しくないか」
洋の硬くなっているものへ手を添えて扱いてやると顔を真っ赤に染め、身を捩り必死に抗い出した。
「うぅ……そ、そんなとこ触るなっ。あっ……だめ!」
そんな声は無視しで扱いていくと、きゅっと身をかがめたと同時に私の手元に白濁のものが飛び散った。 途端に洋はじたばたと暴れて、腕の中から逃げようとする。
「はぁ……はぁ。丈……もう、もうやめてくれ。頭がついていかないんだ!」
洋の静止の声に、このまま進むべきか今日はここでやめるべきか一瞬迷うが、そんな悩みはすぐに消え去っていった。腕の中の色香が滲み出る洋の躰に 、雄の本能が炸裂してしまう。
もう……止まらない!自分の中にこんなにも熱い感情があるなんて、驚くばかりだ。洋が出した白濁のものを指先に絡め、洋の足を持ちあげ左右に開かせ、奥まった蕾に触れていく。
「あぁっ!!」
顔を手で覆い、躰を真っ赤に染めた洋がビクッと震えた。
「大丈夫だから、少しリラックスできるか?」
「……あっ……ああ」
肩で息を切らし、涙を堪えた切なげな眼で見上げてくる 。やめてあげたいが、もう止まらない。すまない 。指を一本を慎重につぷりと、身体の奥へ押し進めていく
「ううっ……いっ」
「……洋……痛いか」
「ち……違くて。恥ずかしい、そんなところに指を……」
「大丈夫だ。ゆっくり慣らそう」
10
お気に入りに追加
443
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
悩める文官のひとりごと
きりか
BL
幼い頃から憧れていた騎士団に入りたくても、小柄でひ弱なリュカ・アルマンは、学校を卒業と同時に、文官として騎士団に入団する。方向音痴なリュカは、マルーン副団長の部屋と間違え、イザーク団長の部屋に入り込む。
そこでは、惚れ薬を口にした団長がいて…。
エチシーンが書けなくて、朝チュンとなりました。
ムーンライト様にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる